遂にクロスオーバー要素出ます。
取り敢えず本編へ。
現在の最前線は第50層。2度目のクウォーターポイントであることから攻略の難航が予想された。
それに伴い、"あいつ"の復活を俺たちは要請しにいくことにした。
「すまないが、私でも彼を連れ戻すのは至難だ」
「いや、連れ戻せ」
「そうですね、こればかりは」
「しかも姉ちゃんが帰ってきてないし!」
「彼も男であるということだろう」
ヒースクリフもずかずか言うようだ。彼とはどういう間柄なのか気になるところでもある。
「本人が居る前で何怪しい会話してんだ」
「「「!?」」」
「おや?昨日の姫君2人はどうした?」
「ん、ベッドでスヤスヤ寝てます」
突然会話に入ってきたのはご本人。まさに噂をすればなんとやら、である。
「ったく、50層だろ?なんとかなるんじゃねえか?俺が作ったときは2、3割が死ぬを目安にクウォーターボスを作ったしな」
「「「それじゃダメだろ(でしょ)!!」」」
「ま、俺は観に行くよ。死人が出そうになったら本気だす。」
「それでよかろう、解散だ」
ヒースクリフが強制的に話を終わらせる。有無を問わないのが『血盟騎士団』流だ。
「俺は今から育成に行く。お前らもついてくるか?ちなみにシオンとランは同行だ」
「「「行く」」」
「おけ、しゅっぱぁつ!」
第50層迷宮区。ここで俺は渡せる技術を全て叩き込んでいく。その相手は―――
「
「おう!せいッ!
「任せてッ!」
「いーねいーね!サイコーだね!さすがカップルは格が違いますなぁ」
どこかずれた評価を下していると敏感な反応を示した者が1人。
「イチカくん!?カタナさん!?」
「?あっ、シオン!?」
「え?シオンちゃん!」
………あぁ、そうだったな、あいつの母さんが…
「まさか、こんなところで会えるなんて!」
「こっちこそ!てことはもしかして副団長は…」
「名前いったろ!何で気付かねえんだよ!」
「あはは、そこがイチカくんらしいのよ」
「くそ、厄介なやつめ、このゲームをクリアしたら絶対に"あれ"の"コア"止めてやる」
「それはやめて!?」
我ながらちょっと高レベルな話を出来た。満足!
「とまあ、話は戻すけどこいつらも参加させたいんだよな、だから俺も行くつもり」
「ま、来るに越したことはないな」
「そうね、本当はジン君1人でやるはずだもんね」
「そりゃねえだろ!?」
アスナさんの毒はかなり強烈な模様。俺に対して効果はバツグンだぁ。
「取り敢えず再開。明日が攻略会議だからな、気合入れて行くぞ」
「「おう(ええ)!」」
俺の『閻魔もびっくり!地獄って温いね訓練』を再開する。狩りまくるだけではあるのだが。………だから荒しじゃないって言ってるでしょ!?
「これより、第50層フロアボス攻略会議を始めます。進行は、毎度のごとくアスナが務めさせて頂きます。」
攻略会議、スタート。
「今回は、第8層攻略以来、チーターが来たので彼に前衛をしてもらいます。その他前衛は回転をいつもより早めにします」
「ねぇ、アスナは俺に何の恨みがあるの?なんかしたっけ?」
「決定事項です。異論は認めません」
「くそっ、こんなの認めねえからな!」
俺はやけになってここを離れた。
そして次の日。
「今回は『血盟騎士団』の副団長に一言貰おうかな」
「え………この鋼鉄の城も遂に半分が制覇された。しかし、苦しいのはここからだろう。そして、ここが最初の難関!ここを突破せんとして何が解放だろうか?我々は目指そう!いつか再び、愛する者たちの元へと帰るために!皆の者行くぞ!我らに天の加護があらんことを!」
『おぉぉぉぉぉ!!!』
「出陣!!」
「お前何なんだ!?」
キリトに不服な評価を頂きつつボス部屋へ全軍がなだれ込む。そして現れるは―――
『グウォォォォォ!!!』
「ドラゴンだぁ!」
まずは先頭で俺が相手の攻撃を…
「そげぶっ」
「ジン!?」
ブレス!忘れてた………
「ブレス、あたると危険!前衛はかわしながらアタックしろ!」
『了解!!』
「ふぅ、ぬっ!」
愛剣『ファントムキラー』を握り直し、走り出す。その時、右方にキラリと光るものが…
「爪か!」
「ふっ!」
ナイスだ、ヒースクリフ。というかあれは―――
「『神聖剣』か。おっ!」
「君もどうかね?」
「んなもん要らねえよッ!」
振り向き様に一閃。そしてソードスキル。
「ぬんッ!」
片手剣重単発スキル『ヴォーパルストライク』は敵を貫いた。相手のHPがガクンと減る。
「よし!フルアタック!」
『おぉぉぉぉ!!!』
全軍が突撃を開始する!と、その時だった。
「ヴォォォォァ!!!」
「聞いたことが…ない!?」
「我々では無い者が作ったようだな」
俺にしか聞こえない程の小さい声でヒースクリフは言った。
と、なると―――
「束さんか、なら装備追加あたりだろ」
「君の結論はそれか、ならそれでいこう」
そしてこの予想は当たった…答えはその斜め上をかすりつつ越えていった。
ビュン!!!
「レールガンかよ!?」
「これは予想外過ぎるな、さすが束だ」
「誉めてる場合とちゃう!」
答えは背中に単発重火力型レールガン、腰に
束「呼んだ?」
博士は後回しだ、今は敵を―――
「レイドヤバくない!?」
「ああ、はっきり言ってヤバい」
「ジン!ヘルプヘルプ!し、死にゅ!」
「全員外に出ろ!!敵を見ながら後退、攻撃を受けたら終わりだと思え!」
ヒースクリフが崩壊するクラスにあの人はヤバい。レイドもとっくに崩壊。
「しゃあねえな、行くぞ!」
「承知した!」
最強、最凶の2人が敵に突っ込む。片方は盾を突き出して走り込む、そしてもう片方は…
「行くぜ、相棒!」
緋色に染まる剣を構え走り出した。
「ふんっ!」
「『ジ・エンペラー』ッッ!!!」
ギンッ!ギンッ!ガンッ!ギャリンッ!ザシュッ!!
「終わったな」
「そのようだな」
「うし、この剣どうすっかな?」
LAの片手剣『エリュシデータ』。真っ黒な刀身で強さは魔剣クラス。ならば。
「おーいキリト、これやるよ」
「えっ終わったのか?っていいのか!」
『勝った!?』
「この剣はキリトのもんだ、俺が持ってちゃ活かせねえからな」
「ありがとよ」
『勝った!勝った!勝った!!』
万歳三唱が如く叫ぶ声が木霊する中、1人冷静な人がいた。
「ねぇ………ジン君?『ジ・エンペラー』って何?」
「あ、アスナさん?目が笑ってないんですけど」
「あんな隠し玉まであって?それでボス攻略しない?許されると思うの?ここの皆は帰りたいはずだよ?それで一番強い人が、攻略不参加?サボり?」
「アスナさんの凶気オーラがヤバい!死ぬ!」
「反省しなさいッ!!」
「ひ、ひえぇぇぇぇ!?」
情けない声を出しながら俺は殴られる。そこで意識はパッツンといった。
………今度は対アスナスキルを極めないと―――
「解ってくれた?あれは強いスキルなんだけど、それの発動には手間が…」
「もうわかったわよ、つまり君は今度から攻略参加してくれるのね」
「は?」
―――それは不可能なようだ。
ジン君……強すぎないですか?(2回目)
そして登場したのは
「束さんだよ!」
これは主人公そのままにIS編も作るつもりなので。
それではまた次話で。ありがとうございました!