あらすじ書くのは苦手なのでごめんなさい

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オリジナルアイドルが主人公です。自分で書いといてなんですが途中で書くのが面倒になりましたのでかなり内容は省略してるし文章は走りぎみです。それでもよければどうぞ

前情報

名前:鬼式 友美(きしき ともみ)
髪の色:白銀
眼の色:深紅
年齢:17
身長:160cm
体重:42kg
誕生日:7/15
血液型:A型
利き手:両利き
スリーサイズ:86,54,79
星座:蟹座
出身地:東京
趣味:特になし



DC

東京・渋谷

 

1日に何千何万の人が歩きすれ違うなか、その娘はひときわ異彩を放っていた。

 

白銀色の短めの髪、深紅の瞳、瞳と髪の不自然さを帳消しにするシミひとつない肌。

すれ違う人々はその神がかった容姿に例外なく目を引かれた。

 

彼女の名は、鬼式 友美

 

ここにいたのは、本当に偶然だった。調査のために寄った国で、まさかこのような事態になることは想像していなかった。

 

P「せめて、名刺だけでも」

 

友美「…………」

 

友美は、なんと返答したものか迷っていた。目の前の男は、自らをアイドルのプロデューサーと名乗り、自分をスカウトしたいと言ってきたのだ。

 

友美(…………どうしよう)

 

断る理由もないが、断らない理由もない。

 

友美(まあ、後で名刺から情報を仕入れればいいか)

 

とりあえず名刺を受けとると、男の顔が露骨に輝いた。

 

P「ありがとう!!とりあえず気が向いたら名刺の電話番号に電話するか、事務所まで遊びに来てくれればいいから」

 

そういうと男は返事も聞かず手を振りながら雑踏の中に消えていった

 

友美(……帰ろ)

 

友美も雑踏の中に消えていった。

 

 

*

 

その日の夜、ホテルの一室にて友美はパソコンを開き今日会った男の所属する事務所を検索していた。

 

友美(社員数25に対してアイドル200、資産に関しても問題はなし、か)

 

もう少し深い所まで潜ってみる

 

友美(ニュージェネレーションズ、凸レーションズ、CANDY ISLAND、その他有名どころの顔が多数。シンデレラガールズとやらにも選ばれた娘も何人も所属)

 

友美(……目的を知る必要がありと判断)

 

友美は、詐欺の類という可能性を捨てた。が、自分を誘った理由を見つけることが出来ず、とりあえず直接会って理由を引きずり出すことに決めた。

 

友美「とりあえず装備は……と」

 

友美は明日の準備を整えると、寝床についた

 

 

*

 

 

ちひろ「その子をですか?」

 

P「はい!!初見でこの子なら絶対輝けると感じましたので!!」

 

次の日、事務所についた早々にPとやらは喜び勇んで事務員らしき人に自分をスカウトしたことを自慢した。

事務員は「またか」というような反応だったが

 

ちひろ「プロデューサーの職業病は今に始まったことではありませんが………えっと、じゃあ登録するので名前とかあと諸々教えて下さい」

 

友美「いや、あの……まだアイドルになると決めた訳じゃなくて、話を聞きに来ただけなんですが……」

 

P「あ、そうだったの?ごめんね、早とちりしちゃって」

 

友美「いえ」

 

P「じゃあ、そこのソファーにどうぞ。ちひろさん、お茶お願いします」

 

ちひろ「はい」

 

友美「あ、いえ、お気遣いなく」

 

P「えっと、じゃあとりあえず何から話そうか?」

 

友美「じゃあ、とりあえずこの事務所について聞かせてください」

 

P「わかった、そうだなこの事務所はー」

 

それから、Pは事務所についていろいろなことを語った。人気のアイドル達がたくさんいること。皆仲が良く、それでいて切磋琢磨していること。P自身この仕事を通して知らなかったことを知れること。

よくもまあ自分の所属する事務所をここまで讚美できるものだと感心するほど美辞麗句が出てきた

 

友美(しかし、とりあえずこのPの目的はわかった。この人、本気で私をアイドルにするつもりなんだ)

 

これまで、沢山の嘘と誤魔化しとはたくさん見てきた。しかし、それ特有の匂いというか、雰囲気がこの人からは見てとれない。

 

友美(まあ、とりあえず暇してたし、ダメならダメでどうとでもなるか、私なら)

 

友美は特に自身にマイナスになるような事態は発生しないと判断した

 

P「と、いう感じかな」

 

友美「はい、いろいろ聞かせていただきありがとうございます。なかなか興味深かったです」

 

P「ははは、そう言ってくれると助かるよ。ごめんね、一方的に語っちゃって」

 

友美「とりあえず、その登録をすればアイドルになるんですよね?」

 

P「あ、なってくれる?」

 

友美「まあ、ちょうど暇してましたので」

 

P「ありがとう!!すごく嬉しいよ。じゃあとりあえずこのパソコンに登録事項があるから入力をお願い」

 

友美「分かりました」

 

友美は登録事項を入力した。

 

友美「これでいいですか?」

 

P「どれどれ……えっと、え?17歳?それで大学卒業ってことは」

 

友美「あ、はい。飛び級しました」

 

P「す、すごいな、しかもハーバード大学って超有名どころじゃ」

 

友美「勉強大変でしたよ」

 

P「あ、けど、17歳じゃ両親の承認がいるんだよね。ご両親は?」

 

友美「いませんよ?」

 

P「え?」

 

友美「私が高校卒業してすぐに鬼籍に入りましたので」

 

P「…あ…その、ごめんね」

 

友美「いえ」

 

P「えっと、じゃあどうしようか?未成年者の場合は誰かの保護下にないとアイドル起用が出来ないんだよね」

 

友美「うーん、大学卒業してるし問題ないのでは?」

 

P「日本だとそうはいかないんだよね」

 

友美「じゃあ、ちょっと待ってて下さい。電話かけてみます」

 

P「え?」

 

友美は、スマホのアドレスから番号を選ぶと英語で二言三言話すと電話を切った。

 

友美「えっと、とりあえず保護者を確保しましたので保護者の欄にブレント・ミザリアスと書いておきますね」

 

P「あ、ああ、ところで、今の人は?」

 

友美「昔の知り合いです」

 

P(深く突っ込まないようにしとこ)

 

P「じゃあ、明日から仕事始まるからよろしく」

 

友美「はい、こちらこそ」

 

友美は事務所をあとにした

 

 

*

 

 

次の日 09:00

 

P「とりあえず今日はまずは顔合わせからだね」

 

友美「はい、分かりました」

 

事務所のドアを開けると、すでに何人かの人が事務所で待機していた。事務所サイトでみたことのある人もいる

 

P「皆、今日から新しくうちのアイドルになった、鬼式 友美ちゃんだ」

 

友美「よろしくお願いします」

 

凛「よろしく」

 

未央「よっろしく」

 

卯月「よろしくお願いします」

 

有香「オス!!よろしくお願いします!!」

 

小梅「よ、よろしく」

 

泉「よろしくお願いします」

 

P「じゃあ、とりあえず午後から宣材写真とりにいくからそれまで皆とおしゃべりでもしてて、あ、凛たちは十時から仕事だからそのつもりで」

 

凛,s「はーい」

 

Pは机に座ると書類とにらめっこを始めた

 

友美「……えっと」

 

未央「友美ちゃん、で良かったんだよね?」

 

友美「あ、はい」

 

未央「じゃあ、ともみんって呼んでいい?」

 

友美「へ?」

 

卯月「あ、それいいですね」

 

友美「ええっと」

 

凛「ほら未央、卯月、友美さん困ってるよ」

 

未・卯「はーい」

 

凛「ごめんね、うちのが」

 

友美「い、いえ、大丈夫ですよ」

 

凛「……………」ジー

 

友美「あ、あの……なんでしょう?」

 

凛「友美さんの髪って……綺麗だよね」

 

友美「へ?ありがとうございます?」

 

凛「さわっても、いい?」

 

 

数刻後

 

 

友美(どうしてこうなった?)

 

凛「うーん、本当にさらさらだよね」サラサラ

 

未央「いい匂い~」クンクン

 

卯月「リボンもつけてみましょうか?」

 

小梅「な、仲良くなった…ね」

 

有香「なったんですかね?」

 

泉「うーん」

 

友美(はやく宣材写真とりにいく時間にならないかな)

 

友美は心の中で嘆息した。

 

 

*

 

 

12:00

 

P「……ずいぶんお疲れみたいだね?」

 

友美「……精神的疲労というやつです」

 

あと後、ニュージェネレーションズの面々はお仕事に名残惜しそうにしながらも出かけたが、いれ替わりで今度は凸レーションズとその他の面々がやってきて、それはもうはぴはぴされたらしい

 

P「はい、これいる?」

 

友美「これは?」

 

P「うちの事務所のスタドリ、疲労回復にすごく効くよ」

 

友美「へえ」クンクン

 

友美「…………」

 

P「どうしたの?」

 

友美「……すいません、私これちょっと苦手なんで、やめときます」

 

P「そう?まあ、得手不得手は誰でもあるから仕方ないか」

 

そう言ってPはスタドリをグビリと飲んだ

 

友美(匂いからして、多分精神向上系のやつとアドレナリン増進系の奴が通常量の3倍くらい入ってる。P並みに忙しければ常用しても問題ないけど、常用してない人が飲んだら少しヤバイかも。まあ、今のところは大丈夫か)

 

P「さて、宣材写真とりにいくから車に乗って」

 

友美「はい」

 

*

 

移動中

 

P「そう言えば、昨日メール送ったけどちゃんと読んだ?」

 

友美「あ、はい。自分の雰囲気が一番出ると思う服を用意しておいてほしいというやつですね。ちゃんと持ってきましたよ」

 

P「良かった、返信なかったから読んでないのかと」

 

友美「すいません、朝出るときに見たもので返信の暇がなかったんです」

 

P「いえ、こちらも前もって言っておけば良かったんでしょうが、つい忘れてて」

 

友美「まあ、用意はできてますので問題はありませんよ」

 

 

*

 

撮影スタジオ

 

友美「とりあえず来てみましたが、どうでしょう?」

 

P「こ、これは……」

 

カメラマン「すごいな……」

 

友美が着ているのは、前に使っていた仕事着だった

 

黒いフード付きの革ジャン、黒いズボンというシンプルな格好ではあったが、白銀の髪と深紅の瞳がその衣装を最大限にまで妖しく、それでいてシャープに引き立てていた

 

カメラマン「いままで何人も撮ってきたけど、ここまで鳥肌がたつほど黒が似合う娘はいなかったよ。おどろきだね」

 

P「これはポーズ決めたらすごいんじゃないすかね?」

 

カメラマン「ですね。とりあえずポーズお願いします」

 

友美「はい、じゃあこんな感じに」

 

足を肩幅ほど開き、横を向き、視線をカメラへと向けた

 

カメラマン「すばらしい!!」パシャパシャ

 

P「言葉がでないな」

 

そのあと、カメラマンさんのテンションが上がりまくり写真を撮られまくる結果となった。

 

P「お疲れ様」

 

友美「あんなに撮られるとは思ってませんでした……」

 

P「いや、仕方ないと思うよ?実際凄くカメラマンさんテンション上がってたし。あの人があんなにテンションあげるのは初めてみたよ」

 

友美「そうですか」

 

P「明日からはレッスンが始まるから、体調整えといてね」

 

友美「はい」

 

P「じゃあ車に乗って、家まで送るよ」

 

友美「あ、駅までで大丈夫ですよ。ちょっと寄るところがありますんで」

 

P「あ、そう?じゃあ駅までで」

 

 

*

 

 

友美「送ってくれてありがとうございます」

 

P「いいよいいよ、明日からよろしくね」

 

友美「はい、よろしくお願いします」

 

Pはエンジンを始動させると車を発進させ事務所へと戻って行った

 

友美「……危なかった」

 

友美はそう呟くと駅前ホテルへと入った。今日の宿はここだ

 

*

 

友美「ふう」

 

ベッドに転がりため息をつく

 

友美(とりあえず連絡がないってことは問題なしと判断されたのかな?まあ、連絡が来たら即動けはいいか)

 

友美は明日の宿を探すためにパソコンを起動させた

 

 

*

 

 

 

ルキトレ「はい、そこでステップからのターン」

 

友美(ずいぶん簡単な動きを要求してくるけど、最初のレッスンならこんなものなのかな?)

 

初日は、ボイスレッスン、ダンスレッスンからだった。映像を見せられ、この通りに歌い踊ってと言われたので映像の通りに歌い踊っていた

 

ベテトレ「……へえ」

 

マストレ「これはこれは」

 

ルキトレ「ジャンプ、ターン、ポーズ!!」

 

友美「はい」

 

友美は一番最初にみた映像の通りにポーズを決めた

 

ルキトレ「……驚いたわね、一回見ただけで寸分の狂いもなく踊れるなんて」

 

友美「そんな、まぐれですよ」

 

マストレ「謙遜するな、お前の先輩にあたる双葉杏も一回見ただけで踊れてはいたがへとへとになっていた。が、お前はどうだ?汗一つかいてない上に普通に笑顔も出来ていた」

 

ルキトレ「それに歌も全然ぶれないし」

 

ベテトレ「ダンスとかやってたの?」

 

友美「いえ、これといってはなにも」

 

マストレ「ふふふ、では明日からは私がコーチしても問題ないな」

 

ベテトレ「まあ、ここまでできてたら問題ないでしょう」

 

友美「えっと、よろしくお願いしますでいいんでしょうか?」

 

友美は自分の愚かさを悔いた

 

友美(あまりに簡単な動きだと思ってたら失敗しました。この動きは一般的にはハイレベルだったんですね)

 

ルキトレ「じゃあ、今日はここまでです。お疲れ様でした」

 

友美「はい、ありがとうございました」

 

友美はトレーニングルームを出た。

 

友美(……自分のバカさ加減にイライラする……シャワー浴びよ)

 

友美はシャワールームへとむかった

 

*

 

友美「お疲れ様で……す?」

 

事務所には、ニュージェネレーションズの三人とプロデューサーがいた。が、四人とも沈痛な面持ちをしていた。

 

友美「どうしたんですか?なんか、この世の終わりみたいな顔してますけど」

 

凛「……なんでもないよ」

 

友美「え?でも……」

 

凛「なんでもないったら!!」

 

凛は怒鳴ると事務所のドアを乱暴に走り出て行った

 

未・卯「「凛ちゃん!!」」

 

二人はあわてて凛を追っていった

 

P「……………」

 

友美「……何かあったんですね」

 

P「……ニュージェネレーションズの仕事が潰された。これからも多分潰される仕事が増える」

 

話はこうだった。どこかのテレビ番組に出演していたニュージェネレーションズの三人を、とある大物人物が大層気に入り、強引に自分の物にしようとした。が、プロデューサーが寸でのところでそれを阻止した。しかし、大物人物の怒りを買う結果となり、ニュージェネレーションズの仕事を潰すように仕掛けているらしい

 

P「もしやめて欲しければ……誠意を見せろ……と」

 

友美「……枕……ですか」

 

Pはコクりと頷いた。

 

P「……やっとニュージェネレーションズは起動に乗ってきたというのに……どうすれば……」

 

友美(うっぷん晴らしにはちょうどいいかも)

 

友美「プロデューサー、なんだったらどうにかしてあげましょうか?」

 

P「え?」

 

友美「私に任せてくれるなら、二、三日の内に解決しときますよ?」

 

P「ま、まさか代わりに行くなんて言うなよ?君だってうちの事務所の大切な仲間なんだから」

 

友美「ふふ、お気遣いにありがとうございます。けど、違いますよ。そんなことはしませんから」

 

P「そ、そうか。それなら良かった」

 

友美「で?どうしますか?」

 

P「……頼めるか?」

 

友美「承りました」

 

友美は踵を返すと事務所のドアを開け

 

友美「あ、レッスン終わりましたので今日は帰ります。評価は、トレーナーさんから直接お願いします」

 

報告をしてから出ていった。

 

 

*

 

二日後

 

テレビ「次のニュースです。本日午前六時ごろ、東京都内高速道路内にあるサービスエリアにて、急性心臓麻痺を発症させた男性が車内にて亡くなっているのが発見されました。亡くなっていたのは大物人物(50)で、外傷などもなく、警察は事件性は皆無として捜査しています」

 

P「…………」

 

凛「……この人、死んだんだ」

 

卯月「……ということは」

 

未央「……私たち」

 

P「……出演依頼がまた舞い込んできてるから、助かったってことだな」

 

凛・卯・未「やったーーー!!」

 

友美「………」ニコニコ

 

P「不謹慎なようだが、今日からまた忙しいぞ、三人はCスタジオで撮影があるからそこに向かってくれ」

 

凛・卯・未「はーい」

 

三人は、事務所から出ていった

 

P「…………なあ、友美」

 

友美「はい?」

 

P「いったい何をしたんだ?」

 

友美「何も」

 

P「……そっか」

 

友美「はい」

 

P「今日もレッスンがあるから、トレーニングルームに向かってくれ」

 

友美「はい」

 

友美も事務所を出た

 

P「…………偶然だよな。うん」

 

Pは考えるのを辞めた

 

 

*

 

半年後

 

LIVE 会場

 

友美「ファンの皆さん!!いつもありがとうございまーす!!これからもよろしくお願いしまーす!!」

 

ファン「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」

 

会場は、たくさんのファンで埋め尽くされ、溢れるほどの熱気に包まれていた。

 

デビューから半年、たったそれだけの間に第一シングル「one side mine」がレコード記録を塗り替える快挙を見せた。その冷たくも透き通った歌声は世の男性達を虜にし、続いてのセカンド、サードシングル「sniper」「fragment」で女性をも魅了した。

 

ファンからは「白銀の女神」と称され、同じ女神と言われる新田美波との共演が決定しチケットが発売されたときは、1分も持たずチケットが完売する驚異的な事態が発生した。事務所のサーバーを大幅に強化したにも関わらず、完売直後サーバーがダウンしたそうだ

 

さらには、クイズ、スポーツ系番組に出演しオリンピックスポーツ選手、東京大学主席出身芸能人を超越するほどの知能と運動能力を見せつけることもあった。

 

しかし、人柄もよく人望もあり、まさに「白銀の女神」の称号をほしいままにしてきた。

 

P「お疲れ様」

 

友美「疲れましたー」

 

LIVE 後、その女神は楽屋にて机にうつ伏せのままぐったりとしていた。それさえも絵になっていたが

 

P「明日は……っと有給とってたんだったな」

 

友美「すいません、忙しいのに無理言って」

 

P「いやいや、ここのところずっと働きづめだったから」

 

友美「最後に休みとったの20日以上前でしたからね」

 

P「まあ、1日だけだけど、ゆっくり休んでくれ」

 

友美「はーい」

 

P「じゃあ、送るから着替えたら裏口に来てくれ」

 

友美「はーい」

 

Pはドアを閉めると裏口へと歩いていった

 

友美は素早く着替え、楽屋を軽く掃除したあと、楽屋を出た。

こういうところが女神と言われる所以なのかもしれない

 

*

 

駅前

 

P「じゃあ、ここで」

 

友美「はい、いつもありがとうございます」

 

P「いいよいいよ、マスコミには気を付けてね」

 

友美「はーい、さようなら」

 

Pはエンジンを始動させると車を発進させ事務所へと戻って行った。

 

友美は駅前から少し離れた三階建てのホテルへと入った。

 

予約していた部屋へと案内され、ベッドへと転がる。

 

友美(明日は有給か……何しようかな)

 

~~♪~~♪

 

その時、スマホが着信音を奏だした

番号は、表示されていない

 

Pi

 

友美「お久し振りです。大佐」

 

大佐「久しぶりだな。今は、アイドル友美だったか?」

 

友美「偶然にもですが、ね」

 

大佐「まあいい、君のお陰でとてもいい参考データが手に入った。君には感謝している」

 

友美「……帰還ですか?」

 

大佐「ああ、日本でのデータは非常に有用な物になった、まさかアイドルをやってくれるとは思ってなかったものでね。他の娘たちに比べても有用なデータばかりだ。そのかいあって、他の娘達と共に、次はアメリカに行くことが決まった。」

 

友美「アメリカですか。分かりました」

 

大佐「二日後にはアメリカへ出発だ。次の国籍も用意してある。頑張ってくれたまえ」

 

友美「はい、了解しました」

 

大佐「健闘を祈る」

 

着信を切り、ため息をつく

 

友美(……なぜだろう……慣れたことなのに)

 

友美はため息とともに、深い眠りへと落ちていった。

 

 

*

 

二日後

 

事務所

 

P「……友美遅いな」

 

凛「電話にも出ないし」

 

卯月「LINEも概読つかないです」

 

未央「……家まで迎えに行く?」

 

P「だな、じゃないとちょっと時間的にまずい」

 

Pは三人を乗せると車を発進させた。

 

 

*

 

凛「えっとさ、ここであってるんだよね?」

 

P「……のはずなんだが」

 

凛「ここ駅前ホテルだけど?」

 

友美の登録住所は友美が一番最初に泊まったホテルになっていた

 

P「ちょっと待っててくれ」

 

Pは車を出るとホテルへと入った

 

ホテルマン「いらっしゃいませ」

 

P「あの、すいません。ここに白い髪で赤い目の女の子が来ませんでしたか?」

 

ホテルマン「もしかして、P様ですか?」

 

P「あ、はいそうですが」

 

ホテルマン「今朝方、鬼式様よりあなたへの預かりものを預かっております」

 

P「へ?」

 

Pはホテルマンから封筒をもらうと車へと戻った

 

凛「あ、おかえりプロデューサー、なにそれ?」

 

P「分からん、友美があのホテルに預けていったらしい」

 

Pは封筒を開けると、中身を取り出した。

 

未央「え?」

 

卯月「それって」

 

P「……辞表だ」

 

 

*

 

 

ちひろ「そんな!?なんで急に!!」

 

P「俺にも分かりません。今、泉とマキノに友美のGPSを探らせてますが、あまり芳しくないみたいで」

 

凛「住所も駅前ホテルだったし」

 

未央「何か、私たちに隠してたん……だよね」

 

卯月「…………」

 

その時、事務所のドアを乱暴に開け、泉とマキノが入って来た

 

泉「P!!現在地は分からなかったけど、どこに行くかは分かったわ!!」

 

P「本当か!?どこだ!?」

 

マキノ「アメリカよ」

 

P「あ、アメリカ!?」

 

マキノ「ええ、電話回線に記録が残ってたわ」

 

P「そうか、じゃあー」

 

マキノ「けど、友美の所に行くことはおすすめ出来ないわ」

 

P「な!?なんでだよ!?」

 

泉「断定的にしかいえませんが、友美さんは何かの組織に属して、何かのデータを取得していたらしいです」

 

マキノ「しかも、かなりでかい、それこそ超国家間の組織と見てもいいと思うわ」

 

P「…………」

 

マキノ「最終的な判断はあなたがすることだからこれ以上は何も言えないわ」

 

P「行くに決まってるだろ!!少なくとも、ちゃんと辞表くらいは出させないといけないからな!!それに、まだここにいるみんなにアイドルの頂上を見せてない!!頂上を見るときは皆一緒だ!!」

 

泉「プロデューサー!!」

 

マキノ「……分かったわ。じゃあ、データ取得する暇がなくて口頭になるけど友美ちゃんが出発する地点は教えるわ」

 

そう言って出発地点を教えてくれた。東京近郊の港だった

 

泉「警備データから、警戒されるのを恐れてかそこまで警備はしかれてなかったから容易く友美ちゃんの所までいけます。出発は今日の夜です」

 

P「分かった」

 

凛「プロデューサー、私も連れて行って」

 

P「凛!?」

 

未央「私も行く!!」

 

卯月「私だって」

 

P「未央!?卯月!?」

 

凛「だってまだ、半年前のお礼言えてないよ」

 

P「な!?」

 

Pは驚愕した。半年前のニュージェネレーションズを潰そうとしたあの大物人物のことを凛たちは知っているはずはないはずだ

 

未央「ちひろさんから聞いたよ?プロデューサーなんで黙ってたの?」

 

P「……友美から黙ってて欲しいと言われたんだ。余計な気苦労をかけたくないって言われて」

 

卯月「私たち、まだお礼言えてません!!別れるとか別れないとか言う前に、きちんとお礼はしたいんです!!」

 

P「……分かった、けど、無茶だけはしないでくれよ?」

 

凛・卯・未「はい!!」

 

 

*

 

東京近郊の港(夜)

 

そこには10歳から20歳くらいまでの少年少女が集まっていた。

皆一様に、白い髪に赤い目をしていた。

 

大佐「皆、日本での調査ご苦労だった!!これより、船に乗り込み次の任地アメリカへ移動する!!」

 

友美「……………」

 

友美(これで日本ともお別れか……なんか胸がもやもやするな……)

 

友美がそんなことを考えているとき、大佐の部下の一人が慌てた様子で走ってきた。

 

部下「大佐!!ご報告です!!何者かがここの情報を掴み、侵入してきました!!」

 

大佐「なんだと!?ちっ、警備を敷かなかったのが仇になったか!!」

 

ドリフト音とともに黒いワンボックスカーが闇の中から現れ、自分達の前で急停車する。

ガラリとドアを開け、中から現れたのは

 

P「友美!!」

 

凛「友美!!」

 

卯月「友美ちゃん!!」

 

未央「ともちん!!」

 

ニュージェネレーションズの三人とプロデューサーだった

 

大佐「なんだ貴様ら!!」

 

部下「ここは侵入禁止だ!!」

 

大佐と部下が銃を構え発砲ー

 

友美「あーもー」

 

ーした直後、友美は銃を左右別々に反らし凛達から軌道を反らした。弾は目標を見失い、空の彼方へと消えていった

 

大佐「友美!?なんのまねだ!?」

 

友美「大佐、報告します。この人達は私が勤めてた事務所のアイドルさん達です。かばう義理はありませんが、流石に人気アイドルとそのプロデューサーが4人も立て続けに死んだら隠匿工作などが面倒だと思いますが?」

 

大佐「む!?」

 

P「友美、こりゃ……どういうことだ?」

 

凛「友美ちゃんと同じ白髪の人が……こんなに……」

 

未央「目の色も同じだよ」

 

友美は頬をポリポリと掻くと大佐に言った

 

友美「大佐、他の人を乗せて、秘匿を条件に話してしまった方がいいのではないでしょうか?この人達はそれまで絶対引きませんよ」

 

部下「バカな!!そんなことしたらー」

 

大佐「………部下よ、友美以外のDCを船に乗せ、貴様は船に待機だ」

 

部下「大佐!?」

 

大佐「早くしろ、命令だ」

 

部下「り、了解しました!!友美を除く全員、乗船!!」

 

部下は他の白髪の子達を誘導し、船へと連れていった

 

大佐「さて、そこの……プロデューサーさんとやら、あんたはどこまで知っているんですかね?」

 

P「……何も知らない……友美と話をしに来ただけだ」

 

大佐「……まったく……友美、お前から話してやれ」

 

大佐はタバコに火をつけると、タバコをふかしはじめた

 

友美「………私も含めて、あの白髪の人達は、超国家間の組織に作られたDC、デザイナーズチルドレンです」

 

P「デザイナーズチルドレン!?」

 

デザイナーズチルドレン、受精卵の段階で遺伝子操作を行い、作り手が望む外見、体力、地力などを備えた子供のことである。

 

友美「デザイナーズチルドレンがもし仮にこの世の中で生きていく場合、どのような事象が引き起こされるのかを調べるのが私たちの役目でした」

 

大佐「日本での調査は終わったから次はアメリカだがね」

 

タバコをぐじぐじと足で揉み消し、二本目に火を着けた

 

P「そうか、それであんなにダンスも歌もうまかった訳か」

 

友美「そういうことです。ちなみに私の遺伝子データには他にもいろいろな優良遺伝子が組み込まれてますよ?オリンピック選手とか、ノーベル賞受賞者の遺伝子とかが」

 

P「……クイズ番組とスポーツ番組か」

 

友美「そういうことです。さて、私からの説明は以上です。……ところで、プロデューサーさん達は、どうしてここまで危険をおかしてまでここに来たんですか?私が銃口を反らさなかったら、今頃魚のエサでしたよ?」

 

凛「お礼とお願いを言いに来たの」

 

友美「お礼?」

 

卯月「半年前、私たちを助けてくれて、本当に嬉しかったです。私達を助けてくれて、本当にありがとうございました!!」

 

友美「……プロデューサー、黙ってて欲しいと言いましたよね?」

 

友美はジトリとPを睨んだ

 

P「すまん、俺の口封じがまずかったのか、ちひろさんから漏れたんだ」

 

友美「……まあ、いいです。その事は気にしないでください。私が勝手にやったことですから」

 

未央「で、今度はお願いなんだけどさ、またさ、皆でアイドルやらない?」

 

友美「え?」

 

P「俺からも頼む!!」

 

友美「P?」

 

P「俺はまだ、お前にアイドルの頂上を見せてない!!皆で一緒にお前と皆がアイドルの頂上を飾る瞬間を見たいんだ」

 

友美「…………」

 

友美の中で小さな葛藤が起きる。

私はありとあらゆる優秀な遺伝子を集めて作られた親なきDCだ

特殊な訓練を積み重ね、ありとあらゆる任務をこなすことができる。

しかし、ファンの皆や、知らなかったとはいえ、同僚のアイドル達も自分を一人のアイドルとしてみてくれた。

それは、訓練や調査では決して手に入らない暖かい空間だった

 

友美(……また……あの中に……戻れる?……でも……私には任務が……)

 

凛「友美!!」

 

卯月「友美ちゃん!!」

 

未央「ともちん!!」

 

友美「……わ、私は……任務が」

 

その時、タバコの臭いとともに大佐の声が響いた

 

大佐「……友美、時間切れだ」

 

友美「は?」

 

振り向くと、既に船に乗り込み乗り込み口を揚げた大佐がタバコをふかしていた

 

大佐「新しい指令を用意した、ありがたく受けとれ」

 

大佐はそういうとタバコを海に投げ捨て、振り替えることもなく船室に向かい、海原へと船を発進させてしまった

 

友美「え?え?」

 

ピロリン♪

 

その時、友美のスマホにメールが届いた

 

 

 

 

 

from 大佐

 

現在名 鬼式 友美

 

上記の者を日本特別調査員として日本に残留させるものとし、DCの生態について継続して報告義務を科すものとする。

帰還時期については現場判断に任せるものとする。

 

大佐

 

 

追伸

CDをサンプルとして発売するたび本部に送付すること

 

 

 

友美「…………」

 

P「友美?」

 

友美「……プロデューサー」

 

P「なんだ?」

 

友美「私は……ありとあらゆる優秀な遺伝子が組み込まれたデザイナーズチルドレンです」

 

P「うん」

 

友美「個体としてみれば能力は普通の人間は超えてます。けど、人間としての倫理観どころか、枠組みからも外れてる……そんな得体のしれない存在です」

 

P「……」

 

友美「こんな私でも………アイドルやってても………いいんですか?」

 

 

 

*

 

半年後

 

コンサート会場

 

ファン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

 

友美「ファンの皆さん!!いつも応援ありがとうございます!!友美は皆さんの前で歌えてしあわせです!!」

 

ファン「ともちん愛してるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

 

ファン「アンコールお願いしまーーーーーーーーす!!!!!!!!!!」

 

友美「アンコールお答えしまーーーーーーーーす」

 

ファン「いやっふうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」

 

友美「新曲『My dear all, .... Thank you!』いきまーす!!!!」

 

 

 

友美の声は、今もなお輝く

 

 

 

 

 

 

 

 




更新情報

名前:鬼式 友美(きしき ともみ)
髪の色:白銀
眼の色:深紅
年齢:17
身長:160cm
体重:42kg
誕生日:7/15
血液型:A型
利き手:両利き
スリーサイズ:86,54,79
星座:蟹座
出身地:不明
趣味:アイドル活動、皆といる時間を過ごすこと
特技:出来ないことがない


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