魔法先生ネギま! ~悪の従者~   作:猫大好き野郎

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第三十二話

「エヴァンジェリンさん、来ました」

「おい、まわりの付属品はなんだ?」

「誰が付属品よ!」

「お前と剣士と本屋だ」

「ウチはええねんな〜」

 

早速ネギが修行しにやってきた。

 

「ああ桜咲刹那は俺が呼んだんですよ」

「ソラが?ならいい」

 

神鳴流は俺が教えれるからつよくしてやりたい。

 

「じゃ、全員表にでろ」

 

ぞろぞろと家の外に出て行く。

 

「ソラ、結界を張ってくれ」

「了解」

 

えー、認識阻害、魔力隠蔽、空間遮断に物理防御だな…多いわ!

 

「まずぼーやは従者に魔力供給してみろ」

「はい、契約執行180秒間、ネギの従者、近衛木乃香、宮崎のどか、神楽坂明日菜、桜咲刹那」

 

ポワッとみんなに光が灯る。

 

「魔法の射手を撃てるだけ撃て!」

光の精霊(ウンデドゥケンティー・スピリトゥス)199柱(ルーキス) 集い来りて敵を射て( コエウンテース・サギテント)魔法の射手 連弾 光の199矢(サギタ・マギカ・セリエス・ルーキス)‼」

 

花火の様に打ち上がり俺がせっかく張った結界にぶち当たる。まぁこの程度じゃ壊れないけど。

 

「っはぁ!はあ…」

「もう一回」

「え?」

「もう一回」

 

鬼だ。この人やっぱ鬼だ。

 

「…光の精霊(ウンデドゥケンティー・スピリトゥス)199柱(ルーキス) 集い来りて敵を射て( コエウンテース・サギテント)魔法の射手 連弾 光の199矢(サギタ・マギカ・セリエス・ルーキス)!」

 

今度はヘロヘロでスカスカの魔法の射手が結界にも当たらず途中で消えてしまった。

 

 

繰り返すこと数十分、ネギはついにヘロヘロどころか形にもならなくなってしまった。

 

「なんだその情けない魔法は!貴様は魔力の使い方がなってないぞ!」

 

肩で息をしているネギにさらに追い打ちをかけるマスターは…いつも通りだな。

 

「む、無理ですよ〜皆に魔力供給しながらあれだけの魔法を連発するのは…」

「バカか貴様、本当の戦闘では雷の暴風レベルを連発しながら従者に魔力供給、自身の強化をしなけりゃならんのだぞ」

 

普通の魔法使いはそんなことしません。

 

「そんなことできるのはエヴァンジェリンさんくらいですよ…」

「なんだと?ソラ、見本を見せてやれ」

「はい?…分かりましたから睨まなで」

 

面倒だな魔力供給しながらって俺従者いないし

 

「お前はあいつらに魔力を分けながら魔法の射手、撃てるだけだ」

「マジか」

 

確かに魔力を分ける術式はあるけど送れる魔力最低ラインが従者の魔力供給の三倍くらいだから死ぬほどしんどいんだよな

 

「いくぞ…我、ユピテルの恩寵を分け与える者、この身を彼の者へ捧げ汝らを救う…恵みの波動」

「わっ!何これ?ネギより多い」

「本当ですね、ネギ先生の五倍程でしょうか」

 

反応は上々のようだ。

 

「魔法の射手!」

「ええ⁉無詠唱で2000矢以上ですか!」

「ソラ、あと五分連発」

 

悪魔だ!人としての情はないのか!

 

「魔法変更闇の吹雪だ」

 

俺、魔力無くなるかも

 

~五分後~

「死ぬ!もうそろそろ死ぬ!」

「す、すごいです!あんな魔法を無詠唱で、連発なんて!」

 

そんなこといいから魔力分けてほしい

 

「わかったか?ぼーやとソラの差は」

「魔力量でしょうか?」

「ドアホ!ソラより貴様の方が多いわ!」

 

あれ?俺って魔力量特典で大分多いんだけどなー。これだから天才は!

 

「魔力の運用技術が違うんだ、ネギが雷の暴風を使うのに50の魔力を使うとすれば俺は同じ威力の雷の暴風を使う時は15ですむかんじだよ」

「そんなに違うんだ」

 

経験値なめんなよ

 

「エヴァンジェリンさん!もっと教えて下さい!」

「いいだろう!私のことはマスターと呼べ!」

「はい、マスター!」

 

弟弟子ゲット。いびるぜ!

 

「マスター、刹那連れていってもいいですか?」

「いいぞ」

「じゃ刹那、ちょっと着いて来て」

「はぁ」

「あ、私もいく!」

 

~家の裏~

 

「と、いうわけで、桜咲刹那超強化特訓〜」

「いぇー…」

「イェー!」

 

流石アスナ、ノリがわかっている

 

「でも、私は剣士なんですが」

「大丈夫、大丈夫とりあえず手合わせ願おうか」

 

戸惑う顔が堪らなく可笑しいな。

 

「じゃあ、アスナ、合図よろしく」

「いいわよ…始め」

「得物は?」

「好きにして」

「でも…」

「先手は譲るよ」

 

最初は徒手空拳を相手に刀を使うのを渋っていたが、先手を譲られたことによって顔つきが少し変わった。

 

「後悔しないで下さい。神鳴流奥義斬岩剣!」

「おっと危ない」

「斬空閃!」

「なるほど」

 

なかなかの腕の様だけど、まだ躊躇してるようだね

 

「仕方ないか…」

「?」

 

影から刀を一振りだす。ちなみに「鉋」ではない

 

「神鳴流奥義斬岩剣!」

「神鳴流だと⁉」

「斬空閃‼」

「くっ」

 

ギリギリ防げたようだ。

 

「雷鳴…」

「遅いよ」

 

雷鳴剣を放とうとしたが、後ろにまわり首に刀を突きつける。

 

「…参りました」

「勝負ありだね」

 

アスナが、ポカンとしてる。女の子がする顔じゃないけど。

 

「どうしてあなたが神鳴流を使えるのですか!」

「なんでって教わったから」

「誰に?」

「えー、青山?みたいな名前だったかな」

「な⁉いつ、いつですか!」

「ちょうど百年前だね」

 

そういうとブツブツ下を向きながら考え事してる。

 

「もしかして、あの伝承の妖か?見た目も一致しているし…」

「おーい」

「は!ソラさんは今何歳ですか!」

「300とちょっとだけど」

「妖の類いか!神鳴流奥義斬魔剣!」

「ちょ、まって!俺は人間だから!」

「戯れ言を!」

「本当だって!学園結界反応してないから!」

「…本当ですか?」

「本当だって、学園長に聞いてよ」

 

携帯で聞いているようだ。話せば話す程顔色が悪くなっていく。

 

「ソラさん…」

「なに?」

「申し訳ありませんでした!」

「ちょちょ、頭なんて下げないでよ!」

 

土下座しそうな勢いでこちらに謝ってきた。

 

「まさか本当にあの空殿とは、思いも寄らず」

「いいよ、会う人皆にそんな反応されてるから慣れてる」

「しかし…」

「大丈夫だって、別に何も思ってないよ。ただ修行が倍になるだけだから」

「それは許してるは言わないのでは?というか剣を教えてもらえるのですか!」

「そうだよ」

 

普段からは想像もできない笑顔を浮かべて喜んでいる。そんなに嬉しいのか?

 

「空殿から教えて貰えるとは一生の自慢です!」

 

俺って凄かったようです




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