須賀京太郎の麻雀日記   作:ACS

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京ちゃんの人でなし度が半端ない事になり始めて来ましたね(白目

前回の胴元は共生に多額の負債を背負い、ワシズに富豪を売渡すお仕事にジョブチェンジさせられました(震え声


表の顔と裏の顔の落差が酷い。


二十六頁目

二十六日目 雀鬼+麻雀アイドル=放送事故

 

 

グルジアから帰った俺はそのまま昼過ぎくらいまで眠っていたらしい、学校も終わってる時間でやること無いので身支度を整えながら最近色々開き直った母さんに出掛けて来ると言い残して家を出た。

 

目指すのは何時ものマンションなんだけど、ドアを開けたら服の上から自分の身体にリボン巻いて『傀さんへ』って書いたプラカード付けたすこやんと目が合った。

 

俺はドアをそっ閉じして足早にマンションから出た、携帯が鬼の様に鳴ってるけど無視、あの人麻雀以外本当にダメな人だな……。 つかアレ自分で考えてやったのか? 誰かお調子者の友人に唆された結果とかであって欲しい。

 

こうなったら雀荘に行くかな、と考えてたら先生とバッタリ会った。

 

おおう、まさか道端でバッタリ出喰わすとは思わなかった、と言うか横断歩道横の信号機の影から出てきたけどスペース的に隠れきれないよな? 姿見えなかったんだけど、やっぱオカルトだわこの人。

 

 

基本的にこの人から会話を仕向けて来る事は無いんだけど、今日は久々に課外授業をする事になった。

 

また高レート卓に乗り込むのかな? と思っていたら着いた場所はRoof-topと言う店名の喫茶店の混ざったような雀荘だった。

 

平日の昼間だからそんなに人いないんじゃ無いの? と思ったけれど意外に人が多かった、繁盛していると言うよりは野次馬っぽい感じだったけれど。

 

 

人混みを掻き分けながら入店、安定の『打てますか?』コールから丁度三抜けした卓に案内された。

 

其処にはテレビカメラが置かれて居て、教育番組で麻雀を教えている新しい牌のおねーさんが居た、そーいや親父が『この牌のおねーさん正にパイのおねーさんだな』とか寒い事言ってたから覚えてる、確か瑞原はやりだったっけ?

 

チラッと見たら『出張!! 牌のおねーさん!!』と言うプラカードが立っていて、色んなところで子供相手に打ってるらしい、俺をお引きにしたな先生。

 

 

しかも今回は生中継回、東風一回の赤ドラアリルール、ニコニコとした笑顔の瑞原さんが『こんにちわー、はやりだよミ☆』と言ってしゃがんで挨拶してくれた上にお餅が良い感じになってるので写メっておいた。

 

そして『お名前をはやりに教えて欲しいなミ☆』と言われ、素直に名乗ってから先生の上家に座った。

 

この時点で既に俺は放送事故だろうなぁ……と思ってたんだけど、先生の対面の席が空いていて、誰が座るかって流れになった。

 

如何やら俺達以外の人は有る程度打っていて、見物人達は打てない人達らしい。

 

じゃあスタッフが座るかって話になった時、かなり勢い良く扉が開き、『そ、その席には私が座ります!!』と言う声と共に店内にすこやんが入ってきた。

 

 

……………例の格好のまんまで。





すこやんが色々迷走しながら傀さんへの大胆アピールを思い付き実践→学校サボった京太郎登場&退出→凹みながらテレビポチー→はやりさん出てるな〜→『打てますか?』→let's goRoof-top。


最近雀鬼化した京太郎がミンチになるのかな?(白目

あとすこやんがヤバイ、色々な意味で。

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