一発ネタ、本編とは繋がらないのでご了承下さい(白目
??日目
部室の掃除をして、ベッドの上でついうたた寝してたらなんかオレが居た。
周りが殺風景な空間だったから夢ってのは分かったけど、何で夢の中で自分と出会うんだよ、折角なら和といちゃいちゃラブラブな夢が見たかったぜ……。
『なんだ、やっぱりお餅が良いのか? お前も好きだなぁ』とよく見たら大人びてるオレがタバコ吸いながらそう言って来た、アレ? 今俺ナチュラルに思考読まれた?
……まあ夢だし何でもありっちゃありか。
そう思ってたら『しっかし、なんでオレは此処に居るんだっけかなぁ……確か、アカギと対局してたはずなんだが……』とガシガシ頭を掻くオレは何処と無く雰囲気が自分と違う事に気が付いたので思わず話を聞いて見た。
…………うん、聞かなきゃ良かった系の話だったけどね、後多分オレが此処に居る理由って鷲巣麻雀ってので貧血になって死にかかってるからじゃね?
そんなツッコミを入れた瞬間目が覚めた、如何やら部長達が来たらしく優希が俺を揺すってた。
変な夢だったなぁ、と考えてたら珍しく部長が俺に麻雀を指導してくれるらしく一年組で対局する事になった。
『先ずは東風一回好きに回して良いわよ〜』と俺の横に椅子を置いて部長は配牌を見始める、思わずいい匂いだなぁ
と考えた俺は健全な男子高校生だろう。
『んな事考えてる前に役を考えようぜ、この配牌なら跳満は確実に作れるだろ』
いや、塔子と対子が一つづつしか無いのにどーやるんだよ、しかも優希の親だぞってアレ? 俺誰と話してんだ?
『東がドラか……で、配牌に一枚ふむふむ』
今気が付いたけど、夢の中のオレが出て来てやがる、しかも足がないからやっぱり死んでんじゃねーか。
つかビビりすぎて声出なかったんだけど!? 何でいるんだよ!?
『なんとなく麻雀してーなってって考えてたら出れたんだよ、それより麻雀だ麻雀』
俺が混乱してる間にそんな事を言って指で切る牌を示すオレ、言われるままに思わず赤五索を切ってしまった。
横で見てた部長の『えっ?』って顔が目に映るが、それに気を取られた瞬間に上家の優希にポンされる。
初っ端から鳴くって事はよっぽど早いんだろうなぁと思い、優希の打一萬を見て俺もツモった一萬を払おうとしたんだけど、幽霊のオレに頭を叩かれた。
『アホ、三萬があるし么九牌もある程度はあるんだ、今一萬落としてどうする』
じゃあ何切れってんだよって、内心ツッコミを入れたら迷わず塔子になってる五筒を指してそのまま倒しやがった、つか麻雀牌触れるのね……。
そして優希が二度目のポン、赤二枚使ってのポンな上に三色の匂いが漂い始めたのでそろそろ降りたいんだけど、背後霊が降ろさせてくれない。
『次は東だ、それで彼女は手詰まりになる』
意味が分からずにツモった牌を見ると、二萬。
言われた通りに東を切ると優希が大明槓、ノリノリで引いた嶺上牌は空振りだったらしくため息を吐きながら二枚目の一萬を切った、新ドラは九索。
次のツモは九索、雀頭にくっ付いてこれで二面子が出来た、普段取り敢えず断么を目指して切ってる俺からしたら違和感ある打ち筋でしかない。
横の部長も俺の打ち筋を見て『珍しいわね』と感心してるけど、俺はオレの含み笑いが非常に気になって仕方ない。
その後、驚くほど好ツモが続き純全帯・三色・ドラ三聴牌して立直、待ちは嵌二索、三鳴きを入れた優希はムダヅモばかりなのか珍しく首を傾げ続けている。
そんな状態だからかそのまま二索をツモ切りした優希、流れる様に俺は討ち取った。
立直・一発・純全帯・三色・ドラ三、裏も一枚付いて三倍満、初めてアガったわこんなの。
『今のは敢えて無駄に食わせて相手の流れを乱したって感じだな、普段なら暫く見なんだけどまぁこの子ら相手ならその必要もないしな』
そう言って、俺の背後霊はその後も色々な事を教えて帰って行った、結局なにものだったんだ……?
ps
東風戦終わったら目が覚めた、夢オチかよ。
大人になった京太郎がアカギとの対局で死に掛けて幽体離脱、原作京太郎の夢に出て色々教えてたら何してたか思い出して帰りました(白目