須賀京太郎の麻雀日記   作:ACS

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ネタ切れの恐怖が迫るこの頃、カツ丼さんはカットになりました(白目

理由としては咲、和が割とガチってるのであの人を当てる必要が無いと言うのが主な理由です。

やったね藤田プロ!! 生き残ったよ!!(震え声


七十三頁目

七十三日目 地獄の合宿準備

 

 

入学してから2ヶ月が立った。

 

日直の仕事で少し遅れ気味に部活へと向かったら『そろそろ夏の大会も間近になって来たし、合宿がしたいわねー』と部長が呟いて居たところだった。

 

他のみんなもその話に乗り気ではあったけど、この麻雀部は廃部直前の部活だった為部費が無く、学校へ泊まり込みの簡単な合宿が限度らしい。

 

その話を聞いた俺は、『あ、じゃあ俺が合宿所を提供しますよ』と言って江崎に連絡を入れた。

 

『あ、あの、須賀くん? 毎回の事だけど無理しなくて良いからね? 規模はともかく合宿そのものは出来るんだから、ね?』と部長が俺の肩を掴んで焦った様な顔で目を合わせてたけど、その直後に江崎と通話が繋がった。

 

 

『此方の番号に掛けて来るとは珍しいですねぇ』とスナック菓子を食う音と共に何時もの胡散臭い口調で出た江崎に、合宿に使える様な物件を探してる事を話した。

 

悪徳不動産だからこの手の物件探しはお手の物だろうと言う気軽な考えだったけど、江崎の野郎は此処ぞとばかりに買い手の付いていない物件全てを買わせに来やがった。

 

…………まあ買ったけどさ。

 

横で俺の通話を聞いていた部長が『えっ? 物件を買うの? 借りるんじゃなくて?』とか『1都道府県に付き一つ!?』とか『……良い天気ね』とか言ってたんだけど、何だったのだろうか?

 

取り敢えず近辺に買った別荘で合宿地はOKとして……折角だから訓練相手も欲しいよなぁ。

 

俺も参加したいし、そうなるとやっぱりあの人らに頼むしか無いか……けど報酬用意すれば来てくれる師匠1号は兎も角、問題は2号の方なんだよなぁ。

 

あの人ほんと気まぐれだから、ノーレートの麻雀に来てくれるかどうか……まぁ取り敢えず、直接会って頼まなきゃならない二人相手は後回しにして、連絡が付いて且つ麻雀好きの社長からだな、あの人なら絶対二つ返事で返してくれるだろうし。

 

 

後やる事は全員分の旅費と滞在費の負担くらいかな? ああ、買った物件の掃除と下見をしなきゃ行けないのか、江崎のぼったくり物件だし、下手したら庭に死体が埋まってるかも知れない。

 

前に一人暮らしをしようとして奴に物件紹介を頼んだら腐乱死体の人型の染みが残ったトコを紹介された事があるから、この辺はしっかりと調べなきゃならない。

俺は日程決めをみんなに丸投げして部室を去り、白服の人に迎えを頼んで物件周りを始めるのだった。

 

誕生日が2月じゃなけりゃバイクの免許取ったんだけどなぁ……。

 

PS

 

下見の結果別荘に異常は無かった、庭が大麻とか阿片の原料であるケシの畑になってたこと以外は。

 

江崎に聞いたら悪びれもせず『ああ、其処は元々密入国者が麻薬作ってた場所ですからねぇ』と抜かしやがった、部屋漁ったら注射器が山の様に出て来やがった、使えるかこんな場所!!

 

結局普通の物件探させて買い取った、あるなら初めからそっち売れ、なーにが『イヤァ、須賀サンが調べもせずに此処を買ったので遂に女性をドラッグ漬けにするのかと思ってハラハラしましたよ』だよ、お前の中での俺は何なんだ?




合宿(本作の三強付き)かぁ……(遠い目

江崎は京太郎が金持ってる所為で売れ残った裏の物件を10割増しの値段で売り付けて来ます、真面目な物件買うにはかなり調べたり文句言ったりしないとダメ(白目

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