宮永家族麻雀
照「…………自摸。立直一発自摸清一色断么平和二盃口、七本場の数え役満で16700オール」
咲「もー、お姉ちゃんまた見逃し?」
照「……低目の和了なんて、和了る価値無し!!」
咲「高目追求も程々にしてよ!! お父さんとお母さんが飛んじゃうでしょ!!」
照「続行だよ、咲。 八本場私の親、お姉ちゃんを親番までに飛ばせ無かった咲の負け」
咲「むー!!」
宮永夫妻「 」
三十六日目 麻雀部にて
阿知賀から帰った翌日、俺は久々に麻雀部に顔を出していた。
普段は進んで打ってくれる相手が咲達くらいなので余り顔を出さないんだけど、阿知賀滞在中に『偶には部活に顔を出してくれないと寂しくって死んでしまうっす』と言うメールをモモから貰ったので久々に顔を出したんだけど、色々アレだった。
『もー!! いい加減に和了見逃しからの高目ツモに拘るの辞めてよお姉ちゃん!! 京ちゃん見たいな和了ばっかり、みんなのトラウマ考えてるの!?』
『低目なんて和了したら京ちゃんに勝てない、勝つなら高火力高速の攻撃で一気に潰すしかない。 第一咲見たいに単発とは言えW役満やT役満をバカスカ和了する方がトラウマ抉る真似してる』
『巻き込まれる私ら側からしたら二人ともトラウマメーカー以外の何者でも無いっすよ……』
卓に座っているポンコツ姉妹がお互いに何時もの喧嘩をし、それに巻き込まれたモモがぐでーと最近育ち始めたお餅を潰しながら卓に突っ伏し、もう一人の女子部員は『流石……鬼の幼馴染』と言って口から魂を吐き出していた。
小学校時代なら大半の部員が辞めてる頃なんだけど、良くも悪くも此処の連中は鍛えられている、この程度で退部する人間は一人もいない。
部長曰く『初めは宮永姉の理不尽に遠い目をしてた、翌年にやっと慣れた、今年は平和に引退出来るなと思ったらお前だ、お陰さまで色々諦められた』だとか。
後同期入部の奴は『お前が強過ぎて相対的に周りが弱く見える、若しくはお前の強さの所為で俺たちの中の『強い』って判定がアホみたいに高くなって感覚が麻痺してる』だとか、そんな評価してる連中ばっかりだからなぁ……。
俺の入室に気が付いたのか、姉妹喧嘩をしていた照さんが咲をほったらかして俺の所に来て笑顔で両手を出してきた、うん、まぁ、県外に俺が行く=お菓子のお土産って言う方程式ができてるのは良いんだけどさ、この人本当に年上なんだろうか?
別に意地悪する必要も無いのでさっさと渡したけど、と言うかすると泣く、やっぱりポンコツだわこの人。
俺が来たからか咲も膨れっ面のまま卓に座り直して俺の着席を待っている、照さんはお菓子タイムなので離席してしまい席に残っているのは咲とモモ、もう一人の子は離席して何切る?をやっていたのでその子の負け席に座り、暇そうな部長を着席させる『僕!? 待て待て待て、落ち着け考え直せぇぇぇぇえ!!』とか悲鳴を上げていたけど、阿知賀でやった流れ操作を練習したいのでデジタル打ちの部長には同席して貰わなきゃならない、そう説得すると『分かったからその人を殺してそうな目で僕を見ないで!?』と言いながら着席してくれた。
んで、結果としては俺一着部長二着。
ポン、チーによるツモ操作で、好調なツモを送ってやり、周りを有る程度削って貰って太った所を狙い撃ちにする事が出来た、新しい技術を学べたし貴重な経験だった。憧には今度御礼に何か送ろう。
ps
1年振りくらいにポンコツ姉妹に、と言うか咲に飛ばされた。
阿知賀での話をしたら東1局で四槓子大四喜和四暗刻単騎待ちで問答無用で纏めて全員ぶっ飛ばされた、流石にそれはどうしようもないわ。
流石魔王(震え声
雀鬼の幼馴染が原作性能な訳ないよね!! 地味に毎回打ってるし(白目
あと、此処の部員は京太郎によって強さのラインが跳ね上がってますので、モモのステルスもみんな認識出来ます(雀鬼に比べたら人間してると言うのが真の理由)