奇跡を操る少女と剣を受け継ぐ少年   作:Hanrei284

1 / 3
初めましての方は初めまして、他の作品を見てくださっている方はまた私です、Hanrei284です。
この小説とは話が異なりますが、また吸血録の方が膠着いたしまして、この小説は一旦の救済措置となります。
そういうわけで、こちらの方の更新は気付いた時にされていると思ってください。
下手すれば吸血録よりこっちがメジャーになるかもです。
吸血録の方は今しばらくお待ちください…

ということで、第1話!ゆっくりしていってくださいね!


第1話 出会いという名の奇跡

「よぉ姉ちゃん、俺らと一緒にイイことしようや…」

 

「は…はわわわわ…」

 

私『東風谷 早苗(こちや さなえ)』!

今現在、不良の皆さんに囲まれて大変なことになってます…

このままじゃ私のヴァージンが奪われてしまいます…!

 

ていうか、こんな冗談言ってる場合じゃないんですよ…

どうしましょう…諏訪子様や神奈子様は今、幻想郷にいらっしゃいますし…

 

私、絶対絶命ですぅぅぅぅぅ!!!

 

そう思って、唯々慌てふためいていたら、後ろからガタンッ!という音が聞こえてきました

その直後、後ろから現れた男性が私の前に立って…

 

「おい、女性一人によってたかって欲求不満解消か?…ダッセェな…」

 

「あ゛ぁ゛!!?んなこと人の勝手だろうが!ヒーロー気取ってんじゃねぇ…っよ!」

 

不良さんは男性の言葉が気に入らなかったのか、手元にあったバットで男性に殴りかかりました

それを男性は、腰に着けていた鞘に入った刀のようなもので受け流し、まず一人、そのあとにまた一人と、どんどん不良さんをなぎ倒していきます

そのカッコいいとしか言えない光景に、私は目を奪われてしまいました…

これは多分数十秒の出来事だと思います…

 

「お嬢さん、大丈夫かい?」

 

「あ、はい!ありがとうございます!なんとお礼を申し上げたらいいのか…」

 

「お礼なんていいよ、困った時はお互いさまさ」

 

そういって男性はにこやかな笑顔を私に見せてくれました

 

「それと、あんまり細い路地にはいかないようにね?お嬢さん綺麗なんだから、こんな細道だと危ないよ?」

 

「あ…ありがとうございます…」

 

その言葉を聞いて、私は思わず顔を真っ赤にしてしまい、恥ずかしくなって俯いてしまいました

うぅ…こんなにカッコイイ男性みたことないです…

 

「電車なのかい?それだったら駅まで送っていくよ?」

 

「あ、大丈夫です!ほ…本当にありがとうございました!!」

 

そういって私はその場を物凄い勢いで去りました

大切な物を落としていったと気づかずに…

 

 

――???side――

 

 

…行ってしまった…

物凄い勢いだったな…何か急ぐ用事でもあったのだろうか?

俺も帰るか、そう思い、その場を後にしようとしたら、何か布のようなものが落ちていた

ん…?さっきの娘のものだろうか?

 

まぁ荷物を見た限りここら辺へはよく来るようだから、また会った時の為に持っておくか

 

 

 

 

そしてその場を後にし、横断歩道を渡ろうとすると―

 

 

 

 

―横から物凄い衝撃が走った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…何処だここ…?

俺は真っ白な、何もない部屋にいた

横から物凄い衝撃を受けたあたりから記憶が…

 

「おぉ、こんなところで死んでしまうとは情けない」

 

「んあ?」

 

隣から声が聞こえてきたので、それに反応する

振り返ると80超えたぐらいの爺さんが立っていた

 

「どうした爺さん、俺の夢になんか用か?」

 

「いやいや、お前は死んだんじゃよ、だから色々と話し合いをだな…」

 

わけのわからないことをペラペラと喋りだす爺さん

なんだ?痴呆でイカレちまったか?

 

「別に痴呆なんかじゃないわい、自己紹介が遅れたな、儂は…え~と…なんて名前じゃったかの?」

 

そういって爺さんは頭をポリポリとかく

俺の脳内を読んだだと…!?

ていうか自分の名前を忘れてる時点で痴呆じゃねぇかこの爺さん

 

「爺さん爺さん五月蠅いのう…あれじゃ、創造神とでも呼んでくれたらいいわい」

 

「んで、爺さん、改めて聞くが、俺に何の用だ?」

 

「結局変わらないのか…まぁよい、この件を単刀直入に言うと『お主は死んだ』」

 

爺さんは割と真面目な顔をしながら、わけのわからないことをまた言い出した

…はぁ?

突然こんなことを言われて、誰が信じるだろうか、阿呆でもなかなか信じないだろう

 

「信じておらんな…?ならばお主が死んだときの映像を見るか?」

 

そういって創造神の爺さんは何処からか出現したモニターに一つの映像を映し出した

 

俺はその映像をみて思わず絶句してしまった

信じてはいないが、正直悲惨な死に方だ

トラックに轢かれた瞬間、10メートルは確実に飛んでいた

俺の意識は轢かれた時にもう消えていたが、その後は飛んだ勢いで何かのオブジェに体が突き刺さっていた

体中からは血が噴き出し、本当に少しだが、臓器が見えていた

それはそれは無残だった。即死だったのだろうとすぐにわかってしまうほどに。

 

一呼吸置いて、心を落ち着かせる

正直今の映像がCGや嘘の物だとは思えなかった

まさか俺は本当に死んだのだろうか…?

 

そう頭を抱えながら考え込んでいると、創造神の爺さんが口を開いた

 

「別に心配することではない、また新しい世界に転生させてやろう」

 

…またわけのわからないことを言ってきた

しかし、さっきの映像を見てしまっては、今の状況は現実と判断せざるを得ないだろう

 

「意味がわからないが、とりあえず聞いておこう」

 

そういって俺は、すぐ下に座り込んだ

 

「お主がさっきまで存在していた世界にもう一度蘇生させてしまうと、あちらの世界の秩序というものが崩されてしまう。だからまた別の世界に転生させて、お主に…いわば『第二の人生』を与えてやろうと言うのじゃ」

 

「なら一つ質問だ、何故俺をまた生き返らせる必要がある?死んだ人間を生き返らせると、死後の世界の諸々が狂うんじゃないのか?」

 

俺がそう質問すると、爺さんはニヤッと笑った

 

「いいところを突いてきたな、お主にはまだやるべきことがあるのじゃ。まだ何とは言えないがの」

 

それだけ言って、爺さんは笑っていた

やるべきこと…ねぇ…

まぁそう言われちまうと、武士というか、そんな何かの魂がふつふつと燃え上がってくるような気がするが…

しかも第二の人生でもう一回やり直せるんだ。うだうだ言ってても死ぬだけだ。どうせならやってやろうじゃないか

 

「わかったよ、そこまで言うなら爺さんを信じよう。だが、一体何処へ飛ばそうっていうんだ?」

 

「普通の世界じゃ面白くないからの…『東方Project』の世界なんかはどうじゃ?」

 

ケラケラと笑う爺さんを見ながら、少し考える

――東方Project

聞いたことはある、東方Projectの製作者が18の時に作った同人ゲームが始まりだ

ジャンルは確か…弾幕STGだったかな…?

それ以来、かなりの人気を博し20年もの間、色々な人に親しまれてきたゲームだ

幾ら有名なゲーム会社といえど、ここまでのゲームはなかなか作れないだろうな…

 

こんな知識、剣の道一筋だった俺ならゲーム好きの友人が居なかったら知らなかっただろう

耳にタコが出来るレベルで聞かされたからな…

 

「面白そうだが…あの世界では主要キャラは何か能力を持つことができただろう?それも持たせてくれるのか?」

 

「本当にいいところを突いてくるのう…そうじゃ、一つだけ能力をやろう」

 

爺さんはそういって、少し考える仕草をし、ハッと思いついたように目を見開いた

 

「『斬る程度の能力』といったところかの」

 

「斬る程度の能力ね…考えようによっちゃ物凄い能力だが、そんな能力を持ったキャラがいなかったか?」

 

「いたような気はするが、まぁよいじゃろう。特に差し支えるわけでもあるまい」

 

ハッハッハと言って、何やら偉そうな雰囲気を醸し出す爺さん

なんだろう…クッソうぜぇ…剣があれば貫いてやりたいぐらいだ…

 

「さて、もう時間も無くなってきたわい。さっさと転生させるぞー」

 

そういい、腕を振り回してきたが、俺はあることに気付いた

 

「ちょっと待ってくれ!生前の俺の荷物を持たせてくれないか?大事なものはいつも持ち歩いているんだ」

 

「よかろう。刀も一緒にだろう?」

 

「あぁそうだ。あれは親父から受け継いだ大事な剣だからな…」

 

「さて、本当にこれで終わりじゃ!あちらでもしっかりとやるのじゃぞ!」

 

「まぁ何かあれば能力で爺さんのところにいけるがな」

 

俺がそう苦笑しながら言うと、爺さんも同じような反応をしながら返してきた

不具合があったら全部爺さんに押し付けるか…

 

俺のそんな黒い企みに気付いてはいたのだろうが、気づいていないふりをして

 

「それもそうじゃの、では東方Projectの世界へ転生じゃ!」

 

そういって俺を別世界へと転生させた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気付くとそこは森の中だった

うっそうとしていて、正直寒気がする

さて、これからどうしようか…

そう思い、辺りを見回すと、一人の少女が驚いた目でこちらを見ていた

 

声をかけて、今いる場所を教えてもらおう

そんなことを考えながら近づくと

 

 

 

「あっ」

 

「え…?」

 

 

 

―――俺が助けたはずの緑髪の少女だった




はい、どうだったでしょうか第1話
まさかの展開を作りたかったんですが、ちゃんとつくれていたでしょうか?
こちらは本当に不定期更新になると思いますので、何卒ご理解の方をよろしくお願いいたします
感想・意見・アドバイス等ありましたらコメントお願いします!

では第2話まで…ゆっくりしていってくださいね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。