妄想が加速して現在を超えてきました(笑)
それでは、続きをどうぞ!!
【お知らせ】
1話の前書きにレイのプロフィールを追加しました。
「つまり、地球に降り立ったはいいが、通信がつながらず、帰る手段がない。ということですか」
「うん。そういうことかな」
私が話したのは私に関してだけのこと。アイカやイツキくんのことだ。ヒツギのことを話せば、是が非でもついてくるに違いなかった。ふたりを巻き込むのは御免だ。
「それなら簡単な話です。こちらからPSO2を開けば向こうに戻ることや通信は可能です。ですが、こちらに来たという事はなにか任務があるのではないのですか?」
感のいいアイカのことだ。やっぱりそういう話になるよね。
「うん。極秘任務をね。だから、アイカ達は気にしないで。ところで、忙しそうだけど、今何の作業をしてるの?」
極秘任務ということで、納得してもらうしかなかった。とにかく、話をそらす。
「今は文化祭の準備をしてるんですよ。去年の文化祭はリナ先輩が活躍したから、今年は僕が盛り上げなきゃって意気込んでるんです。とはいえ、まだだいぶ先の話ですけどね」
「文化祭かぁ。あの時は大変だったねー」
呑気に言ってみるが、実際大変だったというレベルの話ではなかった。あの時はイツキくんの活躍がなかったらリナはダークファルス 【若人】に取り込まれていただろう。そういえば、マトイはあの時、ダークファルスの因子を吸収したんだっけ。だから、今はコールドスリープについている。
閑話休題。
「文化祭……か。今年は頑張りなさいよ、イツキくん」
ある人物が生徒会室に入ってくる。
「リナ先輩!? どうしてここに!?」
「あら、母校である清雅学園に元生徒会長の私が来たら悪いのかしら?」
「いえ、そんなことは無いですけど……」
イツキくんは苦笑いをする。
「リナ、久しぶり」
「朎? 久しぶりじゃない。こんな所にどうしたの?」
「んーと、任務、かな?」
はぐらかしてみる。
「積もる話もあるけど、イツキくん。ちょっとパソコン貸してくれるかな? PSO2開きたいんだけど」
私はイツキくんを見る。黙ってはいるけど、今は緊急事態だ。なるべく急いで向こう側と連絡を取らないといけない。
「あ、はい。ここのパソコンはPSO2はインストールされてませんから寮のパソコンを使うことになります。ですが……」
イツキくんの言葉がつまる。
「寮へは学校の関係者以外立ち入り禁止となっています」
それを、アイカが紡いだ。
「あー、そんな校則あったわね」
なんて、他人事のように呟くリナ。
「でもまあ、それはすぐ解決だけどね」
リナが不意に私に向かってウィンクをした。嫌な予感しかしなかった、というのは誰でもわかることだろう。
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「なんで私がこんな格好を……」
私は半分涙目になる。現在、違う意味で緊急事態です。
「似合ってますよ、朎さん」
イツキくん。それ、トドメだから……
私はさらにシュンとなってしまう。現在私は清雅学園の制服を着ています。
「朎、ほんとに似合ってるわよ。そういえば、どうしてアイカと一緒に学校に通わなかったの? あの時は知らなかったからなんとも思わなかったけど、ふたりはアークスでしょ? 普通なら一緒に学園生活を送るんじゃないの?」
確かにその方が効率が良いように思えるが、前回の任務は情報収集だった。一箇所に集まるよりも、散らばった方が情報は集まりやすい。それに……
「あはは、冗談。地球では大学生か社会人って年齢なのに、流石に高校には通わないよ。年齢詐称っていう手もあるけど、流石にね……」
私は冗談っぽく返す。流石にない。だから、一年前はラスト侍さんと弓子さんの夫婦にお世話になり、ふたりの経営する仁羽屋を手伝っていたのだ。
「えっ……?」
空気が固まった。そんな気がした。
「あの、朎……? 不躾な質問で悪いんだけど、参考までに年齢を聞いてもいいかしら……?」
恐る恐る、慎重に聞いてくる。別に秘密にしておく必要も無い。
「今年で20かな」
一瞬の沈黙。そして……
「「えええええっ!?」」
それは驚愕であった。何故かイツキくんも一緒に驚いている。もちろん、アイカは知っていたため、驚いた様子はない。
「うそっ……朎……朎さんって年上だったんですか……鈴来さんが敬語使ってるからイツキくんより年上っていうのは分かってたけど……てっきり同い年かと……」
急に敬語になるリナ。
「あはは、別に敬語はいいよ?」
苦笑する。私は敬語を使われるような偉い人間じゃないからね。
「え、でも……うん。分かったわ。それじゃ、イツキくん。朎を案内してあげて」
リナは一瞬考え込んだが、いつも通りの対応に戻った。
「え? 僕がですか?」
「当たり前じゃない。設定としては朎は転校生で、予定より早くこちらに付いたためまだ学生証が出来ていない。だから、生徒会長が直々に案内をすることになった。といったところかな」
リナは人差し指を立て、満足げに説明する。
「といっても、本当は朎の部屋はないから、目的地は鈴来さんの部屋になるけどね」
「リナ先輩……会長をやめてから悪知恵が働くようになったんじゃないですか?」
「あ、そう。橘くんは私のことそんなふうに見てたんだ」
リナは不機嫌そうにイツキくんを見る。
「い、いえっ、別にそういうわけではなくてですね……さ、朎さん。案内します」
イツキくんは逃げるように、私を案内した。アイカとリナも付いてきたが、PSO2を立ち上げてもらってからはすぐに部屋から出ていってもらった。一応、極秘任務としているからね。
『この通信は……レイさん!? 御無事でしたかっ!?』
私はシエラに通信を掛けた。一応、大切な通信ということで、パソコンの前に立っている。
「シエラ、私の居場所って分かってる?」
『えっと、実は……完全にロストしちゃってます……やはり、異次元転送を二人まとめてするべきでは無かったです……』
やはり、なにか不具合が起きたのだろう。
「そう。起こった事は仕方ないね。それで、アッシュの方はどうだったの?」
『はい、その件ですが、そちらの世界で幻想種というモンスターが発生しました。ヒツギさんの部屋でアッシュさんはそれと交戦。でもでも、無事に終わりましたよ』
それなら良かった。
「シエラ、悪いんだけどカスラさんに繋げること、出来る?」
『はい、出来ます。少々お待ちを』
数秒後、画面にはメガネをかけたニューマンの男性が映し出された。
『おや、レイさんではないですか。どうされたのですか?』
「こんにちは、カスラさん。少し理由があって、地球である人物の観察をしようと思っているのだけど、こっちの内通者を寄越してくれないかな。なるべく、その観察対象のことを知っている人の方がいいかな。どうせ、その対象者の情報はもう掴んでるんでしょ?」
私は皮肉っぽく言う。対象者というのはヒツギのことであったが、あえてその名前は口にしなかった。
『藪から棒ですね。分かりました、連絡を取ってみます。5分ほどお待ちを』
そういうと、シエラが映し出される画面に戻った。
『レイさん、どういう事ですか?』
予想はしていたが、シエラはカスラとの話を聞いていたのであろう。
「簡単な話よ。今回は間に合ったかもしれないけど、今度はそうはいかないかもしれない。だから、近いところで彼、ううん、彼女を見守った方がいいかなって。アッシュは他にも仕事があるけど、ほら、私って基本フリーだから」
『正しいような、正しくないような……レイさんがフリーっていうのは納得できませんが、確かにそちらに人員がいた方がいろいろと便利ですし……分かりました、私からも正式に許可しちゃいます!』
とりあえず、こっちはどうにかなりそうかな。
『レイさん。こちらもアポが取れましたよ。3日後、清雅学園を訪問してくれるそうです』
画面に再びカスラが映し出される。
「3日後?」
流石に3日という期間は長すぎる。私は不本意にも聞き返していた。
『ええ、どうも彼は今、ロサンゼルスという場所にいるらしのです。それで、移動に時間がかかるとのことです』
「分かりました。お手数をかけました」
そういう事なら仕方がない。私は頭を縦に振った。
『いえいえ、私に出来ることであれば何でもお手伝いしますよ。それにしても、レイさん。その制服、お似合いで……』
何かを言おうとしたカスラとの通信を切りました。画面はシエラの方に戻る。
『まさか、そちら側の人間と繋がっているとは思いもしませんでした』
「情報を集めるには流石にアークスだけじゃどうにもならないからね。現地の人に頼るっていう、のが……現実……的………………」
あれ……なんだろ……
体が重い……
目の前が真っ黒に……
『レイさん!! レ……ん……』
シエラの叫び声を聞きながら、私は倒れてしまった。
レイさんの年齢が明らかに。書いた後思いましたけど、これ要らなくね……
まあ、アニメになるべく支障のないようにして、ある程度関わりがあるとなると、こうするくらいしか思い浮かばなかったのですよね……
最後にレイさんは倒れちゃったけど、無理が祟ったというかたちですね
アニメの方は流してしか見てないからキャラの性格があっているか不安なところも……
しかし、物語の先を知ってるのっていいですね!あとを知ってるからこそ書けるっていうのもありますし、話の幅が広がります!!
ということで、感想欲しい……ヨ?