ティア・ドロップ   作:心があくタイプの人

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どーも。葵柳です
生存報告兼本編投下です お待たせしてすいません

独自解釈アリです

今後の展開によって書き直すかも


第二十七夜 神ノ心臓

ミランダside

 

戦闘は…終わった、のかしら?

 

タイムレコードに巻き付いていたチェーンが壊れる

 

リナリーちゃん…勝ったのね ありがとう

 

船員さん達が点呼をとっているのが聞こえる

 

チェーンが壊れたって事はリナリーちゃんはレベル3を倒したのよね?なのに…何故 帰って来ないの?

 

…船員さん達を守れなかったわ 皆が援護してくれたけど…私って本当にダメね

 

とりとめもなくわき上がってくる悪い考えから、必死に意識をそらそうと自分を責める

 

一人でネガティブになってたら、騒ぎが聞こえたの そこへ向かうと

 

ラビ君がリナリーちゃんを探そうと一人で船を出ようとするのを船員さん達が止めていた

 

「待て待て待て!今すぐ女の子の所まで船戻すから!」

 

「それより俺がピュッと行った方が早えさ!!」

 

ラビ君は「放せよぉぉ!!」って船員さん達を乱暴に振り払う

 

「ラビくん止めてっ!せせっ船員さん達に乱暴しないで!この人達は私や船を…っ」ブルブル

 

彼らは私が発動を解けば死んでしまう。そんな死人に石を投げるようなことをしてほしくなくて、必死に止める

 

「おおお願い…っ」

「! ごめん…」

 

ミランダはラビがリナリーを探しに行こうと身を翻すのを手を掴んで止める

 

「ラビくんっ」

 

船の外へ行くならイノセンスの範囲外に行くから傷を縛らないと…

 

「ちちっ致命傷はホントに負ってない!?」

「ああ いいから気にせんで…」

「しゅっ出血しそうな所を教えて、ぬ、ぬ、布とかで縛った方が…」

 

なおも言募ろうとしたら

 

「んな事、今はどうだっていいだろが リナリーが心配じゃねェのか!!

アイツはお前らの仲間だろ!!!」

 

怒鳴られてしまった

 

「ひっ ビクッ

──あなたも仲間でしょ…?違うの…?」

 

ラビ君は私よりも辛そうにしていて、なにも言わずに船を出てしまった。

 

船員さん達が呆れて私を励まして去っていく。持ち場に戻ったのだと思う

 

溢れる涙を拭い、この事をネールさんとクロウリーさんに話そうと二人を探す。

 

甲板を探すと柱の陰にネールさんが倒れているのを見つけた

慌てて声をかけるが意識を失っているのか返事はなく

 

生きているのを確認しようと体に触れ、その体温に思わず悲鳴を上げてしまった

 

「ひええ!?」

 

まるで氷のように冷たく 死体のようだったのだから

 

「ね、ネールさん!?ネールさん!!」

 

何度も何度も呼んでいるのに起きる気配がない。

焦りがつのっていく。もう、起きないのではないかと

 

「ネールさn…!?」

 

すると、突然霧のような冷気をまとったナニカが空から現れた。

 

ゆ、幽霊…?!

 

幽霊は横たわっているネールさんをのぞきこんだ後こちらを見た…気がしたの

 

「あわわわわ ネールさんが幽霊にとりつかれるぅ…!

 

体の震えが止まらない。

 

幽霊はいつの間にか消えていて、ネールさんは目を覚ましていた。

 

 

「…このくらい大丈夫です」

 

「ほほほ本当に大丈夫ですか…?さっきの幽霊は…」

 

起きたネールさんは暗い瞳で、いつもより人間味が薄かった気がするわ

 

「あれも、私ですよ」

 

「え…?」

 

「私は───…」

 

「…?」

 

何かに耐えるように頭を押さえた後、いつものネールさんに戻っていた

 

「…私は何か言ったか」

 

「え?いえ。幽霊の事を"あれも私だ"って言って───」

 

「他には?」

 

「…いいえ、他にはなにも」

 

「そうか、忘れてくれ」

 

 

本当に大丈夫かしら。

 

 

 

中の人side

 

どうも。せっかくネールが寝てるのに、ダメージを押し付けられて意識昏倒(いしきこんとう)しました 中の人です

 

すごく痛いです。引きこもって回復中なので(おもて)はネールの独擅場(どくせんじょう)。いつもだけど

 

回復に専念するために五感を遮断(しゃだん)してるので外の様子など欠片もわからない

 

ネールは多分、私にダメージを押し付けたからピンピンしてるだろうな──────

 

 

 

…一方ネールはと言うと…

 

人間大の結晶を前に辟易(へきえき)すると共に、危機感(ききかん)(いだ)いていた

 

(やっと(やかま)しいのがいなくなったと思えば次はこれか…)

 

目の前にある結晶(物体)はイノセンス これを持ってきたのは改造(かいぞう)アクマ

 

(マリアンはこれを知っているのか…?)

 

痛かっただろうな…

 

アクマにとってイノセンスは天敵。触れるだけでも痛みが走ると聞いた

 

 

そのとき

 

キラリ

 

「「「!!」」」

 

光が反射して中が見えた。

 

 

ツインテールに結い上げていた美しい黒髪をベリーショートにまで失ってしまっている

 

 

  そう、彼女は─────────

 

 

 

(妹君…だと…?)

 

 リナリー・リーだった

 

つまり このイノセンスはリナリー・リーのイノセンスであり、レベル3との戦闘で消耗した適合者を守った…と言う事だろうか。

 

 

まさか、適合者を救うなんて…リーの妹のイノセンスは寄生型でも ましてや意思をもつイノセンスでもない

 

()とは違う。

 

 

だからこそ、思った。

彼女は 彼女こそが 教団の求めていた ハート(心臓)なのではないかと───────

 




次はいつになるかわかりませんが頑張ります。
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