【Green's Contradiction】 作:インプレッサWRX STI
『ルルーナー!早くしないと置いていきますよー!』
『ちょっと待ってよリーリヤー、ほらほら━━も早くー!』
『待ってよ二人ともー!』
『あはは♪早く早くー♪』
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『全く…ほんとに君って危なっかしいよねー、さっき私がいなかったら危なかったよー?』
『あはは…ごめんね、でもお姉ちゃんが守ってくれるって信じてたからさ』
『もうー…ふふっ♪』
『任せておいてー、絶対君は私が守るよ♪』
…………………………………………………
『さあ!早く逃げるんだ!』
『待って…まだあの子が……!』
『もう無理だ!火の手が回ってる!君まで巻き添えになるぞ!』
『守るって約束したの!置いていけないよ!』
『……仕方ない、連れてけ』
『嫌!離して!離してって!』
『嫌ああああああああああああ!』
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「きゃああああああ!」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
自分の叫び声で目が覚めた
一体何回目だろう この夢を見るのは
少女肌着はぐっしょりと濡れ、顔は青ざめている
「……また…あの時の夢……」
「う…うぅ………」
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「はーい、二人とも早く起きなさーい!ごはん出来てるわよー!」
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下からルルーナのお母さんの声が響いてくる、しかしこの前の一件があってからどうも気分が優れない。
ルルーナに告白してからはや5日経っていた。
が、未だ彼女から返事は無い。
「ほら二人とも早く起きなさーい!遅刻するわよー!」
渋々ベッドから身体を起こす、身体がものすごくだるい。
「……おはようございます」
「おはようウィッチ君♪」
「あれ?ルルーナは…?」
本来ならこの時間既に起きているはずの彼女の姿がない。
「あら?おかしいわね、いつもならとっくに起きてくるのに…ちょっと呼んできてもらえる?」
「わ、分かりました…」
階段を上りルルーナの部屋の扉をノックする
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「ル、ルルーナ?早く起きろってお母さんが…」
しばらく返事が無かったがその後に小さな声で
「…ごめんね、ちょっと熱っぽくて…今日はお休みするって伝えて…」
「わ、分かった…お大事にね…」
返ってきたルルーナの声はとてもか細く震えていた。
「…ごめんね、ウィッチ君…」
「…でもやっぱり私は…プログレスにはなれないよ…」
「大切な人すら守れない私には…無理なんだよ…」