FGOで脱力系マスター(強)   作:グラン(団長)

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ゆるいの書きたかったねん。
m(__)m


1話

……じゃそういうことで、カルデアでまた合おう」

 

 

「はい、ありがとうございました。よろしくお願いします」

 

 

やったー、バイト内定もらったー。

ネットでバイトを探してたら、

 

『君もカルデアでマスターにならないか!?

衣・食・住、すべてカルデアが負担!

もしかしたら美人なサーヴァントとあんなことやこんなことができるかも!?

詳細は下のボタンをクリック!』

 

という、フワフワした広告に引かれて応募した結果、あれよあれよという間に内定が決まっていた。

具体的には美人なサーヴァントとイチャイチャってところに引かれた。面接とかしてないけど大丈夫かなこれ?

まぁ、大丈夫だろ、なんとかなるって。

内定報告くれた人も電話越しだったけど、なんとなくフワフワしてて信じられそうだったし。

と、いうことでどうやらこれから海外の雪山に行かなきゃいけないらしい。僻地すぎてびっくりだよね、わけわからん。行くけど。

とりあえず旅費はカルデアで出してくれるみたいだし、のんびり向かうとするか。

 

 

ー5日後、雪山ー

 

 

いや~、それにしても寒い。はんぱない。

なんでこんなとこに研究所作っちゃったのかね~。

旅費が出るからって、観光したり、美味しいもの食べたりしてたら催促の電話がかかってきちゃった。

どうやら今日説明会をするらしく、それまでに間に合わないとヤバイと脅された。

ヤバイよね、だってこれで間に合わなくて採用取り消しなんてことになったら、これまでの旅費が自分持ちになるんだもん。

それはなんとしても防がなくてはならない。

だから、こんな雪が吹き付ける山を登山してる最中なのである。

そんなことを回想してるうちに、それっぽい建物が見えてきた。

 

たどり着いたら、さっそく本人確認の後模擬戦闘をやらされた。

電話で多少の説明は受けてたけど本当に戦闘することになるとは……。

いや、指示とか知らんし。

サーヴァントの後ろで『がんばれぇ~』って言ってたら終わった。解せぬ。

模擬戦闘をが終わると建物に入れた。

あ、なんかフラフラする。

なんだろ眠い、休まないで雪山歩いてきた疲れが…………zzZ

 

 

ーーーーーー

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

 

ん?なんかフワフワする。

ちょっと寝てたら、不思議生物に起こされた。

フォウフォウ言ってる、かわいい。

後に続いてあメガネっ娘がやってきた。かわいい。

 

 

「先輩、大丈夫ですか?」

 

 

「大丈夫だよメガネちゃん、心配してくれてありがと」

 

 

「は、はい」

 

 

お礼を言いながらニコッと笑いかける。

これぞニコポ、例えメガネちゃんにスルーされようともオレは諦めない。

ちょっとへこんだけど、いや、だいぶへこんだけども。

 

 

「あの、大丈夫ですか?そこまでひきつった顔を見たのは初めてなので、どうすればいいかよくわからないのですが……」

 

 

「大丈夫大丈夫、ちょっとメンタルえぐれただけだから。ここってカルデアであってるよね?オレは今日からここで働くことになった 玄霧 皐月 だよ。よろしくね」

 

 

「あ、はい。よろしくお願いします。私はマシュ、こちらの四足歩行のフワフワした生物はフォウさんです。なかなか私以外の人にはなつかないのですが、あなたはフォウさんに気に入られたようですね」

 

 

「え、よくわからんけど……とりあえずモフるか」

 

 

フォウを撫で回しながらマシュと話してたら、緑色の毛量がすごい人が来た。

今までに見たことがないほどのモジャモジャに気をとられて名前聞き逃したけどしょうがない、緑モジャと呼ぶことにしよう。

緑モジャが言うには説明会があるらしいので行くことにする。

 

間に合ってよかった。

ギリギリ遅刻っぽいけど所長(情緒不安定女子)がキレぎみだっただけでなんとかなったと思う。

よくわかんない専門用語ばっか出てきて眠くなったけど。居眠りこいたら怒られたけど。

 

説明会は無事?終わった。

所長(情緒不安定女子)に部屋で謹慎してろと言われたので、マシュに案内してもらって来た。

マシュはなんかAチームとかいうのらしくて部屋に案内して行っちゃったけど。

なぜかオレに引っ付いたままのフォウを引っ提げて部屋に入ると、ポニーテールの男がいた。

男のポニーテールとか需要ないから切り落とせ。

 

 

「だ、誰だ君は!?ここは僕のさぼり部屋だぞ!」

 

 

「今日からここで働く 玄霧 皐月 です。ここオレの部屋らしいんですが、間違いましたかね?」

 

 

「あぁ、なるほど。とうとう最後の子が来ちゃったか……あれ?玄霧君ってたしか、僕のマスター募集のサイト見てくれた子だよね?」

 

 

「サイト……あ!もしかして内定報告してくれた人ですか?」

 

 

「そうそう!いや~所長には、こんな方法じゃ絶対人は来ないって言われたんだけどね~。君が来てくれたおかげで一泡吹かせられたよ」

 

 

この不法侵入者はロマンというらしい。

オレも暇だったのでいろいろ話してたら結構重度のオタクらしく、アニメ談義で盛り上がった。激アツ。

しかし、話の途中で緑モジャに呼び出されてしまったらしくまた今度話すことにした。

ロマンが部屋を出ようとしたとき、丁度警報が鳴り響いた。火事かなんかかな?

ロマンいわく、ヤバそうだから部屋から出ない方がいいよとのことだった。

まぁ、マシュが心配だから探検しに行くけど。

 

あてもなくきんちゃん走りで走り回ってたらそれっぽい部屋があったので入る。

ちなみにフォウはきんちゃん走りで酔ったのか、背中に張り付いて『フォ、フォゥ…』って言ってる。ごめん。

ノリで入ったら至るところが真っ赤に燃えてたので帰りたい、すぐ帰りたい。

マシュがいるから帰らないけどね!

瓦礫に挟まれてしまったらしく、動けそうにない。

 

 

「うわ!痛そ!生きてるかマシュ!?」

 

 

「先輩!?な、なんでここに……早く逃げてください」

 

 

「いや、オレよりマシュのがヤバイでしょそれ。とりあえず瓦礫どかすね」

 

 

「私は、もうダメです。なので先輩だけでも……」

 

 

「あ、ごめんやっぱムリ。オレの筋力じゃびくともしないわこれ」

 

 

「あきらめ早いですね!?」

 

 

そんのことをしてたら閉じ込められたらしい。

ドンマイだなこれ。

 

 

「……閉じ込められちゃいましたね」

 

 

「ドンマイ!」

 

 

「先輩もですよ……フフッ、不思議な人ですね。……もう助からないのに……なんでか恐くないです」

 

 

「そりゃよかった。来たかいがあったよ」

 

 

「……先輩、手を握ってもらってもいいですか?」

 

 

「むしろウェルカム」

 

 

マシュは手を握るとニコッと笑った。かわゆい。

話してて聞いてなかったけどなんかカウントダウン始まってる。

せっかくだから最後に女の子の手の柔らかさを堪能する。

手を握る力を強めると、マシュもギュッと握り返してくれた。マジ天使、最高。

 

 

「我が生涯に一片の悔いなし。……あ、でも美人サーヴァントとイチャイチャはしたかったかも」

 

 

「先輩!?こんなときになにいって……!?」

 

 

オレとマシュは光に包まれた。(なお、フォウは未だに背中でダウンしてた)

 

 

 

 

-特異点F・炎上汚染都市 冬木-

 

 

目を覚ましたらそこは世紀末でした。

いや、冗談じゃなく世紀末っぽい。

辺り一面火の海だし、人影なんてどこにもないし。

崩れた建物の形とか、ひしゃげた標識とかを見るに、日本っぽいけどこんなとこ知らない。テロかな?

あとフォウが引っ付いたまま、短い足を器用に使って蹴り入れてくる。

ごめんって、きんちゃん走りしないから。

 

 

「先輩!目を覚ましましたか」

 

 

「うん……あれ、マシュ?君たしか結構えげつない負傷してたような……、しかもコスプレしてるし。けしからんな、いいぞもっとやれ」

 

 

「は、はぁ、ありがとうございます?私も全て理解しているわけではないのですが、……」

 

 

マシュいわく、死にそうだったけどデミサーヴァントになって生き残ったよ。

なんかオレがマスターになってるよ。

あとレイシフトしちゃってるよ。

あと変な骸骨っぽいのが襲ってきそうだよ。だそうだ。

あ、骸骨はマシュが粉砕しました。

なんか指示して欲しいとのことだったので、盾で攻撃防いで盾で殴りなって言ったら微妙な顔された。倒したけど。

いや、正直指示とか言われてもわからんし。

 

通信がちょっとできたロマンいわく、れいしふと?しちゃって日本に来ちゃった的な。訳ワカメ。

しかもアニメの話してたら通信切れたし。

ごめんマシュ、だからその盾という名の鈍器はオレじゃなくて後ろの骸骨さんに振るって。

 

マシュの視線から目をそらしつつ、粉砕玉砕大喝采してたら悲鳴が聞こえてきた。

いやな予感がしたけどマシュに急かされて行ってみたら、所長(情緒不安定)が襲われそうになってた。仕方ないから助けるけど。

案の定すごいギャーギャー言ってた。

話を聞き流してるとマシュが盾を地面に置いてしまった。

 

 

「ちょっとマシュ?なにしてるん?武器置いちゃったら戦えないじゃん、もう戦いたくない的な?ストライキ的な?」

 

 

「違います先輩、今からターミナルを設置するんです。さっきDrロマンも言っていたじゃないですか」

 

 

「いや知らんけど。え、なに?ターミナル?なにそれなんかできるの?」

 

 

「ターミナルも知らないなんて……本当にこんなヤツにマスターが務まるのかしら……」

 

 

「先輩、ターミナルというのはですね……」

 

 

え、なに、ターミナルあるとサーヴァント呼べるの?

ステキじゃん、これで美人サーヴァントとイチャイチャできるわけ?ヒャッホゥ!

騒いだらマシュと所長に白い目で見られた。

しょうがないじゃん。男の子だもん。

 

 

「よし、さっそく呼ぶぞ!」

 

 

「あ、繋がった!もしもし、マシュ!皐月君!だ……」

 

 

「ちょっと先輩!?今ロマンから通信来てましたよ!?」

 

 

「黙れ、今のオレは何人にも止めることはできん」

 

 

「誰よあんた……」

 

 

よっしゃ!出でよ、美人なサーヴァントちゃん!

あわよくばナイスバデーでフェロモンムンムンな貞操観念低そうな娘!カモン!

 

そして

 

 

「……なにこれ?」

 

 

「概念礼装ですね……おそらく」

 

 

「ええ、概念礼装ね間違いなく」

 

 

「がいねんれいそう?なにそれきいてない」

 

 

美人サーヴァントがいるはずのそこには、変なカードみたいなものが落ちていた?ざけんな詐欺だろこれ。

 

 

「概念礼装っていうのはサーヴァントを強化するためのアイテムのようなものだね。大丈夫、何回か召喚すればサーヴァントも現れ」

 

 

とりあえずムシャクシャしたから通信復旧させてたロマンの声を遮断する。

くそう、仕方ないから所長に取られないように隠れて拾い集めてた聖晶石をあるだけ溶かすことにしよう。

 

 

「ちょ、ちょっとアナタ!?そんな沢山の聖晶石どこから出したの!?」

 

 

「ええいうるさい!出でよ!美人サーヴァント!」

 

 

「先輩……」

 

 

「フォウ……」

 

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

 

「な、なぜ、だ?」

 

 

「先輩、あの、元気出してください。きっと次に召喚するときにはサーヴァントが来てくれますよ」

 

 

「……まさか1体もサーヴァントが召喚されないなんて。本当にアナタマスターなの?」

 

 

持って帰って記念にしようと思ってとっておいた聖晶石を全て溶かしたオレの目の前には、概念礼装の小山が出来上がっていた。

サーヴァントは1体もいない、滅びろ世界。

 

 

「……まぁ、その、大丈夫だよ!マシュがいるじゃないか!サーヴァントが召喚できなくたってきっと大じょ……」

 

 

「フォウ……」

 

 

ロマンうるさい、あとポンポンすんなモフモフ。慰めはいらねぇ、ボンキュッボンなサーヴァントよこせ。

 

 

「くそぅ!なにが概念礼装じゃー!くらえーー!!!」

 

 

「ちょっ!?先輩?いきなりなにを!……あれ?」

 

 

「うそ、概念礼装が……」

 

 

イライラしたから概念礼装の小山に向かってボディープレスかましたら消えたでござる。

なにを言ってるかわからねぇと思うがオレが1番わからねぇ。

 

 

「先輩、いったいなにをしたんですか?今、概念礼装が先輩の体に吸い込まれて行ったように見えたのですが……」

 

 

「なにそれこわい」

 

 

「こっちのセリフよそれは……アナタいったいどうなってるの?概念礼装はサーヴァントしか使えないはず、ましてやマスターの体に吸い込まれるなんてありえないわ」

 

 

なんかやっちゃったっぽい、所長がドン引きしてる。

 

 

「あぁ、繋がった。ちょっと皐月君!通信繋げるのも楽じゃないんだから、何回もプツプツ切らないで……。って、どうしたんだい君!?なんで身体能力がマシュと同等になってるの!?今目を放した一瞬でなにが起きたの!?」

 

 

「ナニソレコワイ」

 

 

そのあとロマンにいろいろ調べてもらった結果、いろんなことがわかった。

1つ目、どうやら概念礼装っていうのはサーヴァントの身体能力をわずかながら引き上げる効果があるらしく、それを大量に体に取り込んだオレはデミサーヴァントであるマシュと同じレベルの身体能力を得た。

2つ目、概念礼装にはそれぞれに機能が備わっているらしく、取り込んだオレはそれら全てを使えるようになった。

3つ目、もう体と一体化しちゃってて概念礼装取れそうにない。

わけわかめ。

 

 

「すごいです先輩!」

 

 

「フォウ!」

 

 

「すごいっていうか、もうわけがわからないよ……」

 

 

「ありえないありえないありえないありえない」

 

 

ラリってる所長の背後から骸骨さんがこんにちはしてたので、反射的に体が動いた。

ヌルンって感じで一瞬で骸骨さんに肉薄し、流れるような動作で、全体重をかけた掌打をパーン!

骸骨さんはバラバラになり崩れ落ちた。

おかしい今すんごいヌルヌル動いた、オレにあんなヌルヌル動くスキルはないはず。

妙にムキムキなおじさんのカードが何枚かあったからたぶんあれのせいだと思うな。……おじさんのカードが体内に入ったって、……気分悪くなってきた。

 

 

「すごいです先輩!」

 

 

「驚いた……魔術もなにも使わずにただの打撃で倒したのかい?こんなこと普通はありえないんだけどね……」

 

 

「………………」

 

 

「所長、大丈夫ですか?先輩のことを見つめたまま微動だにしませんが。心なしか顔も上気しているようですが……」

 

 

「!?だ、大丈夫よ!なんでもないわ!……い、今のは助かりました。あ、ありがとう……」

 

 

なにやら所長のようすがおかしい気がするけど気にしない。

今はこのハイスペックボディーのことで頭がいっぱいでござる。

よーし、おじさん頑張っちゃうぞー!

 

楽しくなってきちゃってパンパンパンパン(掌打)してたらマシュとロマンに怒られた。

マスターなんだから後ろにいろとのことでした、マシュの目から光が消えてたから恐かった。大人しくします。

所長はなんにも言わなかったけど。

てかオレのことずっと見てくるんだけど、なにあれ恐い。さっきまでの態度と違いすぎて恐い。

いや、優しくなったのはいいんだけどさ、ドライフルーツすごい食べさせようとしてくる。そんなに好きじゃないからね?もらうけども。

 

ドライフルーツもちゃもちゃしてたらボンキュッボンなおねーちゃんが襲ってきた。おねーちゃんの方見て嬉しそうな顔してたら所長に殴られた。

接近戦はするなと言われたので、黒鍵とかいう変な武器後ろから投げまくってやった。

出そうと思えばいくらでもでてくるんだけどこれ、某エイメェェェンヌな神父さんよろしく両手で投げまくる。マシュが接近戦して、後ろから支援するこのスタイル、もしかして最強ではなかろうか。

おねーちゃんはとくになにをするでもなく消滅してしまった。すごく残念。

 

その後も、なんか黒いの(男だったのでよく覚えてない)がいっぱい襲ってきた。

途中で仲間に入りたそうな目でこちらを見てきた青髪イケメンキャスターと協力したので黒いのはチョロピーだった。

隙あらばドライフルーツ口に投げ込んでくる所長を誰かに止めてほしい、フォウでいいから、戦闘中でもたまに飛んでくるんだけど。

あれ絶対魔術使ってるって、無駄に命中精度ハンパネーもん、外れねーもん、カーブしながら内側を抉り込むように口の中インするし。

なに!?って思って振り返ると、キャッって感じで顔隠すんだもん。

いや、なにしてーのか欠片もわかんねーよ。

ドライフルーツが美味しいってことしかわかんねーよ。

逆に好きになっちゃうよこんだけ食べると。

 

 

「先輩、戦闘中にドライフルーツ食べないでください」

 

 

「いや、ちがうんだマシュ。口を開けた瞬間に飛び込んでくるんだよ、無くならないんだよなぜか」

 

 

「わけわからないこと言ってないで集中してください」

 

 

「そうだぞ坊主、あんましよそ見してんなよ」

 

 

あんた気づいてるだろ、ニヤニヤしてんのわかってんだよコラ。アメリカンドッグ食べさせるぞこら。

 

じゃれてたら聖杯があるとこについたらしい。

なんかマシュが宝具使えるようになったりいろいろあったけど面倒だから省く。

ついたと思ったら騎士王さん開幕エクスカリバーしてきやがった。がんばれマシュ!まけるなマシュ!

見てるだけってのもあれなので後ろから支える。

決してセクハラではない、セクハラじゃないから所長、そんなうさみちゃんみたいな目しながらドライフルーツ投げないで、地味に痛い。

 

 

「がんばれマシュ~、君ならできる~」

 

 

「先輩、力抜けるんでもう少し気合いをいれて……あれ?心なしか楽になったような……」

 

 

なんか楽になったらしい、さすがオレ。

マシュはそのまま余裕でエクスカリバーを防ぎきった。

マシュしゅごい。

 

 

「やるじゃねぇか嬢ちゃん!ここまでとはな」

 

 

「私も驚きました……、先輩にできると言われてから急に盾が軽くなったような……」

 

 

「ハハハ、マシュは面白いことを言う。オレにそんな力があるわけ……」

 

 

あれ?

 

 

「フォウ?」

 

 

「先輩?もしかして心当たりがあるんですか?急にシリアス顔にならないでください、ギャップが怖いです」

 

 

「マシュ!?なんか当たり強くない?」

 

 

「そんなことより坊主、お前なんかしたのか?」

 

 

「いや、なんていうか、確信はないんだけど。……あぁ、なるほど、だからこの名前なのか」

 

 

ようやく理解した、この世界に産まれてからずっと疑問だったことが解決したみたいだ。

とりあえずエクスカリバー余裕で防がれて若干オドオドしてる騎士王で試してみよ。

 

 

「騎士王!」

 

 

「な、なんだ急に!いきなり大きい声を出すな!」

 

 

「それはごめん、今から言うことをよく聞いてください」

 

 

「なぜ私が貴様の言うことを聞かねばならんのだ……」

 

 

「とか言いつつ聞いてくれる辺り騎士王マジ天使。じゃ……アナタはオレ達を見失う!」

 

 

「……!?なに!い、いったいどこに消えた!」

 

 

どうやら予想的中したらしい、やばいテンション上がる。

 

 

「あの、先輩?これはいったいどういうことですか?」

 

 

「……こいつは驚いた。坊主お前、もしかして統一言語使えんのか!?」

 

 

「フフフ、バレてしまっては仕方ない。その通り!私こそが統一言語を使いこなすスーパーマスター!SATSUKIである!フハハハハハハハ!!!」

 

 

「そ、そうだったのですか!統一言語というものがどんなものか私はわかりませんがすごそうです……」

 

 

「いや嬢ちゃん、マジでスゲーぞコイツは。統一言語ってのは絶対順守の命令権みてーなもんだ。オレでも逆らえねぇ、現に騎士王のヤツが俺達を見失ってやがる」

 

 

「くそう!どこだ!どこに消えた!そこら辺か?そこら辺にいるのか?声だけしか聞こえないぞ!どういうことだ!」

 

 

説明乙、騎士王涙目可愛すぎる。ペロペロしたい。

あと所長の視線がいよいよヤバイ、刺さる、刺さるレベル。キラキラっていうかもはやギラッギラッ!ギラッギラッしてる!

 

 

「くそう……グスン、早く、出てこい……グスン」

 

 

可愛そう……じゃなくて可哀想だから倒してあげましょう。

 

 

「自害せよ騎士王!」

 

 

「グスン、な、なにを、これは!?クソ!こんなランサーみたいな最後なんて……せめて征服王みたいな最後がよかった……」

 

 

「おい、ちょっと待てランサーみたいってどういうことだバカにしてんのか」

 

 

騎士王はエクスカリバって自害した。

ヤバイ統一言語がチートすぐるヤバイ。

 

 

「まさかこれほどあっさり、あれほどのサーヴァントを倒すとは……、さすがです先輩!」

 

 

「しかし、いったい坊主はなにもんだ?統一言語を使えるヤツなんて初めて会った」

 

 

「え、なんでだろ……強いて言うなら幼女が教えてくれた、みたいな?」

 

 

「なにもんだよソイツは……神霊かなんかかよ」

 

 

いやまぁ、あってるちゃあってる。

間違いなく転生させてくれた幼女がくれたもんだし。

転生してから能力適当にやるって言葉を信じるなら絶対そうだろう。

今までまったく能力なんて使えなかったからすっかり忘れてたけど。きっとレイシフトしたから同時に使えるようになったのかな?

 

なんてことを考えてたら無性にトイレ行きたくなった、しかも大きい方。ヤバイ、流石にここでしたくない、カルデアの近代的なトイレじゃないとやだ。ウォシュレットって文明の利器だと思う。

なんか緑モジャが出てきてなんか言ってきたけど知らん、『ちょっと帰りたいからほっといて』って言ったら悔しそうな顔しながら帰っていった。

なにしたかったんあいつ?

よし、とりあえず帰ろう。

 

 

「ちょっと待ってください先輩!このままカルデアに帰ってしまうと所長が消えてしまいます!」

 

 

「え、そうなの?」

 

 

「そうですよ!さっきレフも言ってたじゃないですか!」

 

 

「マジか……」

 

 

話聞いてなくてごめんって、だからそんな泣きそうな目しないで、あんた最初とキャラ違いすぎるだろ。

ちょっとカワイイと思っちゃったじゃん。

 

 

「ロマン?なんとかならない?」

 

 

「いやぁ、さすがに体が無いとなると……。いや、体は用意できるのか?所長の細胞は身体検査で確保してある、作ることも……。いや、それだと時間がかかる。所長の意識を保存しておく方法がない」

 

 

なんかブツブツ言いだした怖い。

さっきから所長が雨に打たれた仔犬みたいな目で見てくる、カワイイ、これは保護するしかない。

 

 

「ロマン、所長の意識を維持させることができればどうにかなるんだな?」

 

 

「あぁ、そうだね。だけど体を失っている今、カルデアに戻ろうとすれば所長の意識は消しとんでしまう」

 

 

「じゃあ、所長とりあえずこのぬいぐるみに入ってください」

 

 

「え?キャッ!?」

 

 

よし!

 

 

「……皐月君?僕の見間違いじゃなければ、所長が君がどこからともなく取り出したライオンのぬいぐるみに吸い込まれたように見えたんだけど」

 

 

「~~~!~~~!」

 

 

「か、カワイイ……」

 

 

無事ぬいぐるみに入った所長はパタパタ手を振りながらはしゃいでる。カワイイ。

マシュがキラキラした目で見てる、わかる。

 

 

「……たしかにこれなら所長の意識を消さずにカルデアに戻れる、けど」

 

 

トイレ行きたいから早くして。

所長はマシュに預ける、まだパタパタしてるけどマシュが手放すことはないだろう、メッチャホールドしてるもん。

そろそろマジで限界なのでロマンを急かしてカルデアに戻る。そのままトイレに直行、アーンド射出。

……無事に世界は平和になった。

 

とりあえず疲れたから部屋に戻ってゴロゴロしてたらマシュが来た、所長持って。

どうやら所長がオレに言いたいことがあるらしい、声出せないけど。

恥ずかしそうな素振りで差し出した紙には、ライオンのぬいぐるみをがんばって動かして書いたらしく、決して上手いとは言いがたい字ではあったが『助けてくれてありがとう』と書いてあった。

思わず抱きしめたけどしょうがないと思う。

キュンッってしたキュンッって。

上機嫌になったのでマシュに言われるがままにサーヴァント召喚することになった。

いや、なんか今どうでもいい。今なら10枚黒鍵でも許せる。

いや、やっぱ10枚黒鍵は無理。叩き折る。

で、召喚してみた結果……

 

 

 

 

 

 

 

「召喚に応じ参上した。貴様が私のマスター……貴様は!」

 

 

「あ、騎士王だ」

 

 

黒いのが出た。

 

 

 

 




サーヴァントはオルタしか出さない今決めた。
ポンコツなのは許してくださいm(__)m
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