ホワイトクリスマスになればいいのに
「黒の修道士さまがクロウリーめを退散させたー!!
オォオオオォォオオオォ
村人達が浮かれて叫んでいる
正直
〔その調子でクロウリーめを退治してくださいまし!黒の修道士さま!!〕
ファイト!ファイト!!
「あの… なーんで皆 そんなに離れてるんですか?」
村人達は
〔お気になさらずー!!〕
村長が拡声器を使って話をしている状態だ
「クロウリーに噛まれたお前が吸血鬼になると思ってるんさ」
そこに慰めるように声をかけるラビ
「ラビ」
「気にすんな アレン」
しかしラビはにんにくの首飾りと杭を装備していた
…ウォーカー君 絶対気にするよ?
気にしないほうがおかしいよね
「さっさと城に行きますよ!」ズンズン
ウォーカー君はちょっとキレ気味
「冗談だーって あれ何?急に やる気満々?」
「村人がひとり 連れて行かれたじゃないですか あの状況じゃ死んだかわからないし
もし まだ生きてるなら助けないと」
いや、もはや死んでいるかと思われマス
私の
〔クロウリーは
「う゛ええーー?」
じゃあ死体とかどうしたんだろうね
最初の犠牲者みたいに蒸発させたのかな
「村長さん達はここで待っていてください」
村人達に声をかける律儀なウォーカー君
「
ラビが村長から聞かされた情報に意気消沈していたのではげまそうとしたのだが
「ラビ、大丈夫だ」(大丈夫だよ!)
「ネール…」
「
(ラビなら……え゛!?)
「…………」
…失敗した。まったくこの口は
「城へは僕達で行ってきますから!」
〔もちろんです!!
あんな
化物同士…
「え オレらも化物!?」
「あれ? なんか
…同意。
**─*─*─*─*─*─**
クロウリー城
カツン
やたら広い玄関ホールに入った
「まったく なんでエクソシストが吸血鬼退治なんかやってるんさー」
ラビは愚痴をこぼす
「でも何か おかしくないですか?」
?おかしい?
カツーン
私達が歩く度 大理石のホールに足音が響く
「この吸血鬼事件と師匠と何の関係があるんだろう…」
あぁ それは確かにわからないな…
カツーン
カツーン
階段を上がり廊下へでる
「師匠は一体何しにここへ…?」
ウォーカー君は考えることに頭がいっぱいなようだ
シュウゥウゥゥゥゥゥ
何か霧の様なものが廊下の床を
これは空気より重いことを示している
つまり ガスだ
…ヤバそう
何か起こることを見越して口を布で押さえておく
「よく考えると僕らに吸血鬼退治させるためにあんな伝言を残すなんてちょっと変ですよ」
「何だよ?じゃあ オレらは一体…い」バタッ
会話の最中にラビがいきなり倒れた
「えっ ラビ!?」
シュー…
「Z…」
ラビはどうやら眠っているようだ
睡眠ガスだったのか
ドサッ
ウォーカー君も少し吸い込んだようで尻餅をつく
「大丈夫か」(これ 副作用あるくらい強いのかな)
「はい… ?この甘い香りは確か…!?」
ウォーカー君はガスの匂いに覚えがあるようだ
ピタピタッ
しかし…甘い香りがするのか、この睡眠ガスは?村人も確かそんなことを…
ぐっ
ギュオッ「うわっ!?」
体に浮遊感を感じたと思ったら次の瞬間にはウォーカー君
「!?」(は!?)
よくみると見えないくらい細い粘着性のある糸が服についていた
パカ
ウォーカー君の目の前で花が
『(……花?)』
やたら大きな花だなあ(現実逃避)
ギィエエエェェェエエエ
「い゛っ!?」
「ウォーカー!?」(なんじゃこりゃ!?)
花が奇声をあげるために開いた口には沢山の歯が並んでいた
完っ全に肉食じゃねーか!!?
パカパカパカパカパカパカ
部屋中の花が花弁を開いていく
「ムニャ」
ラビはまだ寝ている
『(!!!)』
口を開けた花の数に絶句する
部屋を埋め尽くすくらい肉食花があった
「なんだここーー!?」
じたばたじたばた
「暴れるなウォーカー!」(この糸、蜘蛛の糸みたいだ)
ガブ
ウォーカー君の左腕が花に噛まれた
発動!!!
ドン!
ウォーカー君はすぐさま発動して花を撃つ
「食人花か!」シュウゥ
「おい!ウォーカー!チッ
ウォーカー君 曰く"食人花"と言うらしいな
空中で氷を早急に造り、それを花に向けて降らす
ザシュザシュ
ヒュンヒュンヒュン
パキキキッ
ゴオォォオォ
ババババ
寝ているラビの近くの花をイノセンスを駆使して排除する
ババババン!
「ラビ!起きてくださいラビ!!」
ウォーカー君は周りの食人花を砲撃しながらラビに声をかけ続ける
ネバネバ
ブンブンブン
ネバネバ
「くっそ!どんどん巻きついて… ラビ起きて!!」
「…う…」
「起きろラビ!」(喰われるぞー!!)
「ほえ…?」
「こら そこの人間共ーーーーー!!
何してる!!この子達はアレイスター様の大事な花よ!!」
いきなり降ってきた女性の声に驚いて上を見上げる
ウォーカー君の砲撃によって壁に開いた穴の向こうに叫んだであろう女性がいた
廊下だったのだろう
穴から怒鳴ってきた女性は何かを持っているようだが…
「かんごふ?」
それはないだろ
バキューーーン
キラキラキラキラキラ
「ストライク!!!」
ラビの目がハートになっている
「ヘ!?」
「?」(ストライク?今 銃声 聞こえなかったか)キョロキョロ
「ラビ?光ってる…」
キラキラキラ
恋…か?青春だね
オーーーイ ウオーーーイ ラビーーーッッ!!!
モシモーーーシ オーーーーイ
「アラ♥」
女性はラビからの熱い視線に気付き
「ウフン♥」パッチン
ウィンクした
「うひょう!!!」
ラビは盛大に反応する
「ラビーーッ!!!」
チョットラビ!!コッチ
「可愛い子ね どう?私の恋人になる?」
コッチムイテクダサイ!!
「マジ…!?」
ゴッ
「聞けぇ!!!」
ウォーカー君の左腕が伸びてラビの脳天を殴った
痛そー…
「何すんさー…」ヒリヒリ
「何
ウォーカー君必死すぎて怖い
「やっぱガキだなアレン」
ラビが呆れながら言う
「はぁあぁぁああっ!?」
キレるウォーカー君
ピクッ
「『あんなの』…?」
あ、あの女性怒った
「ケッ あたしはアレイスター様の助手のエリアーデ。あんた達 ここに何しに来たワケ?」
アレイスター様…助手。
クロウリー男爵のことか
つまり彼女はクロウリー男爵の部下
正直に言えば 部下に貴女の上司殺しますって…
「吸血鬼退治♥」
「ラビ お前ちょっと黙ってろ」(言ってるようなもの…言い方キツいな!)
「男爵に連れ去られた村人を捜してるんです!」
「村人ぉ? ああ コレ?」ヌッ
「今から埋めにいくとこだけどぉ?」
『!!』(あの女性が持っていたのはフランツさんだったのか!)
「欲しいなら… あげるわ」ポーイ
エリアーデと言う女性は事もあろうにフランツさんを穴から放り投げた
下には食人花がいるのに…!
死体は丁重に扱えよ!←死んでる前提
「!フランツさん……………!?」
放り投げられたフランツさんはなす
ガブ
ブシューーー!
ゴキュ
ギィエエエエエエ♥
ギャアアアア♥
周りの花達もフランツさんに群がる
『なっ…!?』(何てことをッ!)
「フンだ」
[♥]ゲップ!
ヴ
フランツさんを食べた後 花に
ヴ ヴ ヴ ヴ ヴ ヴ ヴ ヴ ヴ ヴ ヴ
他の花達にも
カッ
ドン!!
一斉に、爆発した
*
攻撃は上からしか出来ない
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