こんなこともありますよね()
てなわけで、続きです!
EP5も(だいぶ前に)始まってモチベがあるうちにかいていきます!
「なーんか、あの人怪しいんだよなぁ……」
私たちはアースガイド本部に案内されたが、私は見回りと言って外に出ている。
今頃、アッシュはエーテル適合について説明を受けていることだろう。私は以前エンガから聞いていたから抜けてきたというわけだ。
「なんていうか、本当に人間? ってかんじ?」
最近感じたことのあるような感覚。
「おや、よく分かりましたね。さすが、と褒めておきましょう」
そうそう、こんな感じ────
「ファレグ!?」
咄嗟に武器を構える。
「あらあら、今は事を構えるつもりはありません」
「さっきは襲ってきたのに信じろと?」
一層強く銃を強く握る。
「ええ。あなたには教えてもらいたいことがあります。その代わりと言ってはなんですが、欲しい情報を1つだけお渡ししましょう」
無茶苦茶だ。この人は何がしたいのだろうか……
「それで? 質問っていうのは?」
武器を構えたまま問う。
「日本に、面白い進化を遂げている方が2名ほどいると聞いたのですが、どこにいるかご存知ではありませんか?」
「面白い進化……?」
人間は日々進化している。だが、この人が言っているのはもっと別のことだということはわかる。
「はい。この地球に存在するエーテル。それ以外の力をも駆使することができる人間、と言った方がわかりやすいでしょうか?」
心臓が跳ねたのがわかった。
エーテル以外の力というのは、恐らくフォトンのことだろう。そして、そのフォトンの力に目覚めた地球の二人を私は知っている。
「その反応は知っている、ということでよろしいのでしょうか?」
「それを知ってどうするの?」
「そんなに睨まないでください。ただ興味があるだけです。その代わり、そうですね……アーデムのすべてをお話するというのはどうでしょうか?」
アーデムの全て。ファレグは確かにそう言った。ということは、ファレグとアーデムのあいだに何かしらの関係があるということだろう。
もしかすると、その情報というのは極めて貴重なものかもしれない。しかし……
「教えることは出来ない。私は大切な人達を危険に晒すことなんてできない」
そう言うと、ファレグはクスリ、と笑った。
「なんなの?」
「いえ、予想通りの答えが返ってきましたから。本当にあなたは面白い。しかし、力を持つものは厄介なことに巻き込まれやすい。このことをお忘れなきよう」
そういうと、ファレグは跳躍し、消えた。
「なんだったの……?」
二人のことは黙ったが、もしも二人のことをファレグが見つけたとなると、闘いを挑むことは間違いないだろう。
おそらくは時間の問題。
そんなのとを考えると、二人のことが心配になってきた。私はアッシュにメールを送り、日本に戻ることにした。
「イツキ君、無事!?」
心配過ぎて、清雅学園の生徒会室に駆け込みました。
「ぶっ!? 朎さん!? どうしたんですか!?」
イツキくんは口に含んでいたお茶を盛大に吹きこぼした。
「どうしたのよ、朎。あなたらしくないじゃない」
生徒会室にはリナもいた。
「ちょうど良かった。二人とも、ちょっと移動しよう」
他の生徒会役員の耳に入るのはまずい。とりあえず、移動することにした。場所は体育館の裏。人がいない場所を探していたら、結局ここに落ち着いたのだ。
「それで、どうしたんですか?」
「まあ、あそこで話せないってことは、アークス絡みのことでしょう?」
リナは察しが良いようだ。
「そういうこと。と、いうより警告?」
「警告……ですか?」
イツキ君が息を呑む。
「うん。ちょっとヤバイやつに二人のことを聞かれたの。もしかすると、接触してくるかもしれないから……」
「ヤバイやつって……」
「具体的には黒い服を着て、目が細いお姉さん。多分殺しには来ないと思う。けど……」
「けど……?」
「どうも、バトルジャンキーなの……いい? 会ったら逃げて。絶対に戦わないで」
アレと戦えば、確実に被害が出る。それだけは避けたい。
「朎さんがそこまで言うなんて……強インですか?」
「手に負えないほどに、ね……」
溜息をつく。あんなのに勝てるビジョンなんて見えない。
「それって、あの人みたいな……?」
イツキくんは私の後方を指さす。
「そうそう……ってなんでいるのよ!!」
「あら、あなたが案内してくれたのではないですか?」
やってしまった……と気づいた時には時すでに遅し。焦っていたとはいえ、ひたすら急いで二人に会いに来たのは間違いだった。
こんなんじゃ尾行してください、と言っているものだ。
「安心してください。今回はただの様子見です。戦うのは今ではありません」
「……分かったわ。それで、何のようなの?」
「他意はありません。本当に様子見ですよ。成長すれば、あなたたち二人もいずれ」
ファレグは二人を舐めるように見る。
あ、分かった。なんかこの人と関わっていると、デジャブ的な何かを感じることがあったけど、その理由がわかった。
この人、ゲッテムハルトだわ……
「それまで、誰かにやられたりしないでくださいね?」
そう言うと、本日三度目の跳躍でファレグは姿を消した。
「行ったの……?」
そう言うと、レナは腰から崩れ落ちた。
「ど、どうやら……」
イツキ君も呼吸が安定していない。
どうやら、ファレグの気にあてられたらしい。
「二人とも、大丈夫?」
とりあえず、二人が落ち着くまで待ちました。