魔法先生ネギま! ~悪の従者~   作:猫大好き野郎

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まだ、外道サイドは続きます。恐らく後一話ですので、お願いします。


第四十四話

「やっと、来たね」

「…」

「だんまりはよせ、つまらないじゃないか」

 

ネギがゆっくりと空を歩みながらこちらに近づいてきた。

 

「ひとつ、いいですか?」

「構わないよ」

「貴方は今、誰かに操られていますか?」

「何を聞くかと思えば…そんなわけ有る訳ないだろう」

「そうですか…」

 

流石は主人公。まだ、俺のこと厳しいけど優しいエヴァの従者って感じなんだろう。

 

「では、本気で行きます‼︎」

 

瞬‼︎といきなり目の前に拳が現れ一撃貰ってしまう。

 

「いきなりか」

「操られていないのであれば、力づくで止めます!」

 

ちょっと厳しめに修行しすぎたからな?思った以上に思考がバイオレンスな方へ向かってしまっている。

 

「お前が俺に止めれるのか?」

「止めれるか止めれないかなんてどうでも良い、止めるんです!」

「いい覚悟だ!」

 

お互いの拳がぶつかりあい、攻撃を攻撃で止める。防御なんて考えない。最適の一手が重なり偶然、攻撃が防御にまわる。神業ような集中力で相手を全力で潰し合う。

 

膝、肩、肋骨、目、鼻、顎。人体の急所を執拗に狙ってくるネギをいなし、肝臓や腎臓、後から響くダメージを蓄積させていく。

 

「ゴフッ!ガハッ!…血?」

「やっとか、普通なら既にのたうち回っていてもおかしくはないはずなんだが」

 

ネギの魔力回路に咸卦の気を叩きつけて魔力の巡りは悪いはずなんだけど、衰えるどころか逆にどんどん強くなる。

 

「この程度なら、問題ありません!」

「お前、それは俺の魔法じゃないか」

 

上空から雨を降らし濡れたものを浄化する魔法。修学旅行で一度だけ見せた魔法だ。

 

「な、なんとか出来ましたね」

 

なんとかだと?ぶっつけ本番だったってことか。なんともいやみだな。

 

「…人に魔法をこうも簡単に真似されると思いのほか頭に来る」

 

真似しようとも思わないくらいに痛めつけるか。

 

「マル・ブラ・テ・ブラリス・テネブラリス…契約に従い(ト・シュンボ・ライオン)我に従え(ディアー・コネートー・モイ)闇夜の王(バシレウス・スコットノクティア)黄昏を纏いて(ファラオ・ナ・リコフォス)裁きを与え(パーラズマ・ディコスティス)全ては無に帰さん(カノ・オーラ・ティポッタ) 滅ぶ世界(ペリィビット・ムンドゥス)固定(スタグネット)掌握(コンプレクシオー) !」

「は、速い⁉︎」

術式兵装(プロ・アルマテイオーネ)闇の王(テネブラエ・バシレウス)‼︎」

 

今の俺が使える最高の魔法。全てをぶつける。

 

「ほら避けてみろ。まぁ、避けたら下の奴らに当たるがな」

 

夜の闇と同化し、空をから闇の吹雪、氷槍弾雨、魔法の射手を大魔法レベルで降らせる。

 

「グッ」

 

今はまだ全力の障壁で耐えているがいつまでもつか。

 

「そらそら、もういっちょいくぞ。天より落ちて灰燼と化せ、怒れる狂雷(レイジングボルト)‼︎」

「ガッ…」

 

ネギもこれで終わりか。

 

「どうした、この前の闇の魔法(マギア・エレベア)はまぐれか?」

「まだ…僕には他の魔法があります!そして貴方や超さんを止めます!」

 

ここまでしても、止める(・・・)ねぇ?

 

「貴様は甘いな」

「甘い?」

「そうだ、優しいではなく甘いだ!そして無知すぎる」

「どういう意味ですか!」

「貴様らの言う正義とはなんだ?」

「悪い奴を止めてみんなを守る事です!」

「それが無知で甘いんだよ!」

 

完全に断言したら怯んだ。

 

「お前ら正義の魔法使いがしてることは世界中にとって正義だと思うな!」

「なっ⁉︎」

「エヴァの懸賞金も超のこの作戦も先に手を打った方が正義だ!」

 

まぁ、俺は悪だって自覚はあるけどな。

 

「だから、ここで貴様は潰す!」

「負けません!」

「いくぞ…⁉︎」

 

ネギが消えた?

 

雷の暴風(ヨウィス・テンペスタース・フルグリエンス)‼︎」

 

突然後ろから魔法が⁉︎

 

「チッ、カシオペアか…」

「流石に超さんの仲間なら知ってますか」

 

うざいな。時間を止められたら何も出来ない。時間魔法はまだまだできていないし。

 

『ラスボス超が発見されました!上空でドンパチしてる所の逆方向更に上、飛行船に居ます!』

 

このタイミングかよ…

 

「よしあっちだな!」

「行かせるか!」

 

カシオペアのせいでどんどん離れていきやがる。

 

「なら…魔法の射手(サギタ・マギカ)連弾(セリエス)闇の5001矢(オブスクーリー)‼︎」

 

ネギの出現しうる場所全てに直接転移させるのみ。

 

「…ジジィ」

「これ以上は暴れさせられんのぅ」

 

流石は極東最強の魔法使い近衛近右衛門。全部撃ち落とすとは。

 

「いたずらが過ぎたようじゃの」

「いたずら程度なら許してくれるのか?」

「ああ、そうじゃな。が、これは許せん!」

 

豪!と音を立て魔力が渦巻く。老練の兵とはこの事を言うんだろうな。

 

「悪は必ず倒されるのじゃ!」

「そうだ!だが、まだそのタイミングでは無いぞ!」

 

闇と光がぶつかりあい余波で空間が軋む。

 

「近接はどうだ、ジジィ?」

「年上にジジィと呼ばれたくないわい」

 

虚空瞬動ありきの格闘術とは、洗練されてるじゃないか。

 

「神鳴流は武器を選ばず、ってか」

 

斬空掌で隙を作り、手で斬岩剣を繰り出し、斬魔掌で魔力だけを攻撃する。

 

「ホッホッホッ、やりおるのぉ」

「余裕は格上あいてには、虚勢にしか見えないぞ?」

「バカにするでない。ほれ!」

 

無詠唱で暴風や嵐、白き雷、紅き焔を出す。

 

「はっ!えいえんのひょうが(ハイオーニエ・クリュスタレ)!」

「なっ無詠唱でそこまでの魔法を⁉︎」

「今の俺は精霊達と同化している、この程度余裕だ」

 

今ので首以外凍らせた。後は全部凍らせて、

 

「とどめだジジィ、おわるせかい(コズミケー・カタストロフェー)‼︎」

 

「「「学園長⁉︎」」」

 

今まで遠くで見ていた魔法教師どもが慌てふためく。

 

「ハハハハハ!最後の砦も消えたなぁ!どうする正義の魔法使いさんよぉ?」

「「「……」」」

 

びびって声も出ていない。

 

「ふん、腰抜けどもが。後は超か…成功するか失敗するかは賭けだな。ここまで来ると」

 

爆音と共に空が燃える。超の燃える天空(ウーラニア・プロゴーシス)だろう。

 

「じゃ、雑魚でも…」

「そうはさせないわよ!」

 

また、アスナか。

 

「何度も何度も鬱陶しい奴らだな」

 

後ろには刹那、宮崎のどか、長瀬楓、古菲。麻帆良の主力がほとんどが敵に回る。

 

「わらわらとでてきてやがって。」

「これはもう止めるなんて言ってられないでござる」

「絶対に倒すアル!」

「…御免!」

「ネギ先生のため!」

「あんただけは絶対に殺すわ!」

 

雑魚どもがいい目をしだした。楽しめそうだ。

 

「かかってこい。加減は無しだ!」




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