魔法先生ネギま! ~悪の従者~   作:猫大好き野郎

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第十三話

仮契約したあと家に帰りエヴァさんが俺の首輪を見て笑い転げ出した

 

「よ、よく似合ってるじゃないか。フフ……フハハハハハ‼」

 

本当に嬉しそうに笑いやがって!

 

「この恨みは絶対晴らしますから」

 

気がたっていてついエヴァさんに宣戦布告してしまった。まだ一度も勝ったこと無いのに

 

「そんな格好で言われても微塵も怖くないぞ」

 

それなのに今度は微笑の一つも無く流された

 

「くっこの忌々しい首輪さえ無ければ…!」

 

じじいに八つ当たりしてやる

 

「でマスター学校はどうなんですか?」

 

これ以上首輪で弄られても鬱陶しいので話題を変えてみる

 

「学校か?そうだな…ガキが多すぎて少々イラつくが何とか行けるだろう」

 

ガキか…そういえばデスメガネの若かりしころがこの時期じゃなかったっけ?

 

「クラスにできるガキはいるんですか?」

「できそうなガキなら一人いるぞ。たしか…タカミチとかいったかな?」

 

おっ!タカミチきたー!居合拳修得したいんだよな。

だってあれカッコ良くない?微笑を浮かべながら余裕そうにポケットに手を突っ込んで一瞬で手を抜いて拳圧で相手をぶちのめすという中二病ドストライクの技なんだよ?こねーかなータカミチこねーかなー

 

「まぁ微妙な奴だがな」

「そーなんですかー」

 

いつか模擬戦みたいなの頼んでみるか

 

それから一年がすぎマスターが中二になった

 

「クラスはどうなりました?」

「去年と同じだ。どうやら素質のあるやつで固めているらしい」

 

へーネギが居なくてもエヴァさんがいるからやってるのかな。

 

「あと以前話していたタカミチだがな。見違えるようになっていたぞ。どう考えても去年とはレベルが違う様だ」

 

これは時期がきたかな?

 

「それとじじいがお前を裏の奴に紹介したいそうだ今夜世界樹広場まで行くぞ」

「へ?…了解です」

 

グッドタイミーングラッキーだぜ!

~その夜~

「フォフォフォ全員集まった様じゃな。それでは紹介しようか。ソラくんこちらへ」

 

呼ばれたのでじじいの後ろから前へでる。

 

「この子がエヴァくんの弟子兼従者のソラ・マクダウェルくんじゃ」

 

ざわざわ…

…なに?

あんな小さな子どもが?

 

「これ、静かに。ソラくんなにか一言頼むぞい」

 

うーん考えて無いんだけど…

 

「初めまして、ソラ・マクダウェルです。今年で9歳になります!よろしくお願いしましゅ!」

 

ざわざわ…

噛んだぞ

ああ噛んだな

可愛い〜

 

「失礼しました、よろしくお願いします」

 

パチパチパチパチ

 

「ふむそれでは皆のもの今日は解散じゃ」

 

よし!可愛い少年を演じてやったぜこれなら殆どの魔法先生やら魔法生徒との戦闘を回避できるぜ

 

「おいソラ、さっきのはなんだ?」

「えっ?ああした方が…あんな可愛い子が闇の福音の従者だなんてきっと脅されてるんだ…みたいな雰囲気になると思ったので」

「なんだそりゃ⁉私の印象が悪くなるじゃないか!」

「いや元から悪いでしょ」

「あの、ちょっといいかな?」

 

ん?この白髪は…

 

「なんだタカミチ、私に何か用か?」

 

タカミチか!

 

「いや、エヴァ君じゃないよ、ソラくんに用があってね」

 

なに?

 

「え?僕ですか?」

「うん、どうして君はエヴァの従者をやってるのかなと思ってね」

「えっと、それはここでは話しにくいのでウチに来ませんか?いいですよねマスター?」

「別に構わん」

 

よし!

 

「じゃお言葉に甘えて」

 

~エヴァンジェリンズリゾート~

「まさかこんなところにダイオラマ魔法球があるなんてね」

 

タカミチが魔法球に驚いている。

 

「さっさと話しをして帰れよ」

 

マスターはちょっと機嫌が悪いがブツブツなんでこんな奴にとか魔法球まで入らせるとはとか言ってる

 

「そうだね、ソラくん話の続きなんだけど」

「うん、あれはね僕がお願いしたんだマスターに従者にしてくれってね」

 

タカミチがさらに驚いている

面白いなこれ

 

「それはどうしてだい?」

「マスターの悪に惚れたから」

 

タカミチの顔が驚愕に染まった

「まさかその歳の口から悪に惚れたなんて言葉がでるとは思わなかったよ」

300歳くらいだけどね。それにエヴァさんがいつの間にか笑っている

 

「おい、お前達ちょっと模擬戦した見ないか?」

 

マスター、ナイス!

 

「僕とソラくんがかい?大丈夫なの?」

「何をいうか、こいつは私の弟子だぞ」

 

まぁ経験が違うしね

 

「そこまで言うならやってみようかな」

「お願いします!」

 

爽やかキャラで通すぞ

 

「では私が合図したら開始だ準備はいいな?」

「いいよ」

「はい‼」

「では…始め‼」

「行きます‼魔法の射手連弾・闇の百一矢‼」

「⁉無詠唱でこれほどとはね。僕も本気を出さないといけない様だ

 

タカミチからでた拳圧で魔法の射手が全て消された

 

「やりますね、これならどうですか?」

 

ボフン‼

俺が10人に増えた。封印のせいでこれ以上の魔法を使えない

 

「へぇ、そんなのも使えるんだ」

 

居合拳を連発してくるが影分身は全員避けた

 

「魔法の射手連弾・氷の三百一矢‼」

 

影分身も合わせると三千もの矢が飛んでいく。これが封印状態で使える最大の魔法だ。これが無理なら近接にもっていくしかない

 

「やるね、けどその程度じゃ僕は倒せないよ」

 

居合拳でまた消された

 

「おい!ソラ!負けたらどうなるかわかってるよな?」

 

攻撃が一度も通ってないからマスターがご立腹ですなんとしてでも倒さなければ

 

「タカミチさん恨みは無いけど倒させてもらいます!」

 

近接戦に持ち込み魔力で底上げした身体能力で戦う

 

「凄いね僕ももっと本気を出さないと」

 

拳圧で吹き飛ばされてしまった。

気を極限近くまで練り上げ始めた。

 

「マジで?」

 

ゴォ!と顔の横を通り過ぎた。何とか避けれたが分身たちが殆ど消されてしまった。

 

「こ、子ども相手にえげつないですね」

「いやー、ちょっと大人気無かったかな?はははは」

 

笑い事じゃねーわ。しかしこのままじゃ勝てないし刀っていいかな?

 

「武器って使っていいですか?」

「だめだ。それでは面白くないでは無いか!」

 

マスターの娯楽の為に刀も使わず近接のエキスパート候補とやりあうのはちょっと危ないけど。

 

「やらないともっと怖いしな〜」

 

こっちは魔力全開でタカミチの普通状態と互角なのに向こうが全力だしたら勝てるわけないでしょ。咸卦法でも使わないと互角にするのもキツイと思う

 

「ソラくんの力はこんなものなのかい?」

 

中学生の癖に生意気な口をききやがってここは二、三発しばかないといけないな

 

「タカミチ、お前調子乗ってると潰すぞ」

「え?」

 

タカミチに全力全開の殺気を飛ばし魔力は使わず気を高めていく。

 

「やっと本気になったか」

 

マスターが少しだけ満足気に頷くとそれに変わるかの様にタカミチの顔から笑みが消えていった

 

「君本当に9歳なのかい?」

「そんなわけねーだろ。約300歳だよ」

 

俺の本当の歳を聞いた途端笑みのない顔から更に血の気までなくなっていく。

 

「人間じゃなかったんだね…」

「人間だよ、ただ他の奴より身体が頑丈なだけだ」

 

タカミチとの距離は約200mくらいか。いけるな。

 

「!?」

 

まさに刹那の間に距離を詰め無防備な腹に一撃ねじこんだ。そのまま顎、米神、後頭部と拳と蹴りを叩き込んだ。

 

「くっ、まさかここまでとはね」

 

タカミチが目元の血を拭いながらつぶやく

 

「当たり前だ、私が何世紀もの間育て続けたんだからな」

「ふぅ、降参だよ僕では君には勝てない」

 

マスターのプチ自慢を聞いてタカミチは自ら負けを認めた。

 

「でも、納得がいったよ。今の時代じゃ9歳の子どもが悪に惚れたなんて言わないもんね」

「周りには俺が300歳だって事と実は可愛いは作れますって事と言うなよ」

 

これを言われると結構困るので口止めしておく

 

「うんわかった。言わない」

 

すごい軽いな。閉める口が軽かったら開ける口も軽いからな少しだけ心配だ。

 

「じゃ僕は帰るね。エヴァ明日遅刻しないように」

「黙れ!貴様に言われんでもわかっとるわ!」

 

タカミチがマスターに挨拶?をして帰っていった

 

「私はこのまま寝るからな」

「わかりました〜」

 

あれ?ここは一日経たないと出られない筈じゃなかったか?

 

「ソラくん、外にでられないんだけど」

 

タカミチが恥ずかしそうに帰ってきた。顔が真っ赤であらぬ方向を見つめている。これは一生弄れるな。

 

「ここは一日経たないと出られないんだよ」

「そ、そうなんだ…じゃ暫く休ませてもらうよ」

「マスターに気付かれないように気をつけて」

 

タカミチは俺の助言を背中で聞きわかったとばかりに手をあげかっこよく城の中に入っていった。




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