GOD EATER 狼は何を得るか   作:主任大好き

1 / 4
名前:unknown
年齢:17
神器:サイズ(大鎌)
アイカラー:ターコイズ

スキンカラー
色味:17
明るさ:56

ボイス:2
ヘアスタイル:スタイル14
アクセサリ:バレッタ(バックル)
共通アクセサリ:ピアス2

ヘアカラー
明るさ:100
赤:252
緑:254
青:255
つや:100

以上。作者の中ではバージルに似せて作った主人公です。
あーあ、ついに書いちゃったよ……


第1話

「ここか……フェンリル極東支部っていうのは」

 

今、その少年の目の前には神を喰らう者たちの集う、その中でも最前線にて激戦区と言われている極東支部だった。

 

「行くしかねーか……あんまり気が進まないがな」

 

容姿は整っている。身長の高さもそれなりにはあるのか170後半くらいだろうか。しかし、今のご時世にそんな前時代的なことを気にするような人はいない。

 

「まあ、なんとかなるだろう。」

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

「来たか。私は雨宮ツバキだ」

「今日から世話になる。俺の事はある程度聞いているとは思うが名前が無い解らないんだ。だから好きに呼んでくれて構わない」

「ふむ、わかった。まあ、自己紹介はここまでにしておくとしよう。お前には悪いが早速だが適性試験を受けてもらおう。ついてこい」

「了解した」

 

そう言葉を交わして案内されて着いたのは厳重な扉の前だった。中に入ってみるとそこには大きな台の上に載っている、大きな刃の付いた武器があった。それは、鈍く輝きながら少年のことを待っているようにも見えた。

しかし、ブレードに目を奪われたのは一瞬だけですぐに意識を切り替える。向こうのガラス越しに人影が見えたからだ。

 

『初めまして。私はここの支部長、ヨハネス・フォン・シックザールだ。これから、君には適性試験を受けてもらうことになるが……まぁ、この場にいる時点で適性があるのはわかっていることだ。そう身構えなくてもいい。ただ、その程度を調べるだけだからリラックスしている方が幾分かいい結果が出やすい』

「説明ありがとう」

『では、準備ができたら……もういいのかい』

「どうせ、早いか遅いかの違いだ。なら、どのタイミングでやろうが変わらないだろ」

『ふむ……君は面白いな』

 

そして、台に近づきセットされているショートブレードを掴む。すると、台の上部にあった物が、ブレードを掴んだ腕目掛けて真っ逆さまに落ちてきた。

少年は避けることも可能だったがそんな事はしなかった。上に腕輪がセットしてあったからだ。

しかし、挟まれた時に腕が灼けるように痛むことなど特に起こることもなかった。ただ、あるのは何か体内に注ぎ込まれている感覚だけ。

 

「(確か、こういう時は俺はこう言えばいいのか?『私ハナニカ……サレタヨウダ』ってか?それよりも……これはオラクル細胞だな)」

 

『……君は本当に面白いな。普通ならそこで大なり小なり声を上げるのだが……まあ、いい。認めよう、君の力を。今この瞬間から、君は新型ゴッドイーターだ』

「新型?」

『そうだ、新型だ』

「新型って?」

『ああ。まあ、今は休むといい。おいおい説明していこう』

「……」

『そう睨まないでくれ。次はメディカルチェックを榊くん……いや、博士のところ行って受けてくれたまえ』

 

次の指示を受けた少年は、イラつきを隠す事もせずに適性試験を受けた場所から出て椅子に座る。すると、最初から座っていた少年から声をかけられる。

 

「あ、ガムいる?……って、自分で言いながらなかったなぁ。ごめん、これが最後だった」

「おう」

「そう言えば名前は?」

「俺か?悪いな。俺も自分の名前がわからないんだ。だから好きに読んでくれて構わない」

「あ、ああ、うん……解った。俺は藤木コウタっていうんだ。少し歳上って感じがするけど俺の方が一瞬だけでも早かったから先輩ってことで」

 

そのコウタの自己紹介になにか思うところがあったのか、少年は少し意趣返しを込めた質問することにした。どんな内容かと言えば……

 

「よろしく頼む、先輩。ところで、メディカルチェックを受けたいんだが、どこでやってるかわかるか?博士のところとしか言われなくてな。正直場所が分からないからツバキを待っているところなんだ」

「え?あ、いや、あのなんか、ごめん……ってそのにやけた顔やめろよー」

「まあ、自分の自己紹介の反省でもするんだな」

 

自己紹介を互いに終え、少し話をしているとツバキが来て次の指示を出す。少年はラボラトリーへ移動して榊博士の部屋へ行き、メディカルチェックを受けるとのこと。

 

「まあ、これからここがお前たちの場所になるんだ。先に住んでいる仲間に挨拶でもしてこい」

 

その言葉で送り出された。

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

「ラボラトリーへ向かうとするか」

「ん?じゃあ、また後でだね」

「ああ。また後で」

 

少年はコウタと離れてラボラトリーへ向かう。しかし、その道中にキョロキョロと周りを見回す小さい少女がいた。

 

(声、かけてやるか。あのままほっといても誰かが声をかけるまで続きそうだしな)

 

「君は……どうしたんだ?」

「……あなた、ここの職員さん?」

「まあ、職員と言えば職員なんだがな。なにぶん今日からだから勝手が分かっていないんだ」

「なんか、パパとはぐれちゃって……パパがどこにいるか知らない?」

「ふむ。いや、見ていないな……すまない、俺では君の力にはなれないようだ。あそこにいる受付の女の人に聞いてみるといい。俺も迷子になりそうでな」

「……ぷっははは。お兄さんも迷子になるんだね!」

「ああ。君はそうならないように頑張るんだな」

「うん。ありがとう!」

 

そう言って、少女はオペレーターのところへと駆けていった。

その様子を見てふっと笑う。少年は、メディカルチェックのことを思い出し、博士のところへと再度向かおうとする。しかし、ここに来てまだ1日目だ。エスカレーターでラボラトリーへと向かうときいたのだがどこにあるのか分からない。

 

「困った。まさか、本当に迷子になってしまうとはな……」

 

すると、そんな少年を見かけた少しオイルが付着した薄着をした少女が話しかけてくる。

 

「どうしたの?」

「ん?いや、エスカレーターの位置がわからなくてな……すまないが場所を教えてくれ」

「ああ、なるほど、君が新人さんなんだね。お名前は?」

「毎回言ってることなんだがな、俺自身が自分の名前を知らないんだ。済まない」

「そう、なんだね……っと、ごめん。付いてきて」

「……見たところ、あんたは整備班ってところだが実際は?」

「正解。この服だよね。でも、これの方が作業しやすいからいいの。それと、私の名前は橘リッカ。裏方として、ゴッドイーターのみんなを支えていくから安心して神機を任せて欲しいな」

「ふむ。では、その時はよろしく頼む」

「あ、ここだよ。じゃあ、また今度。飯を食べながらでもお話しようよ」

「ああ。ではな」

 

いつの間にかエスカレーターの前に来ていたのか、少年は少し驚くがその後はエスカレーターに入り、そのまま下へ降りる。

ラボラトリーと示されたその区画の奥に博士の部屋があると聞いていたため、迷うことは無いが迷った分少し遅れてしまったか、などと思い入ることにする

 

「入ってもいいか?」

「む?もう来たのかね?それより、許可をとる前に入ってくるあたりなかなかの性格のようだね。まあいいよ。それにしても、予定より726秒も早い。流石だね。でもまだ準備が出来ていないんだよ。ヨハン、先に君の用事を済ませたらどうだい?」

 

しかし、その博士というよりも胡散臭い笑みを浮かべている人物が予定よりも早いという旨を告げるが少年の知ったところではない。

すると、以前にもあったのか常習なのか分からないが先ほどのガラス越しに見た影と一致している人物が口を挟む。

 

「そろそろ公私のけじめというものを覚えていてもらいたいのだが……」

「『公私のけじめ』という言葉の意味は理解しているつもりだし意味も覚えているさ。しないだけでね」

「……では、先に説明して行くとしよう」

 

そこから数分に渡り、フェンリル極東支部のことを始めとし、多くのことを説明してもらった。しかし、その最中に隣にいた博士の『おお!』や『これは……!』、また、『なんと!』など話を邪魔しているとしか思えない声を上げる。そのことに少しイラッと来たのかヨハネスはそのことについて止めろと言うのだが、博士は何処吹く風だった。

 

「よし、ではそこのベッドに横になっていてくれたまえ。その間にメディカルチェックは終わらせるよ。なに、心配しなくていい。次に目を覚ますのは自分の部屋なのだから」

「それを聞いて安心できると思っているのか?それは無理な話だな」

「まあ、戦士のつかの間の休息というものだよ。では、また」

 

その言葉を最後に、少年のまぶたは重くなっていき、次第に目の前が何かでが覆われたような感覚になる。

寝静まった少年を観ながら博士は小さくそうつぶやいたのだった。

 

「では、お休み」

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

「……本当に自分の部屋で目が覚めるとはな」

 

今、少年のいるここは自室にと与えられた部屋だった。何も無かったことに安堵しながらも、知らず知らずのうちに自分の部屋にいたことに戦慄する。

しかし、来てまもないのが、部屋には何も無い。無駄に広い分そんなふうに感じる。これから増えていくのだろうが……

 

「1人分の部屋としてはいささか大きすぎるんじゃないか……?まあ、いい。それだけ快適に過ごせるだけだからな」

 

改めてその部屋を見回すと部屋の全容が見えてきた。まず、部屋に入ると一番最初に目が行くであろう窓には、何か垂れ下がっている。次は、ベッドの前にあるのはターミナル。なんでも、自室のものを使うとほかの機能もあるらしいがまだどんな機能かはわからない。そして、左には観葉植物が置いてある。部屋の左側にはキッチンや冷蔵庫、台など置いてあり料理もできるようになっている。しかし、このご時世に料理するような新鮮な植物があるわけでもない。

 

「……上に上がるとするか」

 

エスカレーターで上の階に上がり、オペレーターでいるミッションの受付へと向かう。

 

「あなたは新人さんですね?私の名前は竹田ヒバリと言います。なにか御用でしたら話しかけてもらって構いません。それでは、えっと、早速で申し訳ありませんがあなたにはミッションが入っています」

「おいおい、そっちの下にはチュートリアルかなんか2つ書いてあるんだが?」

「い、いえ、これは上からの命令なので、その、申し訳ありません」

「まあ、いいか。ま、頑張ってくるわ。今はここでの通貨が欲しいしな。にしても、オウガテイル1体か……流石にこれは簡単すぎじゃないのか?まあ、たったこんだけのミッションで350fcももらえるんだ。儲けモンだな」

「え?あ、はい。では、頑張ってきてください……?」

 

オウガテイル1体か……クソほどつまらんな。まあ、さっきも言った通りそれだけで350fc貰えるんだし、十分すぎるな。たったそれだけに神機使うのか……仕方の無いことか。

そう言えば、リンドウって人が付いてくれるらしいがまあ、すぐに終わるし楽をさせられるだろう。

 

「お、今からミッション受けるの?早いなー」

「あんたより先に上に行かせてもらう。悪く思うなよ」

 

話しかけてきたコウタに向かいニヤリと笑って揶揄うと、さっきの自己紹介を思い出したのか恥ずかしそうに反論する。そんなコウタの反応を満足したのかミッションの内容を説明してコウタと別れて椅子に座っていると1人の青年が寄ってきた。

 

「よう、新入り」

「ん?ああ、俺か。もうそろそろか、仕事の時間は」

「まあ、そうだな。おっと、自己紹介だ。俺は雨宮リンドウ。形式上、お前の上官に当たるんだが……めんどくさい話は省略する。とりあえず、とっとと背中を預けられるぐらいに育ってくれ。な?そしたら俺は楽できるからな」

「あんた……ただ、めんどくさいだけだろ。っと、俺の自己紹介はいるか?多少は聞いているはずだが」

「まあ、聞いているが直接聞いた方が言いに越したことは無い」

「それもそうだな。自己紹介と行くが、俺のことは好きに呼んでくれて構わない。名前がないからな。今日付けでここのゴッドイーターになった新人だ。よろしく頼む」

「好きに呼んでくれって……お前もめんどくさいだけだろ」

 

少し軽口を叩きあいをしていると、リンドウのそばに黒と緑の露出の高い服を着た女性が近寄ってきた。

すると、その女性はリンドウに話しかけるが、リンドウの『サクヤくん、今は厳しい規律を叩き込んでるからあっちに行ってなさい』と言われ、その場を去る。

少年の心の中では『そんな装備で大丈夫か?』と問いかけたがどうせ『大丈夫だ、問題ない』と返されそうなのですぐに意識を切り替える。

 

「まあ、早速お前には実地訓練と行くが、初戦の任務は俺が同行する。ま、時間も時間だし、行くぞ」

「ちょっと待ってくれ。武器の変更をしたい」

「別にいいが……何にするつもりだ?」

「俺好みの武器があったからそれを使いたい」

「どれだ?」

「これだ。サイズだ」

「何でまたそんなマイナーな神器を」

「形状がいい。アラガミの命を刈り取るのに最適だと思うから、か?」

「おーおー、お前さんに睨まれたアラガミには同情しちまいそうだ」

 

その言葉を最後にフェンリル極東支部のアナグラを出るのだった。

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

「さて、実地演習始めるぞ。命令は3つだ。死ぬな。死にそうになったら逃げろ。そんで隠れろ。運がよければ不意をついてぶっ殺せ。ん?あら?これじゃ4つだな。まあ、いいか。とにかく生き延びさえすればあとは万事どうとでもなる。さーって、おっ始めるか」

「あんたも大概適当だな。ま、さっさと終わらして他の任務にも行きたいし早く始めるのは賛成だ」

「うし、じゃあいくぞ」

 

リンドウの言葉を皮切りに待機地点から下に降りてレーダーの示す右側へと向かう。

すると、路地を抜けたあたりで一際強い反応が出る。

 

「(あの辺りか……さっさと終わらせるか)」

「あ、おい、待て!速いなコノヤロウ」

 

少年は地点E、Fと地点Jの間にあるところへと向かって全速力で駆けていく。

あまりにも一瞬のことだったのか、リンドウは咄嗟に反応するがそれでも追いつけない。

少年が曲がり角を曲がったのと同時にオウガテイルが反応して吠える。通常、相手を怯ませるための咆哮なのだろうが、少年の前ではその動作はなんの意味も持たないもので、自らのスキを曝け出している無駄なものなのだ。

少年はその咆哮を何処吹く風とばかりにオウガテイルの頭を掴んだ(・・・)

 

「ふっ、はっ、らぁっ、おらぁっ、んうぇぇ!」

「お、おい、だいじょう……ぶか?」

 

少年のくぐもった声が聞こえたからか、声を掛けるリンドウだったが、目の前の光景を見て唖然とした。

何故なら───

 

「遅かったじゃねえか。言葉は不要か」

「……いやいや、いやいやいやいや、いやいやいやいやいや、お前、まじか……」

 

地面には幾らか叩きつけ後があり、周りには地面には入った少しの罅が広がっている。それだけにはとどまらず、オウガテイル相手にマウントポジションをとって殴りまくった後に手持ちのハルトハーケン(サイズ)をぶっ刺しているのだ。

 

オウガテイルの反応が無くなったのを確認すると、少年はゆっくりとサイズにオウガテイルが刺さったまま掴んで持ち上げる。

 

「これ、どうしたらいいんだ?」

「え?あ、ああ、そのまま捕食すればいいぞ」

「おう、了解」

 

少年は短く答えて勢いよく地面に振り落とす。すると、地面に勢いよく打ち付けられたオウガテイルは跳ねてサイズから抜ける。そこで少年はサイズを構え捕食した。

あまりの出来事にモニターしていたオペレーターのヒバリでさえも唖然としているのか、『あ、え、う、え……』と言ったように戸惑いが全く隠せていない。

 

「ん?これで仕事は終わったんだろ?」

「まあ、終わったな……」

「じゃあ、帰るか」

「……心配して損したなー」

 

リンドウの小さい呟きだけが、贖罪の街の一区画に虚しく響いたのだった。




作者の妄想をつらつらと書いてみました。書いてる作品をほったらかして次に手を出す。俺クズじゃん……。
なんとかして、全て完走させたいです。
終わります。

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