やっと2話が完成しました…
真剣のことについては、本当ににわか同然なので、間違ってしまっている部分もあるかもしれません。しかもちょっとだけ創作設定を入れさせていただいてます
では少し心配な第2話、ゆっくりしていってくださいね!
まさか…この子は確か電車に乗って帰ったはずだろう?
東方Projectの住人じゃあるまいに…
助けた子みたいなキャラなんか…
…ハッ!
いた…確かいたぞそんな子…
名前は確か…えーと…なんだったっけ…こち…こち…
くっそ…思い出せん…また何か都合があったらあの爺さんに聞いてやろう
「あ…貴方は…」
「き…君って確か…」
「「さっき助けた…/助けていただいた…」」
数分二人とも見つめあって呆然としていると、後ろからザッザッザと何かが駆けてくる音が聞こえてきた
東方Projectの世界って確か妖怪とかいるんだよな…?まさかその妖怪と鉢合わせとかじゃないだろうな…!?
「早苗ー!ここら辺からアレの気配が…って、なんだいこの男は…?」
出てきたのは小さな女の子だった
ふぅ…妖怪とかじゃなくて安心…って…ちょっと待て…
この子からすごいオーラを感じる…只者じゃねぇな
「あっ…この方はあちらの世界で助けてくださった方なんですが…ここに迷い込んだみたいで…」
「ふぅん…迷い人とは久方ぶりだねぇ…前は何回かあって、博麗の巫女に頼んだが…」
話を途中で切り上げ、スタスタとこちらに近づいてくる
…この子は油断出来ねぇぞ…何をされるかマジでわかんねぇからな…
「おやおや、そんなに身構えなくてもいいよ。別に取って食おうってわけじゃあないんだ。アンタが持ってるそいつを渡せばね…」
そういってこの子は俺の懐を指さす
なんだ…なんか妙に温かいが…
そう思い調べてみると、助けた女の子が落としていったはずの布だった
よく見てみると中に何かが入っているのがわかった
「これのことか?」
「そうですそうです!貴方が拾ってくれていたのですね!本当に助かりました…ありがとうございます!」
ニコニコしながらこちらに寄ってきて、俺が持っている布を指して言う
別に俺にはこれを持っててメリットもないし返そう
「はい、取り敢えず返せてよかったよ」
そう言いながら、彼女に布を渡そうとすると
―バチッ!!!
「痛ってッ!!」
体中に物凄い電流が走った
一体なんなんだ…
そう思いながら彼女にもう一度渡そうとすると
―バチバチッ!!
また体中に電流が走った
「おいおい、なんなんだよ…渡そうとすると電流が走ってなかなか渡せないぞ…?」
俺がそういうと、小さい少女が訝しげにこちらを見つめる
なんだなんだ?何か俺、変なことしたか?
「あちゃー…これはアンタを主を認めちゃったみたいだねぇ…」
頭を抱えながら物凄いことを告げてくる少女
はぁっ!?主と認めた!?
「えっ!?そんなことがあるんですか!?」
緑髪の彼女は目を丸くしながら少女に問うている
この子が知らなかったってことは結構珍しいパターンらしいな…
なんか面倒ごとになる予感が…
「極めて稀な例だけどね…けどまぁこの方が認めちゃったもんは仕方ない。ちょっとついてきな」
そういって俺の手を握って森の中へ引っ張っていく少女
一体何処に連れていかれるんだ…
唯々引っ張られること数十分
俺は物凄い長い階段の前に立たされている
ちょっと待って…マジで嫌な予感が…何か危険を知らせる俺の中のセンサーがビービー言ってるよ…
「取り敢えず、この上の神社に行くから、ここ登っていくよ」
予想的中。
ふざっけんなよ…殺す気か…!一回死んでるけども…
そんな風に悶々とただ一人で考えていると、少女たちはスタスタと階段を上っていく
くっそー…やってやんよっ!!
ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…
なんで階段上るだけで30分もかかるんだよ…この階段考えたやつ頭おかしいだろ…
そんな中、少女たちは平然とした顔で登ってきていた
「さて、登ってきたことだし、母屋へ入りな。色々と話をしようじゃないか」
そういってまた俺の手を引っ張っていく少女
一体どれだけ俺の手を引っ張れば気が済むんだ…
そして母屋の中へ連れ込まれる
で、客間で正座させられる
これは客人としての対応なのか、それとも迷い人とやらとしての対応なのか…
「んで、その話ってのはなんだ?俺は全く無関係のはずなんだが?」
「それがそうじゃあないんだよねぇ…アンタが主と認められたからねぇ」
そういってケラケラと笑う少女
状況が把握できていない俺としてはなに笑ってんだって言いたいんだけどね
そう心の中で思っていると、やっと少女がこの状況について説明してきた
「じゃあ軽く説明していくよ。アンタが持っているその布の中身は『須佐之男命』様の魂が込められた数珠さ」
「はぁ!?須佐之男命!?それって…」
そう俺が驚いた反応を見せると、それを制止するようにまた喋り始めた
「まぁ聞いていな。その数珠は特定の条件を満たすと、主と認め、その者を加護し、須佐之男命様の力を付与するんだ」
「ということは…?」
「アンタは須佐之男命様の力をいただいたのさ。見た感じアンタは剣士だね。それなら相性もいいだろう?」
そういって少女はまたケラケラと笑い出した
須佐之男命と言えば、天叢雲剣を使って八岐大蛇を退治したっていうあの須佐之男命だよな…
まさかそんな阿呆みたいなこと…
「そんな阿呆みたいなこと…なんて思ってるような顔つきだが、残念ながらこれは本当のことだ。ちゃんと受け入れるんだね」
真剣な顔でこちらを見ている少女
この様子だとさすがに嘘だとは思えねぇなぁ…
「そんなに言うなら一応信じるが…これからどうすっかなぁ…」
正座しながら頭をポリポリとかき、考え込む仕草をする
そんな大層な神様の力を付与されたっていったって、これからどうしようもないしなぁ
「ならうちに住み込むといい。元々それはうちに来るはずのものだったんだ」
「はぁっ!?」
「えぇっ!?」
少女がまさかのことを言うので、驚いて声をあげると、今まで黙りこくっていた緑髪の彼女が一緒になって声をあげた
いやいやいや、幼女と美人の女性と一つ屋根の下とか、青少年的にヤバくない?
「アンタ…サラッと失礼なことを考えたんじゃないかい?」
訝しげな目つきでこちらを見やる少女
ギクッ…なんでわかったんだ…別に声に出したわけでもなしに…
「あたしゃこんななりでも一応は神だからね?それぐらいならわかるよ」
畜生読まれていたとは…俺もまだまだか…
そんなことを考えていると、突然少女は笑い出した
「ハッハッハ!流石に私も伊達に長く生きてないよ!」
う~む…まぁ神様だっていうんだ…わからなくも…
ん?長く生きてて容姿がロリッ娘…?
うわ…これってロリババ…
「おっと、それ以上考えると痛い目見ることになるよ…?」
完全に殺意むき出しでこちらを睨んでくる
おぉ怖い怖い
まぁここまで分かられると神なんだろうなと思ってしまう
「んで、俺は本当にここに住まわせてもらってもいいのか?」
実際のところ、めちゃくちゃ有り難い
何処に行くかも、行けばいいかもわからない状態だったから、安息の地が出来てくれるのは嬉しいことだ
「あぁいいよ。実際ソレはうちの管理下の物だからね。それの主のアンタも一緒さ」
「ならば有り難い。ここに住まわせてもらうよ」
そういって俺と少女は笑顔で握手を交わす
ふむ、そんなに悪いやつでも無さそうだ。しかも絡みやすいから尚の事よし。
「早苗はそれで異論はないね?」
「は…はい。諏訪子様がいいと仰るなら私は構いませんよ」
少し何かを思っているのか返事は微妙だ
まぁ今まで女性だけだったんだろうし、そこに異性が来るのは少し難しいところがあるのだろう
「そういえばここまで話して自己紹介がお互いまだだったね。私は『洩矢 諏訪子(もりや すわこ)』何処にでもいる土着神さ」
そういい、諏訪子は自己紹介を始めた
土着神って…ミシャグジ様だったか?それを束ねているのかな?
ん?確か結構昔からいる神様だよな…?大和朝廷より前の…
じゃあ今一体何歳…?
「まぁた失礼なことを考えている気がするが…早苗、自己紹介してあげて」
「あっ、はい!私は『東風谷 早苗(こちや さなえ)』と申します!現人神で、風祝をやらせていただいています!よろしくお願いします!」
早苗ちゃんは先ほどの少しくらい雰囲気とは裏腹に、無邪気な笑顔で自己
紹介をしてくれた
そうだ!東風谷早苗ちゃんだよ!いた!やっぱりいたよ!
うむ…それにしても可愛いじゃないか…やっぱり綺麗な女性の笑顔っていうのはいいものなんだなって
「じゃあ最後は俺だな。俺は『三条 蒼雅(さんじょう そうが)』ご存じの通り『須佐之男命』に色々と付与してもらっている。まぁ気楽に頼む」
「一番気になっていたことなんだが、その腰に刷いている真剣らしきものは何なんだい?」
早く教えてくれと言わんばかりに、キラキラした目で腰に佩いている真剣を見つめて言う諏訪子
チラチラと俺の腰を見ていたのはそういうことだったのか
俺は顔をニヤつかせ、この場が凍り付く言葉を放った
―――これは昔、三条家の先祖が打って、その後何らかの理由で戻ってきた天下五剣の一つ『三日月宗近』だ。聞いたことぐらいはあるだろう?
はい、どうだったでしょうか第2話
もう主人公の名前決めた時に『絶対こいつは使わなければ…!』という使命感に駆られました。はい。
第3話では、何故三条家に三日月宗近が戻ってきたのかがちょっとだけ明らかになるかもしれません
では第3話まで…ゆっくりしていってくださいね!