第三話
…うーん…ここは…?
……ま、いいかどうでも。
あと五分寝ようか…
って違うっ!
なんで森の中にいるんだ?
………
「なんだよあの神俺高いところダメなんだよ!死ぬかと思ったわ!」
でもネギまの世界に転生したんだ!
来たわ〜これマジ来たわ〜(笑)
エヴァさんを探さないとな。
「特典で近くにいるはずだから、見つかるはずなんだけど」
とりあえず森を抜けるか。
「うっし出口探すぞー」
村とかないかな?そこで情報を集めたいな
……
トコトコ辺りをうろついてみて分かったことがある
「結構デカイんですねこの森…」
しかもさっきから同じとこグルグル回ってる様な感じで何処にいるかわからなくなってきた。
俺ってこんなに方向音痴だったっけ?
「ここは見たことないな新エリアか?ってここはゲームじゃねぇ!…はぁ」
一人でいすぎて1人ボケツッコミしてしまった。かなり寂しい
「湖?喉乾いたし飲めるといいな」
水面に手をいれて水を掬い上げ飲む
「プハーうめぇなこの水。もう一口いくか」
また水面に近づいたときに気づく
「誰?この娘?」
えっこれ誰?中々可愛い顔してるからロリでもいけそうな顔してる。けど所々に男の子の感じが滲み出ているからショタだと…ってそうじゃなくてこれ誰?って話なんだけど周りを見渡しても俺1人だしあれだよね結構必死に目を背けてたけど俺しかいないよな…
「ほとんど男の娘じゃねぇか!」
俺が頼んだのは可愛いショタであって男の娘ではない!
「ちくせうあの幼女次あったら苛めて虐め倒してやる」
くそっこんなのあいつに見られたら何を言われるか分かったもんじゃない…
「はぁもういいや。湖の向こうに森が途切れてるし」
今度こそ出られるといいな
「おっ、ちゃんと森を抜けそうだ…」
何時間もさまよっていたから嬉しくなって、つい走りだしてしまった。
森を抜けるという、次の瞬間
「そこのガキィ止まれ!」
変なおっさんに声をかけられた。
「慎んでお断りいたします」
「なにぃっ!?」
が、ほぼスルーしていった。
「待てと言っただろ!」
変なおっさんが…長いので以下変さんにする。
変さんが手に持っていた木を一振りで切り倒せそうなほど巨大な斧を投げてきた。
ってえぇ!?
「危なっ!殺す気か‼」
「いや、そのつもりはない」
「嘘つけ!で、何のようですか?」
「持っている金目の物全部おいて行きな。そうすれば命だけは助けてやる」
「ごめん、変さん僕服しか持ってないんだ」
「なんだそうか。なら、通ってヨシ」
あれ?名前に突っ込まないんだな
そんなにこいつバカなのか?いやバカだなそんな顔してる
「でも、なんでお前俺の名前知ってるんだ?」
「へっ?名前変っていうのか?」
「ああ、俺の名前は
ヘン・ナー・ヤツダと言う」
こいつ前世でどれほどの
悪行を行ったんだろう?そしてバカにしてごめんなさい
「あっそうすか。じゃあこの辺で」
「じゃあな」
~移動中~
あっ村発見!
「とりあえずメシ食うぞ!」
ちっさい村だな、30分ぐらいで全部回れそうだ。入り口から出口が見えてる
えっと、チョリ村ってとこらしい
「すいませーんここら辺で美味い飯屋ありますか?」
近くにいた、おばちゃんに聞いてみた
「ああ、それならそこの道を右に曲がった先に、食堂があるよ」
「ありがとうお姉さん」
適当にあいさつして先を、急ぐ。
後ろで、あの子なら付き合っても、と聞こえたが聞こえないふりをしておいた。
「おっ、ここか〜」
食事処ハンドメイド
「そりゃそうだろ!この時代食い物の機械ねーだろ!ってあれ?
この訳の解らん字が読める…変さんとさっきのおばちゃんの話も理解できたし会話できた、スゲー!神様マジスゲーわ」
この特典貰っておいて良かった〜
「ん〜中々いい匂いがするな。座れるみたいだし入るか」
イラッシャイマセー
ウェイトレスの女性が愛想の良さそうな声でそう言う。
「何名様でしょうか?」
「一人です」
「はいかしこまりました、カウンターの方へどうぞ」
終始にこやかである
「この店のオススメってありますか?」
「はい、近くの森で採れたキノコ類と今朝採れたばかりの野菜がたっぷり入ったスープと、当店こだわりのパンのセットがオススメです」ニコッ
笑顔を浮かべスラスラと説明していく。
「じゃ、それで」
「かしこまりました。
3番カウンターさんキノコスープセット一つでーす!」
「「はい!喜んでー!」」
ここは居酒屋か‼と心のなかで突っ込んでおく。
料理が来るまで少し情報を集めるか。
隣のおじさんに話しかける。
「おじさん、聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「ん?なんだい、ぼうや?」
「最近、近くに『闇の福音』って現れましたか?」
「闇の福音?しばらく聞いていないなー。もしかしたら今夜出るかも知れないから、ぼうやは夜お家からでてはいけないよ」
このおやじ、たいして面白くもないことを言っているな。死ねばいいのに。
「そうなんだ。ありがとう、おじさん」
「いやいや」
そして、料理がやって来た。
「おまたせいたしました〜キノコスープセットでございます。」
うおっ!メッチャうまそうだな
「いただきまーす!」
うめぇ!この何か分からんキノコの食感と、白菜みたいな野菜の甘みが上手く絡みあって、絶妙のハーモニーを奏でているっ!
パンも外はカリッと中フワッとしていてすごく美味しい!
うますぎて5分ほどで食べてしまった。
「ふ〜食った食った。満足したな〜……ハッ!」
俺、金を、持っていないぞ!
どうする、どうするんだ俺っ‼
…走ればいいのか。
ウェイトレスのおねぇさんはレジの人以外料理を運んでいるからいけるはず
じゃ、ウェイトレスの人にもとりあえずお礼を言ってと、
「お姉さん、すごく美味しかったよ」
「あら、そう?それは良かった。じゃ代金だけど…」
お姉さんの顔が下に向いた瞬間俺は走りだした。
…はずだった。
「ぼく〜、ちょっとこっちきてくれるかな?」(黒笑)
お姉さんに首を掴まれている。
なぜだ!?タイミングは完璧だったはずなのに!
「私、今まで食い逃げを、逃がした事はないのよ」
「ごめんなさい」m(_ _)m
すぐに土下座に移行した。
「実は僕お金を持ってないんです。森で迷ってしまい3日も飲まず食わずで、やっとの思い森を抜けたら、追い剥ぎに金目の物を全て取られてしまったんです」
我ながらいい嘘をついたと思う。普通の人ならこの顔でイチコロだ。
「関係ないわ。皿洗い3時間」
「はい?」
「皿洗い3時間」
「…」
「ニコニコ」
「了解いたしました(泣)」
くそっ最初から身体能力チートなら良かったのに!
~三時間後~
「もう、食い逃げなんてしちゃだめだよー」
俺はやっと解放されていた。
「は〜、ひどい目にあった」←自業自得
「エヴァさんを探さないといけないな」
何処だろう?
~村の外れ~
あ、あの金髪は!
「あの、すいません」
「ん?なんだぼうやこの私が誰かわかっていて話しかけているのか?」
「はい!泣く子も黙るエヴァンジェリン・マクダウェルさんですよね!」
「うぉっ!なんだ!?急にデカイ声を出して?」
「お願いです。俺を弟子にしてください!」
俺は全力で土下座している。
そんな俺をみてエヴァさんは
驚きながらも、こう言った。
「ハッ!そんな事を言って私を後ろから殺すつもりだろう?今ならまだ許してやるから、誰に頼まれたか言ってみろ」
「誰にも頼まれてなんかいません!俺の意思です!」
「父親か?母親か?」
「違います!そんなことしません!」
少し食い気味に言ってみる。
「本当にそうなのか?」
少し胡散臭そうな顔をして
エヴァさんが言っている。
「そんな事より、弟子にしてください!」
「だが、お前のような子どもに何ができるんだ?メリットがない」
くっ!しつこいな。特典ちゃんと機能してるのか?
「こんな見た目ですけど中身は15です、6年ほど前から姿が変わらなくてだいたいの事ならできます」
あまり、嘘は言っていない。
「なにっ!?お前吸血鬼かっ!」
「違います一応人間です」
「そうか…よし、なら弟子にしてやる。お前名前は?」
「ソラです!」
「私の修行は厳しいぞ」
「どんとこいです!」
この時の俺は数日後の悪夢のような仕打ちを考えもしなかった。
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