fate/zero ~すべての英雄の友~ 作:ジョーカー・ブラッド
小説を消されて以来、書く気がなくなってしまいましたが、
もう一度やり直してみたいと思いました。
では、どうぞ!
魔法陣の前で、それぞれの魔術師達が呪文を詠唱し始める。
『――――――――告げる。』
それぞれの思いを持った魔術師達が求めるのは。
『汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。』
それは、聖杯。
『聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。』
それはあらゆる願いを叶えると言われている願望器。
『誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。』
だが、魔術師達は知らない。
『 汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ――――!』
その聖杯が、どんな物かを。
「勝ったぞ綺礼。今回の聖杯戦争、私たちの勝ちだ。」
遠坂時臣は勝ちを確信する。
「――――――――ッ!!」
ウェイバー・ベルベットは自分が召喚した英霊に喜びを感じ、
「こいつは!?」「!?」
衛宮切嗣とアイリスフィール・フォン・アインツベルンは、召喚された英霊に驚愕した。
「問おう。貴方が私のマスターか?」
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そんな中、ある英霊が、聖杯戦争を見守るために現界した。
その英霊は、ルーラーとして英霊達の戦いを見守るつもりでいた。
だが、そんな思いは無駄だとは、まだ誰も知らない。
「・・・・ここは・・・・・・・冬木か。」
ルーラーは基本的には聖杯戦争には参戦しない。
だが、聖杯戦争そのものの続行不可能にならない時などには、干渉する。
そして、そのルーラーが現界したのは、とあるビルの屋上。
「・・ん?早速ルール違反か?よくないねぇ。」
そう言うとルーラーは月明かりに照らされたビルから消えた。
ルーラーは、部外者を巻き込むなど規約に反する者に注意を促し、
場合によってはペナルティを与えたりするサーヴァントだ。
そしてルーラーとして、10キロ四方の距離内にいるサーヴァントに対し、
知覚能力がある。
「ひっかかったのは・・・・キャスターか。だれだぁ?本当に面倒くさい。」
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「恐怖というものには鮮度があります。怯えれば怯える程に感情とは死んでいくものなのです。真の意味での恐怖とは、静的な状態ではなく変化の動態。希望が絶望に切り替わるその瞬間のことをいう。いかがでしたか?みずみずしく新鮮な死の味は?」
出てきた男は笑いながら龍之介に問う。
「んんんっーーーークールぅ!最高だ!超クールだよあんた!OKだ!聖杯だかなんだか知らねぇがともかく俺はあんたについていく!」
龍之介は嬉々としながら男に言う。
「さぁ殺そう!もっともっとクールな殺しっぷりで、俺を魅せてくれ!」
「龍之介と言いましたか。貴方の様な理解あるマスターを得られたのは幸先がいい。これはいよいよ我が悲願の達成に期待が持てそうです。」
男も笑いながら言う。
握手を交わしながら話をしていると、玄関から声をかけられた。
「おいおいジル・ドレッシング。部外者を手にかけるなよ。」
めんどくさそうにするルーラーのサーヴァント。
それを見た男達は、それぞれの反応を見せる。
「げぇ!?見られちゃったよ!?どうすんだよアンタ!?って・・・え?」
「おお・・・・・おお!・・・・・おおお!!!クロではないですか!いやはやこんなところで会うなんて!これもまた、ジャンヌが望んだのでしょう!」
そう言うとジル・ドレッシング・・・ではなくジル・ドレは歓喜の声を上げる。
「ああそうだなぁ。ジャンヌが望むとは思わないけれどなジル。」
「貴方はやはりルーラーですか?」
「ああ。だから介入をする気はないが、部外者はなるべく殺すんじゃねぇぞ。」
「心得ていますよ。サーヴァント・ルーラー。・・・・・クロ・ブラッドムーン。」
「あのー。アンタ達は知り合いで?」
空気となりかけていた龍之介が口を開く。
「ああ。俺とジルは生前の知り合いさ。まあ、それは置いておいて。ジルのマスター、あまり公衆の前で部外者は殺すなよ。俺が出なきゃいけなくなるからな。今回は警告だけだけどな。」
「龍之介。クロの言うことには従っておきましょう。」
ジルが言う。龍之介はつまらなさそうに、
「つまんねぇなぁ。なあ、クロ・・だっけ?要は表で殺さなきゃいいんだろ?」
「まあ・・・いいかな。それで。」
クロは少し考え、言った。
「じゃあ頑張れよジル。中立の立場だからな。肩を持ったりするのはナシだからな。」
「ええ。分かっていますよ。私達が聖杯を取って見せましょう。」
「ああ。聖杯戦争が始まっているからな。もう戦いが始まっている。」
そう言ってクロは霊体化した。
「そういや、アンタ、ジルってんだなあ。よろしくぅ!」
「確かに私はジルですが、これからはキャスターとお呼び下さい。」
「そうっすか。じゃあキャスターさん。これから聖杯とやらを取りましょうか。」
キャスターコンビにかすかな友情が生まれた?
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「こりゃあ今回の聖杯戦争は荒れるな。ギル坊にアルトリア、ディルムッド、ランスロットにイスカンダル。うわぁ、これギル坊攻撃してきそうだしなぁ。腹くくるか。」
行きたくない気持ちが募っているが、振り払って向かう。
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ついたが、やばいな。
「聖杯に招かれし英霊は、今ここに集うがいい。なおも顔見せを惜しむ様な臆病者は、征服王イスカンダルの、侮蔑を免れぬものと知れぇ!!!」
イスカンダルよ、お前、面倒くさいことするなぁ。
「この我を差し置いて王を名乗る不埒者が、一夜に二匹も沸くとはな。」
「難癖つけられてもなぁ。イスカンダルたる余は世に知れ渡る征服王に他ならぬのだがなぁ。」
「たわけ。真の王たる英雄は、天上天下に我ただ一人。後は有象無象の雑種にすぎん。そして誰の許しを得て我を見る。雑種。」
黄金の歪みが向くのは、誰もいなかったコンテナ。
だがそこには。
剣縁の英雄がいた。
「「「「「!?」」」」」
「ぬるいなギル坊。」
射出された無数の宝具。それを彼は。
全て受け流して見せた。
そして英雄達に-――――――
「久しぶりだな、ギル坊。お前たち。友との再会だぞ、喜べ。」
不敵に笑って見せた。
こんな感じでいくつもりです。頑張りたいと思うので、コメントなども打ってくれると嬉しいです。
『熾火の明』様、誤字報告ありがとうございます。