魔法少女リリカルなのは〜vividと初代な夜天の王〜   作:かぴばらさん32号R

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Q:息抜きしすぎもよくないよ?

A:只今多忙でござる。


そんなこと言いながら今回5000字越えてたっていうね。


皆様のおかげで日間ランキング2位までいくことができました!

これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします。




王達の遊戯

その24

 

アインハルトちゃんを拉致してヴィヴィオと合流した。

 

 

「お客様、先ほどお客様の姿が見えなかったのですが・・・・」

 

「そんなことありませんよ?ね、アインハルトちゃん」

 

「は、はい!ちょっとお手洗いで---」

 

「ズッコンバッコンしてました」

 

店員さんが顔を真っ赤にして走り去って行った。

 

「ああああああああなたはっ、な、なんて、ことっ!言うんですかっ!」

 

「ゆーりくん。ずっこんばっこんてなにー?」

 

歳が三つ違うだけでこれほどの知識量の差が出てくるとは。アインハルトちゃんが特殊なだけかもしれないけど。

 

 

そんなこんなで私達はさっきの喫茶店にいるわけですよ。どうやって入ったか?夜天の書の転移以外に方法は無いね。

 

「ヴィヴィオがもうちょっと大人になったら教えてあげる」

 

「えー・・・・ならなのはママに」

 

ヴィヴィオから通信端末を取り上げるには一秒もかからなかった。

 

「いいかいヴィヴィオ、今の話しは二人だけの秘密。ユーリ君とヴィヴィオだけのひ・み・つ、おーけー?」

 

「?うーん・・・・わかった!」

 

元気良くお返事してくれるヴィヴィオに胸を撫で下ろす。

わからないことを調べるのは素晴らしいことだけど、これをサムスさん達に聞かれるわけにはいかない。

 

「う・・・・・あの、できれば自己紹介を」

 

アインハルトちゃんがぼっちで寂しがっていた、首から上が真っ赤っ赤。ヴィヴィオとの世界を作りすぎてしまったようだ、不覚。

 

「任せなさい。えー・・・・コホン。あ、こういう場合はゴホンの方がいいかな?」

 

「ゴホンだったら咳をしているような印象があるのでコホンでいいと思いますよ」

 

「お、そうか。でもゴホンとかコホンの擬音って誰が考えたんだろか」

 

「・・・・考えたことがありませんでした。気になりますね」

 

ついつい考え込んでしまう。確かに人間が咳をするとき聞こえる声は『ゴホン』だ。ならなぜ人間の発生器官はそういう音をだすのだろうか?喉に対する負担が最も少ないから?それとも----。

 

「ゆーりくん?じこしょーかいは?」

 

ヴィヴィオに服の袖を引っ張られ思考が中断される。いつのまにか話しの内容が大幅に変わっていた、それどころか原形留めてない。なんで自己紹介から咳の話題になるんだ。

 

今度こそしっかりやろう。

 

「そうだったね、ありがとヴィヴィオ。・・・・私は八神ユーリ、そこらへんの私立学校に通う初等科四年、新米嘱託魔導師で騎士やってます。こっちはアインハルトちゃんと同じStヒルデ魔法学院に通う初等科二年の---」

 

「高町ヴィヴィオです!」

 

かわええ、かわええよヴィヴィオ。どんな相手にも常にそのヒマワリのような笑顔を向けてくれる可愛い可愛い天使。

 

「Stヒルデ魔法学院初等科四年のアインハルト・ストラトスです。覇王流という古武術をやっています」

 

いたって普通の自己紹介だった。アインハルトちゃんのあの卑猥な単語祭りはなんだったのか、すごく気になる。・・・・いつもあれでないだけマシかもと考えてしまうあたり私も普通じゃない。

 

 

「失礼します。こちらミートソースパスタとカルボナーラとかにクリームパスタになります」

 

自己紹介が終わったちょうどいいところに店員さんが料理を持ってきた。

ちなみにミートソースパスタがヴィヴィオ、カルボナーラが私、かにクリームパスタがアインハルトちゃん。

 

「お、うまそう」

 

「噂には聞いていましたが・・・・」

 

「おいしそ〜」

 

この喫茶店はミッドチルダでもけっこう有名なお店。

料理がおいしく種類も多い、おまけにStヒルデの近くだからロリコン達の聖地でもある。常に三人くらいは確認できるらしい。

 

「お客様」

 

「はい?」

 

さっきの店員さんが飲み物を持ってきた。ちなみに全員オレンジジュース・・・・なんだけど、店員さんは何か言いたげだ。

 

「避妊は・・・・しなきゃだめです!きゃっ、言っちゃった!」

 

・・・・・・・・・・。

 

「ユーリさん」

 

「アインハルトちゃん、避妊はしっかり、ね?」

 

「あなたのことですよッッ!」

 

誤魔化せなかった。流石は覇王様、ツッコミという懐刀を取り出してきた。ついでに殺気も出てるけど。

 

「まぁまぁ。ロリ×ショタだって全然ありだって。需要あるよ」

 

「ひにんってなにー?」

 

「ヴィヴィオ、あーん」

 

「あーん」

 

ヴィヴィオにはまだ早いのでカルボナーラを食べさせる。美味しそうにほおばるのが可愛いすぎた。濡れる。

 

「・・・・なんかもういいです」

 

アインハルトちゃんが濁った目でかにクリームパスタを食べ始めた。この目は神様もたまにする目だ。

友達が増えるってすんばらしい!

 

 

しばらくもくもくと無言で食べる。

しかしなにか物足りない。主に癒し、すなわち笑いの成分が。

 

「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛!」

 

アインハルトちゃんの口から色々飛び出した。害有りと判断した夜天の羽衣が私とヴィヴィオを覆う。

危なかった。かにクリームが顔にかかったヴィヴィオなんて見たら興奮してクララが立t・・・・自重しよう。

 

「ふかーっ!」

 

「アインハルトちゃんがニャインハルトになりました」

 

あーちっでー手をとって♪こーっちでーニャインハルトっ♪

この歌は売れる(確信)。

 

「にゃいんはるとさん・・・・?」

 

「えっ?いや、ヴィヴィオさん、私の名前は」

 

「ニャインハルトでおk」

 

「にゃいんはるとさんー!」

 

にゃいんはるとさ〜ん!ち、違いますっ、なんて会話がとても微笑ましい。

そんなに睨まないでよにゃいんはるとさん。

 

「よし、これからニャインハルトで固定な」

 

「い、嫌ですよ!?恥ずかしいじゃないですかっ」

 

〈Ich glaube, dass es gut ist.(いいと思います)〉

 

「だよね!」

 

「あぅ、うぅ・・・・もうっ!もーっ!」

 

ぱっと見クールな印象を持つニャインハルトだが、いじってみると可愛い仕草が多い。

こう、体全体を使って感情を表現するところとか。

 

「ほらほら、時間も惜しいから早く食べてー」

 

「はーい!」

 

「ばかっ!ユーリさんのばかぁっ!」

 

 

ニャインハルトに罵倒されながらパクパク食べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ・・・・ゲーセンだ」

 

パスタを美味しく頂いた後、私達が向かったのはStヒルデから徒歩十五分くらいの場所にあるゲームセンター。

最後のさんに連れて来てもらった時は楽しかった。射撃ゲームでスコアカンストしたのはいい思い出。

 

「ここが、ゲームセンターですか」

 

「ひろーい!ひろーい!」

 

聞く話によると二人ともゲームセンター来るのは初めてだとか。

言われてみれば無縁そうなかんじがする。

ニャインハルトはなぜか警戒気味でヴィヴィオははしゃぐ。

 

「とりあえず私のオススメをしらみつぶしに遊ぼう、それで時間がくるだろうし、いいかなー?」

 

「いいともー!」

 

「い・・・・い、いいとも?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜射撃ゲーム〜

 

迫り来る宇宙人を銃でやっつけろ!

 

スコア上限10000000。

 

 

スタート!

 

「はっ、ほっ、とっ」

 

「これはっ、なかなか!」

 

「えいっ、えいっ!」

 

 

結果

 

 

Player1(初代)score:9802000

 

Player2(アインハルト)score:1200

 

Player3(ヴィヴィオ)score:103000

 

 

「まぁ、こんなものかな」

 

「・・・・・・・・」

 

「やった!にばん!」

 

 

アインハルトは弱かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜魔力弾(魔力砲)射撃ゲーム〜

 

次々と出現する的に射撃魔法を当てろ!

 

制限時間一分。

 

 

「(射撃魔法は苦手分野・・・・けど、先ほどのようにはっ!)」

 

「いっくよー!」

 

「記録更新しちゃうぞー」

 

 

結果

 

 

Player1(アインハルト)破壊数:11

 

Player2(ヴィヴィオ)破壊数:13

 

Player3(初代)破壊数:543

 

 

「・・・・・・ぐすっ」

 

「ゆーりくんすごーい!」

 

「広域拡散使えば余裕さ」

 

 

アインハルトは(ry

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜パンチングマシーン〜

 

力でゴリ押せ!パンチ力を見せつけろ!

 

身体強化魔法有り(魔力付与禁止)。

 

上限1000。

 

 

「(これなら・・・・!)」

 

「いちばんになるもん!」

 

「ふっ・・・・」

 

 

アインハルト:105

 

ヴィヴィオ:51

 

初代:16

 

 

「ユーリさん!?」

 

「うー!またにばんー!」

 

「今日はこの辺にしといてやる」

 

 

初代は身体強化が苦手分野。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クレーンゲームだ!」

 

色んなゲームをあらたか遊び尽くしたので、そろそろラストにしようと、定番のクレーンゲームに。

大量の人形が女の子二人の目を輝かせている。

 

「おにんぎょうがいっぱい!」

 

「・・・・かわいい」

 

やりたそうな目でこっちを見ているが、クレーンゲームは難しいので今回は見学してもらうことにした。

欲しいものを聞いてみる。

 

「あの白いうさぎさん!」

 

「あの猫を」

 

二人してまったく迷いがなかった。既に目星をつけていたに違いない。

しかし二人のお目当ての品は離れている。最後にやりたいこともあるのでお金はとっておきたい。

 

 

「まずは夜天の羽衣で台を覆います」

 

「いきなりなんですか!?」

 

ニャインハルトのツッコミは無視して、台全体を魔力で覆う。これで何しても見えない。

 

「硬貨を入れます」

 

「?」

 

ヴィヴィオも不思議そうに見ている。これはピュアな心の持ち主には見せられないのでしっかり隠す。

後は私の手を羽衣で隠して・・・・。

 

「PON★」

 

「「!?」」

 

するとあら不思議。私の手には二人の欲しかった蝶ネクタイをしたうさぎのぬいぐるみと黄色と黒色の猫っぽいぬいぐるみが!

 

「これぞドナルド☆マジック」

 

「すごーいっ!」

 

「ど、どうやって・・・・」

 

残念だけど教えるわけにはいかない。これはドナルド☆マジックでいいんだ。

むしろそれ以外あり得ない。

 

〈.............〉

 

「(あれは、ユーリさんのデバイス?さっきまでいなかったはず・・・・・・まさか)」

 

ヴィヴィオがうさぎぬいぐるみを撫でながらはにかむ。ぐっ!?こ、これは癒しの風レベルっ。

 

「やーもうヴィヴィオ大好き!」

 

「ヴィヴィオも!」

 

ヴィヴィオ!ヴィヴィオ!ヴィヴィオぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!

あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ヴィヴィオヴィヴィオヴィヴィオヴィヴィオぅううぁわぁああああ!!!

あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん

んはぁっ!高町ヴィヴィオたんの金色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!

間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!

 

〈Kommen Sie bitte zu einem Meister zurück und spürt.(マイスター、正気にお戻りください)〉

 

おっとっと・・・・つい本音が滲み出てしまった。

けど可愛すぎるヴィヴィオも悪いといえば悪いよね。

 

「ユーリさん」

 

「くんかk・・・・ほいなにかな?」

 

この思いをニャインハルトに聞かれたらなんか社会的に危ういことになるかもしれないので黙っておく。

ニャインハルトはそこそこ真剣な眼差しでこちらを見る。

 

「このぬいぐるみ、まさかあなたのデバイスが---」

 

「アインハルト?世の中-----知らなくてもいいことでいっぱいなんだよ?」

 

ニャインハルトの顔の真横まで迫り、耳に吐息をあてながらぼそっと囁く。

あらあら耳まで赤くしちゃって・・・・ふふふふ。

 

「にゃいんはるとさん?お顔まっかっかだよ?だいじょうぶ?」

 

「ニャインハルトは大丈夫だよ!ささ、次でラストだから!いっそげー!」

 

ゆでニャインハルトとヴィヴィオを引っ張り、最後の機械へ歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

到着した、三人で中に入る。ちなみに中は青一色。

 

「あの、ここは?」

 

「プリクラというマシーンらしい」

 

前回、最後のさんと行った写真を撮るマシーン、プリクラ。落書きとかうんたらかんたら色々できて若作りもできる優れものなのだ。

今回はどうしても三人の思い出として残したかったのでお金を節約しながら遊んでいた。

 

「あ、これかわいい!」

 

「お、たしかに・・・・それじゃフレームはこれで」

 

ヴィヴィオが選んだのは王冠とか星が散りばめられた黒金フレーム。なにがメインなんだこれ。

 

あとはぽぽぽぽーんとして・・・・。

 

「落書きは、これでいいや」

 

「せいおう、聖王!?」

 

はおー、せいおー、やてんのおー、てきなかんじに書き込む。ニャインハルトがヴィヴィオに聖王なんですか!?なんて言ってるけどウキウキしたヴィヴィオにその声は届いていない。

「あとは二人がこれをつければ準備完了」

 

「あー!うさぎさんのカチューシャ!」

 

「ね、猫耳・・・・カチューシャ?」

 

さっきのドナルド☆マジックで取ったのはぬいぐるみだけではない。これのためにカチューシャも取っておいたのだ!抜かりはない。

ヴィヴィオはさっそつけてノリノリだが、ニャインハルトは戸惑っている。

 

「私はこれだ」

 

〈open!〉

 

夜天の書を開き、例の物を取り出す。

カチューシャとかが似合わない私にピッタリの最終手段!

 

「ポンデリングクッションー」

 

「なぜそれに至ったんですか!?」

 

似合うものが無いからです。家にはたぬきのお面が大量にあったけど見なかったことにした。

ポンデリングクッションを顔に装着し----。

 

「ポンデライオン」

 

「かわいいー!」

 

ニャインハルトが吹き出してるけど気にせず撮影へ。凄く、シュールです・・・・。

 

 

「はいはい、もっとつめてー」

 

「こ、こうですか?」

 

「ヴィヴィオくらい」

 

「それはくっつき過ぎでは・・・・」

 

あんなに卑猥な言葉を連呼していたとは思えないほど乙女なニャインハルト。

これは一種の詐欺と言っても過言ではない。

 

『写真を撮るよ!はい、チー---』

 

「秘技---両手に花ッ!」

 

「わわっ!?」

 

「あぅっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやはや、今日は楽しかったなぁ」

 

「うん!」

 

「人生で一番疲れたかもしれません・・・・」

 

大袈裟だと思った。この程度で疲れてもらっては夏のイベントまでにニャインハルトが死んでしまう。

強化プランを立てて訓練させよう、面白く。

 

「・・・・お。ここで別れるかな?送って行こうか?」

 

「いえ、けっこうです」

 

しょぼーん。

 

「にゃいんはるとさん、ばいばーい!」

 

ヴィヴィオが腕をブンブン振ってニャインハルトを見送る。

向こうも小さく手を振り、

 

 

「はい、さようなら」

 

たしかにそう言った。

 

 

 

 

こうして私達の休日は、幕を閉じたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインハルトの帰宅路、彼女の手には---

 

笑顔の今日振りまわしてくれた男の子と、抱き寄せられ驚きの表情を浮かべた自分と聖王の小さな写真。

 

「・・・・ふふっ♪」

 

誰も見ることがなかったアインハルトの満面の笑みがこぼれたことを知る者はいない。

 

彼女の腕に収まっているぬいぐるみが、小さく揺れた。

 




『びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛!』

ミッドチルダで毎週日曜6時30分から始まる国民的アニメに出てくる人が言ったセリフ。全自動卵割機って便利なのかね。


『ふかーっ!』

作者はあの手のもの大好き。


『ニャインハルト』

アインハルトが昇華した姿。別に意味はない。


『ぬいぐるみ』

後の彼女達の相棒。


『ドナルド☆マジック』

教祖様の魔法。夜天の書が蒐集していた(嘘)。


意見、感想を貰えたら72時間動けます。

次回→鋼の息抜き
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