HAPPYきんいろモザイク   作:naogran

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季節は夏になった。アリスが外で打ち水していた。

忍「おはようございますアリス。あ!打ち水ですね。」

アリス「シノ!暑中見舞い申し上げます!」

忍「ふふ。申し上げます。」

アリス『もうすぐ、日本に来て2度目の夏休みです!』


Episode20「もうすぐ夏休み」

学校のベランダで、陽子は外に向かって叫んでた。

 

陽子「今年の夏休みは計画的に過ごしたい!去年は思い残した事があって不完全燃焼だったからー!」

 

アリス「山に行ったり、お祭り行ったり楽しかったよ?」

 

陽子「夏の楽しみはまだまだあるんだよ!今年は燃え尽きるまで遊びたい!全力で!寧ろ燃え尽きたい!」

 

綾「ちょっと落ち着きなさいよ!」

 

陽子「今の私は止まらない暴走列車だよ!!」

 

綾「ブレーキ何処に置いてきたの!?」

 

浩輔「放してやった。」

 

 

 

 

燃えてる陽子の額に冷えピタを貼る。

 

綾「まあ、計画を立てるのは大事な事だわ。」

 

アリス「ヨーコは何処に行きたいの?」

 

陽子「それは勿論ー。」

 

陽子・カレン「海ー!(空ー!)」

 

またカレンと意見が別れてしまった。

 

陽子「このー!去年の再戦か!だいたい空って何だよ空って!!」

 

カレン「スカイダイビング?」

 

圭太「スカイダイビングかぁ、バンジージャンプでも良いかもな。」

 

浩輔「俺高い所苦手・・・」

 

陽子「海!」

 

カレン「空!」

 

陽子「海!!」

 

カレン「空!!」

 

陽子「今年こそ海ー!」

 

カレン「空が良いデス!!」

 

海か空、どっちにするか争ってる。

 

忍「暑いですねー。」

 

アリス「そうだねー。」

 

陽子「なあなあ!今年は海行こー?海行きたい!海海海!!」

 

浩輔「なあ圭太、海行きたいか?」

 

圭太「流石の俺でも海でバカンス味わいたいな久々に。」

 

カレン「仕方無いデスね。良いデスよ。今年は海行くデス!」

 

陽子「よっしゃー!!海ー!!」

 

今年の夏休みは海に決まった。

 

忍「海ですか。」

 

アリス「あれ?シノ海嫌い?」

 

忍「実は昔、海のギャングに襲われた事が。」

 

綾「ええ!?それってシャチ!?」

 

忍「いえ、ヤドカリです。」

 

圭太「ヤドカリかよ!!」

 

綾「可愛い!?」

 

カレン「ヤドカリ可愛いデス。」

 

忍「でもお姉ちゃんが危ないって。」

 

浩輔「それってヤドカリに触って襲われただけだろ?」

 

陽子「大丈夫だって!楽しみだなー海!」

 

アリス「あ!私水着持ってない!」

 

綾(海か・・・やだな・・・泳ぐのも上手く出来ないけど、何より水着を着るのが・・・)

 

憂鬱になった綾は溜め息した。

 

アリス「もしかして、アヤも水着無いの?」

 

綾「くびれが無いの。胸も無いけど・・・」

 

アリス「えっと、(くびれって何のヒレだっけ?)」

 

すると陽子が綾のくびれを触った。

 

綾「うわああああああ!!!な・・・な!?」

 

陽子「くびれあるよ!!」

 

アリス「あそっか!くびれってウエストの事だね!大丈夫だよ!アヤにも立派なくびれがあるよ!」

 

陽子「そうだよ!綾ももっと自信持て!」

 

恥ずかしくなった綾が泣いてしまった。

 

アリス「泣いちゃった!?」

 

陽子「ごめん!!」

 

アリス「アヤ・・・?」

 

陽子「何かこんな空気になって悪かったと思って・・・」

 

だが綾がアリスと陽子のくびれを触ってくすぐる。くすぐられてる陽子とアリスが笑う。

 

カレン(アヤヤも、ママと同様怒ったら怖いデス・・・気を付けるデス・・・!)

 

 

 

 

綾「全く、いくら何でも浮かれ過ぎよ。大体夏休みの前に来週の期末テストの心配をしたらどうなん・・・」

 

期末テストを思い出した陽子とカレンと忍と浩輔はガッカリした。

 

綾「そ、そんなに!?」

 

圭太「何時も通りの4人だな。」

 

 

 

 

 

 

そして放課後。忍達がC組に来た。

 

忍「アリス〜、陽子ちゃん、圭太君、帰りましょう!」

 

カレン「迎えに来たデス!」

 

アリス「はーい!」

 

綾「あ!どうしたの陽子!?何時の間に目が悪くなったの!?」

 

なんと陽子がメガネを掛けてた。

 

陽子「ああこれ?」

 

綾「朝は掛けてなかったわよね?授業の時だけ掛けてるとか?」

 

陽子「違う違う。ちょっとしたテスト対策だよ。メガネって頭良く見えるだろ?どうかな?偏差値100くらい?」

 

綾「可笑しいわね。バカっぽく見えてるわ。」

 

圭太「陽子、お前の偏差値0だぞ。」

 

陽子「え〜?じゃあテスト範囲で分からない事綾に聞いても良い?」

 

浩輔「陽子の声がイケボになってる。」

 

カレン「私もアヤヤに教えて欲しいデス!」

 

綾「構わないけど、だったら皆で帰りに何処か寄りましょうか!」

 

カレン「はーい!何か食べながら勉強するのはどうでショウ!」

 

忍「賛成です!」

 

浩輔「俺も同感!」

 

アリス「私もー!」

 

綾「やる気が感じられない・・・」

 

圭太「お前ら何か食いたいだけだろ。」

 

陽子「私もやる気満々だよ!!このメガネだって伊達じゃない!何と度入り!!」

 

圭太・綾「(バカだろ!!)バカだわ!!」

 

陽子「クラクラしてきたー!」

 

圭太「だったら外せー!!」

 

 

 

 

 

 

そこで向かったのは、マックだった。

 

アリス「ハンバーガー屋さん!」

 

圭太「マック久し振りだな。」

 

忍「こう言うお店に寄り道するのって何だか高校生って感じがしてて良いですね!」

 

陽子「じゃあ入ろうか!」

 

すると1人の少女が忍の背中にぶつかった。

 

忍「あ、大丈夫・・・」

 

少女「ごめんなさい。おばあちゃん。」

 

おばあちゃんと言われた忍が激しくショックした。

 

少女「あ!おばあちゃん!こっちこっち!」

 

おばあちゃん「はいはい。」

 

アリス「シノー!しっかりして!勘違いみたいだよ!!」

 

浩輔「年を取ったな忍。てめぇは老いぼれだ。」

 

圭太「今度余計な事を言うと口を縫い合わすぞ。」

 

 

 

 

マックに入って座る。

 

忍「私、イケイケの弾ける高校2年生なんですけど。」

 

アリス(その発言が既に・・・!!)

 

陽子「お待たせー!」

 

綾「しの達も注文して来たら?」

 

忍「はい!」

 

 

 

 

注文しに行った5人。

 

忍「何食べます?」

 

アリス「えっとね・・・」

 

カレン「そう言えば、アリスは日本のFirst foodは初めてデスね?」

 

忍「そうでしたっけ?」

 

圭太「初めてなのか?」

 

アリス「大丈夫だよ!イギリスでは行った事あるし、私も日本2年目だし!(とは言ったけど、もしかしたらイギリスとは違う注文の仕方があるのかしれないし。ここはカレンを参考に!)」

 

後ろからカレンが注文するのを見る。

 

店員「ごゆっくりお召し上がり下さい。」

 

カレン「えっと、チキンバーガーとコーラと、後スマイル1つ!」

 

アリス「!?」

 

カレンがわざとスマイルを注文した。

 

アリス(スマイル?でも日本ではこれが普通なのかも・・・)

 

忍を見るが忍は分からないままアリスを見て微笑んだ。

 

店員「次のお客様。」

 

アリス「あ、はい!」

 

店員「いらっしゃいませ。ご注文は何になさいますか?」

 

アリス「えっと、チーズバーガーセットと、スマイル1つ!」

 

すると忍が笑い出した。

 

アリス「え!?何シノ!?」

 

忍「アリス可愛いです!!」

 

アリス(シノに笑われた!?)

 

 

 

 

その後注文を終えてテーブル席に座る。

 

アリス「もー!カレンの意地悪ー!!」

 

カレン「アハハ!ごめんなさいデス!」

 

圭太と浩輔は、忍達の隣の席に座っていた。カレンはキョロキョロ店内を見ていた。

 

陽子「ん?」

 

綾「どうしたのカレン?」

 

カレン「私もこう言うお店でバイトしてみたいデス!」

 

陽子「カレンは目立ちそうだな〜。」

 

カレン「それに私、発声には自信ありマス!」

 

圭太「カレンがバイトしてるマック、忍が毎日寄ってそうだな。」

 

カレンが息を吸って声を出そうとした時。

 

陽子「カレン!ちょっと待った!店内で大声出すのは禁止。」

 

カレン「いらっしゃいませって言うだけデス。」

 

陽子「ダメ。」

 

カレン「ちょっとだけー。」

 

陽子「ダーメ。なまはげが出るぞー!悪い子がいねえか!!」

 

カレンとアリスが怖がって怯えてる。

 

陽子「効果覿面?」

 

浩輔「陽子なまはげだー!」

 

陽子「こらー!浩輔ー!」

 

忍「アリスはどんなアルバイトがしてみたいですか?」

 

アリス「え?うーん、私はどうせなら日本ならではのバイトがしたいなー。年賀状の仕分けとか。」

 

綾「知識に偏りがわるわね。」

 

圭太「正月しか出来ねえバイトだなそれ。」

 

陽子「日本ならではかぁ〜。」

 

綾「巫女さんとか憧れるわ。しの似合いそう!」

 

忍「え?」

 

カレン「確かに!シノのおみくじはご利益がありそうデス!」

 

忍「もう、2人共お世辞が上手いです。西洋風の顔達なんですけど、似合いますかね?」

 

アリス「え?誰が?」

 

忍「がーん!!」

 

女子生徒「きゃっ!」

 

綾「ん?」

 

男子生徒「何してんだよ、ドジだなぁ。」

 

女子生徒「ああ、どうしよう・・・」

 

綾(あれは、飲食店における羨ましいシチュエーション!)

 

 

 

 

想像シチュエーション。ケチャップが綾のスカートの上に溢れた。

 

綾『ああ!』

 

陽子『何してんだよ。ドジだな。』

 

綾『あ、ありがとう・・・』

 

陽子『しょうがない奴だな。』

 

ケチャップを拭く陽子。

 

 

 

 

綾「(素敵!何故か相手が陽子だけど・・・!問題点は服が汚れる事、でも。)多少の犠牲は付き物!!」

 

陽子「どうした綾!?何か悩みがあるのか!?」

 

浩輔「なあ圭太、お前リア充は嫌いか?」

 

圭太「何だいきなり?俺は別に嫌いじゃねえけど。寧ろ幸せそうで良いと思うけど。」

 

こっそり何かをしてる圭太。

 

忍「ふぅ〜、お腹いっぱいです・・・」

 

ハンバーガーを食べ終えた忍がぐったりしてる。

 

アリス「どうしようシノ、お家のご飯もう食べられないよ。」

 

忍「そうですね・・・」

 

陽子「ん?2人共家に連絡してないのか?」

 

綾「こう言う時携帯が無いと不便ね。」

 

カレン「じゃあ私の貸してあげマス!どうぞー!」

 

忍「ありがとうございます。」

 

アリス「私が掛けるよ!」

 

カレンから携帯を借りて電話しようとするが。

 

アリス(これって携帯電話?)

 

カレンの携帯はスマホだった為操作が分からない。

 

アリス「またカレンが意地悪してるんじゃ?」

 

カレン「意地悪してないデスよー。使い方教えてあげマース。」

 

アリス「本当に?」

 

スマホの操作を教える。

 

カレン「ここを押してからここ。」

 

アリス「うん・・・」

 

カレン「後はここから選んで。」

 

アリス「ここ?」

 

カレン「そうそう!」

 

綾「アリス、ちょっと背が伸びた感じがするわ。」

 

圭太「本当だな。前より少しだけど。」

 

陽子「そうかな?」

 

忍「私はあんまり変わったようには見えませんが。」

 

浩輔「何時もの身長じゃね?」

 

綾・圭太「・・・」

 

その後電話を終えて皆の所に戻った。

 

アリス「お待たせー!」

 

カレン「無事に電話出来マシター!」

 

アリス「何の話してたの?」

 

綾「アリスの背が伸びたって話よ。」

 

アリス「え!?本当!?」

 

綾「と思ったんだけど、気のせいだったみたい。」

 

アリス「ぬか喜び!?」

 

陽子「でも精神は大きくなってる!毎日見てると気付かないけど、見違える程だよ!きっと!親御さんが今のアリスを見たら、びっくりするぞー?」

 

圭太「お前それ褒めてんのか?」

 

綾「そう言えば、1年以上イギリスには帰ってないのよね?」

 

アリス「うん、電話では話してるけど。」

 

カレン「パパやママに会いたくないデス?」

 

アリス「会いたいけどシノが。シノが・・・シノ・・・」

 

忍「私のせい!?」

 

アリス「イギリス遠いよ?シノと離れるの寂しいよ・・・」

 

忍「アリス・・・私も一度里帰りした方が良いと思います。」

 

アリス「え?シノは私と離れて寂しくないの?」

 

忍「勿論寂しいです。でも、こうして日本に来て、一回り成長したアリスを、イギリスのご両親に見て欲しいんです。」

 

カレン「あ!私夏休みに家族でイギリスに行く予定ありマス!その時に一緒にどうデス?」

 

アリス「カレンと?」

 

忍「良いですね。」

 

アリス「う〜ん・・・そうだね、じゃあ数日だけ!」

 

カレン「決まりデス!」

 

綾「楽しみね。」

 

アリス「皆元気かな〜?」

 

陽子「お土産宜しくな!」

 

アリス「うん!」

 

すると忍が大粒の涙を流した。

 

忍「お母さんとお父さんに、元気な顔を見せて下さい・・・・!」

 

陽子「行き辛いよ!!」

 

アリス「シノも一緒に行こうよ!」

 

忍「いえ、家族水入らずの時間ですし、本当にアリスは出会った時よりも大きくなったと思います。例えるならそう、ひよこです!ピヨピヨ歩きだったアリスが、ビヨビヨ歩きに!」

 

アリス「何か響きが感じ悪いよ!?」

 

浩輔「変わってねえじゃん!」

 

忍「そして今、大空を旅立とうとしてる!」

 

アリス「シノ!ひよこは成長しても飛べないよ!!」

 

綾「あ!!大変!!」

 

陽子「ん?どうした綾?」

 

綾「テスト勉強全然してないわ!!」

 

すると陽子とカレンと浩輔がメガネを掛けた。

 

陽子「あ〜目がぼやけて現実が見えない〜。」

 

カレン「あ〜見えないデ〜ス。」

 

浩輔「ここは2次元ですか〜?」

 

圭太「お前ら現実逃避するな!!」

 

浩輔「さっきから圭太は何やってんだ〜?」

 

圭太「え?テスト勉強。」

 

浩輔「何!?こそこそやってたのってそれか!?」

 

圭太「そうだけど?」

 

 

 

 

 

 

そして期末テストを終えた。そして通知表が渡された。綾とアリスと圭太はまあまあ。

 

綾「っで、どうだった?」

 

陽子「散々だったよ!!」

 

忍・カレン・浩輔「うわあああ!!」

 

この4人はダメだった。

 

 

 

 

 

そして終業式を終えた。全校生徒は大掃除。

 

綾「私と浩輔が雑巾、カレンは箒で、しのはチリトリね。」

 

カレン「Yeah!私がバッター、シノがキャッチャー!」

 

忍「しまって行きましょう!」

 

カレンが箒をバット代わりにして、忍がキャッチャーの構えをする。綾は持ってる雑巾を丸めた。

 

綾「真面目にやりなさーい!!」

 

雑巾をストレートに投げた。カレンにジャストミートした。

 

カレン「ノーコンデス!!」

 

浩輔「掃除やれよ。」

 

綾と浩輔は雑巾で窓拭きをする。

 

カレン「アヤヤはお掃除好きなんデスか?」

 

綾「嫌いではないけれど・・・」

 

カレン「潔癖性?」

 

綾「そんな事ないわ!普通よ!」

 

浩輔「俺結構掃除好きだぜ。将来用務員になろうかな〜。」

 

綾「学校の?」

 

浩輔「ああ。中学校か高校のどっちかだな〜。」

 

忍「潔癖性の人は、体が触られるのが嫌いって聞いた事あります。」

 

陽子「ん?何の話?」

 

たまたま通り掛かった陽子が綾に引っ付いた。

 

綾「もー陽子ったら!ちゃんと自分のクラスの掃除しなきゃダメよ!」

 

陽子を押して離す。

 

カレン「ヨーコは特別デス。」

 

忍「そうなんですか?」

 

浩輔「本当に陽子は綾に懐いてるな〜。」

 

 

 

 

その頃C組では、アリスが雑巾を絞ってバケツに水を出してた。圭太は箒掃除をしてた。アリスはしょんぼりの表情を浮かべていた。

 

アリス「はぁ・・・」

 

圭太「落ち込むなよアリス、正直に言えば大丈夫だって。」

 

アリス「でも・・・」

 

そこに陽子が戻って来た。

 

陽子「ん?アリスどうした?」

 

アリス「ヨーコ、これ見て。」

 

差し出したのは、焦げ跡が付いた白いハンカチだった。

 

陽子「何これ?焦げ跡?あ雑巾!」

 

ハンカチを雑巾だと思い、窓を拭く。

 

アリス「あーーー!!ヨーコ違うの!!ストップヨーコ!!」

 

すぐに拭くのをやめた。

 

圭太「陽子は相変わらずだなおい。」

 

陽子「ごめんごめん。っでこれ何?」

 

アリス「実はね、この間シノと部屋の掃除をしてた時。」

 

 

 

 

 

 

数日前、アリスと忍が部屋の掃除をしてた時の出来事。

 

忍『あ!洗濯物取り込まなきゃでした!』

 

アリス『私がやるよ!』

 

洗濯物を丁寧に畳む。

 

アリス『あ!これシノのお気に入りのハンカチだ!そうだ!アイロン掛けといてあげよー!』

 

だがこれがフラグに繋がった。アイロンをハンカチにの上に乗った瞬間、焦げてしまった。

 

アリス『あ。』

 

フラグ回収成功。

 

 

 

 

陽子「やると思った!!」

 

 

 

 

ハンカチど真ん中に焦げが出来てしまった。

 

忍『アリスー!終わりましたー?』

 

アリス『あわわわわ!!お、オワタヨ。』

 

ハンカチを隠す。

 

忍『アリスが頑張ってくれたので早く終わりました!おやつにしましょう!』

 

アリス(どうしよう、謝らなきゃ!今すぐに!)

 

この事が切っ掛けだった。

 

 

 

 

 

 

アリス「ソシテ、イマニイタルヨ。」

 

圭太「おいアリス、片言になってるぞ。」

 

陽子「と、とりあえず早めに謝った方が良いんじゃないか?」

 

圭太「俺もその方が良いぞ。」

 

アリス「でも、更に汚れて・・・」

 

圭太「ああ、その汚れ陽子のせいだな。」

 

陽子「それはごめん!!」

 

???「どうしたんですか3人共?」

 

聞き覚えの声が聞こえた。久世橋先生だった。

 

陽子「クッシーちゃん!」

 

圭太「丁度良かった。久世橋先生、ちょっと相談が。」

 

 

 

 

焦げてしまったハンカチを久世橋先生に見せる。

 

久世橋先生「そうですか、残念ですが、これはもう元には戻りません。誠意を持って謝りましょう。」

 

アリス「でも・・・」

 

久世橋先生「きゅんっ!」

 

アリスを見て久世橋先生がきゅんとしてしまった。

 

久世橋先生「大丈夫です!私も一緒に謝りますから!」

 

圭太「久世橋先生!あなたはアリスに甘いんですか!」

 

陽子「圭太、それこの前聞いたぞ。」

 

 

 

 

 

 

その頃忍は、はたきで窓の掃除をしていた。そこに久世橋先生が来た。

 

久世橋先生「大宮さんお話が。」

 

忍「はい。なんでしょう?」

 

アリスを連れて来て、姿勢をビシッとして頭を下げた。

 

久世橋先生「申し訳ありませんでした!!」

 

忍「ええ!?顔を上げて下さい!!」

 

アリスが忍にハンカチを見せた。

 

忍「このハンカチ、風で飛ばされてしまったのだとばかり。」

 

アリス「ごごごごめんなさい!」

 

忍「それで元気が無かったんですね。良いんですよアリス。ここを見て下さい!」

 

アリス「ん?」

 

忍「オーストラリアの形にそっくりです!」

 

アリス「シノ・・・!」

 

ハンカチの焦げ部分がオーストラリアの形になっていた。

 

忍「アリス!」

 

アリス「シノ!」

 

忍「アリス!」

 

元気が戻ったアリスが忍に抱き付いた。

 

アリス「シノ!」

 

忍「アリス!」

 

だが久世橋先生は違っていた。憂鬱になっていた。

 

久世橋先生「あれ?」

 

遠くから圭太が見てた。

 

圭太「久世橋先生、お気持ち分かります。」

 

 

 

 

 

 

その頃、穂乃花が箒で掃き掃除をしてる。

 

穂乃花「ん?あ!」

 

カレンの金髪が床に付いてた。

 

穂乃花(カレンちゃんの髪の毛、床に付いちゃってる。)

 

すると穂乃花は、カレンの金髪を持って見惚れてた。カレンは気づく事無く雑巾を絞っていた。

 

穂乃花(金・・・髪・・・)

 

綾「何してるの?」

 

穂乃花「わあ!!」

 

カレン「ん?」

 

 

 

 

その後、綾がゴミ捨て場でゴミを捨てた。

 

綾「よいしょっと。」

 

陽子「よっと!」

 

隣に陽子が居た。

 

綾「陽子!?」

 

陽子「ん?ヤッホー!綾。」

 

すると綾がゴミ箱を落としてしまった。

 

綾「わーーーーー!!!」

 

陽子「わーーーーー!!何やってんだよもう!!」

 

 

 

 

ゴミ捨て場から戻る。

 

陽子「全く綾はドジだなぁ。」

 

綾「陽子が驚かすからでしょ?」

 

 

 

 

C組の前に到着。

 

陽子「それじゃあ!」

 

綾「待って!ちょっとしりとりして行かない?」

 

陽子「ん?良いけど、じゃあ夏。」

 

綾「つ、つみき!」

 

陽子「啄木鳥。」

 

綾「きのこ。」

 

陽子「コアラ。」

 

綾「ラッパ!」

 

陽子「パラシュート!」

 

綾「と、と、と・・・」

 

同時にチャイムが鳴り響いた。

 

陽子「じゃあまた後で。」

 

教室に入ろうとする陽子のスカートを掴んだ。

 

綾「ときめき!!」

 

陽子「綾チャイムが。」

 

綾「陽子の番よ!ときめきのき!」

 

陽子「えーー!?」

 

何やかんやで大掃除としりとり終了。

 

 

 

 

 

 

遂に夏休みに突入した。

 

陽子「はぁ〜。遂に夏休みだな〜。」

 

カレン「夏休みデス!!」

 

浩輔「夏休みヒャッハー!!」

 

アリス「楽しみだねシノ!」

 

忍「そうですね!」

 

全校生徒が一斉に下校する。

 

 

 

 

駅に着いた7人。

 

綾「私達はこのまま水着を買いに行くけど、カレンと陽子と浩輔はどうする?」

 

カレン「今日はパパとママとレストランに行くデス。」

 

陽子「私は空太と美月と一緒に帰る約束してるからパスだな。」

 

浩輔「俺はこれから姉ちゃんと飯食いに行く予定がある。」

 

陽子「新しい水着、海で見れるの楽しみにしてるよー!」

 

アリス「うん!」

 

綾「あ!」

 

 

 

 

陽子(綾の妄想)『見れるの楽しみにしてるよ!してるよ!してるよ・・・』

 

 

 

 

綾「陽子の破廉恥ーー!!」

 

陽子「何で!?」

 

 

 

 

そして綾とアリスと忍と圭太は、カレンと陽子と浩輔と別れる。

 

アリス「またねー!」

 

カレン「バーイ!」

 

 

 

 

 

 

4人がショッピングモールの水着店に入る。圭太と別行動。

 

忍「お店の中涼しいです!」

 

アリス「涼しいね!」

 

綾「アリスはどんな水着にするの?」

 

アリス「あのね、実は絵に描いて来たの!これ!」

 

描いた絵を綾に見せる。

 

綾(え?何?ふんどし・・・?)

 

ふんどし履いてるような絵。

 

アリス「やっぱりビキニは背伸びし過ぎかな?」

 

綾(え!?ビキニなのそれ!?)

 

忍「アリスったら大人ですー!」

 

アリス「お店の人に見せて、こう言うの無いか聞いてみようかな〜?」

 

忍「良いですねー!」

 

綾「(え!?そんな事したら笑われる事必至だわ!)ど!どすこーい!!」

 

急に綾が力士の真似をした。

 

アリス「アヤ?」

 

恥ずかしくなりながら、綾はアリスの手を握って水着を探す。

 

綾「わ、私がアリスの水着を選んであげる!」

 

アリス「ありがとー!」

 

 

 

 

その頃圭太は、ウェットスーツを見てた。

 

圭太「海パンも良いが、そろそろウェットスーツに挑戦してみようかな?」

 

そこに水着を持った綾達が来た。

 

綾「圭太、そっちは何か決めたの?」

 

圭太「今年からウェットスーツにしようと思ってるんだ。」

 

綾「へぇー。」

 

圭太「海パンも良いけどなー。」

 

忍「圭太君は水着姿でも格好良いですよね。」

 

アリス「え?そうなの?」

 

忍「圭太君の腹筋は凄く割れてるんですよ?」

 

圭太「まあこれが俺の腹筋だ。」

 

スマホのギャラリーから自分の海パン姿の写真をアリスに見せた。

 

アリス「すごーい!」

 

圭太「至って普通な感じだけど。」

 

アリス「凄いよケイタ!これなら周りからモテモテだよ!」

 

圭太「アリス、それ褒めてるのか?」

 

 

 

 

そして水着を買って別れた。

 

忍「可愛い水着が買えて良かったですね。」

 

アリス「うん!早く着たいなー。」

 

 

 

 

忍とアリスが夕焼けの空を見る。カレンはパパとママと3人で車に乗っていた。カレンも空を見る。陽子は空太と美月と一緒に帰ってる。陽子も空を見る。綾は買った水着を持って嬉しそうに帰ってる。綾も空を見る。浩輔は部屋から空を見る。圭太は部屋で宿題をしながら空を見る。空を見ると夜空が徐々に広がっていた。

 

 

 

 

忍「後は、この通知表をお母さんに見せるだけ。」

 

通知表を見る。見せたくない成績を見て怯えた。そして忍は逃げた。

 

アリス「シノ!現実を受け入れて!シノ!シノーーーー!!!」

 

 

 

 

現実を受け入れた忍が帰って来た。リビングに勇が居た。

 

勇「あ、忍。通知表見せてよ。」

 

忍「どうぞ・・・」

 

通知表を勇に差し出す。

 

勇「どれどれ?」

 

通知表の中を見る。

 

勇「あら凄いじゃない!流石だわ!」

 

忍はホッとした。

 

勇「っで、あんたの通知表は?」

 

差し出したのは忍ではなくアリスの通知表だった。すると忍は勇に抱き付いておねだりする。

 

忍「後生です!見逃して下さい!!」

 

勇「バカな事してないでさっさと見せなさい!」

 

アリス(シノ・・・)

 

これにはアリスは見てるだけしかなかった。

 

 

 

 

 

 

その夜圭太は、部屋で夏休みの宿題をしてた。

 

圭太の母「圭太、お風呂上がったよ。」

 

圭太「ああ。」

 

圭太の母「圭太、もう宿題やってるの?」

 

圭太「先に済ませた方が後が楽だからな。」

 

圭太の母「程々にしなさいよね?」

 

圭太「ん。」

 

圭太の母が部屋から出た。その後も圭太が宿題をやめる事は無かった。

 

「END」




         キャスト

      香川圭太:相葉裕樹

      白川浩輔:羽多野渉

       大宮忍:西明日香
アリス・カータレット:田中真奈美
      猪熊陽子:内山夕実
       小路綾:種田梨沙
     九条カレン:東山奈央

     烏丸さくら:佐藤聡美
       大宮勇:田村ゆかり
     久世橋朱里:大西沙織
     松原穂乃花:諏訪彩花
      圭太の母:桑谷夏子
       女の子:井澤美香子
    おばあちゃん:伊沢磨紀
      女子生徒:櫻井浩美
      男子生徒:古川慎

綾「どれだけ楽しみなのよ!」

陽子「ほら私と浩輔夏生まれだし。夏は短いんだから一日一日大事に過ごそう!おーっ」

浩輔「大事に過ごそうぜ!おーっ」

忍「うふふ。陽子ちゃんと浩輔君ったらまるでセミのようですね!」

陽子「その例えはどうなの!?」

浩輔「俺達一週間しか生きられない!?」

次回「とっておきの一日」

忍「おやすみなさい。」

陽子「まったねー!」

浩輔「じゃあなー!」

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