ソードアート・オンライン 紅鬼と白悪魔   作:grey

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 更新再開しましたとは、一体何だったんだろうか(白目)

 遅くなって申し訳ありません。個人的に大事にしたいシーンが増えるので、矛盾とかないように書いたり消したりしてたらこんなに間が空いてしまいました。

 これから先、直葉がヒロインしていきますが、他の作者様達とは違った感じにしようと思っています。ぜひ楽しんで頂けたらと、思ってます。

 今回は最初から最後まで直葉視点で行きます。


18.お墓参り

「あれー? 久しぶりー。まさかこんな所で会うなんて、お姉さんビックリだよ」

 

  そう言ってあたし達の席に近づいて来たのは、まさに話題に上がっていた人物。

 

「──あっ、芽依さんっ!」

「あれ? 桐ヶ谷ちゃん?」

 

 あたしは立ち上がって呼びかけた。だが、イマイチ反応が鈍い。

 

「はいっ。お久しぶりです」

「うん、桐ヶ谷ちゃんも久しぶり。元気にしてた?」

 

 でもそう思ったのは一瞬で、すぐにいつもの笑顔で声をかけてくれた。

 

「へえ、この店また来てくれたんだ」

「はい。とってもオシャレで美味しくて。紅林君──そこの彼を連れて来たかったんです」

「そっかあ。よかったね」

 

 あたしの方を見て微笑んだ芽依さんは、未だ彼女の方に顔を向けない紅林君が気になったらしい。紅林君の方へまた一歩近づいてこう言った。

 

「──で、いつになったらそこの〝紅林君〟は、挨拶してくれるのかな? ねえ、聞いてる? それとも……聞こえてない?」

 

 優しいお姉さんのイメージが強い芽依さんだけど、少なくとも今は違った。

 

「……そんなに耳は悪くないさ」

「じゃあ、私の声が分からない?」

「あいにく、嫌な事を何でも忘れられるほど、都合の良い脳みそじゃないんだ。2年経っても、そう簡単には忘れられないよ」

 

 普段は語りかけるような話し方をしている芽依さんだけど、今は違う。どちらかとと言えば攻撃的で、どこか挑発的な態度。

 そしえ、それに対抗するかのように、挑戦的に紅林君が答える。

 

「ふぅん。じゃあ、もう一回だけチャンスをあげる。久しぶり、()。元気にしてた?」

「ああ、久しぶり。もちろん、俺は元気にしてたよ、()()()()さん。──いや、それとも……、()()って呼ばれた方が嬉しい?」

 

 この時あたしは気づいた。

 お店に入って来た時に芽依さんが言った「久しぶり」はあたしに向けてではなかった。それは、紅林君に向けて発したものだった。

 店に入った時──いや、入る前から、芽依さんは紅林君を見つけていた。だから入って迷わずこの席まで来た。そして声をかけた。あたしが声をかけて初めてあたしの存在に気づいたような反応も、これで説明がつく。

 

 芽依さんと紅林君の、あたしの知らない姿。

 そんなのを見せられたら、あたしはどうするべきなのか分からない。分かったところで動けない。

 

 今この瞬間、あたしは完全に()()()だった。

 

 

 

 いつの間にか芽依さんは近くから椅子を持って来て、紅林君の近くに座った。そして顔馴染みの店員を呼んで「いつものお願い」と頼んだ。

 

「それにしてもさ、嬉しかったよ。蓮にまた〝姉貴〟って呼んでもらえて。ちょっと口が悪くなったのだけが、私的にはポイント低いかな」

「…………」

 

 先程までの好戦的な表情から一転、ニコニコした笑みを()()()()()()()芽依さん。反対に、指で頬を突いたり、からかうような言葉をかけられ、迷惑そうな紅林君。

 

「……桐ヶ谷さん、食べ終わったならさっさと出よう。この人と話してても時間の無駄だ」

 

 そう言ってから紅林君は、財布からあたしの分も含めたお金を置いて席を立った。それを見て、慌ててあたしは残っていた紅茶を飲む。

 

「あっ、ちょっと蓮っ。……もう」

 

 どうやら早くここを出て行きたいらしい紅林君は、芽依さんの言葉に耳を傾ける事などせずにお店のドアに手をかけた。そしてそのまま振り返る事なく外に出て駅の方に向かった。

 芽依さんの方をチラリと見て会釈をし、あたしも紅林君を追いかけた。

 

「待ってよ、紅林君──っ」

 

 今の紅林君にはこの声すら届かないと思っていたが、それはあたしの思い過ごしだった。紅林君は立ち止まって振り返り、いつもの優しい表情でこちらを見た。

 

「あっ──……ごめん、桐ヶ谷さん」

「別に謝ってほしいわけじゃないよ。あたしは大丈夫だから」

「いや……、そうじゃなくてさ。その……、せっかく連れて来てくれたのに、何か台無しになっちゃって……」

 

「ホントだよね。2年ぶりの再会だっていうのにさぁ」

 

 芽依さんは車に乗って追いかけて来て、あたし達に声をかけてきた。そして、わざとらしい不満顔を作り、紅林君の方を見ていた。

 

「……何の用? あんたは暇なのかもしれないけど、俺は暇じゃないだよ」

「酷いなぁ。私だって、これなら大学戻んなきゃなんだよ。わざわざランチをお持ち帰りにしてもらって追いかけて来た、そんな弟思いの私を褒めてほしいんだけどなぁ」

「……昼食ぐらいゆっくり食べればよかっただろ。それにこれから授業なら、真面目にそっち行けよ」

「ランチも授業も、弟との時間のためならいくらでも犠牲にしちゃうよ。ねえ、せめてドライブしようよ。帰りは送ってあげるから」

 

 紅林君がどう返そうと関係ないのか、自分勝手に話す芽依さん。「別にいい」と言おうとした紅林君を遮り、更にこう続けた。

 

「そうだ。どうせ恵ちゃんのトコ、まだ行けてないんでしょ。だったら、私が連れて行ってあげるよ」

「──ッ」

 

 今まで、何を言われても無表情ですぐに返していた紅林君が初めて黙った。そして、後悔と苦しさが混ざったような顔をする。

 

 芽依さんが紅林君の姉ならば、恵ちゃんにとっても芽依さんは姉。だから恵ちゃんの名前を出す事には何の違和感もない。

 だから、あたしが違和感を感じているのは紅林君の方だ。普通、妹の名前を出されてあそこまで動揺するだろうか。一体何を警戒しているのだろうか。

 

「……分かった」

 

 そんな様子とは裏腹に、紅林君は割とあっさり了承した。そして、あたしの方を見てこう言う。

 

「悪い、桐ヶ谷さん。先帰っててくれ」

「う、うん」

 

 気にはなるが、家族の問題にあたしが首を突っ込むのは非常識だ。それをいつ切り出そうか迷っていたから、紅林君の言葉はありがたい。

 

「別にいいのに、桐ヶ谷ちゃんがいても」

「……何言ってんだよ。桐ヶ谷さんは関係ないだろ」

「私がいいって言ってるんだからいいの。だからほら、桐ヶ谷ちゃんも遠慮なんかせずに、ね」

 

 口調は優しい。でも、同時にそこから感じる威圧感。ね、という音に込められた圧力。あたしは頷く事しか出来なかった。

 

 結局あたしも一緒に行く事になった。あたしは後ろ、紅林君が助手席に乗ったのを確認した芽依さんは、アクセルを踏んで出発した。

 

 

 

 車に乗っている間、あたしは生きた心地がしなかった──というのは流石に言い過ぎだが、それぐらい不安だった。

 芽依さんが、まるで好きな子にちょっかいをかけるように紅林君に話しかける。それに対して露骨に嫌な顔をし、不機嫌を隠そうとしない紅林君。車内の雰囲気は最悪だった。

 幸いな事にあたしは後部座席だったため、間に挟まれるような事はなかったのだが、それでもドキドキしっぱなしだ。あまりの威圧感に頷いてしまったけれど、その時のあたしを恨みたいほど。でも、紅林君をこのまま1人にするのも心配だし…………。

 

 そんなあたしの心配を他所に、この姉弟は嫌な空気を作り続ける。姉弟喧嘩と言えば聞こえはいいが、あたしにはこの目の前の出来事が、そんな日常的に起こり得る出来事と同一視する事が出来ない。2人のクールでドライなやり取りだけが続き、互いに歩み寄る素振りすら見せず平行線をたどる。

 喧嘩の後には仲直りが普通。でも、それが見込めない目の前の状態は言わば〝喧嘩モドキ〟。そんな様子を、あたしは後ろで黙りながら、内心オロオロしながら見ていることしか出来なかった。

 

 あれからどれくらい時間が経っただろうか。長かったような短かったような。剣呑な雰囲気が支配していたせいで、それすらも分からなかった。

 そして、気づけば車がゆっくりと停車していた。窓の外を確認すると、ここはお寺だった。という事は、ここが紅林君と芽依さんの家のお墓がある所で、当然ここにはSAOの被害者である恵ちゃんが眠る場所。

 

「あ、あの……芽依さん」

「ん? どしたの、桐ヶ谷ちゃん」

「あの……、お花なくても大丈夫なんですか?」

 

 家族でお墓参りに行く時は、必ずお花を買って持って行く。でも、急に行く事になったため、あたしも紅林君もお花なんて持っていない。

 

「いいよ、そんなの。別に恵ちゃんは、そんなんで怒ったりしないよ。それに、一昨日来たばっかりだから、まだ花は枯れてないと思うしね」

 

 車内では一切見せなかった顔。見ていて安らぐ笑顔。それは、あたしが憧れた芽依さんの表情だった。

 

「じゃあ、案内するね」

 

 そう言って、芽依さんは石畳の上を先導して歩く。あたしも今は緊張する事なく、その後ろをついて行く。紅林君は、さらにその後ろを重い足取りで歩く。

 

「──ここだよ。ここが私の妹──恵ちゃんがいる所」

 

 そう言った芽依さんの声は聞いた事がないほど弱々しかった。

 いつも励ましてくれていた芽依さんから初めて聴こえたその声色に、あたしは驚いてしまった。だってそれは、私が接した友人としての芽依さんの印象からも、かつて紅林君から聞いた姉としての芽依さんの印象からも、大きくかけ離れていたものだったから。

 でも、芽依さんは実際に今にも泣きそうになっている。それも当然だ。だって恵ちゃんは、芽依さんの家族だから。あたしなんか、お兄ちゃんがSAOに囚われただけで泣いてしまったのだから、亡くしてしまった芽依さんが泣くのは何一つ不思議じゃない。

 

 そして、紅林君はそれ以上だった。表情には大して変化はないけれど、ただそう感じた。芽依さんとは違う、大きな大きな想いがある。そんな気がした。

 

「…………悪かった、遅くなって」

 

 ただそれだけ、紅林君は呟いた。

 

「それだけじゃないでしょ、蓮」

 

 その時だった。芽依さんがゆっくりと紅林君に近づきながらそう言った。紅林君は振り向かなかったが、続きを促しているように見える。

 

「恵ちゃんは死んだ。死因は、ナーヴギアに脳を焼かれたから。私はナーヴギアを作り、SAOを作り、そしてデスゲームを作った、あの茅場晶彦を許さない」

 

 さらに芽依さんは、でも……、と言ってからこう続けた。

 

「今からする質問の答えによっては、私はあなたの事も許さない。ねえ蓮、正直に答えて。恵ちゃんの身に、いったい何があったの。どうして恵ちゃんは、死ななくちゃいけなかったの。あの日あの時、誰よりも()()()()()()()()()あなたの言葉で聞きたい」

「え……っ」

 

 SAOについて、ほとんど何も知らないあたしは、よくない事ばかり考えてしまう。でも、そんなのはあり得ない。だって紅林君は、あたしの知っている誰よりも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なんだから。

 

「……どこからその情報を手に入れたのか大体察しはつくけどさ……、あんたにそれを教える義理はないね」

「勘違いしないで。これは命令よ。紅林蓮、恵ちゃんはどうして死ななくちゃいけなかったのか、それを私に教えなさい」

 

 車内の剣呑な雰囲気が戻ってきた。

 無関係なあたしは動けない。このままでは、何かよくない事が起こると分かっていても。

 

「…………殺したんだよ。俺があいつを──恵を殺したのさ」

「それは、見()()にしたって事?」

「違う。俺が殺した。それ以上でもそれ以下でもない」

 

 そんな言葉、例え嘘でも聞きたくなかった。信じたくなかった。でも紅林君の態度は、それを嘘だと一蹴させない。

 

「……へえ、そっか。じゃあ恵ちゃんは最期まで、欲しいものは手に入れられなかったわけか……」

 

 まだ紅林君の言った事を受け止められていないあたしとは違い、芽依さんは意外にも冷静だった。意味深な事を呟き、ため息を吐いた。

 

「話はこれだけなら、早く家まで送ってくれ。話す事は話した。今更約束はなし、なんて言わないよな」

「もちろん。だってそれは、約束の範疇じゃないもの。ここまでついて来てくれた時点で、私には約束を守る義務がある。私情でそれを破るつもりはないわ」

 

 それだけ聞いて満足したのか、紅林君はさっさと駐車場まで戻る。

 でも、まださっきの話を自分の中で処理し切れていないあたしは、この場から動く事が出来なかった。

 

「……で、桐ヶ谷ちゃんはどう思った、今の話」

「──えっ」

「え、じゃないでしょ。どう思ったの、って訊いてるの」

 

 さっきまでの雰囲気が嘘のように、芽依さんは私に尋ねる。

 

「……あたしには、紅林君が殺したなんて思えません」

 

 でも芽依さんはその答えだけでは納得せず、あたしにその続きを言えと促す。あたしは「だけど……、」と言ってから重い口を開いた。

 

「……あれが、嘘だとも思えませんでした。あんな嘘を言う意味なんて、紅林君には全くないから」

「だよね。桐ヶ谷ちゃんがそう言ってくれて嬉しいよ。まあ、あり得なくはないよね。落ちこぼれとはいえ、蓮はゲーム得意だし。恵ちゃんは天才だけど、ゲームはほぼ初心者。それに蓮は剣道だけは上手いし、最初から勝負になんかならないね」

「──ッ! そんなわけないじゃないですかッ!」

 

 今あたしは今日一番の声が出た。芽依さんのあっさりとした言葉に、もう我慢の限界だった。

 

「何でそんな事が言えるんですか⁉︎ 紅林君は、誰かを殺して平気な人なんかじゃありません!」

「……そんな事って、嘘だとは思えないって言ったの、桐ヶ谷ちゃんじゃん。それに、そんな事がどうして分かるの?」

「芽依さんよりもずっと、あたしの方が近くで紅林君を見てきたからです。誰よりも憧れて、知りたくて、もっと近くに行きたくて──ずっと!」

 

 気づけば目で追っていた。隣を歩くだけで心臓の音がうるさくなった。一緒に話すだけでより好きになった。その度に、もっともっと知りたくなった。

 紅林君は、例え仲の良くなかった妹だったとしても、殺しなんか絶対にしない。一番紅林君を知ってるあたしが断言するんだから間違いない。

 

「桐ヶ谷ちゃんが蓮の事をあたしよりも知ってる? そんなわけないじゃない」

「紅林君の良さを知ってたら、絶対にあんな態度は取れません!」

「違うよ。そういう意味じゃない。私が蓮を知らないのは当たり前。知ろうとなんかしてないんだから。私が言いたいのは、桐ヶ谷ちゃんは本当は、蓮の事なんかこれっぽっちも知らないって事。だってあいつを本当に知ってたら、そんな風に好きだなんて言えるわけないから」

 

 芽依さんは、あたしを諭すようにそう言った。

 

「確かに蓮は、桐ヶ谷ちゃんの言う通りで本当は優しいのかもしれない。でも世の中はそんな蓮に全然優しくない。それじゃあ、信念なんてものは簡単に折れる。だから蓮の言葉には重みがないの。薄いの。ペラペラなの」

 

 あたしはそれを黙って聞く事しか出来ない。

 

「だからもし、桐ヶ谷ちゃんが蓮の事を誰よりも知っているのなら、それは上っ面だけを取り繕ったに過ぎない。蓮の本質を、桐ヶ谷ちゃんは何も見えてない。

 〝憧れ〟から〝理解〟は決して生まれない。これは私の持論なんだけど、まさに桐ヶ谷ちゃんってそうだよね。憧れを持つ人は、大抵が自分の理想を押しつける。でも蓮は別に完璧超人なんかじゃない。姉の私から見ると、醜い部分の方が多いぐらい」

 

 そんな事聞きたくない。聞きたくないのに、芽依さんの言葉を無視出来ないのは、心のどこかで紅林君に対して何か引っかかっていたものがあったからなのだろうか。

 

「自分の醜さを自覚してるからか、蓮は周りからよく見られるように意識して立ち回ってる。誰に対しても好意的で友好的。だけど誰に対しても心を開かず、不必要に自分に近づけない」

 

 それは、あたしにも心当たりがある。紅林君は、周りから一歩引いているというか、パーソナルスペースが広いというか。言葉では表し難いのだが、精神的な距離が、ある一定の位置より先まで詰められないのだ。

 

「色々言っちゃったけど、私は結構桐ヶ谷ちゃんの事好きなんだよ。蓮の病室で初めて見た時から、桐ヶ谷ちゃんとは蓮抜きで友達になれるって思ったし。だからこそ、蓮だけはやめてほしい。あいつを好きなままじゃ、桐ヶ谷ちゃんは本当に心からは笑えないよ」

「……芽依さんが言ってる通りなのかもしれない。でも……そんな事ないって、紅林君は芽依さんが思ってるような人じゃないって、信じてるから。この気持ちに、嘘はつきたくないんです」

 

 2年という時間が作った物理的な距離は、少なからずあたし達の関係に影響を与えていたのかもしれない。そんな時に今日、こんな話をされた。陽梨さんにも色々言われたけれど、全てを話してくれるのをずっと待っていられるほど、あたしはまだ大人に成り切れていない。

 

 情けなくなる。自分が好きになった人を信じられない自分が。

 嫌いになりそうだ。紅林君が何かを隠している事を、一々気にしてしまう自分が。

 

 紅林君への不信感がないわけじゃない。でもこれだけは言える。紅林君の事が好きだという気持ちには、一片の曇りもないと。紅林君の事が好きだって、自信を持って言えると。

 

 だからこそ、あたし紅林君自身の口から聞きたい。ちゃんと聞いて、色んな事を知って、もっと好きになりたい。そして、この気持ちをちゃんと言葉にして伝えたい。そう思うんだ。




 無理矢理前向きに終わらせた感がすごい。そして、これから先嫌な予感しかしない。

 今回、途中で芽依の言っていたセリフ──「〝憧れ〟から〝理解〟は決して生まれない」は、BLEACHの愛染のセリフを参考にさせて頂きました。破面の辺りまではとても好きな漫画で、直葉から蓮への気持ちを書く際に、誰かに言わせてみたかったのをアレンジしました。
 このセリフ、ネットでも解釈が二つに分かれているらしいのですが、今作ではそんな感じで使いました。
 オマージュなどは、これからもたまーにやると思います。

 さて、次回からは感情移入するとしないとで感じ方が変わると思います。出来る限り早めに投稿したい。ではまた次回。
 それではっ!

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