第四クトゥルフ神話『名前に癖のある探索者達の観光バス』 作:カロライナ
奇妙な男を加えた5人は長い避難経路を地道に歩いて行く。そこに交わされる会話は一言も無く、ただひたすらに永遠に続くんじゃないかと思うほど長い通路を歩いて行く。
POW*5
家守65→58【成功】
青大70→46【成功】
足高65→55【成功】
「・・・・・・う・・・ンン・・・。」
「ぅっ・・・う。」
「ンア゙ア゙ッ。」
「・・・・・みなさん、どうか致しましたの?」
「・・大丈夫ですか?」
この時、3人はお互いに居の中がムカつくような気持ち悪さと、吐き出したくなるような気分になっていた。3人の突然の呻き声に、クリスティーナは心配そうな声を上げて、最後尾を歩く足高、ロジーナを背負っている家守、最後に男の後ろをついて歩く青大の様子を伺う。クリスティーナの言葉に、先頭を歩いていた男もその場に立ち止まり、3人の様子がおかしいことに気が付くと3人に駆け寄り容態を確認する。青大は男の手を避け、足高は添えられた手を払いのける。家守はというと、ロジーナを背負っている為なされるがままに男に触られていた。
「なんか、俺等悪いモン食ったか・・・?」
「う、『海ほたるヨーグルト?』おえっぷ・・・。」
「それが原因だと仮定すると・・・青大は食べてないから、それは当てはまらないわ・・・。あと、アンタいい加減に家守の身体を弄るの止しなさいよ。吐きそうになってるじゃない。」
「す、すみません・・・。」
少し立ち止まり、互いに顔を見合わせて食中毒になるようなものを食べたかどうか話し合う。家守は『海ほたる』に立ち寄った時に食べた間食『海ほたるヨーグルト』を取り上げたが、足高はそれを青大は食べてないと伝え、食中毒紛いの原因は別にあると2人に伝える。そして、特にお腹を触られている家守が吐き出しそうになっている姿に対し、男に対して厳しく叱責をする。男は申し訳なさそうに謝って、家守から離れた。
「となると、あと食ったのは・・・。」
「「「『ホタルイカ弁当』」」」
「・・・・・・!」
心理学(補正あり)
青大85→??
足高が叱責している間、ぼそりと地面を見つめながら3人が食べた同じものを思い返そうとする。そして次に出てきたのは、『海ほたる』到着前に食べた、海鮮丼弁当を取り上げた。青大は男が少し、反応を示したのを見逃さなかった。だが追求することはしない。気分が悪い状態で何かこちらが核心的なことを気付いてしまった場合消されかねないからだ。一応、男は護衛するとは言っていたものの『最後まで』護衛するとは一言も言っていない。少しでも自分たちの生存確率を上げる為、余計なことは話さないようにする。
「い、行きましょうか・・・。こんなところで立ち止まってられないわ。ロジーナさんも心配だし、救助ヘリに早く乗せないと・・・・。」
「ぉ、ぉぅ・・・。」
「クリスティーナ・・・・さんは大丈夫か?」
「え、えぇ。わたくしは何ともございませんわ。」
気分を非常に悪そうにしながら、無理やりにでも3人は歩みを進める。明らかな異常事態にクリスティーナは一抹の不安げな表情をしていた。
そして男の後ろをついて行くこと5分。点検用通路には道筋を示すように「風の塔」の表示があった。その表示に従い歩くうちに、家守、青大、足高の3人はまた奇妙な違和感に襲われる。先ほどより激しい腹痛に襲われ、胃袋の中では何かがビチビチとのた打ち回って居るような不快感が全身を駆け巡る。
POW*5
家守65→14【成功】
青大70→47【成功】
足高65→24【成功】
「ごめ・・・・・・もぅ・・・・・ダメだ・・・・。ごぼrrrrrrrrrr・・・・・・・!!」
「ぅわ・・・バカ・・・・・今吐かれたrrrrrrr・・・・!!」
「・・・・・・・・・。」ビチャビチャビチャ・・・
「ぁ、ぇっと・・・・。」
ロジーナを背中に背負ったまま、家守は豪快に通路に吐瀉をする。その音を聞いた青大も、胃袋の違和感と、腹の腹痛に耐え来ることができず壁際に寄ると盛大に胃袋の中身をぶちまける。足高に至っては、声も漏らさず静かに胃の中の溶解液を青大とは反対の壁に向けて穏やかに垂れ流していった。これには何ともないクリスティーナも3人同時の嘔吐には目を白黒するしかなかった。とりあえず、今自分に出来ることはと少し、慌てたようにオロオロすると、足高に駆け寄り別の意味でオロオロしている足高の背中を摩った。
目星
家守85→08【成功】
青大70→44【成功】
足高75→44【成功】
クリスティーナ70→14【成功】
そして家守、青大、足高、クリスティーナの4人は見てしまった。黄色とも白とも言い難い液体の中に何やら勢いよくビチビチと跳ねる、生きた魚とはまた一味違った触手の姿があることを。
【胃液の中から、触手を発見してしまった。1/1d6】
家守65→62【成功】
青大68→85【失敗】
1D6→3
足高61→68【失敗】
1D6→3
クリスティーナ69→38【成功】
家守とクリスティーナは胃袋から、生きた触手のような様なものの出現に身を震わせる程度には驚いたものの、家守はロジーナを落すわけには行かないと決心を固め、動く触手を見ないようにし、クリスティーナはそれよりも足高の看病の方が優先と気持ちを持ち直して背中を摩ることで、心の平穏を取り戻していった。むしろ、大変なのは青大と足高だった。2人は家守とは異なり、しっかり食べ物を己の歯で噛み砕き、細切れにしてから喉を通したはずだった。それがどうだろう。今、胃袋から出てきたものは、かみ砕かなかった出し巻き卵よりも、ぶっとくて長い触手ではないか。焦りが2人の吐き気を更に加速させ胃液が無くなるんじゃないかと思えるくらいの勢いで吐瀉物を全て吐き出す。
【後書き】
嘔吐回です。
気分が悪くなった方が居たら申し訳ありません。
しかし、R-15タグもありますし皆さん大丈夫ですよね?
そういえば過去に小説の中で誰が死んでいるかとお尋ねしましたが
なんとなく何方が死んでいるかイメージは付きましたか?
次回あたりにその回答を示そうかと思います。
・・・・絶対に回答を感想欄に書き込まないでくださいね?
お願いします! なんでもしますから!!