須賀京太郎の麻雀日記   作:ACS

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京太郎の夏休み、色んな場所まで行って旅打ちするのでヒロインは出ますが先生方は傀やワシズ様くらいしか出ないです。

元々中学編は咲勢がメインになる予定だったので御了承下さい(´・ω・)


後米欄でマホちゃんを不発弾扱いしてる方々へ、雀鬼以外の和了もちゃんとするから!! 三割位の確率で和了するだけだから!!

まだ小学生だから哭いた気になった鳴きと流れを読んだ気になった和了しか出来ないよ(白目


四十四頁目

四十四日目 旅打ちの始まり

 

 

今日から夏休みに入った、部長には夏の大会まで麻雀部の人間は特訓するからお前は来るなと言われてしまった、俺も部員だろ?って聞いたし、咲も『仲間ハズレは良くないですよ部長さん!!』と言ってたけど、先ず俺に直すべき癖とかが無い上に手加減0だから部員の気力がもりもり消えるからと言う理由だった。

 

それを聞いた咲は何も言えないのか目を逸らして擁護してくれなかった、モモもうんうんと頷いて部長に同意してた、『きょーさん居ないと寂しいっすけど、あの麻雀の犠牲になるのと考えたらギリギリぶちょーさんに同意っすね』だってさ、ちょっと泣きたくなった。 あと照さんはお菓子で買収されてた、年々ポンコツ度に磨きが掛かってるなこの人……。

 

 

少しムッと来たので部長に『んじゃ、せめて知り合いを講師に呼んどきますねー』と言って携帯を操作する、部長は『お前以外だったら誰でも良いよ……』と言ってたのでか行に登録されているある人物に連絡を入れる。

 

『………は〜い、きょーたろうくん? なぁに、昨日遅かったから眠いんだけど』

 

連絡相手はすこやん、確か今日はオフだった筈なので彼女に先生1号との対局可能日の情報と引き換えにコーチをお願いする、勿論二つ返事でOKしてくれた。 先生には後でお金払っとけば打ってくれるだろうし、いざとなったら雀荘巡りもオプションしとこうかな。

 

取り敢えず夏休みが暇になったので先生達に旅打ちする旨を伝えてから身支度を整える、なんだかんだで長期間の旅行は初めてなので少し楽しみだ。

 

…………鹿児島での一件以降、親父は『…………これ以上は親の意識の押し付けになる、か。 分かった、これからはお前の好きに生きれば良い、困った事があれば必ず力になってやるからな』と言って俺のやる事に何も言わなくなった。

まあその件は良いだろう、親父達も色々飲み込んでそう言ったんだし。

 

 

で、今回の旅打ちの第一目標は野依理沙プロが開くイベントに参加する為、彼女の出身校新道寺高校に行く事、普段は女子校なので男子禁制だけど、今回のイベントでは男性の参加も受け付けて居るので問題ない。

 

そしてそのまま福岡から北上して行きながら各地で毎日麻雀を打つ、軍資金は一千万程を用意してあるし必要なら降ろせば良い、それに共生バッチも貰ってるから裏でも表でもかなりの融通が効く、万が一警察に補導されても色々手が回るだろう、夏休み中に北海道まで行けるかな?

 

何はともあれ、連絡先を交換してあったリボンの娘、マホちゃんに暫く指導出来ない旨を伝え、携帯を置いて家を出た。

 

 

金と着替えだけの旅打ち、非常に楽しみだ。





旅打ち編、次回から始まります。

以前から言っていた県外勢との対局等がメインになるので長野勢の出番も無いです(白目


後、部長に名前が欲しいとコメントされたので番外二話にマスクデータ付きで追記しときますね。

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