HAPPYきんいろモザイク   作:naogran

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休日のある日、アリスはおつかいを頼まれて街に来た。背負ってるバッグには、お守りやホイッスルや防犯ブザーや熊よけの鈴等が結ばれていた。

アリス「もうシノったら!おつかいくらい1人で行けるのに。」




数分前。忍はアリスにお守りやホイッスル等の防犯グッズを持って行かせたのだった。

忍『これも持って行って下さい!』




そして現在に至る。

アリス「子供扱いして〜!あれ?」

怒りながら歩いてる途中、何かを発見した。目の前にはサングラスを掛けた綾が立っていた。

アリス「アヤ?何してるの?」

綾「あ!アリス!?(見られたー!!)あ、綾じゃないです!!マネキンです!!」

アリス「え!?」


Episode16「雨にもまけず」

アリスが綾と会い、何をやってるかを綾に質問した。綾は赤面してた。

 

綾「ちょっと、イケてる女風に佇んでみたの。」

 

アリス「どうして?」

 

綾「実は、昨日中学生に間違われてショックで・・・」

 

アリス「私はしょっちゅう間違われるけど、アヤもそんな事があるんだね!」

 

綾「私達同じ悩みを持ってるのね!本当気が合うわ!」

 

アリス「ねえねえじゃあこうしない?一緒に不良になろうよ!」

 

綾「え!?ちょっと待って?何で不良?私はもっと大人の女性になろうと・・・」

 

アリス「前にイサミが言ってたの!」

 

 

 

 

数日前の事だった。

 

アリス『イサミは小さい頃から大人っぽいけど、何か秘訣はあるの?』

 

勇『ん?う〜ん、そうね〜、私はアリス達みたいに良い子じゃないからそう見えるかもね〜。』

 

 

 

 

それを聞いた綾はやる気になった。

 

綾「勇さんがそう言うなら間違い無いわ!」

 

アリス「だよね!!」

 

 

 

 

 

 

後日の学校。烏丸先生を見付けた久世橋先生。

 

久世橋先生「お、おはようございます烏丸先生!」

 

烏丸先生「おはようございます久世橋先生。A組にはもう慣れました?」

 

久世橋先生「はい。皆良い子達なので。ただ、生徒達の模範となる教師とは何かを常に考えてまして。」

 

烏丸先生「大丈夫ですって。先生は今のままで十分模範的ですから。」

 

久世橋先生「え!?いえ!まだまだです!更に新しい自分を目指して努力します!(今年こそ、生徒達に好かれる先生に!皆に優しく接しよう!)」

 

 

 

すると途中でアリスと綾を見付けた。2人はロングスカートを履いており、ヤンキー座りをしていた。綾はマスクをしており、アリスはタバコ吸ってる真似をしていた。

 

 

 

久世橋先生「何あれ・・・!?どう接したら良いの・・・!?」

 

 

 

 

 

 

その後、ベランダで綾とアリスがまた不良的な事をしていた。陽子と忍と圭太が唖然としていた。

 

陽子「アリスと綾がグレてしまった・・・」

 

忍「何があったのでしょうか?」

 

陽子「ってか、あれって不良なの?」

 

忍「可愛いですけど。」

 

圭太「何処が?俺から見れば聖歌隊のガキ以下だな。」

 

忍「よーしよーし。よしよし、よーしよしよし。バナナ食べますか?」

 

アリス「猛獣扱い!?」

 

何処からかバナナを出してアリスの前に出した。これに対してアリスが抵抗するが。

 

アリス「ガオーーーー!!」

 

受け取ってしまった。

 

陽子「受け取った!?」

 

圭太「餌付けかよ!」

 

陽子「何か訴えたい事があるのかもな、若者の犯行的な?」

 

カレン「私も不良に憧れた事がありますが、あの2人とは何か違うデス!」

 

するとカレンは一瞬にして学ランに着替えた。

 

カレン「不良と言ったらこうデス!!」

 

陽子「それも何か違う気がする・・・」

 

カレン「後者の窓叩き割るデス!!」

 

浩輔「カレン総帥!俺もお手伝いいたしやす!!」

 

カレン「ではコースケ!共に行こー!」

 

久世橋先生「九条さん!白川君!」

 

カレン「Noーー!!」

 

浩輔「ごめんなさーい!!今のジョークですーー!!」

 

久世橋先生「待ちなさーい!!」

 

カレンと浩輔は久世橋先生から逃げる。

 

圭太「何やってんだが・・・」

 

陽子「本当だよ・・・」

 

 

 

 

その頃ベランダでは、忍が不良的な事をやってるアリスと綾に対して微笑んでいた。

 

綾「全力で不良を演じてみたのに、伝わってないみたい・・・」

 

アリス「何でだろう?」

 

綾「髪が黒いから?」

 

アリス「私金髪だよ?」

 

綾「アリスは地毛が金だもの。」

 

アリス「あぁ!」

 

綾「だったらアリスの場合、黒く染めたら不良になれるんじゃ!」

 

アリス「そっか!その手があったよ!」

 

圭太「いやアリスよ、髪染めは禁じられてるぞ?」

 

すると忍が突然。

 

忍「こらーーーー!!!」

 

アリス・綾「ヒィーーーー!!!???」

 

突然忍が本気で怒り出した。

 

陽子(め、珍しい!!しのが怒った!?しかもこらって。)

 

圭太(あんな一面初めて見たぞ!?っつかビビった・・・)

 

忍「アリス!何て事を言うんですか!!そんな子に育てた覚えはありませんよ!!」

 

アリス「シノ・・・育てられてないよ・・・?」

 

圭太「お前はアリスの母親かよ。」

 

忍「もう知りません!!」

 

結果的に忍とアリスの間に気不味い溝が出来てしまった。

 

陽子「また下らない理由で・・・」

 

圭太「最早喧嘩じゃねえだろこれ・・・」

 

 

 

 

 

 

その後何時ものスカートに履き替えて、アリスはC組で泣いてた。

 

陽子「あんなの喧嘩って言わないよ。」

 

圭太「ただ忍が怒っただけだから気にするなよ。」

 

アリス「どうしてこんな事に!!」

 

 

 

 

 

 

その頃A組では、忍は震えていた。さっきの罪悪感が芽生えてしまっていた。

 

忍「私は・・・なんて事を・・・」

 

綾「ごめんなさい!!きっと私のせいだわ!私があんな事を言ったから!」

 

カレン「どうして不良になりたいなんて思ったデス?」

 

浩輔「そうだそれが知りたい。」

 

綾「はっ!!そう言えば何で!?私達別に不良を目指していた訳では・・・何時の間にか目的がズレていたわ!!」

 

カレン「こう言う時は!早く謝った方が良いデス!次の休み時間に行きまショウ!!」

 

忍「カレン・・・はい!!」

 

 

 

 

 

 

そして休み時間になり、C組に訪れたが。

 

陽子「え?アリスなら授業終わってすぐ教室出てったよ?てっきりしのと仲直りしに行ったんだと。」

 

綾「すれ違い?」

 

圭太「そっちには来てないのか?」

 

綾「ええ。」

 

忍「まさか!!家で!?怒ってイギリスに帰ったんじゃ!!」

 

陽子・綾・カレン・浩輔「えーー!?」

 

圭太「ありえんだろ。アリスがイギリスに帰るんだったら皆に伝えるはずだろ?」

 

浩輔「仕方無い、アリスを探すか。」

 

こうして6人はアリスを探す。

 

 

 

 

一方アリスは自販機でジュースを買っていた。

 

アリス(飲み物持ってシノに謝りに行こう。)

 

忍「アリスーーー!!!」

 

遠くから忍の声が聞こえた。アリスは自販機に隠れた。

 

忍「アリスーー!!ごめんなさーーーい!!!」

 

気付かれずに済んだ。

 

浩輔「アリスーーーー!!!出て来ーーーーい!!!」

 

それに続いて浩輔達も通り過ぎて行った。

 

圭太「おい皆!!廊下を走るなよ!ん?アリス?」

 

アリス「ケイタ・・・」

 

自販機の所に止まった圭太がアリスを見付けた。

 

 

 

 

その頃忍達は走りながらアリスに謝る。

 

忍「私!アリスが居たら金髪じゃなくても大好きですーーー!!!」

 

陽子「何時も少動物みたいって思ってごめーーん!!!」

 

綾「胸の事で仲間意識持ってごめんなさーーーーい!!!」

 

カレン「アリスの実家の花瓶割っちゃったの実は私デーーース!!!」

 

浩輔「添い寝したらどんなに天国かと思ってごめんよーーーー!!!!」

 

 

 

 

そして中庭でアリスを探す。

 

忍「アリスーーー!!出て来て下さーーい!!」

 

 

 

 

遠くからアリスと圭太が見てた。アリスはドン引きして、圭太は呆れていた。

 

圭太「彼奴らの反省の色はどんな色だ・・・?ってか1人器物破損が居たぞ・・・」

 

アリス「ケイタ・・・どうしよう・・・」

 

圭太「アリス、素直に行って来い。もし無理だったら俺が援護する。」

 

アリス「う、うん・・・」

 

 

 

 

そしてアリスを見付けられなかった忍は泣いてしまった。

 

アリス「そうだったの?初耳だよ。」

 

忍「あ!アリス!!!」

 

アリスは素直に忍の前に現れた。

 

忍「聞きましたよ?子供っぽいの気にしてたと、アリスは成長してますよ!背も伸びてる気がしますし!」

 

アリス「本当!?」

 

忍「はい!!去年よりもずっと輝いています!!金髪が。」

 

アリス「シノーーー!!!私シノみたいな人になりたいなーー!!」

 

忍「うふふ。アリスったらー。」

 

綾「身近な人を目標に?良いかも!」

 

陽子「じゃあ!綾は私を目標にすると良いよ!なんて!」

 

綾「そうね・・・」

 

陽子「あ、綾が素直になってる!!ツンデレデレだ!!!」

 

綾「ツンデレデレ!?」

 

カレンは忍とアリスを見る。

 

アリス「背も追い付くから待っててね!!」

 

忍「はい!!」

 

今度は陽子と綾を見る。陽子は綾の古典の教科書を持って逃げてる。

 

陽子「捕まえてごらーん!!」

 

綾「何よこれ!?私の教科書返しなさいよーー!!」

 

そして圭太と浩輔を見る。

 

浩輔「いやー、アリスと添い寝出来たらどんなに幸せだろうかなー?」

 

圭太「お前頭がイカれちまってるなおい。」

 

カレン(目標デスか。う〜ん、私は誰でショウ?)

 

 

 

 

 

 

その頃久世橋先生は、隠れながら烏丸先生の後を尾行していた。

 

カレン「久世橋先生の目標は烏丸先生デス?」

 

久世橋先生「な!?何でそれを!?」

 

 

 

 

 

 

そしてC組では、アリスは忍とすっかり仲良くなった。

 

陽子「まあ仲直り出来て良かったよ。」

 

圭太「本当ホッとしたよ。」

 

アリス「うん!」

 

陽子「そう言えばアリス、最近しのと別のクラスにも慣れて来たみたいだなー。」

 

アリス「もー何時までもー。当たり前だよー。だって。よいしょ。」

 

何処からか忍の抱き枕を取り出した。

 

陽子「うわああ!?」

 

圭太「どわああ!?」

 

アリス「私にはシノ2号がいるもん!久世橋先生が作ってくれたんだよ!」

 

陽子「クッシーちゃん・・・余計な事を・・・!!」

 

圭太「久世橋先生・・・あなたはアリスに甘いんですか・・・!?」

 

タイミング良く烏丸先生がC組に入った。

 

烏丸先生「は〜い。皆席に付いて、!?」

 

シノ2号の抱き枕を見て烏丸先生が驚いた。

 

烏丸先生「大宮さん・・・の枕・・・?」

 

アリス「ただの枕です!」

 

烏丸先生「(これは、きちんと先生として注意しなきゃダメだわ!)アリスさん・・・・枕なんてあったら寝ちゃうでしょ!!」

 

陽子「そこなの!?」

 

圭太「先生!!注意点間違ってますよ!?」

 

 

 

 

 

 

英語の授業を終えた後、枕を没収して職員室へ持って行く。

 

烏丸先生「先生ー、これ没収しときましたからー。」

 

久世橋先生「あ!それは!すみません、強くお願いされて。」

 

 

 

 

アリス『欲しいなー!!』

 

 

 

 

あの時アリスが強くおねだりして来て断れなかった。

 

烏丸先生「その気持ちよく分かります。この枕は私が貰っておきますねー。」

 

 

 

 

数分後、職員室に忍が入って来た。

 

忍「失礼しまーす。ん?」

 

烏丸先生が忍の抱き枕で寝てる光景を目にした。

 

忍「せ、先生!?」

 

そして忍は嬉しそうに笑う。

 

 

 

 

 

 

その後、久世橋先生はA組のクラスに居てため息をする。

 

久世橋先生(はぁ〜、厳し過ぎても甘過ぎてもダメ、教育って難しい、飴と鞭を正しく使い分けないと。)

 

すると寝てたカレンが目覚めた。だがシャツのボタンが取れて腹が見えてしまってる。

 

久世橋先生「九条さん!お腹が出てますよ!はしたない!!」

 

カレンが腹を隠す。

 

久世橋先生「お腹は大切に。」

 

そう言ってカレンに腹巻をあげた。見事に飴と鞭を使い分けた。

 

カレン「優しいデス!」

 

 

 

 

 

 

夕方、7人で帰る。

 

陽子「何で枕?」

 

アリス「ギューッて出来た方が良いなー!って。」

 

陽子「あー!」

 

綾(結局、大人っぽく見られたいって話はどうもなってないわ。)

 

忍「いっぱいギューッってするのはどうですか?」

 

アリス「うわー!」

 

カレン「シノだめデスね!」

 

陽子「シノだめって・・・」

 

すると7人は止まってる綾を見た。

 

陽子「どうした綾?」

 

浩輔「具合でも悪いのか?」

 

綾「ちょっと用事。じゃあ私はここで。」

 

6人「ばいばーい!」

 

そして綾は1軒の喫茶店に来店した。そこで大人っぽくなれたかは定かではない。

 

 

 

 

 

 

後日の学校、アリスと忍と烏丸先生が中庭でガーデニングをしていた。

 

アリス『学校の花壇で、お花を育てています。』

 

花に水をあげる。

 

アリス「シノ!もう少しで咲きそうだよ!」

 

忍「本当ですね!」

 

何故ガーデニングをしてるかと言うと、それは以前烏丸先生から聞いた時から始まった。

 

 

 

 

アリス『花壇?』

 

烏丸先生『ええ。中庭に去年まで園芸部が使ってた花壇があるから、皆で一緒に何か植えましょ?』

 

忍『何でも良いんですか?』

 

烏丸先生『良いですよ。』

 

アリス『だったら植えたいお花があるの!』

 

これが始まりだった。

 

 

 

 

アリス『そして、ここまで育ちました!』

 

忍「植物は話し掛けると良く育つって言いますよね。」

 

烏丸先生「それじゃあ、話し掛けてみましょう。」

 

花に向かって話し掛ける。

 

烏丸先生「おっきくな〜れ♪」

 

3人「おっきくな〜れ♪おっきくな〜れ♪トーテムポール♪トーテムポール♪」

 

遠くから久世橋先生が見ていた。

 

久世橋先生(私も、私も混ぜて欲しい!!)

 

何度も話し掛けるが、一向に変化はない。忍は自分が植えた花を見て少し落ち込んでた。

 

忍「私のは、何だか今でも枯れそうなんですけど。」

 

烏丸先生「あらあら。水のあげ過ぎかもしれないわね。」

 

アリス「愛情あげ過ぎちゃったんだね。」

 

忍「ガーデニングって難しいですね・・・あ!!もしかしてアリスが小さいのは私が愛情を注ぎ過ぎてるせいかもしれません!!きっとそうです!!」

 

聞いたアリスはドン引きしてる。

 

アリス(複雑な気持ちなのに、何でだろう・・・とても嬉しい!!)

 

カレン「私のお花の調子はいかがデース?」

 

そこにカレンが様子を見に来た。

 

忍「カレンの花は、そっちで満開ですよー。」

 

綺麗に満開になってるカレンの花。

 

カレン「Oh!!私に似て、生命力に溢れてるデス!!」

 

アリス「カレン、あんまりお世話してないのに何で・・・?」

 

カレン「きっと私の元気パワーが花にも伝わったデス!!アリスにも分けてあげるデス!!」

 

アリス「いい、寧ろ何か吸収されてる感じがする・・・」

 

元気パワーを拒否した。

 

 

 

 

穂乃花「ん?」

 

香奈「どうした穂乃花?」

 

2階の廊下から、穂乃花がガーデニングしてるアリス達を見た。

 

カレン「元気パワー注入!!」

 

花にカレンの元気パワーを注入する。

 

穂乃花「ここ、ロンドンの魔法学校かな?」

 

香奈「はい!?」

 

いきなりハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校の事を言った。

 

 

 

 

陽子「おー!やってるやってる!!」

 

浩輔「元気に育ってるなー!」

 

そこに陽子と圭太と浩輔が様子を見に来た。

 

忍「あ!陽子ちゃん、浩輔君、圭太君。」

 

アリス「アヤとヨーコとケイタとコースケも一緒に植えれば良かったのにー。」

 

浩輔「いや俺、多分即枯れちまうかもしれない。」

 

忍「綾ちゃんは虫が怖いからって言ってましたね。」

 

陽子「私も、虫が怖くて〜。」

 

可愛子ぶった陽子。

 

カレン「ヨーコ!?お腹でも痛いデスか!?」

 

アリス「変な物でも食べたんじゃ!?」

 

陽子「ちょっと可愛子ぶってみただけだろー!!!」

 

圭太(何かさっきの陽子かなり萌え感溢れてたな。)

 

陽子「私は花より団子ー!」

 

アリス「ヨーコらしいね!」

 

忍「そう言えば綾ちゃん遅いですね。遅れて来るって言ってましたけど。」

 

カレン「アヤヤならとっくに来てマス。」

 

木の後ろから綾がこっそり覗いてた。

 

浩輔「ナズェミテルンディス!!」

 

圭太「お前剣崎か。」

 

するとカレンが綾を引っ張る。綾が抵抗する。

 

綾「カ、カレン・・・ちょっと・・・!!」

 

カレン「アヤヤにも元気パワーあげるデスよー!」

 

アリス「アヤ泣いてる!?どうかしたの!?何か悲しい事でも!?」

 

綾「違うの・・・前髪切り過ぎちゃって・・・」

 

泣いてた理由は、前髪切り過ぎたからだった。

 

陽子「しょうもない!」

 

綾「しょうもなくないわ!!」

 

カレン「ヨーコ!髪は女の命デスよ!」

 

陽子「だって、そんなに変わんないし。」

 

綾「誰か髪を1日でも早く伸ばす方法を教えて!」

 

圭太「そんなに深刻な悩みか。」

 

忍「えーっと、わかめが良いとよく聞きますが・・・」

 

アリス「そうだ!お花も水をあげたら伸びるから人間も同じかもしれないよ?」

 

綾「成る程!水ね!!」

 

陽子「そんな訳が。」

 

浩輔「ある訳ないだろ?」

 

自分の前髪に水を掛ける。

 

綾「やってみるわ!!」

 

陽子・圭太「稀にもすがる思い!!」

 

アリス(私の花、咲きそうなのに中々咲かないのは何でだろう・・・)

 

花を見てアリスは落ち込んでた。

 

烏丸先生「葉っぱも元気だし、きっとすぐ咲きますよ。」

 

アリス「そうかな〜?」

 

陽子「いっその事前髪あげたら?」

 

綾「私はおでこを隠したいの!」

 

陽子「そうなの?」

 

カレン「アヤヤ、おでこ狭いから大丈夫デス!」

 

浩輔「そうだな。気にするな。」

 

綾「どう言う意味よ!?」

 

忍「アリス、そろそろ教室戻りましょう。」

 

アリス「うん・・・」

 

 

 

 

その後の職員室。

 

久世橋先生「烏丸先生、花を育てているって聞きましたが。」

 

烏丸先生「そうなんです!久世橋先生も一緒にいかがですか?」

 

久世橋先生「え!?良いんですか!?」

 

烏丸先生「久世橋先生はお花が似合いますし。」

 

久世橋先生「そ、それを言うなら先生の方が!何と言うかふわふわですし!」

 

烏丸先生「久世橋先生は特に、カボチャの花が似合うと思います!うん!」

 

久世橋先生「カボチャ!?」

 

烏丸先生「花と言うか、私がやってるのは家庭菜園です。今はオクラが育って来ました。」

 

久世橋先生「先生それ家庭じゃないです・・・」

 

烏丸先生「許可も取ってますし。」

 

久世橋先生「てっきり花を育てているのかと・・・」

 

烏丸先生「久世橋先生、花は愛でる物ですが、オクラは食べる物です!」

 

すると久世橋先生がメモした。

 

久世橋先生「その言葉!今度使って良いですか!?」

 

烏丸先生「ん?どうぞ〜。」

 

使い道無さそうな台詞。

 

 

 

 

 

 

その頃陽子と圭太はA組に来た。

 

陽子「綾ー!英語の宿題なんだけどさー・・・誰だ!?怖え!!」

 

圭太「のわ!?何じゃありゃ!?」

 

2人は綾を見て驚いた。顔が描かれた段ボールを被ってる綾が立っていたからだった。

 

綾「え?綾だけど?」

 

陽子「本当か?じゃあ、綾が好きな物は何?」

 

綾「す、好き!?何で陽子に言わなきゃいけないのよ!?」

 

陽子「良かった〜。その赤面は綾だ。」

 

忍「凄いです!段ボール越しでも分かるのですか!?」

 

圭太「いや普通に髪を見てれば分かるだろ。」

 

綾は段ボールを取った。

 

陽子「その格好、逆に目立つぞ?」

 

圭太「街中を歩いてたら不審者扱いにされるぞ?」

 

綾「我ながら名案だと思ったんだけど・・・」

 

カレン「それじゃあ、ここをこうして、こうやって、お揃いデス!!」

 

綾の前髪に髪留めのピンを付けてより可愛らしくなった。

 

陽子「可愛い可愛いじゃん!!良いよ!!」

 

圭太「おー!確かにより可愛らしくなったな!」

 

褒められて赤面する。

 

綾「バ、バカァーーーー!!!」

 

陽子「うわ!?何で私!?」

 

逆に怒って段ボールを陽子に被せた。

 

圭太「嬉しいのか嫌なのかどっちだ?」

 

 

 

 

 

 

放課後、7人は花壇へ向かう。

 

忍「咲いてると良いですね。」

 

アリス「うん。」

 

陽子「日当たりと後水をやり過ぎると良くないって、からすちゃん言ってたよ?」

 

綾「梅雨入り前だし、時期的には良いはずよね?」

 

カレン「ツユイリ?つゆはソバに入れると美味しいデス!」

 

アリス「違うよカレン。日本には梅雨って言うのがあってね、雨がいっぱい降るんだよ?」

 

陽子「いやアリス、今のはカレンのボケだから真面目に返さないで良いぞ?」

 

アリス「え!?酷いよカレン!!」

 

カレン「フッフーン!」

 

浩輔「ざる蕎麦食いたいな。」

 

圭太「それには俺も同感だ。最近食ってないな。」

 

そして花壇を見ると、まだ咲いてなかった。

 

アリス「まだ咲かない・・・もう咲かないのかも・・・」

 

忍「大丈夫です!明日には咲きますよ?明日の朝も見に行きましょう!ね?」

 

アリスは無言で頷く。

 

 

 

 

 

 

そして翌朝、遂に梅雨入りした。アリスと忍は不安な顔をした。

 

 

 

 

その後7人は、花壇の方へ走って行く。

 

忍「花!花は無事ですか!?」

 

花を見ると、無事だった。

 

カレン「大丈夫そうデス!」

 

陽子「ちょっと強過ぎるかな?」

 

圭太「今年は強いって天気予報で言ってたしな。」

 

綾「雨除けとかあった方が良いかしら?」

 

アリス「私イギリスでもよく、マムの庭のお手伝いをしてたの。」

 

忍「そう言えば、アリスの実家の庭は、いっぱい花が咲いてましたね。」

 

浩輔「へぇ〜、アリスのお母さん良い趣味してるな。」

 

カレン「アリスのママは、スコーンを焼くのも花を育てるのもとっても上手デス!」

 

浩輔「流石アリスの母親だな。」

 

アリス「だけど・・・私は・・・一度も上手に咲かせられなくて・・・」

 

忍・陽子・綾・カレン・浩輔「うわあああ!!!」

 

悔しくて泣いてしまったアリスを見て、5人は花壇に強くおねだりする。圭太は呆れてた。

 

圭太「まるで大きな子供だな。」

 

 

 

 

 

 

その後、梅雨は離れて快晴になった。忍とアリスは花壇の様子を見に行く。

 

忍「お昼までに雨が上がって良かったですね。お花見に行きましょう。」

 

アリス「そうだね。でももう・・・」

 

陽子「アリスー!」

 

花壇の所に5人が集まっていた。皆笑顔をしていた。アリスが急いで花壇を見ると。

 

アリス「うわー!!」

 

何とアリスの花が無事咲いたのだった。

 

アリス「シノー!咲いたよー!」

 

忍「はい!」

 

咲いたアリスの花の隣に、忍が新たな花を植える。

 

忍「アリスの花も無事咲いた事ですし、私ももう一度植え直します。」

 

陽子「何気にしのは枯らしてるな。」

 

浩輔「ちゃんと水やってんのかいな?」

 

アリス「ねえシノ、この花の事知ってる?」

 

忍「はい。マリーゴールドですよね?」

 

アリス「うん!それでね、あのね、マリーゴールドの花言葉は『友情』なんだよ!」

 

忍「わあ!素敵!」

 

綾「ああ後、嫉妬って意味もあるのよね!」

 

陽子「お前は全く・・空気読めよ・・・」

 

圭太「因みにマリーゴールドの花言葉は『嫉妬』『絶望』『悲嘆』『信頼』『悲しみ』『別れの悲しみ』『勇者』『健康』『生命の輝き』『友情』『生きる』『濃厚な愛情』『変わらぬ愛』の13個だ。半分悲しい言葉だが。」

 

陽子「圭太も空気読めよ・・・」

 

こうしてアリスは、初めて自分で花を咲かせる事に成功した。

 

 

 

 

 

 

休日のある日、忍とアリスは家で昼食を食べていた。忍はミートソースパスタ。アリスは親子丼。

 

忍「知ってますアリス?天使の髪の毛って言うパスタがあるそうです。」

 

アリス「へぇ〜。そう言えば、錦糸卵も金髪みたいだよね〜。」

 

忍「言われてみればそうですね。アリスの髪の毛も美味しいのかもしれませんね。」

 

アリス「もうシノったらまた〜。」

 

忍「ペペロンチーノォ・・・」

 

興奮しながらアリスの髪を見る。

 

アリス「目が本気だよー!!」

 

因みに天使の髪の毛は、カッペリーニと言う極細パスタである。エンジェル・ヘアーとも呼ばれてる。

 

「END」




         キャスト

      香川圭太:相葉裕樹

      白川浩輔:羽多野渉

       大宮忍:西明日香
アリス・カータレット:田中真奈美
      猪熊陽子:内山夕実
       小路綾:種田梨沙
     九条カレン:東山奈央

     烏丸さくら:佐藤聡美
       大宮勇:田村ゆかり
     久世橋朱里:大西沙織
     松原穂乃花:諏訪彩花
      日暮香奈:中津真莉

綾「今日はハイヒールをはいてみたの!」

忍「大人っぽいです〜」

綾(今度こそ大人の女性に)

忍「背高く見えます〜」

綾「ううっ痛いっこれ絶対ねんざしてる〜〜〜」

忍「ただの靴ずれです!」

アリス「子供っぽい・・・」

次回「おねえちゃんとあそぼう」

アリス「see you next time!」

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