FGOで脱力系マスター(強)   作:グラン(団長)

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アヒャヒャヒャヒャ(ФωФ)


第3話

逃げ切れたらしい。

とりあえず拠点を設営して一息つく。

ロマンにサークルを使って食糧支援物資を送ってもらう。

食は大事だよね、レーションとか美味しくないし。

黒セイバーはたまにモチャモチャ食ってたけど。

よく食えんなあれ、さすがうなぎゼリーとかイカれた料理作っちゃう国の王様してただけある。

ところでロマン、なんで食糧と一緒に所長がこっちきてんの?

 

 

「え?僕が送ったのは食糧だけのはず……、あ!本当だ、所長も紛れ込んでる!もしかして食糧の影に隠れてたな?」

 

 

なんでスネークしてんだこの人?

と、食糧の影から出てきた所長は、トテトテと走ってこっちに来たかと思うと、ヒシッとオレの足に抱きついた。

なにこれかわいい。

とりあえず抱き上げる。

うわ、ドライフルーツ口の中に放り込んできやがった。

怯んだ隙に一瞬で黒セイバーに奪われた。

やるやん。

腹も減ったので送られた食糧を使って料理することにした。

 

 

「美味しい!」

 

 

「それはよかった、先輩の料理は絶品ですから」

 

 

マリーのだけパンじゃなくてケーキにしようとしたらマシュにド突かれた。

好みに合わせるのは重要だと思うんだけどなぁ……。

 

食事の後は交代で辺りを警戒するこになった。

なんでマスターであるオレがシフトに入ってるの?

 

 

「素手でサーヴァントと殴りあいするような頭おかしい先輩ならワイバーンぐらい余裕ですよ」

 

 

「アッハイ」

 

 

マシュが恐いから文句は言えなかった。

マシュと黒セイバーと関が警戒してるので暇になった。

暇だからジャンヌとマリーの女子トークに混ぜてもらうことにした。

 

 

「ジャンヌちゃんの初恋の人ってだれ~?」

 

 

「あ、あの皐月さん?なんだか口調が変じゃないですか?どことなくクネクネしてるし」

 

 

「いいじゃん教えてよ~、マリーちゃんも気になるでしょ?」

 

 

「確かに、あのジャンヌダルクの初恋というのはとても気になるわ!」

 

 

こんな感じで違和感なく溶け込んでいた。

異論は認めない。

 

いよいよオレの初恋相手の話!というところで帰ってきたマシュにド突かれた。

そろそろ頭の形変わってそう。

 

 

「先輩、ふざけてないで!敵襲です!」

 

 

マシュの視線の先にはヤンキーがいた。

 

 

「早い再会になったわね……、皐月」

 

 

「せっかちな女郎だぜ、そんなに死に急ぎてぇのかい?」

 

 

「あなた誰ですか?キャラ崩壊してますよ?」

 

 

危ない危ないー。

向こうのペースにはめられるところだったー。

……テンション上がってきたー!

 

 

「どうするの?あたしは別に全員相手にしてもいいのだけれど……」

 

 

「んなだせぇまねするかよ、テメェの相手は俺一人で充分だ」

 

 

「先輩!?落ち着いてください!自分でなに言ってるかわかってます!?」

 

 

落ち着けなかった。

無理無理、だってほら、あれじゃん?オレってクローズ好きじゃん?

 

 

「お前ら、邪魔すんじゃねぇぞ」

 

 

「なに言って……!?先輩まさか統一言語を!?」

 

 

テンション上がりすぎてやっちゃったんだぜ☆

 

 

「へぇ、あなたやっぱりおもしろいわね」

 

 

「こんないい女、他の奴等にやってたまるかよ」

 

 

「うれしいこと言ってくれるじゃない。……力ずくで惚れさせてみな!」

 

 

「先輩!?落ち着いてください!なんか違う作品みたいになってますから!」

 

 

こうしてマルタと殴りあいが始まった。

テンションに任せて、勢いで突っ走るしかない。

意地の張り合いみたいなもんだ。

最初のうちは相手の拳を反らしたり、カウンターをしたり、お互いに冷静だったが、しばらくしたらもはやガードなんてくそ食らえと言わんばかりにただの殴りあいになった。

 

 

「キャッ!殴りあいなんて野蛮だわ……」

 

 

「マリーさん、そんなことを言いつつしっかりと指の隙間からガン見してるじゃないですか」

 

 

「ほんとヤツはバカだな」

 

 

「あの……、いいんですかこんなくつろいでて?」

 

 

邪魔すんなって言ったからか、邪魔にならなければ特になにしても大丈夫なのだろう。

それに気づいた皆はお菓子食べながらお茶飲みだした。

マスターびっくりだよ。

それにしてもマルタさんマジでタフ。

いつまでたっても目がギラギラしてるもん。

野獣みたいな目で睨んでくるもん。

いやまぁ宝具使ってこないあたり手加減してくれてるんだろうけどね。

 

 

「なんで宝具使わねぇんだよ、なめてんのか?」

 

 

「こんな楽しい時間、宝具なんかで壊すわけないでしょ?」

 

 

マルタさんマジカッケーっす。

でもそろそろテンションじゃどうしようもないくらい疲れた。

なのでさっき手にいれた概念礼装をさっそく使いたいと思います!

 

 

「そろそろ限界近いからよ、とっておき食らわしてやるよ……」

 

 

「へぇ、面白いじゃない。かかってきなさいよ」

 

 

「覚悟しろや……『拳舞』!」

 

 

テンション上がりすぎて技名叫んじゃった。

さっきの概念礼装は、なんか手袋みたいの出て、殴ると燃える、あと心なしかリズミカルに殴れる。

燃えるっていうか軽い爆発みたいな感じだから威力は段違いだけどね。

マルタも防いではいるが、爆発の衝撃と熱はどうしようもないらしく苦しそうな表情だ。

 

 

「くッ!?」

 

 

「とどめじゃー!フルパワーでお見舞してやらぁ!」

 

 

アッパーの要領でマルタの両腕を真上に跳ね上げる。

そして、がら空きになったボディーに限界まで魔力を練り込んだ拳を叩き込んだ。

 

 

「がぁッッ!!!」

 

 

マルタさん吹き飛んだでござる。

比喩抜きで十メートルぐらい飛んでった。

……やりすぎた?

近づいてったら生きてた、消えそうだけど。

 

 

「……やるじゃない、完敗よ」

 

 

「宝具も使わねぇアンタに完敗とか言われてもなぁ」

 

 

「そもそも人間がサーヴァントと殴りあいするって時点でおかしいのよ、これで宝具なんて使ったら他のサーヴァントに笑われちゃうわ」

 

 

「…………」

 

 

「ま、これでようやく解放されるわ。……ありがと、皐月」

 

 

マルタは笑って消えていった。

なぜだろう、勝ったのにそこまで喜べないのは……。

 

 

「やっと終わりましたか先輩」

 

 

「ちょっと!今感傷に浸ってたとこ!邪魔しない……で?マシュ?その振り上げた盾をどうするつもり?」

 

 

「?もちろん体罰ですよ?不良な先輩にはちょうどいいでしょう」

 

 

殴られました。

あと今後は暴走しないようにと腕を縛られることになりました。解せぬ。

マリーはすんごいキラキラした目で褒めてくれた。

照れる。

しかもそのあとチッスしてくれた。

童貞には刺激強くね?って関に言ったら同意してくれた。

所長ペチペチしないで。

 

次の町について情報収集したら竜殺しが近くの町にいるらしい。

なにそれカッコいいんだけど、見てみたい。

あれ?でもよく考えたらワイバーンも竜じゃね?オレも竜殺しじゃね?って思ったけどマシュに『バカですか?』って言われた。

バカです。

 

とりあえずその町まで行ってみる。

崩壊してました。

ですよねーと思いつつ襲ってくるワイバーンとかを倒す。

オレは縛られてるけど。

もぞもぞしてたら解けるんじゃないかと思ってもぞもぞしてたけどダメだった。

気持ちキツくなった気がする。

諦めてグッタリしてたら所長がよじ登ってきた。

黒セイバーから上手く逃げてきたらしい。

フォウとスペースの取り合いになってたけど半分づつでお互いに妥協したらしい。

そんな2匹を眺めてたら、いつの間にやら敵サーヴァントを倒してたらしい。

なんかもうあれだよね、マスターとかいらないよね。

オレはこれからマスター(物理)で行こうと思います。

 

ポケーと空を眺めてたらロマンが興奮してた。

要約すると『なんかでかいの来てる』らしい。

あと近くに隠れてた竜殺しも見つかった。

なんか想像してたのと違う。

もっとマッチョでマッチョなマッチョを想像してたけど、実物はボロボロなすまないイケメンだった。

しかも切りかかってきたし。

イケメン探してからでっかいの来ちゃったし。

てかなにあれ?でかくね?でかすぎね?

え、イケメンあれ倒したの?すごくね?

竜の上で黒ジャンヌがどや顔してた。

しかも、いきなり竜がブレスしてきやがった、いきなりとかありえないでしょ普通!?

 

 

「これ絶対先輩がいきなりエクスカリバーしたのの仕返しですよ」

 

 

「そんなバカな!?仕返しとかガキかよあいつ」

 

 

「聞こえてるからね!?ファブニール!火力上げて!」

 

 

マシュとジャンヌが頑張ってる。

がんばれーがんばれー、諦めたらそこで試合終了だよー。

応援してたらイケメンがブァーってやってファ……ファブリーズ?を追い返した。

イケメンつおい。

ついでに黒セイバーに追いエクスカリバーさせといた。

仕返して満足したから逃げよ。

 

バイクで皆の後ろから煽る。

非常時なので腕は解放されました、好き放題やってやるぜ。

 

 

「へいへい、チンタラしてると追い付かれるよ~」

 

 

「先輩、ふざけないでください。てか人数分出してくださいよ」

 

 

「当たったの1台だけなんだもん、しょうがないじゃん」

 

 

動きが一番鈍いイケメンを後ろに乗せている。

どうせならジャンヌがよかった……。

まぁ、走るジャンヌの視覚的暴力を堪能してるからいいんだけどね。

 

 

「皐月はいったいなにを見ているんだ?」

 

 

「お、気になる?やっぱりイケメンといえど男の子だよね~。ほら、ジャンヌのオパーイを見てごらん?」

 

 

「……すまない」

 

 

二人で楽しむことにした。

すまないとか言いながらしっかり見てるあたりこのイケメンやりおるわ。

 

しかし、そんな、楽しい時間もここまでらしい。

黒ジャンヌが追い付きやがった。

 

 

「ここら辺で大人しく諦めなさい、バーサーカー、アサシン」

 

 

「Arrrr……」

 

 

「再び彼女に会えるとは……」

 

 

なんか上でジャンヌが言ってるけどよく聞こえない、聞こえないからエクスカリバる。

 

 

「黒セイバー、エクスカリバっちゃって」

 

 

「よしきた」

 

 

「先輩!?」

 

 

とりあえず挨拶変わりに3発ぶち込んだ。

竜から飛び降りてきてた二人の人影が見事に巻き込まれてたけどいいよね、どうせ敵だし。

そう思ってたら近くに落ちてきた。

 

 

「……マリー、君をもう一度……」

 

 

なんか1匹消えた。

マリーとか言ってたけど知り合いかな?

聞いてみたらよく見えなかったからわからなかったらしい。どんまい。

関が親指たてていい笑顔してた。

 

 

「Arrrr!Arrrr!Arrrrrrrrr!!!」

 

 

もう1匹は元気みたいだ。

肩まで地面に埋まってるけど。

こんなアニメみたいな人始めてみた、感動したから写メっとこ。

なんか黒セイバーのこと見てすんごい騒いでる。

肩まで地面に埋まってるからなにもできないけど。

 

 

「誰これ黒セイバーの知り合い?」

 

 

「知らんな」

 

 

「とりあえず軽めにエクスカリバっとくか」

 

 

「まかせろ」

 

もはやマシュも止める気がないらしい、知らん顔してフォウとじゃれてる。

3回ぐらいエクスカリバったところで、

 

 

「arrr...」

 

 

って呻きながら消えちゃった。

どんまい!

 

そのあとやけくそになった黒ジャンヌがいっぱいワイバーン呼び出しやがって結構ピンチになった。

ヤバイヤバイ言いながら戦ってたら、ジャンヌの知り合いっぽい人が助けてくれてなんとかなったけど。

大丈夫なのあの人、死人みたいな顔色してたけど……、え、あれが普通?

土気色って呼ぶことにします。

 

さて、なんとか逃げ出せたのはいいもののファブリーズをどうにかしないといけないよね?ってなったのでイケメンの呪いを解くことになった。

美少女ならやる気出るんだけどね、イケメンとかやる気でねーよ。

いや、まぁやるけどさ。

イケメンの呪いを解くには聖人が必要らしく、手分けして探すことになった。

ジャンヌちゃんと一緒がいいです!

……後輩に却下された。

 

 

「なんでだよマシュ!」

 

 

「先輩はジャンヌさんをたまに変な目付きで見てるからダメです」

 

 

「そんな!?変な目付きでなんて見てない!どちらかと言うと情熱的な目付きだ!」

 

 

「どっちにしろアウトです」

 

 

「くそう、こうなった統一言語を使うしか……!」

 

 

「あれ、そういえば先輩。なんでさっき統一言語を使わなかったんですか?統一言語ならワイバーンの群れもどうにかできたんじゃ」

 

 

「……あ」

 

おもっくそド突かれた。

 




誤字?知らない子ですねぇ(ФωФ)
※報告していただけると大変助かりますm(__)m
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