……問題は130話以上ある内容のツール対応処理なんだよなぁ。
追記
導入したは良いものの少々構成を考える必要があり使い所が難しい他、導入以前の話数が多いので結局以前の状態に戻しました。
百七日目 初日の初対局
東一局 親は池田さん ドラは八萬。
俺の配牌は一・三萬三・六・八・九筒二・三・七索北南發白で第一ツモが三索、一見二索と發があるから強引に哭きの緑一色に持って行ける手に見えなくも無いが、どうにもそんな流れとは思えない。
俺は九筒切りを選択、咲と天江さんが俺を狙ってるのだから二人の動きを見たいし、全帯手だと柔軟性が無いので逃げる足を残しておきたい。
二巡目に入った池田さんが打北、天江さんも一巡目に切っているのでこれで北が二枚枯れになった、内に寄せる気だったから良かったんだけど、どうにも今日は不調のようだ。
俺のツモは九萬、ドラ側なんだが自分が不調の可能性を考えると手の内で腐りそうで早々に切り飛ばしたくなるんだけど……未だ切るには早いか?
折角下家に池田さんがいるんだ、俺自身の流れを仕上げる前に彼女を動かして他二人の牽制役になって貰わなくては勿体ない、そう考えると彼女が煮詰まる中盤辺りでコレを切るのがベスト。
後は過剰に俺を意識してる二人に池田さんへの注意を逸らす事が出来るか、だな。
順目も最序盤なので二枚枯れの北を切る、三巡目に切ったばかりの北をツモ切り、四巡目に四萬をツモって打一萬、五巡目に天江さんが九萬切りリーチ。
流石に早い、不調の俺じゃ追い付けないとは思っていたが河の一段目からリーチとは。
リーチ直後のツモは九索、彼女の河は北・中・四索・二筒・九萬、無筋の九索は切りにくく筋とは言え引っ掛けの可能性も考えられるので此処は現物の九萬を切る。
しかし次巡にドラ八萬をツモる、何となくそんな予感はしたが仕方ない、放銃したら事故と割り切って打七索。
できる事なら池田さんを使ってツモをズラしたかったんだが、彼女の切り方や牌の入れ方を見る限り一鳴き程度じゃ聴牌させれそうにないのでこの局は放銃回避優先だ。
『ツモ、立直・自摸の断么・平和・一盃口、ドラが一つで跳満だな3000・6000』
そう言って天江さんは二巡で自摸和了る、彼女の待ちは三筒・六筒で俺の手の中では三筒は浮き気味だった。
放銃回避はしたけど、オープンブローにしては少々重くないかな? 池田さんなんか親被りで6000だぜ?
点棒を支払いながら俺は勝つ為のプランを頭の中で作り上げる、麻雀は一局勝負でも無い限りチャンスは必ず回ってくる、跳ツモくらいならひっくり返すのは余裕だ。
とは言え、下手に動くのは得策じゃない、先制リーチを打たれた挙句ツモをずらす事も出来ずに二巡でアガられたのだから今はまだ流れを貯めなくてはならない。
そうなると俄然池田さんの動かし方が重要になってくる、他家の操作は基本中の基本だし、この合宿は俺も初心に返るとしようか。
そして、天江さんの親で東二局が始まるのだった。
池田さんの役割は京太郎に上手くツカされる事という先生一号の得意技ですね、これは悲しみを背負ってますねぇ……。