須賀京太郎の麻雀日記   作:ACS

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三頁目

三日目 花の金曜日!! (但し教師のみ)

 

 

今日は課外授業だった。

 

麻雀に課外授業ってなんぞ、と思ったが先生には何言っても無駄だとハッキリと分かるので諦めた。

 

先ず初っ端に先生が行ったのは駅のコインロッカー、そっから紙袋に入った札束を取り出して雀荘に行き、適当な雑魚で運周りを調整してた。

 

うん、後ろから見ててもこの人の捨牌マジで訳分からん、和了するかテンパイまでして漸く分かるか分からんかって所だからなぁ……。

 

んで、本番はマンション麻雀、俺は『あぁ、紙袋の中の札束ってそうやって稼いだんだ……』って思わず呟いてしまった。

 

珍しく先生が『貴方もその内出来ますよ』と言ってたが、俺はあんたみたいな自殺者量産機になりたかない、純粋に勝ちたいだけなんだ、金は要らんから勝ちをくれよ。

 

 

マンション麻雀自体は至って普通だった、いたって普通に先生が獲物から金を毟り取るだけの作業だった。

 

絶対この人の所為で何人か列車ダイブしてるだろ、明らかに金も運も奪い尽くしてたもん、しかもワザと負けてレート釣り上げとかマジ鬼畜、千点十万とか受ける方もおかしい、しかも親の数え役満ぶち当てといて財布の中身きっちり全額回収って……、この人なら透視くらい余裕なんじゃね? と思ってしまった。

 

 

で、何軒かマンション麻雀をハシゴしたあたりで入った雀荘で意外な人と先生が打つ事になってた、確かインターハイチャンプの小鍛治健夜さん。

 

何というか友人と一緒に来てた見たいだけど、可哀想に……とは思わなかった。

 

 

むしろその時の俺は『よっしゃインターハイチャンプキタコレ!! コレでこの人外が飛ぶ所が見れる!!』とか思ってました。

 

………はい、そんな時期が私にもありました。

 

結果はインターハイチャンプ? なにそれ強いの? 状態だった。

 

 

うん、まあ、最初は勝ってたんだ、あの先生をして手の進みが遅かったし、チャンプは高い手ばっか上がるし。

 

でもオーラスに先生がやらかした、むしろそれ見たら『動けなかった』じゃなくって『動かなかった』だけだったのが良くわかったね。

 

まず純全帯平和二盃口ドラ4をチャンプが直撃、関係無い俺が何故か震える、三倍満のトラウマが抜けてないみたいだ……。

 

そっから何時も通りの御無礼モード、チャンプも全力出してスッゲー怖かった、つかちびった。

 

なんかもう、ね? 何がどう怖かったとかはチャンプの威厳に傷が付くだろうし、俺も思い出したくないから書かないけど、深夜のテンションってすげーとしか言えない。

 

 

途中から先生チャンプガン無視でツモ上がりしかしてなかったし、和了牌を無視ってツモ上がるとかやっぱ牌透けて見えるんですね(諦め)

 

だから据わった目のしたチャンプの『ねぇ!! 私を見てよ!!』とか、『なんで!? なんで私じゃないの!?』とか、『もっと一緒に居てよ!! お金なら作るから!!』とか、全部気にしない、気にならない、うん。

 

麻雀って、なんだっけ?





すこやん愛の告白(但し相手は人鬼)

まぁ自分より弱い人しか居ないなって時にぼっこぼこにされたから仕方ないよね!!

その癖真面目にやろうとしたら、当たり牌ガン無視でツモ上がったり他家から上がったりしてすこやん発狂、大体はハブった傀さんのせい(白目)


…………すこやんがアラフォーな理由って。

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