高校編開始(白目
以前のスレッドネタは一発ネタなので本編には関係無いのでご了承ください(震え声
後京ちゃんはちゃんとインターミドル三連覇+世界ジュニア覇者もやってます。
尚虐殺&虐殺でしかなかった模様(白目
七十一頁目
七十一日目 清澄高校
高校生活が始まって数日、環境の変化にも慣れて部活の新入生勧誘が活発になり始めた頃、掲示板の隅にひっそりと貼られていた麻雀部の張り紙を頼りに部室へと向かっていた。
咲も連れて行くべきだったのだろうけど、奴は新歓の波に攫われて行方不明になってしまった、涙目で助けを求められたけど振り向いた頃には既に遅かったので先に入部届けを出しに行く事にしたのだ。
階段を登り、お目当の部室の扉を開けたのだけど、部屋の中には二人の上級生しか居なかった。
部屋を間違えたか? そう思い退室しようとしたら三年生の制服を着た女性が『入部希望者ね!?』と勢い良く立ち上がって俺の前まで走り寄って来た。
『ようこそ!! 清澄高校麻雀部へ!!』と俺の手を両手で掴みながらブンブンと嬉しそうに振っているこの女性が部長なんだろう、彼女は待ち侘びたと言う様に俺の入部届けを受け取った。
『ふんふん、須賀京太郎……須賀ァ!? えっ? ちょっ? えっ? 貴方ってあの須賀くんなの!?』といきなり驚かれた、あの須賀と言われても俺はどう答えたら良いのか分からない、多分そうですとは答えておいたけど。
そしたら何故か『なんでウチなんかに来たの? 名門からスカウトされたでしょうに?』と不思議がられた、俺は麻雀が出来れば何処でも良かったし、此処にしたって志望理由が自宅から一番近い高校だったからなぁ。
素直に言ったら頭を抱えられた、奥の先輩は『……どっかで見た顔じゃと思ったらあの時の片割れかッ!!』と雀卓に頭を付けていた、俺の方は見覚え無いんだけどなぁ……。
微妙な空気になったが、改めて自己紹介した後に部員の人数を三年の先輩––––竹井部長に聞いたら、俺と竹井部長、雀卓に突っ伏した先輩––––染谷先輩の三人だけだと言う。
廃部寸前で後二人集まらないと部活としては認められないらしい、幽霊部員も去年で卒業して居なくなり、同好会としても危険なレベルだった、先ずは部員集めからか……。
咲は確定として、こんな時他に知り合いが居れば連れて来るんだけど、中学生の同級生は強豪や名門に軒並み行ってしまって居るし、モモも鶴賀に行ってしまった。
後一人位ならヘッドハンティングで何とかなるかな? と考えていたら控え目に部室の扉がノックされ、見知った顔の女の子が入って来た、と言うか和だ。
『失礼します、麻雀部は此処で良かっ………失礼しました』
目が合った瞬間にコレである、此処まで露骨に嫌われてると泣きそうになるんだけど、とか思っていたら再び入室して来た和に『貴方の心が傷の付く様な構造してるとは思いませんでしたよ、須賀君』と言われてしまった。
……この娘は俺の事を何だと思って居るのか。
和の横には小柄な子が一緒に付いていた、彼女も入部届けを持って来ていたので余裕で部員問題はクリアーとなった訳だ、和があからさまに肩を落として居るが。
部長が早速打とうと言ってくれたけど、先に迷子の保護に向かわないと断れない性格が災いして咲を他の部活に取られてしまう。
その事を部長に告げて俺は一旦部室を出た、その時に中学時代に咲と和はインターミドルチャンピオンの座を争い、全国で打ち合っていた事を思い出した。
三年の時は俺の対局中に迷子になった咲が日射病で倒れて不戦勝になった筈、……良し初っ端からけしかけよう。
タコスと咲以外が胃痛でやられる部活ですね(白目
後は備品と言う名の私物(硝子牌・象牙牌等)が増える訳ですね(震え声