第四クトゥルフ神話『名前に癖のある探索者達の観光バス』 作:カロライナ
聞き耳
青大85→28【成功】
足高65→31【成功】
家守が海ほたるヨーグルトを購入している間、2人はそれぞれ次の話し声や音を耳にする。
「よし。目移りしかけたが、目的のものを購入した――」
「それにしても…、いくらたくさんとれるからってアレはないよねー。」
「ん・・・? 何か面白い話の予感がこっちから・・・。足高、ちょっとごめん家守の見守り頼んで良いか?」
「えぇ。」
青大は誰かのヒソヒソ内緒話し声が聞こえ、耳を3回ほど動かすと足高に家守を任せ自分は内緒話のする声の方へと、ジワジワボイスレコーダー片手に悪い顔をしながら距離を縮めて行った。声のする方に近づき、声の主にバレない様少しだけ誰が居るのか通路の角から様子を伺う。そこには青い制服を着用した清掃員が2人、一人は壁に寄り掛かり、一人はモップに体重を掛けながら立ち話をしていた。
「まぁこんなご時勢ですし、やりたくなる気持ちはわかりますけどね。」
「うーん、偽者掴まされても、分からないもんなのかなぁ。」
青大が何かもう少しで分かりそうな時、誰かが聞き耳を立てている青大の隣をすり抜け、清掃員2人の方へ歩いて行ってしまう。止めようと手を伸ばしかけたが、見知らぬ男が見知らぬ他人を自分の情報欲しさに引き留める訳には行かず、そのまま見逃した。男はそのまま角を曲がり奥へと歩いて行ってしまう。当然、2人組の清掃員も作業を再開し、何が偽物であるのかまでは青大も掴むことができなかった。青大は家守や足高を残したままだと思い出すと舌打ちを1回打ってその場を後にする。
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「次のニュースです。タコ大量発生。近年まれに見る豊漁で漁業の方が―――」
青大が少し席を外し、家守が『海ほたるヨーグルト』を購入し頬張っている間、足高は備え付けられている大型テレビから、ニュースキャスターがそんなことを言っていたのを聞き取る。すぐに他の客の雑談や、店員の元気な挨拶の声によってかき消されてしまうが、何故か足高にとってその話題は重要な物であるように聞こえた。
「タコ豊作。魚介については詳しくないけど何か豊富な栄養分でも今年の海には散布されたのかしら?」
「ん? あ、足高は買わないのか? 『海ほたるヨーグルト』結構、癖があって・・・美味いとは言い切れないけどクセにはなるぞ!」
「ありがとう。でも私は止めておくわ。誘ってくれたその好意だけで十分よ。」
「そうか?」
「あ、でも1口だけなら食べてみたいかも。」
「じゃ、あーん。」
「えっ。」
「1口だけ食べるんだろ? ほら、あーん。」
「あ、あーん。」
写真術
青大75→61【成功】
カシャリ
そんな青大が帰ってくるまでの間、家守と足高の間でそんなやり取りが交わされる。家守は、スプーンに1口分乗せた『海ほたるヨーグルト』足高の口に運ぶ、この行為に家守は悪意はなかったのだが、タイミングが悪かった。足高も断ることができず、家守のなされるがままに出されたスプーンの上の『海ほたるヨーグルト』を食べる。その瞬間、デジカメのシャッター音が響いた。足高は高速でスプーンを加えたまま、シャッター音の方に首を向ける。家守は、足高にスプーンを持ってかれたため持ってかれた後で、足高が見ている方に首を向けた。
「ぐぇへっへっへっへぇっ・・・俺が席を外している間にお熱いですなぁ、お二人さぁん。」
「ぁ、ぁ、青大・・・。」
そこには酷いゲス顔の表情を浮かべた青大がカメラ片手に、シャッターを切っていた。
ねっとりボイスでそのまま2人との距離を詰め、面白そうに2人を交互に見る。足高の表情は口にスプーンを咥えたまま青い顔をしていた。
「ん? あ、青大。別に熱くないぞ? むしろヨーグルトを食べてひんやりしたが。」
「家守。そういう熱いじゃない。『あーん』なんて2人の関係が熱いって言ったんだ。」
一方、家守はキョトンとした良くわかっていないような顔をして、青大がその場にこけてしまうようなボケを飛ばした。青大はコミックの様にコケはしなかったものの、ゲス顔ねっとりボイスから真顔の素の声が出た。これには足高も青ざめた顔から、苦笑い。写真は海ほたるの思い出として残しておくことに決定した。
【後書き】
うちの探索者は基本脳筋です。
ヒトなんて撃ち殺してから考えます。
でもツイッター卓ではネ卓か、身内卓以外では許されないので、
これから始める方はご注意を。
ツイッター卓は野良卓に分類されるんですね。
最近、あるフォロワーさんが呟いているのを見て初めて知りました。
ツイッター卓って、ツイッター卓じゃなくて野良卓なんだ。って。