第四クトゥルフ神話『名前に癖のある探索者達の観光バス』   作:カロライナ

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Episode4-6 全員集合。

「そういや、自己紹介がまだだったな。オレの名前はガン=スリンガー。今日は関係ないオレ等まで招待してくれてありがとな。えーっと、お前の名はクリスティーナから聞いたぜ・・・青大・・・?」

「将だ。初めましてスリンガーさん。招待に関しては気にすんな。人数は多い方が楽しいだろうし、大したもてなしは出来ねェからさ。適当に寛いで行ってくれ。」

「あぁ。...それとオレの名を呼ぶときは普通にガンで良いぜ。そっちの方が、こっちとしても助かる。なんつったって、スリンガー家は8姉妹だからな。スリンガーだけじゃ、どのスリンガーが呼ばれたのか分からねェ。青大 将は呼ばれたい仇名や名前はあるか?」

「特にはねェな。青大でも、将でも好きな名前で呼んでくれ。」

「んー....それじゃ、将だな。」

 

 各々が、残りの2人を待っている間、ガンは自分の妹にそこはかとなく似ている青大に近づき自己紹介を交わした。手にはオレンジジュースの入ったコップを持ち、自己紹介するその姿は決して行儀のよいと呼べるようなものではなかったが、青大はガンのその行動を気にする様子もなく、その自己紹介に対して軽く微笑みながら己も返した。そして互いの呼び名を確認している頃、探偵事務所の扉が開く。

 

「おう!! ロジーナさんにクリスティーナさん、久しぶりだな!! 身体の調子はどうだ?! 大丈夫か!?」

「青大、来たわよー・・・って、寒っ!? 何この部屋? どうしてこんなに冷房が効いているのよ?」

 

 開けられた扉の先には、これまたラフな格好をしたTシャツに短パンの黒髪オールバックに健康的な小麦肌の家守と、清楚なイメージを彷彿させるような衣服を着用した足高だった。家守はかなり大声を張り上げながら、部屋の冷気などものともせずに青大探偵事務所内に笑顔で入室する。

 

「八雲お姉様ぁ!!!」

 

 

 

筋力対抗ロール

足高55→71【失敗】

 

 

 

「え、お姉・・・っとッ!」

 

 

 

写真術

青大75→82【失敗】

 

 

 

 自分の両肩を抱きかかえながら足高が部屋に入ってくるのと、同時にクリスティーナが足高の名前を叫びながら全力全身で胸の中に飛び込む。不意打ちに近い突進に足高は踏ん張りきる事ができずクリスティーナに押し倒されるがままに、尻餅を衝いてしまう。

 その様子を、ロジーナ、家守、ニャルの3人は目を丸くして伺い、ガンはクリスティーナが過去に、ガンへ話した姉と呼べる存在が欲しいという話を思い出して口元を歪ませ笑い、青大も見事なタックルを決めるクリスティーナと不意打ちを叩きこまれる足高の驚いた顔の記念撮影を見事に撮影し、別の意味で笑いが止まらなかった。

 ただし、写真は0.5秒シャッターを切るのが遅かったのか、足高が驚いた表情は撮影することは叶わなかった。

 

「や、やくもー! 大丈夫か!?」

「クリスティーナお嬢様!! 出会い頭に体当たりをするだなんて・・・!」

 

 突然の事態に固まった家守とロジーナだったが、青大とガンが面白そうに笑う声のおかげで2人はほぼ同タイミングで正気に戻った。そして尻餅をつきながらもクリスティーナを受け止めている足高と、完全に足高に抱きついているに駆け寄り二人の状態を確認する。

 

「・・・私は大丈夫。私よりも、クリスティーナさんは大丈夫? 突進してきた理由は分からないけれど、今の突進の仕方だと脛を擦り剥いたりしてないかしら?」

「問題ありませんことよ!! はぁん♪ この匂い、この柔らかさ、たまりませんわぁ♪」

 

 幸いにも尻餅を衝いた足高だったが、消してクリスティーナの突進を避ける様な真似はしなかったため、尻を痛めるものの2人とも無傷の状態だった。足高は冷静さを取り戻しつつ己の心配よりも、まずは突進してきたクリスティーナの怪我を心配する。クリスティーナは足高の胸に顔を埋めたまま返事をすると、ふた深呼吸し『海ほたる』事件以来の足高の顔を拝んだ。この時、足高の顔は心配するような表情になっているのに対し、クリスティーナの顔は完全デロデロに惚けていた。

 

 

 

アイディア

ロジーナ65→70【失敗】

ニャル50→37【成功】

青大80→51【成功】

家守65→87【失敗】

ガン65→5【クリティカル】

 

 

 

「うひ・・・・うふひひひひひ・・・。」

「ふ....ふふふ.....HAHAHA...。」

「わぁ...。」

 

 その完全に惚けた顔を見た瞬間、微笑ましく見ていたガンと青大はクリスティーナの思惑に気が付き、笑い声を溢す。ガンに至っては、その思惑を完全に理解していた。自分がロジ-ナを慕っているような感情だけではない。あの足高という女性にもっと何か特別な禁断の感情を抱いていると。フラワーアレンジメントを視覚情報から楽しんでいたニャルも、幼いなりにクリスティーナの気持ちが分かったような・・・そんな気がした。

 

 

 




【後書き】
このシーンを見たら、うちの探索者であるクレイジーサイコレズが荒ぶりそうです。
主に足高 八雲に対する殺意的な意味で。

今や熊野家は十五つ子姉妹ですからね・・・初めはクレイジーサイコ花火しか居なかったのに
大きく成長したものです。

むしろ成長するかと思っていた不知火家が衰退をしている件について驚きを隠せません。
日本人の割合が35%程度しか居ないので島津家のような戦闘民族を作ろうかと考えています。


番外編も残りわずかとなってきました。
最後まで頑張ります。


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