さて、ようやく敵の本拠地にたどり着きました。
相変わらずマスターは現れず、現れるのはローマばかり。
そろそろローマを見ると反射的に殴りそうです。
あ、ローマだ
「ッ!?ま、マシュ!いきなりどうしたというのだ!」
「は!これはネロさん、失礼しました。ローマだと思って……あれ?ネロさんはローマ?ということは……」
「マシュ、それ以上は考えてはいけない。ほら、フォウでも撫でて落ち着け」
「そうですね、敵の本拠地ですし落ち着きますか」
ここが敵の本拠地ということは先輩もここにいるはず。
連絡がない以上、先輩はなんらかの理由でここにいるか、もしかしたら捕らわれているのかも……。
「マシュ、大丈夫か?なんだか盾がミシミシしてるぞ、皐月が心配なのはわかるがあまり気を詰めるなよ」
「大丈夫ですよネロさん、先輩のことだからどうせケロっとしてます」
「!?全員警戒体制!サーヴァント反応だ、どうやら敵から攻めてきたらしい。あれ?でもこの反応は……」
どうやらローマが現れたようですね、片っ端から盾の錆びにしてやりましょう。
あら?なんでしょうこの感じ。
右から、背の高いムキムキなローマ、太った残念なローマ、その横にいるのは……。
あれ?なんでしょうあの人、なんだか無性に盾を投げつけたくなる。
まるで先輩のような体格、仮面のようなものを付けているので顔はわかりませんが、私の姿を見た瞬間ビクッとした気がします。
「アルトリアさん、とりあえずエクスカリバー撃っときましょう」
「ん?いいのか?ヤツの様子がわからないから魔力は温存しておくという話じゃなかったか?」
「大丈夫です、ですので思いっきりやっちゃってください。出力最大でお願いします。あとジャンヌさんも宝具使っちゃいましょう、一番端の仮面狙いでやっちゃってください」
「フフフ、いいわねぇ。マシュ、あなたもこっち側が向いてるんじゃないかしら」
ジャンヌさんはなにを言っているんでしょうか?
「それじゃあ行くぞ」
「ええ、おもいっきりやってあげるわ」
二人に魔力が集まり始めると同時に、仮面の男が焦り始めました。
フフフ、やっぱりあれは……
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あれ?おかしいな、魔力ゴリゴリ減ってるなこれ。
統一言語使えないから大人しくローマしてるんだけど、これピンチっぽいな。
いい感じのタイミングで挟み撃ち作戦失敗だなこれ。
てか今エクスカリバったら俺も当たるよね?
黒ジャンヌに至ってはたぶん俺狙ってるよね?
だって目力スゴいもん、心なしか痛いんだけど。
「む?皐月よ、それはどうしたんだ?燃えているぞ?」
「うむ、……ローマだな」
「いや、ローマとかじゃないですよこれ、消して消して!くそー黒ジャンヌめ、後でセクハラしてやっかんな!」
言ったら火力上がった。
ローマと太ローマがパンパンして消してくれた。
くそー、ニヤニヤしやがって。
ほんとに裏切っちゃおうかしら?
てかヤバイヤバイ、そろそろ宝具ぶっパ来るってこれ。
「ヤバイっすよこれ、どうすんすか?」
「うむ、ローマだ」
「ローマかぁ……」
ローマだった。
いくら黒セイバーの黒くて太いのには勝てなかったよ……。
7話でしたよm(__)m