魔法先生ネギま! ~悪の従者~   作:猫大好き野郎

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第十六話

あのじじい達に襲われてから三年たった。それからはちょっかいも掛けてこなかったから何事も無くエヴァさんの愚痴に付き合わされ続ける日々だった。その日々も今日で終わるはず。

 

「まだ解けてないですね。封印」

「そりゃそうだ、あのバカナギが来てないからな」

 

そしてまた卒業式をしてそこから三回目の入学式で機嫌はすこぶる悪い。けどその顔が面白くて仕方が無い。

 

「ま、三度目の正直という言葉があるからな次は来るだろう」

「そうですね……二度ある事は三度あるとも言うけど」

「聞こえてるぞ」

「ヒグッ‼」

 

脛に重い一撃を食らったせいで訳のわからん奇声をあげてしまった

 

「も、申し訳ありませんでした」

「ふんっ」

 

それからは毎日毎日やれ横の席の奴がやかましいだとか担任の魔法先生がビビって鬱陶しいだとかまた愚痴の日々が戻ってきた。それを一年もの間耐えてきたが限界です。

 

「どうにかしてよ〜カイえもん〜」

「面倒だよ」

「お前なら何とかできるって」

「自分で何とかしようよ」

 

すごい正論で返された。けど本音が丸わかりだった。

 

「いま面倒っていったよな」

「言ってない」

「いや、言ったよな」

「…だからどうしたの?」

 

こいつ開き直りやがった!

 

「いやさぁ、最近愚痴が酷過ぎてこっちがノイローゼになりそうなんだ」

「我慢すればいいんじゃない?」

「それができねぇからお前に頼んでんだよ‼」

 

いちいちイラつく奴だな

 

「へ〜それが人に物を頼む態度なんだー」

「お願いします嵬さん」

「転換早くない⁉」

 

こっちにとっては死活問題なんだ。

 

「じゃあねー取り敢えず女装し…」

「やっぱりいいや」

「え?」

 

こういうのは自分で解決しないと駄目だよね。

 

「嵬ありがとな。もう遊びにこないでくれ」

「ちょ、まって…」

 

ゲートで何処かに飛ばした。ほっといても勝手にくるから大丈夫だし下手したらもう来るかも知れないから下手なことは言わないよ

 

「ふぅ、ウザかった」

 

嵬が帰えらせて一息付いたらマスターが帰ってきた。何かダンデーオジサマを連れて。

 

「お帰りなさ…?」

「どうした急に固まって。化け物でもみたのか?」

 

確かに化け物は目の前にいるけどそっちじゃなくて後ろのオジサマに驚いていた

 

「誰?」

「ハハ、嫌だなぁ僕だよ、僕」

「僕僕詐欺は古いな」

 

そんなしょうもないこといってみるとオジサマがハハハと、乾いた笑いをもらした

 

「もしかして、タカミチ?」

「やっと思い出してくれたのかい?」

 

うぉっ原作で見たより老けた顔してんなホントに20台前半か?てか原作のこと殆ど忘れてた。

 

「久しぶりだね。4年ぶりかな?」

「そうだね。お前の所為でマスターと過ごしたあの夏休みは忘れない」

 

あの後わかった事がある。こいつは俺が魔法球に篭っているあいだ友人たちと魔法世界で観光していたらしいものすごーく羨ましいでござる。

 

「なぁ、タカミチ。頼みが有るんだけどいいかな?」

「ソラくんの頼みはちょっと怖いね。ハハハ」

 

笑い事じゃねぇよ。

 

「俺に居合拳教えてくれ!」

「え?」

「何だと?貴様私という師匠がいながら私以外者に教えを乞うというのか!」

 

マスターがキレた!

 

「違いますよ!ちょっと教えて貰うだけですって」

「ふん、どうだか」

「俺の師匠はこの世にエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルただ一人ですよ」

「…そうか。なら好きにして構わん」

 

マスターはちょっと顔を赤くして嬉しそうにした後プイッと自分の部屋に戻っていった

 

「ソラくんて時々すごいよね」

「どうしたんだよ急に?」

「いや、よくもまぁあんな恥ずかしいセリフを堂々といえるなぁと思ってさ」

「別に恥ずかしく無いし」

 

本当に思ってること言っただけだからな恥ずかしいもなにも無い

 

「で教えてくれるの?」

「うん構わないよ」

「本当か‼ありがとうタカミチ!」

「そんなに嬉しいのかい?」

「当たり前じゃないか!」

 

居合拳は男の浪漫だと俺は思っているんだ。

 

「この後時間ある?」

「うん大丈夫だよ」

「じゃ、魔法球で教えてくれよ」

「いいよ行こうか。その服にポケットはあるかい?」

「うんちゃんとあるよ」

 

俺のいつもの服装は薄手のパーカーに膝丈のズボンという超ラフな格好でポケットには困らない。そのままタカミチと魔法球に入り外の時間で3時間、中では三日教えて貰った。タカミチ教え方が上手くて直ぐにできる気がする

 

「まさか三日でここまでできるとは…」

「当たり前だ。だって俺だもん」

 

なんと本当に3日で習得しかけてしまった。後は拳圧を飛ばす距離を伸ばすだけだから習得と言ってもいいと思うけど。

 

「もっとすごい技ない?」

「あるけどできるかな?一応「究極技法(アルテマアート)」になる技なんだけど」

「やる!」

「じゃやり方はね、こう魔力と気を合わせるんだ。反発しあう力を上手に合わせる事が出来れば爆発的な力を引き出せる様になる。これが咸卦法(かんかほう)と言うんだ」

「えーと、これで…イタッ!」

 

魔力と気を合わせようとして二つの力が弾けた。その所為で俺は吹き飛び頭から落ちた。

 

「じゃあ僕はもういくよ。できるようになったらまた呼んで、次の段階に進もう」

「うん、ありがとうタカミチ」

 

今回の修行は居合拳の習得で終わり続きはまた今度になった。

 

数日後咸卦法をマスターしたソラを見てみるからに落ち込んでいるタカミチに更にソラが居合拳の上位である豪殺居合拳を半日で習得してしまうという追い打ちをかけたため生気の無い瞳のタカミチが麻帆良学園の職員室で目撃された。




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