自分的には早めの投稿ができているのでは無いでしょうか?週三回を目標にしております。
早速本編へ、どうぞ!
ギルドを作れるようになった第3層を越え、現在は、もう第8層が最前線である。ボス攻略でも死者は出ておらず、現在は最強といわれる俺たち『黒閃義勇団』、それに次ぐ『アインクラッド解放隊』、『ドラゴンナイツ』がクリアを目指す人達、通称『攻略組』の要である。そして謎の『血盟騎士団』が第8層から参加し始めるということらしい。かなりの少人数だそうだ。それで今は、その第8層フロアボス攻略会議をしているところである。
「以上が、フロアボスについてです。次に今回から攻略に参加する、ギルド『血盟騎士団』より、挨拶を頂戴します。」
司会をするアスナが指した先には、威圧感のある壮年の男が立っていた。
「ご紹介に預かった、ギルド『血盟騎士団』団長、ヒースクリフ。副団長は表舞台に出たくないという事で来ていないが了承願いたい。よろしく頼む。」
言葉の1つ1つに重みがある。来ているのは1パーティーだが、その中に副団長とやらはいないようだ。俺はその副団長に会ってみたいと思った。
そして、会議は解散となった。
「おい、団長が帰ったぞ。ほら喜べよ。」
「ヒースクリフ団長さんや、あんさんがネタに走るとは思わんかったわ。」
「君も大概ではないかね?ジンくん。」
他愛もない会話が飛び交う2人の間には、互いに信頼していると共に、ここにいる全員に対する信頼も見えていた。何せ俺は命を狙われかねないのである。それを、ギルドメンバーの自分含め全員、10名に言ってあるが、彼らは俺を殺しには来ない。なので自然と信頼するのである。次の朝は。
「ダイゼンさんや、ボス攻略の予算の余りはメンバー訓練に回してくれ。」
「わかっとります。教育係は副団長、命大事ですからな!」
「それで首が飛ぶかもしれないぞ、ダイゼンくん。気を付けたまえ。」
「俺でもそんな無慈悲じゃねえよ。」
俺の仕事は表に出ない代わりに、プレイヤー育成に携わることである。今鍛えているのは3人。
「おはようございます!ジンさん!今日も訓練お願いします!」
「おはようです、副団長。早く攻略に参加したいです。」
「おはようッス、先輩。今日も頑張りまッス。」
片手剣使いのナナ、両手斧使いのスバル、両手剣使いのタロウだ。……最後の奴は名前がちょっと残念だが気にしない。
「おう。今日は久しぶりに迷宮区でやるか。」
「「「はい(ッス)!」」」
明日のボス戦は俺達には関係無いので、ちゃっちゃっとレベリングするだけだ。彼らは、ヒースクリフが選んだだけあってプレイヤースキルが高い。なのでレベリングをすれば更に高みに行けるというわけだ。彼らのレベルは10を越えた辺りなので、レベリング目標は+5とした。
「よし、準備いいな?行くぞ!」
「「「了解(です)(ッス)!!」」」
第8層迷宮区。ボス戦前の最終日となっても、俺とユウキ、ラン、そしてシオンはレベリングに来ていた。ちなみにアスナは、副団長の仕事が忙しいらしく来ていない。なのにレベルはトップクラスとは……謎である。そんな時、奥の方で戦う音が聞こえた。
「俺達以外にレベリングとかしてるやついたのか。」
「そうだね。」
「でも普通じゃないかな?ボス攻略のためでしょ?」
「そうですね。だと思います。」
「そうか。」
そんな事を話していた時、驚愕が俺達を襲った。
『副団長、休憩しませんか?』
『そうッスね、先輩。』
『ああ、そうするか。取り敢えずあそこの安地まで行こう。』
『わかりました、
「………は?
「ねぇ、今…!」
「確かに、聞こえました……!」
「嘘……まさか……!」
4人は駆け出した。そして───
「「「「ジン(さん)!?」」」」
「なぬ!?」
いや、ホントになぬ!?なんだけど。どうしようか。
「ジンさん、この人達は?」
「あ、ああ、この人達はかの有名な『黒閃義勇団』のトップメンバーたちだ。」
「本当ですか!?団長や副団長のライバルじゃないですか!?」
「マジッスか!先輩、最期までお供しやス。」
「ちょっと静かに。」
一旦部下を黙らせる。そして。
「んで、何が聞きたい?」
「お前、今まで何してた?」
「その人たち誰?」
「副団長ってどういうことですか?」
「ジンは何のつもりだったの?」
「お、おう。キリト、俺は鍛えてた。レベルは50を越えた。ユウキ、こいつらは『血盟騎士団』のメンバーだ。ラン、俺が『血盟騎士団』副団長だ。そしてシオン。本当に申し訳ない。罰は潔く受けよう。以上だ。」
「「「「はぁぁぁぁぁ!?」」」」
彼らには衝撃が大きかったらしい。なので。
「ほい、今日の昼はフリーベンのNPCレストラン、『星屑屋』のサンドイッチだ。高かったから味わって食べるように。」
「はい(です)(ッス)!」
「「「「ちょっと待て(待って)!(下さい!)(よ!)」」」」
スルーしようとしたのに………ちくせう。
「お前レベル50だと!?」
「ああ。」
「ジンが『血盟騎士団』メンバー!?」
「ああ。」
「ジンさんギルドの副団長なんですか!?」
「ああ。」
「ジンへの罰は添い寝でいいね!!」
「ああ。………ああ!?」
1人だけヤバイこといってるよ!まあ、いいけど。
「すいません、あなた今なんて?」
「ん、私?ただジンと一緒に寝たいって……?」
「それです!何のつもりですか!?」
「えぇ!?………ジン?」
「ハッ!?違う違う違う!誤解だぁ!」
ちょっとナナさん?何考えてたの?もしかして?いや、俺はシオン一本なんだ。すまない!
「そう、ですよね。こんなに格好いい人に相手が居ないはずがないですよね……ぅぅ。」
「ご、ごめんね?話を聞いていると思ってた私が悪いね、ごめんなさい。」
「いえ、いいんです。それでもジンさんは憧れの人ですから。」
「良かったな、ジン!俺じゃなれないぜ!」
「うっせ。」
もういいよね。早く切り上げたい。あ、ラッキー!もう時間だわ。これはうちの部下がやってくれる。
「定時なので帰らせていただきます。話はギルドホームにてお聞きしますので、それでは。」
ナイス、スバル!君のファインプレーは評価に価するよ。
「そういうことだ。また後で、な。行くぞ。」
「「「はい(です)(ッス)!」」」
後ろから待ての声が響くのも聞かず、俺達血盟騎士団はさっさとフリーベンのギルドホームに帰った。
「「「ただいま帰りました!」」」
「ノルマ達成どころか皆20レベルになった。」
「そうか、ジンくん、ナナくん、スバルくん、タロウくん。帰って早々だが君たち4人には言わなきゃならんことがある。」
「ん、どうした?」
「『黒閃義勇団』より、君たち4人の攻略参加を要請された。」
「なぬ!?」
「しかもトップの5人の署名入りの書類を受け取らされたよ。さらにあの子が持ってきた。」
「マジかー!?………どうする?」
「ジンさんに任せます!」
「右に同じです。」
「そうッスね。そうしまッス。」
「どうするかい?ジンくん。」
「うーむ……。」
あいつらの要請に乗らなかったら多分非難は免れない。でも第1層の時に『俺を殺せ』と言ってしまった手前、公衆の面前に立つのは余り気が乗らないのは事実だ。しかし相手の1人、"あの子"は俺にとっては恋人、目の前のヒースクリフに至っては実の娘なのだ。その時点で葛藤なんて吹き飛ばす。俺の腹は決まった。
「行こう。」
「そうか。信じていたよ。君たちにもはじめてのボス攻略に早く参加させたいところだったからね。パーティーはどうしようか。」
「俺達4人と、その場で2人、かな。居ないなら4人でやるさ。できるだろ?」
「はい!(もちろんです!)(余裕ッス!)」
「そうか。ならそうしよう。ではこれで解散としてくれ、遅くなってすまなかったな。」
「いや、構わないさ。うし、解散!」
「「「ありがとうございました(ッス)!!」」」
その晩。俺は欲との一大決戦に望んでいた。
「ジン………今夜はずっと一緒だね。」
「………結局、こうなるのか………。」
第五話でした!自信作です!
今回はよく書けたと自分を褒め称えたい。
オリキャラ出してみました。
・イメージ
ナナはサチ+シリカという感じですかね?
スバルは整合騎士に居そうな感じ。
タロウは………?
一応比嘉さん辺りでしょうか。
それでは次、第六話で。ありがとうございました!