第四クトゥルフ神話『名前に癖のある探索者達の観光バス』   作:カロライナ

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Episode13 青大はできる子。

「だったら、アンタ達だけで海ほたるに戻れば良い。」

 

 足高の重い葛藤を吹き飛ばすような発言が、足高の斜め後ろから、そのグループに向けてぴしゃりと言い放たれた。思わずその声の主の方を振り向く。そこには青大が、気怠そうにバスの側面に背中を凭れかけさせ、デジタルカメラを弄っていた。

 

「家守、お前も分かってるだろうな? お前も、・・・・警察官だが今は戦力を分断している場合じゃない。正義を貫くなら、まずは目の前の大勢を助けろ。その後で小数を援護しても遅くはない。」

「・・・・・おう。」

「よし。大体海ほたるは避難所指定されていなかっただろうが。パンフレットにも風の塔は避難所とあるが、一言も『海ほたるも避難所』なんて都合のいいことは書かれてねェ。ましてや、さっきの地震で『海ほたる』を支える支柱が脆くなっていたりしたらどうする? 逃げ道のない海上で大人しく海の藻屑になるつもりか? 足高は『風の塔』に避難すると言っている。俺も風の塔に避難する。そんなに『海ほたる』に行きたきゃお前等だけで行け。」

 

 

 

言いくるめ

青大65→92【失敗】

 

 

 

 捲くし立てるように青大は足高のフォローに入る。また今にも、『俺も警察官だし、少数グループには俺が付くよ』と言い出しそうな家守に『化物も居るんだから、勝手な行動をとるな』と釘を刺す。

 青大の言い方が悪かったのか、少数グループはムッとした様子で、青大を適当に貶すと海ほたるへ向かう道へと歩き始めてしまった。グループが、少し別れてしまったことにより、『風の塔』に向かうグループも少しざわつく。

 

「皆さん、落ち着いてください。もしもの事を供えて3列で風の塔には向かいましょう。先頭に私と、今デジタルカメラを弄っている青大が付きます。その後ろを比較的怪我が軽傷な方、重症者を背負っている方、やや負傷している方の編成でお願いいたします、殿にあのバールを持った家守が付きます。なるべく列を乱さないで早めに避難経路まで向かいましょう。余震も考えられます。なるべく、無理をしない程度に迅速な行動をお願いいたします。」

 

 ざわめく集団を足高は透き通るような声で宥め、迅速に隊列を組みこむ。隊列が組み込み終わると、負傷者の容態に合わせ全員が付いて来れるような速度で『風の塔』に向けて前進し始めた。もしかしたら、写真で見た化物が襲ってくるかもしれないという不安を抱えながら歩くと、どうしても足が小走りになってしまう。

 

 

 

幸運

家守65→27【成功】

青大70→33【成功】

足高65→63【成功】

 

 

アイディア

青大80→57【成功】

 

 

 

 なんとか、気持ちを押し殺し負傷したグループは風の塔に続く避難経路の一つである点検用の扉の前まで、深きものと遭遇することなく安全に辿り着くことができた。しかし、その点検用の扉には他にも人だかりができており、何故か先に進まないという状態が起きていた。先頭で化物の襲撃を警戒していた青大は、足高に先頭を任せると、上手く人を押しのけ点検用扉の前までたどり着く。扉は鍵が掛かっており中に入ることができなくなっているようだ。恐らく地震で誤作動を起こしたと青大は感じ取ることができた。

 

 

 

鍵開け

青大76→75【成功】

 

 

 

「鍵なんか探してられねェ。こう言った鍵開けは俺の十八番だ。」

 

 持っていたデジタルカメラとメリケンサックを一旦バッグに仕舞い、代わりにキーピック道具を取り出し器用に扉のロックを解除する。扉が開くと大きく開放し、周囲に溜まっている人を促す様に誘導を始め、青大は足高達が待っているところまで引き返した。

 

 

 




【後書き】
前回で卓の紹介は最後と言いましたね。
あれは誤爆です。
あと、1卓紹介し忘れていたので今回を使って紹介します。
記念すべき最後の卓はLINE卓です。

LINE卓・・・基本的にどこかで集合を掛けられて移動する。あるいは、自宅で友達誘って
     卓を囲むときに使用する場所です。
     基本的にグループなどを分けて進行されてしまうと、ほかのグループの内容が
     見えないため『非常に情報共有が大事』となってくる場所です。
     もう大事な情報を共有されず、身内だけで勝手に進められていたら
     笑顔で中指を立て、卓を蹴り飛ばしたくなる衝動に駆られるぐらいに
     情報共有が大切になってくる卓です。友人以外では使わない方が良いんじゃない
     ですかね・・・?
     身内卓に既存する部分も多く存在しますが、上級者向けの卓と考えて
     まず、間違いはないでしょう。
     そして厄介なのは既読ですね。読んでいるのに反応を返さなかったら
     さぁ、大変。・・・・・続きは実際に体験してみてください。私は匙を投げた。


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