須賀京太郎の麻雀日記   作:ACS

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福岡からそのままスライドして横の県に来ました(白目

リザベって哩が縛りクリアーしてれば卓が別でも発動するんですかね? この作品はする物として扱ってますけど……。

誰か教えて!! 御無礼食らった人!!


四十七頁目

四十七日目 生立ヶ里のダブルエース

 

 

あの後適当なビジネスホテルに宿泊した俺は近くの公衆電話から野依プロに強い雀士の情報を聞き出していた。

 

考えたら俺は色々な柵を無視して旅立ちたかったからと言う理由で携帯を家に置いたままだった。

 

だから態々連絡を入れるのにコンビニまで足を運ばないと行けなかったのは少し失敗だな。

 

でもま、その甲斐あってか佐賀に居る強い二人組の情報を教えて貰えた、なんでも生立ヶ里のダブルエースと呼ばれて居て、二人一組でエースを張っているらしい。

 

…………この話の触りを聞いた瞬間真っ先に『通しか?』と考えてしまった俺は悪くない、誰だって二人一組なんて言われたらコンビ打ちを疑う筈だ、野依プロに同意を求めたら怒られたけど。

 

 

詳細な情報は聞かなかった、知っておけば有利になるかも知れないけれど、今聞くのと向こうで聞くのとで大差は無いし、何より情報収集が楽しそうだ。

 

相手の学校名とその住所だけ聞いた俺はそのまま佐賀へと向かう、長野ー福岡間の移動時間は死ぬ程長かったけど、隣県なだけあって今回は割とあっさり目的地に着いた。

 

 

さてどうするか、俺としてはこのまま道場破り宜しく乗り込んで行くのもありと言えばあり何だけど、夏の大会も近いだろうし流石に迷惑極まりないだろう。

 

そう考えた俺は先生1号方式で行く事にした、要は手当たり次第中高生が屯する様な雀荘で暴れ散らせば向こうから『ワレ何ワシらのシマ荒らしとんじゃボケェ!!』的なノリで来てくれる筈、若しくは何時だったかの桃太郎君の様に鬼退治感覚でも全然歓迎。

 

そうとなったら善は急げ、道行く人に雀荘の場所を聞きつつ入店しては客全員と対局しその全てを撃破して店の看板を貰って行く、看板の代金はちゃんと支払った。

 

ソレを目的の二人が来るまで毎日朝から夜まで続け、最後の方は情報収集の為に生立ヶ里の生徒ばかりを狙って麻雀を打っていた。

 

そんな生活して五日が経った頃、看板の数も15を越えてそろそろ置き場に困り出した時にその二人は来た。

 

鶴田姫子と白水哩、目的のダブルエースの二人だ。

 

集めた情報によると二人の和了はリンクしていて、白水が自分に何翻の役で和了すると言う縛りを設け、それで和了した場合相方の鶴田がその倍の翻数で和了すると言う、要するに純粋なオカルト打ちって事だ。

 

俺は離席した他家には目もくれずに二人へ向かって『打ちますか?』と問い掛ける、無視されちゃったけど。

 

と言うのも中々二人に会えないもんだから、八つ当たり気味に生立ヶ里の連中ばかり虐めてたんだけど、その所為で退部希望者の量がとんでもない事になったらしい。

 

………………小学校でもいっぺんやってるから今更何も言わないけどさ、ウチの麻雀部ってやっぱりどっかおかしいんだな。

 

 

そんな事を思っていると、目の前に鶴田が座った、事前に縛り自体はクリアー済みで向こうも仕上がった状態で来てるって事か。

 

 

けど悪いな、俺の方も五日丸々掛けて普段以上に仕上がってる、多分そのオカルトの流れですら喰えるだろう。

 

 

…………とか自信満々だけど、俺のやった事ってカツアゲ擬き何だよな、仕上げる為とは言えちょっと悲しい。





みんな大好きドMの二人、両方から両方寝とったら寝取りにならないよね!!(白目

…………九州弁難しい(´・ω・)

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