ゾロメが盗る!   作:紲菜

1 / 3
初投稿です。
色々と分からずに書いてますのでアドバイス等よろしくお願いします!


黄金を盗る

人が次第に朽ちゆくように国もいずれは滅びゆく――

 

 

腐りきった金の亡者達が我が物顔で跋扈する今日の帝都で

 

 

天が裁けぬその悪から華麗に金を盗み出す――

 

 

我ら全員泥棒稼業――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい!アイツどこいきやがった!」

 

 

「速く見つけねぇと俺らが殺されちまうぞ!」

 

 

「あっちだ!行くぞ!」

 

 

足音が遠ざかっていく

 

 

「仕事が速いね・・・・・・」

 

 

一つの影がその隙に闇の中を走る

 

 

周りは大勢の足音と先程と同じような怒号でかなり五月蝿い

 

 

影は音の主たちに気づかれないように闇から闇へと動き回る

 

 

 

 

 

ここは帝都にあるとある貴族の館

 

 

汚い金がわんさかあるとの情報で彼等は動いた

 

 

華麗に侵入し鮮やかに盗み静かに脱出する

 

 

だが今回は脱出する前に盗んだことがバレたらしい

 

 

動き回っている影は先程からずっと追いかけ回されている

 

 

「まぁたまにはこんなのもいいか」

 

 

影は軽口叩いてまた周りを伺う

 

 

背中に少し大きめの袋を背負い、フードを被った''彼''はまた走り出した

 

 

少し行っては止まり、また少し行っては止まり

 

 

頭に叩き込んでいる地図を頼りにゆっくり着実と出口に向かう

 

 

しばらくすると彼は裏庭へ出る

 

 

そこには高さ3mくらいの壁

 

 

「この高さ・・・・・・ホントいじめだよな・・・・・・」

 

 

彼はそういって袋に手を突っ込み鈎のついた長いロープを取り出した

 

 

そしてそれをヒョイと壁に向かって投げる

 

 

うまく引っかかったか確認して――

 

 

「いたぞー!!」

 

 

裏庭に護衛がなだれ込む

 

 

「逃がさねぇぞ!この泥棒!」

 

 

隊長クラスと思わしき人物が巨大な体を怒りに震わせて彼に迫る

 

 

明らかにキレたらやばそうな奴のキレてる状態

 

 

だが彼はそんなのにも動じる様子はなく

 

 

「泥棒とは心外だね・・・・・・僕は――」

 

 

素早く袋に手を突っ込みなれた様子で拳銃のようなものを取り出す

 

 

「怪盗だ!」

 

 

出した銃が空気が抜けるような音を出し迫ってきた巨体を地面に倒す

 

 

「た、隊長!!」

 

 

「クソ!誰かアイツを捕まえろ!!」

 

 

大勢の護衛が剣を抜き放ち彼に向かって走る

 

 

彼は先頭の何人かを打ち倒しその傍らで袋の中をまさぐる

 

 

その中でお目当てのものを見つけ・・・・・・

 

 

「ではおやすみなさい!」

 

 

そう言って袋から小さい球を出して地面に叩きつける

 

 

そこから煙が出て視界が遮られる

 

 

視界がクリアになった時そこには・・・・・・

 

 

呆然とする護衛たちと安らかな表情で眠っている隊長たちしかいなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「撒いたかな?」

 

 

しばらく走った彼は周りを少し警戒する

 

 

追っ手が来ないとわかると彼は出した道具を袋にしまいその袋を畳み

 

 

だいぶコンパクトになった袋を懐に入れる

 

 

「さて、拠点に戻りますか!」

 

 

そう言って彼は再び走り出した

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。