インフィニット・ヴィエルジュ~世界の希望を映す者 作:カオスサイン
…そして全然手に着かない完全オリジナル作品…だって二次創作の方が創作意欲が湧いてきちゃうんだもん!…
プロローグ
「嘘だろ!?…」
俺、織斑一夏は誘拐され現在最も聞きたくなかった言葉を聞いて絶望していた。
世界最強という称号を得て賢大な存在となった俺の姉さんである織斑千冬と幼少の頃から「神童」と呼ばれほぼ千冬姉と同等の扱いを受けてきた俺の兄貴である冬彦。
だけど俺は冬彦を兄だなんて思いたくなかった。
何故なら平凡だった俺は常日頃から「出来損無い」と板挟みにされ更に千冬姉の親友である篠ノ之束さんが作ったパワードスーツ「インフィニット・ストラトス」の登場・その欠陥により女尊男卑の世となってしまった事で周囲の俺を見る様がより一層酷くなっていったのだ。
そこに冬彦が更に俺に対する悪い噂を広めていた事が分かったが親友と呼べる者以外誰も信じてはくれなかった。
千冬姉には心配かけたくなくて相談出来なかったんだ。
だけど…俺は後悔した。
「あばよ!出来損無いさんよ恨むなら俺達じゃなくて助けに来なかった家族を恨むんだな」
「なんでなんだよ!?千冬姉あの時の言葉は嘘だったのかよ!…」
俺は千冬姉が昔かけてくれた言葉を思い出したがこの現状に怒りにを露わにした。
『私がお前達二人を守ってやるからな!』
何故なら誘拐犯が点けたモバイルTVのモンドグロッソ表彰式でインタビューで記者が千冬姉に質問していた事による彼女の返答が原因だった。
「『優勝おめでとうございます!
ですが先程お耳にしたのですがブリュンヒルデ、貴方の弟さんの一人が誘拐されたとの情報が飛びかっていますが…』」
「『え?私の弟は冬彦一人だけなんですが?』」
「「『は?…』」」
千冬姉の返答に記者と俺の言葉が重なる。
その絶望の中俺は誘拐犯に拳銃で撃たれて意識が闇の中へと入っていった。
その誘拐犯達が一夏の死体を後始末しようとすると突然彼の体が光り輝き姿を消した。
~此処は【青の世界】青藍島~
「♪~アラ?こんな所に人が倒れているわね…って酷い傷じゃない!」
私は【黒の世界〔ダークネス・エンブレイス〕】の魔女王(今は信頼を寄せている者に王の座を譲り(面倒臭いから押し付け)隠居の身ではあるが)ミルドレッドよ。
授業を終えた後ソフィーナは術式の構築に一生懸命で相手をしてくれず暇を持て余した私は気分転換がてら青藍島内を散歩していたの。
そしたら林道に入った所で人が倒れているのを発見したのよ。
その子は男の子で胸から血を流して酷く苦しんでいたわ。
「ミルドレッドちゃんだおーい!ってワッ!?その男の子一体どうしたの!?」
困り果てていた私の所に【白の世界〔システム・ホワイト・エグマ〕】からこの島に来ているコードΩ44トトが通りすがりで私を見つけて倒れている男の子にも気が付き素っ頓狂な声を上げる。
「トト!丁度良い所に!大急ぎで先生を、Dr,ミハイルを呼んで来て頂戴!」
「うん分かったよ!」
後はトトが先生を連れてきてくれる迄の辛抱ね…間に合うと良いのですが…。
私は男の子の無事を祈って彼の手を握ると…
「こ…コレは!…」
彼の手から私に力が伝わるような感覚を感じる。
もしやこの子も…
「<αドライバー>だったのね貴方…」
そう確信した私は優しく彼にそう語りかけ微笑むのであった。