第四クトゥルフ神話『名前に癖のある探索者達の観光バス』 作:カロライナ
「鍵を開けてきた。これで中に入れるはずだ。行くぞ。」
「・・・鍵が掛かってたのね・・・。えぇ、行きましょ。」
手を引くようにして、立ち止まっていた足高の手を青大が引く、それに続くように足高の跡を付いてきたグループも全身を始めた。全員が足を踏み入れたそこは、点検用通路を兼ねた避難路だった。三人程度ならば並んで歩けるほどの幅があり3列隊列を組んでいた足高達はまごつくことなく、避難経路に入ることができた。天井にはジャンプしても届きそうに無いぐらいに高く、非常用の明かりがついているが、破損している箇所もあり全体的にうす暗い印象があった。
聞き耳
家守25→97【ファンブル】
青大85→73【成功】
足高65→59【成功】
通路の先から、男の悲鳴が聞こえた。。「助けてくれ!」「化け物が!」という単語のほかに、争う気配を感じる。声の聞こえた足高と青大は顔を見合わせ、殿を努めている家守にもこのことを伝えようと、後ろの人たちに『家守、すぐに先頭に来い』伝達ゲームを始めた。しかし伝えてから、5分経っても家守は現れない。仕方なく、2人は持てる武器を取り出し、背後から付いて来ているグループにいったんここで待つように指示をすると、2人は悲鳴の聞こえた奥まで走って行った。
そこでは無残な光景が広がっていた、どこから紛れ込んだのかまでは分からないが青大と家守が出会ったバケモノが通路の先に進んだ人間を襲っていたのだ。5分も家守を待ったからだろう。その通路はバラバラになった死骸や、背中や腹に空洞を開けて死んでいる死体などが転がっていた。
【無残な死体を目視SANチェック1/1D6】
青大70→94【失敗】
1D6→2
足高62→48【成功】
顔を険しくさせながら2人は更に奥へと歩みを進める。そして、そこにヤツは居た。
人間の少女だったものを抱きかかえるようにして、スープを汚く啜るような下品な音を立てながら血液を啜るヌラヌラと光沢を放ち、ウロコを身体に張り付けた本物の魚人の姿を。
【深きものを目視(足高は写真を見ている為-補正)0/1D3】
足高61→35【成功】
足高はここにいる人達を助けることができなかったことに関して憤りを感じていたためか、目の前の化物に対して写真で見た時よりも、恐怖を感じなかった。それよりも、自分たちに気付かず、汚らわしい冒涜的な生き物ごときが幼気で無垢な少女を喰らっていることが許せなかった。
戦闘開始
足高→青大→深きもの
――ラウンド1―――
バックアタック!【奇襲攻撃】
足高
こぶし50→25【成功】
1D3→3
青大
こぶし50→40【成功】
2D3→6
少女の亡骸をいつまでも、啜っている化物に対し足高と青大の息の合った攻撃が炸裂する。
不意打ちを受けたためか、深きものは足高の放った一撃で手に持っていた少女を落し、次の青大の鉄拳で、顔面から少女の腹にダイブした。凌辱の邪魔をされ、深きものは怒り狂ったような視線を青大と足高に送る。しかし、そんなことで怯んでいる2人ではない。2人も同じように化物を強い眼差しで睨み返した。深きものは、少女の隣に置いてあった槍を手に取ると2人に向き直る。
――ラウンド2―――
組み付き
足高80→56【成功】
筋力対抗ロール
深きもの65→66【失敗】
写真術
青大75→47
1D3→2
筋力対抗ロール
深きもの65→54【成功】
得物を持った深きものに対し、足高が組み付きを行い武器を払い落としにかかる。払い落としに組み付き掛かったところを早速、青大が深きものの顔をドアップでフラッシュ撮影。瞼のない深きものはバールのような工具とこぶしでカチ割られた魚人の様に、真面にフラッシュを受けてしまう。なお、写真は綺麗に撮れた。
とにかく足高からの組み付きから逃れようと深きものは暴れる。少し引きはがすのに時間が掛かったものの、なんとか足高を引きはがした。
――ラウンド3―――
組み付き
足高80→99【ファンブル】
HP12-1→11
こぶし
青大50→19【成功】
2D3→4
足高は振りほどかれても、化物の動きを封じるために組み付きにかかろうとした。しかし、地面が血だまりで濡れていたため、掴むどころかその深きものの目の前で顔面から転倒し、指を突き指してしまう。流石に今の状態で足高は回避することなど絶対に出来ないと、確信した青大は足高を助け出す為、メリケンサックをはめたこぶしで化物を殴りつける。
深きものの顔面の骨が砕ける様な鈍い音が響き、そのまま動かなくなった。
戦闘終了
写真術
青大75→76【失敗】
「大丈夫か?」
「・・・・本当に心配しているのなら、写真なんか取ってないで手を貸してほしいのだけど。」
血の海に突っ伏している足高をここぞとばかりに撮影する青大。しかし、深きものを殴り過ぎて手を痛めたのか、鮮明な写真を取ることができず、誰か足高に似た人物がすっ転んでいるなー。程度にしか撮影することがかなわなかった。
その撮影している様子に、足高の眉間に皴が更に寄る。いつもであれば、手を貸さない青大だったが、デジタルカメラを仕舞うと右手で足高を引き起こし、立たせた。
足高の服は完全に誰かの血液で真っ赤に染まってしまっていた。青大はそんな様子の足高へあるものを渡す為、バッグを漁る。どうせ記念撮影の為、デジタルカメラでも取り出すのだろうと冷ややかな視線を送っていると、バッグの中から出てきたのは白い手拭いだった。
「」
「なーに驚いてんだ? お前、顔も真っ赤だから、これで拭けよ。」
青大の対応とは思えない対応に足高は目を白黒させて、手拭いと青大の顔を交互に見る。青大はそんな足高をからかうようにニタァと笑うと、手拭いを手渡した。
「さてと、早く負傷者たちのところに戻ろうぜ。俺達がやったように、いくら家守がいるとはいえ、バックアタックをされたら大変だ。」
「え、えぇ・・・。そうね。早く戻りましょ。」
無事に深きものを殺すことができた青大は、時々背後を振り返りながら足高の様子を確認しながら負傷者が待つ点検用扉前へ進む。足高は、青大から手渡された手拭いで顔を拭きながら、入口へと急いだ。
【後書き】
後書きで5.6回に渡って卓開催所の紹介をしましたがお役にたてば幸いです。
十人十色というようにその人に合った場所と、合わない場所が存在します。
経験を重ねて自分に適した場所を見つけ出してください。
個人的な意見も交じっている部分もあるので、
あくまでも参考程度で見て頂ければ幸いです。
それと、何か忘れているような気がしますが・・・ちょっと後で振り返って確認してきます。