【Green's Contradiction】   作:インプレッサWRX STI

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第8話:少女達の意思

「これで今日の訓練は終了だ、解散!」

留学3日目、緑世界のαドライバー専用カリキュラムを何とか無事に終わらせる事が出来た、と言っても持久力の上昇と座学中心の内容だったので思ったよりは楽だった。

「ふー…さーて、帰ってレポート書かないと…」

本来の目的はプログレス探しだが留学という肩書きがあるので課題としてレポート提出が課されているのだ。

「何を書こうかな、やっぱり訓練の内容とか訓練校の印象とかかな?でもそれだと感想文になるしな…」

帰り道を歩きながらそんな事を考えていると。

「いいえ、こればかりは譲れません、絶対に私のヴィヒター・リッタの方が強いです!」

「いくらリーリヤの武器が強くても私の盾には敵わないっしょー」

なにやら話し声が聞こえてきた、見るとグラウンドの端の方で誰かが口喧嘩をしている、どうやらルルーナとリーリヤのようだ。

「私のヴィヒター・リッタはどんなものも貫きます!岩であろうと山であろうと関係ありません!これこそ最強の武器なんです!」

「いやー、そんなの分からないっしょー、私のシュッツ・リッタだって、どんな攻撃もどんな衝撃も防げるもんねー」

「ならば…今日こそ決着をつけましょうそうしましょう対決です!私の武装の強さを思い知らせてあげましょう!」

「あんまり気が進まないけど…ここらでケジメはつけておいた方が良いかもねー」

「では…」

「じゃあ…」

(うわー、何か凄い場面に出くわしちゃったよ、とりあえずやばそうだから逃げよう…)

バキッ

(しまった、足元の枝が…)

「そこにいるのは誰ですか!」

「あれ、なんだーウィッチ君じゃん」

「あ、ああ!ルルーナとリーリヤ!偶然だね!」

誤魔化そうとしているのだが全く誤魔化せていない()

「ウィッチさんちょうど良かった!これからルルーナと私でどちらが強いのかを証明するので審査をしてください!」

「えぇ…」

「うん、ウィッチ君なら公平に見てくれそうだしねー、私はいいよー」

「ちょ、ちょっと待ってよ!αフィールドも無いのにバトルしたら危ないよ!」

「まあ確かにそうですが…」

「それにこんなところでバトルなんかしたら見つかって怒られちゃうよ、ね?」

「…分かりました、ここはウィッチさんの顔を立てましょう」

(あ、意外とあっさり)

「では何か別の方法で対決しましょう、マシュマロ早食いなんてどうでしょう!名案だと思います!」

「いや、リーリヤマシュマロ食べたいだけでしょー」

(え、何これどういう状況…)

 

…………………………………………………

 

「結局決着はつきませんでしたが次こそは私の方が強いと証明してみせます!覚悟しておいてください!」

「いいよー、その時は私も本気でやるけどねー」

3時間に及ぶ討論の末何も進展が無かったのは言うまでもない(主にリーリヤのせいだと思う)

「ごめんねー、こんなに長く付き合わせちゃって」

「いや、大丈夫だよ…」

「とりあえず帰ろっか、もう夜だし」

「う、うん、じゃあねリーリヤ…」

 

………………………………………………………

 

「さてと…レポート書くか…」

「そうだな…今日習った武器召喚について書いてみようかな」

緑の世界のプログレスは必ず何かしらの武器を装備している、それは銃であったりバズーカ砲であったりと様々だ。

そしてそれらに共通しているのがプログレスの『意思』である、少女達がプログレスの才能を開花した時の意思によって武装の種類が変わってくるのだ。

「プログレスの意思…か…」

コンコン

「ウィッチ君起きてるー?」

「あ、ルルーナ…」

振り返るとパジャマ姿のルルーナがいた。

「ふふっ、じゃーんコーヒー持ってきたよー♪」

「お、ありがとう」

「あれ、何書いてるのー?」

「いや、ちょっとレポートを…あ、そうだ」

せっかくなのでルルーナにも聞いてみることに。

「ルルーナってさ、エクシードに目覚めたのっていつだったの?」

「えー?わたしー?私がこのエクシードを初めて使えたのは…6歳くらいの時かなー」

「その時にさ、盾が出た理由とかって分かる?」

「んー、分かるけど…」

「分かるけど?」

彼女は少し考えた後。

「やっぱり秘密かなー」

「え?」

「じゃあそういうことで、おやすみー♪」

ルルーナは理由を言わず出てっていってしまった、

「何か言いづらいことだったのかな…」

後に僕はこの理由を知ることになるのだが…それはもう少し先の話。

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