コーチ「それでは今から能力テストを始める」
結局、沢村の投げたボールは最初は良かったものの途中から曲がり出し、
フェンスまで届かなかった。片岡監督からは、「練習には、参加するな
暇なら、走ってろ」と投手諦めろ宣言をされていた。
コーチ「今から全体でノックをする。各自自分のやりたいポジションに
移動してくれ。2つ以上ある場合は勝手にポジションを変更しても
構わない。よし、守備につけ」
一年「はい!」
高校での初めての守備練習が始まった。
コーチ「サード!」 カンっ!
バシッ ピュ!
拓真「(流石、名門。みんな守備がうまいな)」
コーチ「次、投手!」
拓真「はい!」
こうして2時間ノックが続いた。
コーチ「よし、10分後にピッチャーはピッチング、バッターは
フリーバッティングだ。各自、休憩を取ってくれ」
拓真「東条、お疲れ」
東条「うん、お疲れ」
拓真「お前、外野もできるのかよ」
東条「サブポジだけどね。少しでも可能性広げとかないと。
青道には全中優勝投手がいるからねw」
拓真「けっ、よく言うぜ。全中ベスト4投」
コーチ「よし、投手と捕手はブルペン集合だ」
拓真「おっと、集合だってよ」
東条「そうみたいだね、行こうか」
そう、この後あの豪速球投手と出会うのだ
コーチ「今から君らにはブルペンで投げてもらう。まずは東条と降谷。
次に神崎と西村が投げろ」
一年投手「はい!」
拓真「(東条はある程度知ってるけど、この降谷って奴はどんな球を投げるんだ?)」
ズドーン!
ものすごいミットの音がした
拓真「(こいつまじかよ。軽く150は超えてんじゃねぇか?)
お前、すげー球投げるんだな」
降谷「そう?」ゴーーーー
拓真「(なんかすごいオーラが見えるんだが・・・)」
その後も、オーラは消えることはなかった
コーチ「よし、次神崎投げろ」
拓真「はい!」
拓真「いきます」 ビュッ! バーン!
??「(こいつ、一年なのに俺の構えてるところに投げてきやがった。
ミットは動かしてないんだぞ)」
拓真「もう一球同じところいきます」 ビュッ! バーン!
??「(また同じところ。まぐれじゃない。こいつ相当コントロールがいい
球も140くらいは出てるだろう)」
拓真「次、スライダーいきます」 ビュッ ククッ パーン!
??「(これも悪くない)」
拓真「カーブいきます」 ピュッ クルン
拓真「次、SFFいきます」 ビュッ クッ ストーン
??「(これは高校でも十分に通用するボールだな)」
この後50球程度投げ込んで、全体の練習は終わった
監督「今日はこれで終わりだ。明日も早いからしっかり睡眠を
とるように。解散」
拓真「ふー、終わったな」
東条「そうだね」
??「おい、神崎 拓真」
拓真「はい?ああ、さっきブルペンで受けて下さった先輩ですね。
どうかしましたか?」
??「いや、一言言っておきたくてな。ちゃんと体を作れ。そしたら
もっといい投手になるぞ。」
??「あと、俺のようにはなるなよ」ボソッ
拓真「はい、ありがとうございます。すみません、先輩のお名前を聞いても?」
??「滝川・クリス・優だ」
拓真「クリス先輩ですか、よろしくお願いします」
こうして1日が終わった。
〜次の日〜
拓真「(もっと球速を上げなくては)」
時計は5時だ。
拓真「走りに行くか」
〜グラウンド〜
ユニホームに着替えてグラウンドに着くと、すでに誰か走っていた
拓真「(誰だ?俺でも早い方なはずなのに)」
そこには沢村が走っていた
拓真「俺も走るか」
と呟き走り始めた
拓真「よう、沢村。早いな」
沢村「お、おう。神崎も早いじゃないか」
拓真「まぁな」
二人が走り始めた30分後片岡と高島はグラウンドにきていた。
高島「片岡監督。あの子本当に投手を諦めさせるつもりですか?
まだ入部したばかりで実力も未知数ですし、今の段階で
決定するのは時期尚早かと。それにあの東くんを打ち取った
中学生というのは・・・」
高島「こんな朝早くに誰が?」
高島「沢村くんと神崎くん?」
監督「ふん、一体どうやったらあんなくせ球を90M投げれるだ。
だが約束は約束だ、今はまだ投手として練習に参加させるわけにはいかん
日が暮れるまでとことん走らせとけ」
高島「今はまだっか」
この後の朝食でまた沢村は吐いたのだった
次回はあのドジっ子マネが登場します。
あと金丸も出そうかと
神崎もクラスは一緒です。クラスのみんなとも絡ませます
次回もお楽しみに!