魔法少女リリカルなのは〜vividと初代な夜天の王〜   作:かぴばらさん32号R

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Q:文字数増やそうぜ、な?

A:3000字で勘弁してくだせぇ。


初日の出は夜天の輝き

 

大掃除とか色々あって新年を迎えました。笑ってはいけない夜天ファミリー24時をしてヴィータが可哀想なくらいケツバット(柔らか素材)されてたのはいい思い出。

 

 

ただ今1月1日午前5時、酔いつぶれて眠っている大人達はどんどんしまっちゃおうねぇ。

 

なんて冗談はさておき私は八神家を抜け出して飛んでいる。向かう先はサムスさん宅、歩くと遅いのでスレイプニールでふよふよ飛んでいます。

 

羽衣が視覚阻害してるからたぶん地上からはばれない。

 

 

「たしかここだったはず」

 

昨日、一人で寝れるもん!とか言ってたからサムスさんがいないと思われる。いたらどうするか?諦める。

 

ヴィヴィオが寝ていると思われる部屋の窓を見つけ、手をかけてみるが開かない。ちゃんと鍵をしている用心深い。

 

「でもそんなのは初代さんと夜天の書の前には無意味なのだよ」

 

夜天の書を開き、魔法を発動させる。

 

魔力糸で円を作り空間を繋げる。後は簡単、手を突っ込んで・・・・あぁん、らめぇぇっ!

 

 

 

 

 

 

一人でやってて恥ずかしくなった泣きたい。

 

 

気持ちに負けずアナログな鍵をガチャリと開ける。

 

空間を通して色んなものをぶち抜くなんだかんだで便利魔法!その名を『旅の鏡』ッ!

 

「大好きなあの子の部屋にも侵入できちゃう」

 

この魔法、割と簡単に覚えられるくせに無駄に強いんだよね。かつてシャマルを『コア(玉)抜きのシャマルン』と言わせた代名詞のような魔法なのだ。

 

 

「・・・・くー・・・」

 

ヴィヴィオ発見。フェイズ2に移る-----前に写真撮影。

 

パシャりと、よし。

 

「ヴィヴィオー、起きて起きて」

 

「・・・・・んー・・・」

 

寝返りを打たれた。起きる気配があまりない、可愛い。

 

「返事がない、ただのしかばねのようだ」

 

「うぅん・・・・しかばねじゃ・・・・ないよぅ・・・・」

 

寝ながら返事された。さすがにびっくりした。

 

「ヴィヴィオヴィヴィオ」

 

肩を揺らしまくってると私の存在に気づいたのか、うっすらと瞼を開く。

 

「・・・・にゅー・・?」

 

にゅーって、にゅーってお前・・・!私に襲いかかれと言うのか!?ルパンダイブしろと言うのか!?

 

 

・・・いや、落ち着け私。こんなとことで欲望を解放するわけには。

 

「ひゃっはー!もうがまんできねぇ!」

 

さよなら誠実な私、こんにちは変態な私、寝起きでキュートなヴィヴィオを抱きしめる。ほんのりふとんのあったかさが伝わってきてちょいと眠くなった。しかもいい匂いがする。

 

「ひゃっ・・・・ん、ゆーり・・くん?」

 

さっきまで外にいたので冷たくなった頬で頬ずりすることになり、目覚まし代わりになる私。

 

「そうだよユーリ君だよヴィヴィオ」

 

もこもこのウサギさんパジャマに身を包みぽけーっとするヴィヴィオ。サムスさん・・・・いい趣味してんじゃねぇか。

 

「なんで・・・・ゆーりくん・・?」

 

「ヴィヴィオに見せたいものがあってさ誘拐しに来たの、よいしょっ」

 

かけふとんを除けてゆっくりとお姫様抱っこする。かなりあっさりと持ち上げれた・・・・やっぱり女の子は軽い。

 

「・・・・みゅー」

 

言わずとも首に手をまわしてくれるのはありがたいけど、頭をこすりつけるのはやめて欲しい。萌え死ぬから。

 

「さてと、行きましょうかお姫様」

 

「ぅん・・・」

 

 

 

まだ寝ぼけているヴィヴィオを抱え薄暗い空へ飛翔する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんとかセーフ、かな」

 

あれが始まるまでになんとか目的地に到着。高度600mで停止し、静かな海を見る。

 

「ちょっとさむい・・」

 

吐く息が白い、暖かさを求めてか私に抱きつく力が強くなる。羽衣で薄く覆っているけど薄すぎたみたい。

 

「ごめんね・・・・あ!」

 

寒い思いさせたことに謝ったらやっと始まった。ヴィヴィオを抱く腕にも自然と力がこもる。

 

「?」

 

「ヴィヴィオ、見て」

 

 

 

 

 

 

 

雲もない薄暗い空が徐々に赤く染まり、やがて水平線からオレンジ色の太陽が登ってくる。

 

海がその色を反射し、キラキラと美しく輝く光景はまさに絶景。

 

 

初日の出だ。

 

 

 

 

「・・・・!」

 

ヴィヴィオが息を飲むのが腕越しに伝わってくる。視線は日の出に釘付け。

 

・・・・私も見るのは初めてだけどここまでなんて、『地球』は恵まれた場所だ。

 

〈Es ist schön....(美しい....)〉

 

AIを感動させてる。こいつ簡易AIだったはずなんだけど・・・・ま、感性が溢れてるのは素晴らしいことか。

 

 

「・・・・ゆーりくん」

 

日の出に見惚れていたヴィヴィオが私に顔を向ける。金色の髪は風に揺れ、光を受けさらに美しさを増していた。

 

「んー?どうしたの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「---ありがとっ」

 

 

 

ヴィヴィオの笑顔は、日の出のなんっ万倍も綺麗だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜八神家〜

 

「皆さん、新年明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」

 

《お願いします》

 

家主である最後のさんの新年の挨拶。みんな正座してぺこりと頭を下げる。

 

「去年はいきなり初代夜天の王が現れたり、アインスが復活したり忙しかったけど新しい家族と一緒に頑張ろっ!」

 

《はい!》

 

力強い声が響き、最後のさんも満足げな顔。

 

でも私にとってもいきなりの出来事だったなぁ。

 

死んでから数百年後にいきなり転生の知らせ、どっか平和な世界かと思えばまさかの私がいた世界の未来。

 

騎士達との再会、最後の夜天の王はやてさんとの新旧夜天の王ご対面なんて普通はありえないことが起きた。サムスさんことなのはさん、ピカチュウのフェイトさん、世界一可愛いヴィヴィオとの出会い。第二の人生も捨てたもんじゃないかも。

 

クロ、アカ、アオ、ユーリも夜天の書に縛られることなく生きている。いつか会いたいな。

 

 

「はーいみんなー!おせちやよー!」

 

・・・・ちょっとおじさんみたいだった。最後のさんが黒い重箱を持ってくる・・・でかっ。

 

「はやて!あたし出し巻き卵食べたい!」

 

「あー!リインも食べたいですっ!」

 

重箱を開ければ栗きんとんやら出し巻き卵やら伊勢海老とギッシリつまっていて非常に豪華。真っ先にヴィータとちっちゃいクロハネ---ソラハネが飛びつく。

 

「ヴィータちゃんもリインも、おせちは逃げませんよ?」

 

「まったく・・・・しかたないやつらだ」

 

シャマルは小皿に料理を取り分けながら苦笑い。シグナムも言ってることとは違って楽しそうな表情をしてる。感情豊かになって制作者の私も嬉しい。

 

「楽しそうじゃない?出てくれば?なはと」

 

(こういう雰囲気は苦手なのでな。お主らだけで騒いでおれ)

 

「そんなこと言わずにさぁ」

 

(りんごがあるなら考えてやらんこともない)

 

お前はどこの死神だ。

 

「りんごは無いけどもっと美味しいものがあるよ?」

 

(ほぉ・・・・してそれは?)

 

「それは---思い出だよ」

 

(うまいことを言ったつもりか)

 

「うまい(確信)」

 

(自分で言ってどうする愚か者)

 

盲点だった。なはとはツッコミがうまい。

 

「ヴィータというロリ成分にさらになはとが加われば完璧なんだよ、ダブル幼女なんだよ」

 

(・・・絶対出ないぞ)

 

結局なはとは夜天の書の中に引きこもっている、いけず。

 

 

「初代」

 

何を思ったかクロハネが手を握ってきた。あったかい部屋の中にも関わらずその手はひんやりとしている。

 

「クロハネ?」

 

「・・・・今度こそ、貴方をお守りしてみせます。夜天の騎士の名にかけて」

 

変わらない、クロハネはいつまでも生真面目で真っ直ぐ。どれだけ時間が過ぎようともそれだけは変わっていなかった。

 

「頼りにしてるよ、リインフォース」

 

「・・・・はい!」

 

 

 

 

夜天の光は再び輝く。

 

 

 

 

 

 




『笑ってはいけない夜天ファミリー24時』

初代が考案した企画。最後まで笑わなかったのはアインス。


『クロ、アカ、アオ』

わかりますよね?


意見、感想、待ちわびる。

次回→アーテム・デス・息抜き
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