1つ!シュバルツェ・ハーゼ隊長のラウラ・ボーデヴィッヒがヤミーに変身、映司を追い詰める
2つ!映司の危機を察知した一夏はラウラとヤミーを切り離すことに成功、映司はヤミーを撃破する
そして、3つ!一夏はヴァイスデザイアを起動、VTシステムに呑まれたラウラを救うべくヴァイスデザイアの隠された力を引き出すのであった!
「何だ…?あの姿は…」
私は一夏の変化に度肝を抜かれていた。左手首の装置を指でスキャンした瞬間、映司と同じ変化が起きた。しかし、外見は全く違うものだった。頭部はターバンを巻くようにコブラが巻きついており、腕には亀の甲羅を二分割した装甲が付いている。脚部に至ってはワニ革を彷彿とさせる紋様が刻まれていた。
『アハハハ!凄いねいっくん!無断で起動させたから怒ろうかと思ったけど、えいくんが使えない筈のコンボを使えるとなるとそんなのどうでも良くなるよ』
「映司が使えないコンボ?どういう意味だ」
束曰く、映司もといオーズは頭部・腕部・脚部を全て同じ色のメダルに変えることで最強とも言える力「コンボ」を使えると言う。現状映司が使えるコンボは6つ。
昆虫系コンボ「ガタキリバ」、猫系コンボ「ラトラーター」、重量系コンボ「サゴーゾ」、水棲生物系コンボ「シャウタ」、鳥獣系コンボ「タジャドル」、そして初代が初めて変身したと呼ばれる「タトバ」
タトバコンボ以外は強力な力を秘めている反面その代償も極めて大きい。先程映司がラトラーターに変身してヤミーを倒した後、倒れたのもその為。だが、
『
束が珍しく頭を悩ませる。
「映司がオーズになる方法は理解した。では、一夏はどうやってオーズになっているのだ?」
『そんなの
曰く、ヴァイスデザイアの左手首の装甲にはある条件を満たすと展開する様になっている。そこにはコアメダルを模した3×7のパネルが存在し、左から頭部、腕部、脚部の順にメダルパネルをタッチすることでオーズドライバー無しで変身可能とのこと。但し、オリジナルよりも力は落ちている上にコンボの反動は映司以上なので戦いが終わったら速攻医務室に連れていけと言われた。
そして、OOOシステムの発動条件は
心の底から力を望み、人を救う為ならどんな力も受け止める覚悟だと聞かされた。
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使い方が頭に直接入ってくる。
『無駄な足掻きだな。死ね』
黒い雪片が俺の眼前に迫る。俺はそれをカメアームでガードするとそのまま仰向けに倒れこもうとする。
脚に意識を集中させ、左脚を軸にして右脚を雪片に向ける。右脚からワニのようなエネルギーが放出され、それをいとも容易く噛み砕いた。
その体勢から左脚で思いっ切り後方に飛び、メダジャリバーNTを回収する。向こうも得物を取りに行こうとしたが、雪片弐型は生憎ヴァイスデザイアの武装だ。当然ヴァイスデザイアの拡張領域に量子化されて保管される。
「今、助けてやる」
俺は頭に意識を集中させる。すると、コブラのオーラが顕現し、VTシステムの足元に噛み付いた。
『う、動けない…!?』
相手が動いていないうちにオースキャナーのレプリカをメダジャリバーNTにスキャンする。
『トリプル!スキャニングチャージ!!』
「ハアァァァァ…、セイヤー!」
俺は左半身を半身引いて抜刀術の構えを取り、距離を詰めた後VTシステムを切り裂いた。同時にその中から少女の手が見えているのを発見した。
「届けぇぇぇぇぇぇ!!」
俺は少女の手を掴み、それをVTシステムから引きはがすと同時に意識を失った。
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私は気がつくと廃工場の中に立っていた。そこには2人の少年少女が監禁されていた。誘拐犯と思しき人物が織斑千冬の名前を言っていた事から、この2人はあの忌々しき織斑一夏、織斑マドカだという事は容易に予想がついた。私はコンバットナイフを取り出し、織斑一夏を刺し殺そうとした。
すると、ナイフがそれをすり抜けた。
(何だこれは?幻術でも見ているのか私は?)
そんな事を考えていた矢先だった。
『その欲望、開放しろ』
「!?」
聞き覚えのあるセリフ。声は違うトーンだったから別人と判別できたが、それは人と呼ぶにはあまりにもかけ離れている存在だった。緑色の垂れ幕が背後にある怪人、それが私の感じたそいつへの印象だ。
怪人はメダルを誘拐犯に入れる。まるで私の時と同じ…
(待て?まさか、アイツは人間じゃないとでも言うのか?)
私も似たような経験をした。教官の汚点を排除する方法を探していた矢先に現れた金髪金眼のその男は私にこんな事を持ちかけた。
『キミが欲望を開放するなら、キミが殺したいと思っている織斑一夏を殺す力が手に入る』
私は二つ返事で了承し、メダルを受け入れることにした。そして、その日の昼に宣戦布告の挨拶をかました…筈だった。いとも容易くあしらわれ、私は日に日に憎悪に身を任せていた。欲望に、憎悪に流された結果…
私は怪物になってしまった。
次に目にしたのは血の海だった。カマキリの怪人が少女、織斑マドカの心臓を貫いていた。彼女は恐らく織斑一夏を庇ってその犠牲になった。織斑マドカの事は認めよう、流石は教官の妹だ。余計に私は織斑一夏が許せなくなった。その時だった。
チャリン…
『寄越せ…。俺に力を寄越せ!俺は力が欲しい!力が無いから妹は、マドカは殺された!!力以外何も要らない、目の前の誰もを守れる力を寄越しやがれぇぇぇぇ!!』
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ
メダルが積み重なる音が響く。それは織斑一夏から発せられていたものだった。不意に私は後ろを向く。私の背後にはメダルの山が積まれていた。
だが、織斑一夏の背後にはメダルの山なんてものではない。彼を中心に城でも作ってるかのようなメダルの量だった。少なく見積もっても私のそれより遥かに多いのは一目瞭然だ。
「ああ、そうか…」
私が織斑一夏を毛嫌いしていた理由がようやく分かった。私と彼は似ている。所謂同族嫌悪と言うやつだったのだ。
「俺の過去、どう思う」
不意に声をかけられて振り向くと、真っ白い空間に私と一夏は佇んでいた。あの頃の一夏ではない、現在の一夏だ。
「私は負けていたのだな…」
「ああ、グリードの力に頼った時点でな…」
「…一夏、私は戦闘用のクローンなんだ」
私は一夏の過去を知った。今度は私が一夏に過去を打ち明ける番だ。
「いや、お前の過去は全て見た。お前がクローンだという事も、ISのせいで軍の上層部から失敗作の烙印を押されたことも全部。でも、俺はお前を否定しない。もし世界がお前を否定しても、俺はお前を肯定する!」
一夏が私に手を差し出す。私は一瞬迷ったが、恐る恐るその手を握った。
そして、一夏は私を自分の胸に引き寄せた。
「だから、もう泣いていいぞ?俺がお前の居場所になってやる」
その時、私の中の何かが壊れた。目から涙が溢れ出て、ひとしきり泣きじゃくった。
「私は、わた…し…は、戦いたくなんて無かった…。私は自由に生きたかった…」
私は
「うわぁぁぁぁん!!」
白い空間、私の鳴き声だけが木霊していた。
「あんまり泣くなよ、綺麗なオッドアイが台無しになるぞ?」
「お前は、嫌わないのか?」
「うん?だって綺麗じゃん、俺はお前のその目、好きだぜ」
その言葉の意味を聞こうとした時、突然眩い光が私の視界を奪った。
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「う、ここは…?」
「目を覚ましたか、ラウラ」
どうやらここは病室の様だ。ふと隣を見ると私の隣のベッドが膨らんでいた。
「全く、無茶をする輩だな。作動したVTシステムをぶっつけ本番で止めてしまうとは…」
「まさか、私の隣に寝ているのは…」
「一夏だ。全く、本当に無茶をする」
私は教官からことの顛末を聞かされた。その中には箝口令が敷かれている事柄が1つ存在した。
「織斑一夏がISを動かせる…」
「それについては箝口令、それと、できる限り映司の事は伏せておいてくれ」
「それは、どういう事ですか?」
すると、教官の口からとんでもないことが明かされた。
「火野映司は1人でIS操縦者の、それも国家代表を倒すくらいの力を有しているということだ」
私は文字通り開いた口が塞がらなかった。
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「あれが私の知らない爬虫類のコンボか…、素晴らしい!織斑一夏くんは正しく第2のオーズとして相応しい人材だ!!里中くん、例のものを彼に届けてくれたまえ」
里中エリカは眉一つ動かさずパソコンのキーを叩いてドイツにあるものを届けるように手配した。
「さあ、これで欲望による世界の創造は更に加速する!これほど素晴らしいことはない!!」
白い欲望を関するISを織斑一夏が動かし、それの能力の1つ「OOOシステム」を起動させ、劣化コピーとは言え
「世界はこれから大きく変わる!女尊男卑という風潮が無くなるのも時間の問題、女性権利団体が動き始めるだろう。後藤くん、更識家の者とコンタクトしてくれ」
「分かりました、社長」
後藤と呼ばれた男性は命令されるとそのまま社長室を出ていった。
予定調和のラウラ陥落。戦闘描写が下手?ゴメンね、そこは文才が無いんだ(´・ω・`;)
次回は帰国してからIS学園入学までのちょっとした日常?を書いていこうと思います。ひょっとすると何話かかかるかも?
感想待ってます(* 'ω')ノ