フェザーキャットこと葵柳です
これから1ヶ月に一回は投稿しようかと思ってます(月一投稿とは言ってない)
ウォーカー君の病室の扉がノックされた
リー君が対応しようとするのを押し留め私が対応に出る
扉を開けると
目元にパンダのような黒いメイクをほどこし、白い髪をポニーテイルにしたご老人がいた
老人は私を見て固まり
驚いたように声を発する
「貴方は……リ「私はネールだ」……」
ご老人の台詞を遮って名乗ってしまった
すまない、ご老人…
「……そう、か。ワシのことはブックマンと呼んでくれ。ネール殿」
よかった、名乗り返してくれた。しかしブックマンとはどこかで聞いたような……
…裏歴史を記録している一族の名、だったか?
このご老人もその一族の一人…と言うわけか
**─*─*─*─*─*─**
リー君は妹君の様子を見に部屋を出ていった
今、ブックマンが病室でウォーカー君の左眼の傷を見ている
「…………」(治ってる…)
「これは奇っ怪な」
ブックマンが傷を見て呟く
「潰されていた左眼が再生し始めている」
その傷は確かに再生を始めていた
「まだ 何も見えないだろうがしばらくの事だろう
この速さならば三・四日も経てば元に戻る
私の針は
ウォーカー君の傷が早く治るのは良いことだ。
しかし、針治療が直接見れなかったのは残念だな
「『呪い』───だそうだな」
ウォーカー君がガーゼを貼った左眼を押さえる
「昔 アクマにした父から受けた傷です」
…呪い、か
私の長寿も『呪い』と言えるのではないだろうか
「アレン・ウォーカー 『時の破壊者』と預言を受けた子供だね」
…情報の出所は中央庁か?
「我らは ブックマンと呼ばれる
あちらの小僧の名はラビ。私の方に名は無い」
ブックマンが手を差し出し、ウォーカー君も手を差し出す
「ブックマンと呼んでくれ」
ふたりは握手をした
**─*─*─*─*─*─**
「コムイさん入りますよ」
ウォーカー君が一声かけてから扉を開ける
ガチャッ
中では書類と本が溢れかえっていた
ベッドによりかかってリー君が寝ている
ピー〔停止中〕
「……………(リナリーが埋まってる…)」
酷い有り様だなぁ…
ウォーカー君はリー君に近寄り、起こそうとする
ピーコー〔停止中〕
「コムイさん!」
おすぎぃー〔停止中〕
「…………」
そしてリー君の耳元で魔法の言葉を言う
「リナリーが結婚しちゃいますよ」
ガチャ!!〔起動〕
ものの数秒でヘルメットをかぶり、ドリルを取り出し完全武装をして起きた
「おはようございます」
ウォーカー君の声が呆れを含んでいる
「アレンくんか…何だい?」
「リナリーのお見舞いに…まだ 眼が覚めないみたいですね」
ウォーカー君がリナリーを眺めながら理由を話す
「長い夢でも見てるんだろう。ブックマンの治療を受けたから心配は いらないよ」
トントン
リー君が本の上で書類を整える
「左手ど?」
「調子イイです」
妹君はまだ起きないのか
もうすぐ起きる頃だと思うんだけど
「ブックマンか…不思議な医療道具持ってましたよ」
針のことか
「
中国太古から伝わる針治療だよ あのおじーちゃんはそれのスゴ腕の使い手♪」
「……………コムイさん
忙しいのに どうしてわざわざ 外に出て来たんですか?
僕やリナリーのため…じゃないですよね」
ウォーカー君も知っている
「ノアの一族って何ですか?」
どうするリー君
「それをウチらに聞きに来たんさ」
いきなり聞こえてきた声
振り向くと
どーん
『!!』
ラビがいた
「正確にはブックマンのジジイにだけど」
((アレ!?いつ入って来たのこの人?))
ふたりとも同じ様な表情をしている
ニコ
「ノアは歴史の『裏』にしか語られない
歴史の分岐点に
そんな
だからわざわざ来たんしょコムイは
この世で唯一 裏歴史を記録してるブックマンのトゴえ゛…」
ド
長々とノアの説明をするラビの顔をブックマンの足が捉え
ドギャン
蹴り抜いた
「しゃべりめが。何度 注意すればわかるのだ
ブックマンの情報はブックマンしか口外してはならんつってんだろ」
うわぁ、さすがエクソシスト。
ご老人も人外級だな
((いつ入って来たのこの人!?))
「いーじゃんよオレも もうすぐアンタの跡 継ぐんだしさぁ」
ぺっ
「お前のようなジュクジュクの
「こンの パンダジジイ♥」イラッ
ふたりで言い争っていたブックマンがウォーカー君をみて言った
チラ
「アレン・ウォーカー」
びく
「は はいっ!!」
「今は休まれよ リナ嬢が目覚めればまた動かねばならんのだ
確かにそうだな
*───*───*───*───*
ばたん←締め出し
「…………」(良いのか?アレ…)
「ネールくん、これ」
リー君が紙袋をを差し出してきた
「これは…?」
受け取りながらリー君に中身を聞く
「ジョニーから預かって来た団服だ」
「!…ありがとう」(私が頼んだ事が盛り込んであるのかな…)
紙袋を開け、団服を取り出す
ウォーカー君の団服とデザインは似ている
団服で違う所と言えば、詰襟がついていたことくらいか
他にも大きなフード付きのハーフコートが入っていた
「大切に使わせてもらおう」(大事に使うぞ!)←極薄ーく微笑んだ
「……!?」ピキリ
リー君が固まった
(笑った…)
そんなに見苦しい笑顔だったのかな
そもそも笑ってるのかこの顔
表情筋死んでるし
鉄面皮だし
喋ってるときも少ししか口開いてないし…
あれ、それであの口調?
…かなり冷たいヤツだね私って……
ズーンorz
**─*─*─*─*─*─**
それはさておき私は今、外にいる
嗚呼、やはり冬は良いな…
だいぶ前から降っていたのか雪が積もっている
そんな小雪のちらつく中、誰かを引き留めようとしたのか中途半端な体勢のラビを見つけた
ラビが作ったのか、近くにはスノーマンがいる
ラビは中途半端な体勢を解き頭の後ろで手を組むと雪空を見上げながら「やっぱガキだ」と呟いた
「誰の話だ?」(ハロー、ラビ)
「うおっ!?なんだネールか…」
過剰に驚くラビ
「……それで誰がガキなんだ?」(なんだとはなんだ、なんだとは!)
「ああ…いや、何でもないさー」ニコ
ラビは誤魔化すように笑って話をそらそうとする
「…ウォーカーか」(誰のことだろうなあ…って何言ってんの私!?)
ギャース!!
間違ってたらどうするの!?
「……ネールには隠し事出来ないさー…」
え゛あってるの…?
「あいつのことモヤシって呼んだら怒ったんだよー」
「(…当たり前だろう)」
おお!初めて思ったこと言えた…!
「ラビも今、
「…っ!?」
ラビが今の台詞に反応したが気にしない
「まぁ、それはいい。
それよりもウォーカーは何処だ、今ウォーカーは左眼が使えない筈だ」(うわ、久し振りにいっぱい喋ってる)
「あっ、そうだった…アレーン!何処さー!」
ラビはウォーカー君を探しに行くようだ
「ふぅ…」(え、溜め息??)
何故か溜め息を吐いた
体が勝手に動き、臨戦体勢をとる
「
チャキッ…
後ろを振り返ると……
クルッ
「…………」(え゛)
大量の、アクマがいた
**─*─*─*─*─*─**
街中
「何体
「30…くらい」
「あ オレ勝った37体だもん」
「………そんなの数えませんよ」
ウォーカー君とラビが体をだらけさせながら話をしている
ラビは間に合ったようだ
シュゥゥ…
スタッ
「ふたりとも無事のようだな」(うえっぷ…あの数のアクマを倒しきるとは…)
ふたりの近くに降り、声をかける
『あ、ネール(さん)』
「これは単純に、私達だけに向けられた襲撃のようだ」(しかも平然としている…)
あんなに動いておいて汗もかいてない…
「アレンとリナリーが負傷してるのを狙ってか………はたまた何か別の目的か…」
不安になるようなことを言うラビ
でもその可能性はある
「!病院大丈夫ですかね…」ズキッ!「痛て!!」
「ダイジョブか?まだ完治してねんだろ その左」
ザクッ
ラビが自身のイノセンスである槌の先端を地面に突き刺す
「病院は大丈夫だろう、なにせブックマンと妹君がいる」(妹君は寝ているけどそろそろ起きる頃だろうし)
「イモウトクン?誰のことさ?」
ラビは私が言った知らない名前に疑問を抱いたようだ
「リナリー・リーのことだ。リー君の妹だから妹君。」(我ながら、おかしな愛称をつけたものだ)
「へぇ、面白いニックネームですね」(コムイさんのことリー君って呼んでるんだ…)
しばらく談笑した後、そろそろ病院に帰ろうと言う話になった
「私は帰る手段があるが…」(ラビ達はどうやって帰るの、徒歩?)
「……なあ、病院てあっちの方だよな」
私の話を聞いた後にいきなり病院の方角を確認するラビ
「え…うん 多分」
律儀に答えるウォーカー君
敬語抜けてるゾー
「ここ握って ん」
ラビがウォーカー君に槌の柄を握らせる
キュッ
「何?」
ウォーカー君は不思議そうにしながらも従う
「
ラビはウォーカー君が柄をしっかり握ったのを確認すると何かを唱え始める
「
と、槌の柄が
「うわあああ!?どわあああ!!」「病院まで
ギューーーーーン
ウォーカー君達は叫びながら飛んでいった
……べ、別にのけ者にされて哀しくなんかないしっ!?
…私も病院へ行くとするか
「
シュゥゥ…
*
氷で造られた剣
接近戦用武器
長さは変えられる
造ろうと思えば両刃でも片刃でも造れる
*
自身の体を蒸気化する
蒸気だから見えない
空中浮遊可能
しかし蒸気なので実体化しなければ物に