魔法少女リリカルなのは~心の剣と小さな奇跡~外伝   作:ディアズ・R

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こんなものより本編の方を書けと言われることを予想しつつもやめられなかったです。
反省はしていますが、後悔はしてません(`・ω・´)
ただ一つ後悔があるとすれば、リニスさん、どうしてそうなったorz


ネットアイドル♪猫@人♪さんがSAOにログインしたようです①

「フッフッフッ……ついに手に入れましたよ、VR世界へのチケット……NerveGear(ナーブギア)!」

 

私の名前はリニス、ネットで有名な♪猫@人♪でもあります。

ついでに言うと純生命体ではなく魔力体の使い魔です。

本来の姿は猫ですが、普段はこのプリティーボディ(笑)で活動してます。

そんな私は今、自室にて民生用VRマシンのヘッドギアを掲げていた。

徹夜で店に並んだ甲斐がありましたよ!

まあ代わりに、夜空とシュテルにパソコンを破壊されましたけど……ぐすん、まだクリアしてないゲームあったのに。

 

「……そ、それは一先ずおいといて、早速やりましょう!ゲームはすでに読み込み済みですから、あとは使うのみ!」

 

そろそろログイン可能時間ですしね!

というわけで装着!

ベッドに横になって、起動!

 

「リンクスタート!」

 

瞬間、視界がデジタルに変わり、思考操作によってカソールを動かす。

そして、ナーブギアと同梱されていたSword Art Online(ソード・アート・オンライン)、通称SAOを選択する。

視界が急速に動き、SAOの世界、アインクラッドへと降り立った。

周りには他のプレイヤー達もログインしてきている。

ちなみに私のアバターは女版夜空っぽくしてみました。

空色の瞳、夜色の青黒い髪、身体つきは私と同じですけど、まあ、ぽいだけですしね。

女な時点で想像でしかありませんから。

ただ、きっと男性より女性にモテるんでしょうね。

すでにモテモテですし。

 

「β版はやってませんし、説明書を軽く流し読みした程度なので、どうしましょうか……」

 

SAOはファンタジーのくせに魔法無しですから、現実の感覚で戦えないんですよね。

まあ、近接戦闘も普通にできますけど。

最近は遊んでばっかりいましたが、これでも格闘オンリーでアルフぐらいならギリ勝てる強さですよ。

 

「ん?」

 

これからの予定を考えながら周囲を探っていると、走って広場から離れていく気配を感知した。

夜空から逃げて遊ぶには気配察知、気配遮断は必須スキルですからね。

だって、気が付くと後ろに立ってるんですもん。

で、その気配を追いかけている者もいるようです。

もしかしたら、追いかけられてる人はβテスターかもしれませんね。

……自分でいろいろ探るより早そうですし、私も行きましょうかね。

というわけで、一つから二つになった気配を辿って走るのです!

ほどなくして、二人のプレイヤーを発見。

一人は黒髪の青年、もう一人はバンダナを巻いた赤髪の青年。

身体の動きの慣れから見て黒髪の方がβテスターだと思われる。

とりま、話しかけましょうか。

 

「お二方、少しよろしいですか?」

「え?」

「おぉ!」

 

黒髪は何かに驚いているが、赤髪の方は若干興奮がみられる。

まあ、興奮してはいるけど、胸をジロジロ見ずにちゃんと顔を見てることは評価できる。

というか、どう見ても童○です。

 

「えっと、何かな?」

「いえ、迷いなく移動しているようでしたので、気になりまして。βテスターの方ですか?」

「まあ、そうですけど……」

「でしたら、もしよろしければですが、ゲームシステムについて教えてもらえませんか?説明書は軽く読んだのですが、ソードスキルの使い方が今一わからなくて」

「あ~それなら―――」

「もちろん大歓迎ですとも!な!キリト!」

「お、おぅ……」

「ありがとうございますね♪」

「いや~なんのなんの!これも何かのご縁ってやつですよ!アッハッハッハ!!」

 

赤髪はノセやすそうですが、どう見ても素人ですね。

黒髪はちょっと警戒気味ですが、赤髪の勢いに押されてますね。

ちょっと胸を揺らしたりして視線の動きを確認しましたが、チラ見した後視線を泳がせているのを見る限り、信用しても問題なさそうですね。

フレンド登録するなら、当たりでしょう。

 

「あっと!自己紹介がまだでしたね!俺はクラインって言います!で、こっちが」

「キリトだ」

「クラインさんにキリトさんですね。私は♪猫@人♪といいます。よろしくお願いしますね♪」

「「♪猫@人♪!?」」

 

キャラネームを聞いたとたん、二人が驚愕する。

おやおや、リスナーでしたか。

 

「♪猫@人♪って、ここ最近になって急に人気になったあのネットアイドルのですか!?ってか、キリトも知ってるのかよ!?」

「い、いや、詳しくは知らないけど、最近テレビで見たから。というか、妹が♪猫@人♪さんのCD持ってた気がする」

「何!?妹さんがいるのか!?何歳だ!良ければ俺に紹介して―――」

「近い!」

「ぐぼぉ!?」

 

クラインがキリトに掴みかかって、キリトがクラインの腹の下を蹴った。

ゴロゴロ転がるクラインをキリトが冷ややかに見降ろす。

 

「妹は運動部所属でゲームとかしないから、俺等とは接点なんかない。というか痛くないだろ、さっさと立てよ」

「あ、ホントだ」

 

一連のやり取りを眺めていましたが、愉快な二人組ですね。

あ、ちなみにCDですが、歌ってみたシリーズを是非CD化して欲しい!と、どこぞの会社や視聴者の皆様に言われたので、やってみたやつです。

印税がそれなりに入ってきているので、正直働く気が起きません。

テレビで見たっていうのは、ダンス動画をCMで使っていいかっていうのをどっかの会社から言ってきたので、どうぞご自由にと言ったら使われました。

楽しんでお金も貰える……引き籠りのオタニート最高♪

 

「そろそろ行きませんか?」

「あ、はい、そうですね」

「なんか、すんません」

「いえいえ、お気になさらず。見ていて楽しかったですから」

 

ニッコリ笑顔で言うと、キリトはバツが悪そうに、クラインは顔を赤くして私の前を歩いてフィールドへ向かう。

魔法無しの戦闘、楽しみですね。

夜空かシグナムでも連れてきたら、きっと即トップに立つんでしょうね。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

「ほっ!」

「ギャン!?」

 

ソードスキルによって斬られた敵モブが消滅する。

タメが面倒ですが、なかなか楽しいですね!

このゲームはアタリです!

 

「猫人さんはセンスあるな」

 

♪猫@人♪と毎回言われるのもウザイので、猫人と呼ばせてます。

リニスでもいいんですけど、そこはまあ、マナーってやつですね。

 

「それに比べて……」

「のわぁぁぁぁぁ!?」

「ハァ……クライン!剣使え!剣!一拍溜めてソードスキルを叩き込め!」

「そ、そうだった!」

 

でかい猪に追われていたクラインは、一度横に跳んで突進を回避し、武器を構える。

素人乙。

腰引きすぎ、剣先ブレすぎ、周囲への警戒無さすぎ。

スレ違うようにソードスキルを当てて猪を倒す。

足運びもペケですね。

 

「いよっしゃぁぁぁぁぁ!!!」

「まあ、おめでとう」

「お疲れ様です」

 

とりあえず笑っておこうと思う。

笑顔を浮かべておけば大抵のことは何とかなる。

夜空だと同じ笑顔でアイアンクローですけど……この前コンクリート片握りつぶしてたんで、そろそろ潰されそう(´;ω;`)

 

「そろそろいい時間だし、これからどうする?もう少し狩りを続けるか?」

「あったりめぇよ!と、言いたいところだけど、腹減ってよ……一度落ちるわ」

「なら私はボスにでも」

「「いや無理だろ」」

 

時間はかかりそうですけど、余裕だと思いますよ。

これがリアルチートってやつですね!

まあ、さすがにそれをやるとゲームが続けづらくなりそうなんでやりませんが。

 

「テヘペロ♪」

「ぐっは!?……ごちそう、さま……ガク」

「あ、あはは……」

 

そんなわけで、私とキリトはこのまま狩りをし、クラインはログアウトということになった。

 

「そうだ、俺飯食ったらまたログインするんだけどよ、その時にリアフレ達もこのゲームやってっから、一緒にパーティー組もうぜ!もちろん猫人さんも!!」

「私は別にかまいませんけど……」

「……」

「あ、いや、別に無理にってわけじゃないんだぜ?そのうち紹介するしさ」

「悪い……」

「いいっていいって!これからもよろしくな!」

「おう」

「はい」

 

そう言ってクラインはメニューを開き、ログアウトボタンを選択しようとして止まる。

キリトと一緒に首を傾げ見守っていると、クラインがキリトに不思議なことを尋ねる。

 

「なあ、ログアウトボタンがねぇんだけど、どゆこと?」

「はぁ?そんなわけないだろ?メインメニューの一番下にちゃんと……え?」

 

なんとなく嫌な予感がするので私も確認。

メニューをスライドし、ログアウトボタンがある場所を表示する。

しかし、そこにはログアウトの文字が無かった。

 

「GMコールは試しましたか?」

「何度もコールしてるんっすけど、全然反応なくて……キリト、他にログアウト方法ってないか?もうすぐピザの配達が届く時間なんだよ!」

「ログアウトボタン、GMコール……無理だ。プレイヤーが自分からログアウトする方法は、他にない」

「そんな馬鹿な!ぜってぇなんか方法があるって!戻れ!ログアウト!脱出!」

 

派手な動き付きで騒ぐクラインを尻目に、普通の人間では見えないぐらい遠くで戦ってる他のプレイヤーを見つける。

ソードスキルがまだうまく使えないらしく、HPがゼロになったのか光の粒子になって消えた。

その光景を見た瞬間から、とてつもなく嫌な予感が全身を駆け巡る。

勘でしかありませんが、これはちょっと非常事態かもしれませんね。

無理にでも夜空を誘った方がよかったかもしれません。

 

「バグならすぐに対処するべきだろ……今後の運営にも支障をきたすレベルだから、サーバーを落としてプレイヤーを強制ログアウトするはずだ……それをしないって、どうしてだ?」

 

キリトの呟きにクラインが何かを言おうとした時、鐘の音が聞こえた。

そして次の瞬間には視界が光り輝き、気づいた時にはログイン時の広場にいた。

それも、パッと見300人ぐらいがそこにいた。

 

「これは、強制転移?」

 

キリトの意見に私も同意である。

周囲の者達はざわめき、状況確認をしようとしている。

そして、空が赤で埋め尽くされ、血の様なモノが染み出し、ローブを着た巨大な人を作り出す。

周囲の声を聴く限り、どうやらゲームマスターのようだ。

 

「プレイヤーの諸君、私の世界にようこそ」

 

なんか言ってるけど、ぶっちゃけどうでもいいんですけど。

マイクロウェーブで脳を破壊とか、出来るもんならやってみろっての。

その程度で死ぬなら、夜空のパンで何度死んでることか!

噛めば噛むほど電流が流れるパンとか、火傷はしないけど何故か燃えてるパンとか、見た目も冷たさも氷なのに凄く柔らかいパンとか、いろいろ食べてきてるんですからね!

 

「それでは最後に、諸君のアイテムストレージに私からのプレゼントを用意してあるので、確認してくれたまえ」

 

言われた通りアイテムストレージを確認すると、手鏡なる物が追加されていた。

とりあえず周りと同じように実体化してみる。

ホントに何の変哲もない手鏡だった。

女夜空の顔で笑顔の練習でもしようかと思っていたら、周囲のプレイヤー達が光りだす。

キリトやクラインも光りだし、私も遅れて光る。

嫌な予感パートⅡ。

光が収まると先ほどまでいたプレイヤーの人達が消え、ゲーム好きっぽい見た目の人達がそこにいた。

キリトとクラインが立っていた場所を見てみると、少年と青年がいた。

よくよく見てみると、全員立ち位置が変化していない上に、装備もそのまま。

 

「これは、アレですね」

 

手鏡で自分を確認すると、見慣れた猫耳美人がいた。

私ってホント綺麗。

そう思いませんこと?

 

「俺等がリアルの姿ってことは、猫人さんも!?」

 

クラインが鼻息荒くそう言い、私の方へ振り向き停止する。

また一人、無力な男を虜にしてしまったわ。

私ってば、ホント罪作りな女(笑)

 

「な、なんで、その、猫耳が……」

 

あ……………誤魔化そうそうしよう。

 

「つけ耳です。まさかこうなるとは思ってませんでしたから、つけっ放しだったんですよね~」

「あ、あぁ、そういうことか……びっくりしたよ。リアルで猫耳獣人が存在するのかと……」

「そういうキリトさんは随分可愛らしい美少年ですね♪」

「んな!?」

 

あらあらまあまあ、顔が真っ赤ですことよ?

かんわいぃんだからぁ♪

夜空もこのぐらいの可愛げがあれば……気持ち悪いのでいらないかもしれないですね。

ここでクラインが再起動。

 

「結婚してください」

「ごめんなさい」

「ゴフッ!?」

 

いきなり求婚されましてもねぇ?

私そんなに安い女じゃないので。

 

「何故ですか!?やっぱり顔ですか!?」

「理由、ですか?……私の身も心も全ては御主人様のモノですので」

「ハッ!?そういえばそんないけ好かないイケメン野郎がいたような……おのれぇ!!」

 

最近中学生になったばっかりというのは秘密にしてあげた方がいいのでしょうか?

 

「以上でソードアートオンラインの正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君、健闘を祈る」

 

それだけ告げると、ローブの幻影が消えて空の赤が元に戻る。

誰も喋らず、身動き一つしない。

まさしく、思考が現実逃避しているのだろう。

とりあえず、クラインとキリトの手を引いて路地裏へ。

不可視のフィールドが解除されていたので、パンピー共が騒ぎ出す前に退避である。

 

「さて、これからどうします?」

「どうすると言われましても……キリトはどうすんだ?」

「……俺は今すぐ次の村に向かう。二人も一緒に行こう。βテストの時にマップは全部覚えてるから、レベル1でも安全に次の村まで行ける」

「私はいいですけど……」

「悪い……俺は他のゲームでダチだった奴らを見捨てられねぇわ。あいつ等、きっとまだあの広場にいるはずなんだ。置いてはいけねぇよ」

 

クラインは良いお友達ポジションですね。

きっと彼女は出来ないんでしょうね。

 

「だから、二人は次の村に行ってくれ。大丈夫!俺はこれでも前のゲームでアタマ張ってたんだからな!」

「そうか……なら、ここでお別れだな。何かあったら、メッセージ飛ばしてくれ」

「おう!猫人さん!また会いましょう!その時には貴女を守れるぐらい強くなっておきますよ!!」

「そうですか、期待してますね♪」

「はい!!」

 

守られるのは性に合わないんですけどね。

クラインに背を向け、キリトの後ろからついていく。

猫化してキリトに持ってもらえば移動が楽なんですけどね~

歩くのだりぃ~

 

「キリト!」

 

ヤッバ、今ビクッとしちゃいましたよ。

私のダメ人間的思考が読まれたのかと思いました。

 

「おめぇ、ホントは案外可愛い顔してんだな。結構好みだぜ?」

「お前もその野武士面の方が10倍似合ってるよ!」

 

コレが男の友情ってやつですか……腐った香りがします。

同性愛はちょっと……異種愛ならいいんですけど。

私、猫ですから。

そんなこんなで、走るキリトについていく。

はてさて、これからどうなるんでしょうね~

まあ、死なない程度に楽しみますかね。

てか、夜空あたりがナーブギア引っこ抜いたら解放されるんですけどね?

 

 

 

 

 

To be continued.

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