願わくば最高の結末を___   作:Oblate

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遅くなりました。待ってる人いてくれたらうれしいです。


呼び出し

突然だが、学園長に呼び出しをくらった。

(俺、なんかよびだしくらうようなことしたっけ?)

とても不安になり、自分の行動を思い出しながら歩いていくと、指定の部屋についた。

ノックをすると入っていいと返事があったため部屋に入る。

「失礼します。」

中には、入学式で挨拶をしていたゴスロリの少女がいた。少女はこちらに目を向けると話を始めた。

「知っていると思いますが、私が学園長の九十九朔夜です。今日あなたを呼び出したのはいくつか聞きたいことがあるからです。」

「聞きたいことですか?」

「はい」

身に覚えがなさすぎるため思わず聞き返してしまった。ホントに何してしまったのかわからない。

「まず一つ目。あの焔牙は何でしょうか?」

「何でしょうかと言われても、俺の焔牙はだとしか言えませんが.....」

質問をされて更に困惑した。確かに水葉には他と違うとは言われたが、そんな呼び出されるほどのことだと思っていなかったからだ。

「そんな、おかしいですかね?」

「あの『異常』も大概でしたが、あなたも十分異質で焔牙の常識から大きくかけ離れています」

「は、はぁ」

新が焔牙を手に入れたのは一年前ぐらいだが、あの組織の人は刀やナイフの使い方以外あまり教えてくれなかったので自身の焔牙が、どれほど以上であるか理解していなかった。

「まぁこの際、何でもいいでしょう。二つ目です。あなたはなぜ()()()()()()()()()()()()()()()

「はい?」

思わず思考がふりーずした。

「《 黎明の星紋(ルキフル)》の適応試験を受けた人は全員記録しています。ですが、あなたの名前はありませんでした。もう一度聞きます、あなたはなぜ焔牙を持っているのでしょうか?」

知らなかった。黎明の星紋の適応試験は各自で受けるものだと思っていたし、ちゃんと名簿とかにも名前はあると思っていた。確かになぞの組織で《 黎明の星紋(ルキフル)》を入れたし、学園長も入学式に初めて知ったが、ここまで問題であるとは思わなかった。

「えっと、とある組織で貰いました」

「とある組織とは?」

「分からないです」

「本当に?」

「はい」

と、しばらく試されるような目で見られた後

「本当に分からないらしいわね。」

どうやら信じてくれたようだ。

「では、これで終わります。下がってかまいません」

「失礼します」

頭を下げ挨拶をして、部屋を後にした。

 

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また、次いつになるか分かりませんが、よろしくお願いします。

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