復讐者は足を止めない   作:廉造

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今回は早速アゼムの過去が少しだけ判明されます。


アゼムの過去はあまりにも濃すぎるのでこんな早い段階にも出さないといけないので....


第1話

 

先の災厄の魔物を瞬殺してから2日後。また別の世界のある森の道。

 

 

ボロボロの布を纏う紅髪の男 アゼムは化け物の群れにに囲まれていた。

 

3mはあるであろう巨体に額から生えている角。個体によっては1本、2本と本数が違うがその見た目はさながら鬼。オーガである。

 

 

数10体はいるオーガ(らしき生物)の群れは一斉に襲いかかってきた。

 

 

「....。」チャキ

 

 

 

一見絶体絶命の状況のはずだがアゼムは普段のように冷静な表情を変えないまま、腰に携えた刀を抜き近づくオーガ(らしき(ry)を一体、また一体と斬り殺していく。

 

「ガァ...ッ!?」

 

「グガァ!!」

 

 

 

自分達にとってただの餌にしか過ぎないはずの『小さな小人』1人相手に同胞が次々とあっけなく倒されていく光景を見て残りのオーガ(ら(ry)達は困惑するも、また考えなしにアゼムに一斉にかかっていく。

 

 

「...見た目もそうだが中身の方もおれの知ってるオーガのようだな」

 

 

 

アゼムは特に焦ることもなく、襲いかかってくるオーガを刀で斬り、拳で殴り倒していく。それはもう戦いなどではなく一方的な蹂躙であった。

 

 

 

ビチャッ

 

返り血がアゼムの顔に少しかかる。

 

 

 

 

 

『......!!!』

 

 

 

「....。」

 

 

一方的な蹂躙....それによってアゼムはふと思い出した。

 

あの日。英雄から復讐者となる起点となったあの忌まわしき時。

 

忘れられない、いや忘れる訳がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いやぁあああああ!!!』ザシュッ

 

『やめろぉおおおおお』ドチャッ

 

『お母さ....』グシャッ

 

 

1人。また1人。罪もない....その上見知った者が次々と死んでいく。いや、殺されていく。

 

 

(いやだ....やめろ.....やめろぉおおおおおおお!!!)

 

まだ英雄だった頃のアゼムは叫ぶ。しかしその叫びは届かずもう生きている者はいなくなった。

 

 

『ハハハハ。アハハハハハハハハハハ!!!!』

 

 

何者かの笑い声。その笑いはまるで己以外の全てをゴミにしか思っていないような...そんな邪悪な気配を感じさせるものだった。

 

 

『ーーーーッッ!!!ゾアルムぅぅうううううううううううう!!!!!!!!!!!!』

 

 

 

アゼムは剣を抜きその邪悪な存在へ剣を振るう。しかしーーーー

 

 

 

『無駄な足掻きはよせ』

 

 

 

 

 

『お楽しは こ れ か ら だ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーーー....」

 

 

くだらないキッカケであの忌まわしき記憶が甦った。そんな風に思った後にアゼムは周りを見渡す。

 

 

どうやら自分はいつの間にかオーガの群れを殲滅していたようだ。

....あの過去を思い出したせいか殆どの死体がミンチになってるが。

 

 

 

 

「....過去を思い出して激情....おれもまだまだ甘いな。もっとも人間らしさが残ってる証拠ではあるか」

 

 

アゼムは刀をしまい、再び歩み出す。

 

 

 

奴を倒すにはまだ力が足りない。アゼムは奴を殺せる力を手に入れるためある方法で世界を渡りその世界の邪悪を狩っている。

 

 

彼は本能の赴くまま、その邪悪の元へ歩く。

 

 

 

 

 

 

 

 

....タタタッ

 

「待ってくださぁい!」

 

「......」

 

 

 

 

 

 

後ろから少女が追いかけてくる。少し青色がかかった黒髪にボロボロの服を身にまとった少女。

 

先日災厄の魔物とやらに滅ぼされた星の唯一の生き残りの少女...サリアであった。

 

 

 

 

あの災厄の魔物を片付けた後、間もなく別の世界に移動したが.....どうやらいつの間にか付いてきていたらしい。

 

 

 

 

「ってうわぁ!死体が散乱してるぅぅ!気持ち悪いぃぃ!!」

 

ミンチになってる死体もあるのにその程度のリアクションで済ますとは。まぁこれよりも更に凄惨な光景と体験を味わってるからある程度耐性がついたのだろう。

 

 

「...いつまで着いてくるつもりだ。おれは子守をする気はないぞ」

 

「でも私、お父さんもお母さんも....帰る場所がないの。一緒に居てもいいでしょアゼムさん」

 

「.....」

 

アゼムは手で頭を抱え少し考える。そしてすぐに口を開く。

 

 

「仕方ない。当分の間面倒見てやろう。だが世界を渡ってる最中お前が住みやすそうな人里に辿りついたらそこに置いていくからな」

 

「わかった!その間よろしくお願いします!私、サリアっていいます!」

 

「ああそうか。宜しくサリア」

 

 

少しめんどくさそうに....でも少し優しい目つきでアゼムは言葉を返す。

 

 

 

思えば昔....こんな風に子供の面倒見たことあったっけ。

そんな事を思い返しながら。

 

 




ロリ が 仲間に なった!
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