6番目
『昔の思い出』
それは、私達がまだ、中学生二年の頃ぐらいの話だ。
中学二年。それは結構多感なお年頃だ。だからだろうか。私の友達、というか腐れ縁の束はその時期私だけに自分の事をこう言っていた。
「私は天才であり、預言者である」
それを始めて聞いた時私は大笑いした。と同時に少し安心した。こんな人格が若干破綻した奴でも普通の冗談を言う事があるんだなぁっと。大笑いしたのは決して厨二(笑)とか、思ったからなんてことはない。うん。
「もー、ホントだよー。なんだったら明日の抜き打ちテストの範囲だって言えるんだからね!」
「それは預言じゃなくて予測だろう。それにそんな事が出来るんなら未来の大事故や地震なども予言できるのか?」
そう言うと束は暫く俯き、ブツブツと何かを呟いていたのだ。
「あ、、、か、、、や、」
それからそんなふうなやり取りを2日か3日繰り返してると、ある日
「うぷぷぷぷ〜。今まで言ってた預言者って言うのは全部束さんジョークでしたぁ、もしかして信じてたぁ?冗談だよぉ(笑)」
とか言ってきたので思いっきしアイアンクローした私は悪くないと思う。
ん、そう言えば、ふと今日来ながら見たあるゲームの広告を思い出した。なんかモノクロのクマがアップで書かれていてそれに惹かれて買おうか考えていたのだ。
その話を束にすると。
「あぁー、ダンガンロンパ1ね。ちーちゃんがやるなら私もやろうかなぁ。ま、私がやったら即時解決の即日完クリだけどね!」
ここで、この話は終わりだ。今から思えばあいつは冗談なんて言ってなかったのかとか考えてしまう。
7番目
『こわいはなし』
「いいか。これは俺が知り合いから聞いた話だ」
私と一夏は今、弾の家で遊んでいる。最初の内はゲームをしていたんだけど、途中から三人とも飽きてしまい、何しようか悩んでいたら弾が
「なぁ、3人でこれだ!って思える怖い話をし合わないか?」
って、んで今は最後の弾の番。私はトップバッターで中国でそれなりに有名な怖い話を、一夏は前にテレビで芸人が話していたタクシーの運転手の話を。これは私も弾も見て知ってたから微妙だった(笑)
「おい、鈴聞いてるか?」
「あ、ごめん。話してちょうだい」
さぁ、ラストの弾の話だ。一体どんな話なのか。
「ある日その知り合いの友人が、レストランの試食会のチケットが当たったらしい。そこは結構有名な店でこの試食会のチケットも万単位でやり取りされる事もある程の物だったそうだ。」
ここで一旦きって一呼吸。
「それで、そのチケットは一枚に付き二人使えたそうでだ、知り合いも一緒に行ったそうなんだ。そのレストランは有名な割には建ってる場所は裏路地。まぁ、隠れた名店みたいな感じの店だった。ただ、知り合いが言うには得体の知れない感じもしたそうだ。んで、店の中に入るとボディーチェックを受けた。防犯目的というがかなり厳重なモノだった。それからすぐに席の方に案内された。ん、ちょっと水飲んでいいか?」
「あぁ、いいよ」
話してたから喉が乾いたんだろう。弾はゴクゴクと勢いよく水を飲む。
「さてと、話すわ。それで最初に出てきたのはオレンジジュースだった。それから後スープが出てきた。色は緑色、ちょっと食欲が落ちそうな色合いだったが友人がそれを美味そうに飲んでるのをみて知り合いも飲んだんだ。そしたらそのスープ凄い美味かったそうだ」
「へー、そのスープ飲んでみたいなぁ」
「何処にあるのよその店?」
「後から教えるよ。続けていいか?」
「「あ、ごめん」」
「次に出てきたのはステーキだった。どうやらこれが次に出す新商品らしい。友人がスタッフの人に『この肉なんですか?』って聞いたんだけど、返答は『さあ、どうぞお客様当ててみて下さいませ』そう返って来た。それで友人がムキになって牛、羊、山羊とか食べる度に言うんだけども、当たらない。んで、お 知り合いはまさか、人の肉だったりとか思いつつ一口食べた。だけど、人の肉とは違ったそうだ。ついでに肉は兎の肉だってさ。話はこれでおしまい」
「うわぁ、怖いというかなんと言うか」
「だろ?」
後味悪い話だと思う。
「ん、何がこわいんだ?」
隣の一夏は首を傾げていた。わからなかったんだ。すると弾が一夏に耳打ちして教えていた。わざわざ耳打ちって(笑)
「な、なるほど、それは怖いな」
この後暫くして私達は解散した。
基本的に一話完結であり、各話で世界観が違ったりしますが、二番目と七番目は世界観が同じで繋がってたりします。
次は日常(裏)編。一~七迄の裏話を書くつもりです
では、次回も宜しくです!