黒円卓の聖杯戦争   作:tonton

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「紗幕」

 

 

 

 日中、日がもうじき真上に上ろうかという頃、教会での激突が離れたこの場でも感じられる程に魔力の淀みは強い。一般人には違和感程度にしか感じられないだろうが、魔道に精通した、あるいは過敏なものなら容易に気付くというもの。

 

 つまり、戦いはもう始まっているのだ。

 

「……だというのに」

 

 新都の一角、有り触れた街区公園で、セイバーは主を護衛しながら内心歯噛みをしていた。

 というのも――

 

「へぇーそうなの、じゃあ今度から貴女はお姉ちゃんになるのね」

 

 何故か、自身の主が迷子を保護した為に、ここで足止めを余儀なくされた現状に嘆いていたからだ。

 

 キャスター討伐の旨を聞いて城を後にしたのが早朝、朝食を済ませた後だ。そこは良い。主の行動には一定の理解はしているし、何より城で“外の世界”を見た事が無い彼女に、一般の生活というものに触れてもらいたいという気持ちも確かに自身にあったのだから。

 だがこれは少々話が違うと声に出して抗議しても不義にはならない筈だと、そう理解しながらセイバーはその槌を必死に止める。

 

「うんーあのねおとーさんとおかーさんがね、このあいだびょーいんから帰ってきておしえてくれたの! おとうとができるのよって!」

 

「そっかーそれは楽しみね」

 

 そう、仮にも生前は士官でもあった自分が子供の前で抗議など、みっともない真似は出来ようか―――いや、だがしかしと自問自答に陥るセイバー。傍から見れば怪しい人全開であるが、触れぬ何とやらが今の世の常である。

 

「? おねーちゃんどうしたの? おなかいたい?」

 

 が、幼い少女にそのような論理が立ちはだかる筈もなく、いとも簡単にセイバーの前で小首を傾げている。

 思わず別の意味で身悶えそうになる彼女。曰く、あの生き物は反則だとか持ちかえっても私は悪くないだろうとかなんとか。

 

「え、えー……と、そんな事はないんだけど、心配させちゃったかな? ごめんね」

 

 何とか対面を取り繕った彼女は、視線を少女に合わせて頭を撫でる。この年頃の子供は警戒心が薄いのか、されるがままで、撫で付けられる猫のように目を細めている姿が小動物チックだ。

 加えて、どこか誇らしげに胸を張っているあたりも微笑ましい。

 

「おかーさんがいってたのっ。あなたはもうすぐおねーちゃんになるんだから、しっかりしなきゃだめよって」

 

 意地を張るという行為はあまり褒められたものではないが、この娘の気持ちはきっと尊重されるべきものだ。

 とても真直ぐなその魂の在り方に、少々目を逸らしそうになるが――やめよう。この出会いに抱いた気持ちは、何かになろうと邁進する眩しさは尊いものであると、それだけで十分の筈だ。そこに何かと理屈をつけて貶めたり卑屈になるのは無粋極まりない。

 などとセイバーがしんみりとしていると―――

 

「そっかーじゃあ、お姉さんがおまじないしてあげるわね」

 

 横から彼女の主の手が伸び、少女を抱きかかえにかかった。

 これにはさすがに驚いて抵抗しかけて少女だったが、アイリスフィールの言葉に関心を取られたようで、その大きな目をパチクリとさせて頭上を見上げている。

 

「おまじない?」

 

「そ。これでもおねーさん魔法使いなのよ?」

 

「え、あ、アイリスフィール?」

 

 それは流石にまずいだろうと止めにかかるセイバー。だが、アイリスフィールはそんな従者の心配もよそに、大丈夫だからと視線で微笑み返す。答えにもなっていないその表情に最近弱いと自覚しているセイバーだが、自覚しつつも止められないのだからかなり深刻な問題かもしれない。

 そうこうしている内に、アイリスフィールは魔法、魔術を少女にかけていく。

 

 元々人ならざる者、ホムンクルスである彼女は魔術の素養が産まれながら一定水準値に達している。魔術を学ぶ工程を経ずとも既に習得していて、いうなればPCに近い状態だ。前のシステムを継承し、より使いやすく、アップグレードするのが通常の魔術師なら、ホムンクルスは既製品、出来合いのPCという事になる。どちらが将来的に性能が高まる、或いは使用者への適応・応用力が高いと言えば前者であるが、その成長するまでの膨大なコスト、時間を考えれば後者の優秀さは理解できるだろう。

 

「あ、コレは秘密ね。おかーさんとか他の人にばれちゃうと効果が無くなるから、気を付けるよーに」

 

 だが、いくら性能がよかろうと根底にあるルールを無視していいわけがない。セイバーは魔術師ではないが、その世界がどういうものであるか程度は知っているつもりだ。一応、見た感じ一般人である少女を害する様子はないのは一安心だが。いや、彼女の人柄を考えればそういう心配はないのだろうが――いくらなんでもこんな真昼に、しかも堂々と使用するのは問題にすぎるだろう。

 

「むむむ~」

 

 気の抜ける掛け声だが、施行される魔術は掛け値なしに本物だ。とても何も知らない者に使うようなものではない。もし―――これが少女に危害を加える目的だったなら、如何にセイバーといえどもマスターを制止していただろう。

 要するに、セイバーにはその魔術の中身が見えていたと事で―――

 

「ハイ! これで大丈夫よ。約束、守れるかな?」

 

 あまりにもあっけなかったのか、少女はまたも目をパチクリと数回瞬きをしたが、自己の中で納得がいったのか嬉しそうに笑って指を差し出す。それは指切りのジェスチャーだが、生憎と馴染みの無いアイリスフォールは少々困惑気味だった。

 見かねたセイバーがそっと耳打ちし、これもおまじないの一つなのかと納得して少女の小指に自分の小指を絡めた。

 

「ゆーびキーりげんまーん――」

 

「嘘付いたらー針千本飲ーますっ」

 

「ゆーびっきった!」

 

 見た目は――いや見たとおりに面倒見の良い女性が少女と戯れている構図だ。

 少女は魔術など知りもしないだろうが、“魔法”をかけてもらったという事実に感極まっているのか、はち切れんばかりの笑顔でご満悦だった。

 

「フフ。さあ、お家でお母さんが待ってるわよ――頑張ってね、お姉ちゃん」

 

「あ、うん! バイバイーっ」

 

 無邪気に全力で、2回3回と振り返って手を振る姿は天真爛漫さを絵に書いたようで、それはそれで微笑ましいものであったが―――その彼女の姿が見えなくなったのを確認して、セイバーは不義を承知で主に詰問した。

 先程の魔術、アレは対象の記憶を操作する類の暗示系の魔術だ。彼女の性格を考えれば何か思う所はある筈で、だからこそセイバーは明確にしておきたかったのだが。

 

「……アイリスフォール、先程の―――」

 

「――あの娘、自分の姉が行方不明になってるのよ」

 

 だが、その言葉に追及の矢は失速する。少女がこんな時間に一人でいる事、それだけならまだ理由がつきそうなものの、発見時に視線や陰鬱としていた雰囲気など、不可解な点が点で結ばれていく。

 

「記憶をね、軽く覗いたの。見つけていた時にフラフラしていた時の表情に魔力の残留具合、術処理を施されて適合しなかった者特有の反応だったから―――多分、今回の失踪事件の被害者の家族だわ」

 

 つまり、今回のキャスターとそのマスターによる“失踪事件”と、それに伴う緊急処置を施された事によるものだろう。そして恐らく、記憶を操作する程の処置がとられるという事は、多分、確実にその失踪した“姉”の安否というのは―――

 

「―――、そんな娘までっ」

 

「辛いでしょうけど、記憶が残留する方がもっとつらいでしょうから。あの年頃じゃ特にね」

 

 それ故に彼女は車を止めて駆け寄ったのだろう。確かに、アイリスフィールと接する内に最初の暗さが薄れ、少女は年相応の無邪気な笑顔を取り戻していた。

 ――だが、それは本来そうあった物で、それが奪われたという事。聖杯戦争の犠牲者をこうして目のあたりにすると、その重さに焦燥感にかられる。自身の無力さと、アレを野放しにしてしまった事によるこの結果にだ。

 物事に、“もしも”が無いのは重々承知しているが―――それで割り切れる正確なら、そもそも彼女はこの地にサーヴァントとして呼ばれていない。

 過去を覆したいと、そう思うのは彼女の罪に対する償いなのだから。

 

「監督役というのも万能じゃないわ。一応、不具合を起こしてた部分は最適化したからもう大丈夫だと思うけど……あの子も、あんな風に忘れてくれるのかしらね」

 

 憤るセイバーに声をかけていた主の言葉にふと顔を上げた彼女は、アイリスフィールの視線が走り去った少女の方向に向けられている事に気づく。いや、この場合、彼女がさす“あの子”とは、先程の少女ではなく、同じ年頃だからこそ彷彿とさせたのだろう。

 

 

 そう―――

 

 

『ねぇ、セイバーはおかあさまたちといっしょにニッポンにいくんだよね?』

 

 

 雪に染まった冬の城で、一度だけ言葉を交わした幼子の事を。

 

 

「アイリスフィール―――自分はっ」

 

 極東のこの地、戦地に赴くにあたって一人城に残してきた愛娘。心配をしないわけがないだろう。不安で無いわけがないだろう。

 脱落イコ-ルが限りなく死である戦場に赴いて、次がいつ会えるかもわからないというのだ。しかも、冬木に呼ばれた英霊達はいずれも曲者揃い。だからこの彼女の不安は、つまるところ従者である自分の不甲斐なさに起因する。

 故に即座に謝罪の旨を伝えようとしたセイバーだったが―――仮初の主であるアイリスフィールは、その先の言葉を知っているかのように、セイバーの唇に指を当てて押し止める。

 まるで今自分が零した弱音がとても忌むべきものだとでもいうように。悲痛を隠そうと歪むその笑顔が、余計につらい。

 

「さ、これ以上犠牲者を出さない為にも、私達も行動を再開しましょうかっ」

 

「―――そうですね」

 

 だがしかし、そこに触れたくないと切り替えるなら、それに付き合うのが騎士というものだろう。

 立ち上がろうとした彼女を、セイバーは騎士の礼をもってその手をとりエスコートする。戦場に彼女を伴うのはいまだ反対というのがセイバーの変わらない信条ではあるが――彼女は身の丈以上に高望みも行き過ぎた行動をする事もなく、向上を常に心がけている。その魂の在り方に、その姿を尊重したいと思うからこそ、セイバーはもう口に出して進言する事はない。

 

 自身の経験と直感から、これから挑む戦場で誰かが散ると告げている。 

 激突を感じさせる魔力の余波が彼女の肌を突き刺すようにして、その推測はより確かなものになっていく。だから、油断も邁進もあり得ないと気を引締め、彼女はハンドルを握る。

 

 

『―――やくそく! イリヤ、もうっわがままも言わないから―――』

 

 あの日の約束を、確かに守るために―――度重なった決意に、心を鋼として見据える戦地に車体を走らせる。

 

 

 よってこれより、彼女達の舞台もこの時をもって動き出す。

 望もうとと望むまいと、戦場は生贄を欲しているが為に。

 ひた走る彼女達の羅針盤は、一つの連絡によって、戦火の中心に放り込まれる。

 

 

 

 

 

 「―――っ、もう少し……追っ手は――ないみたい、ね」

 

 所は変わってそこは日の光も刺さない薄闇。

 周囲を円状に形作られた細い道が長々続くそこには水を感じさせる音が耳を撫で付けるが、鼻につく臭いがその爽やかである筈の印象を粉微塵にしている。

 そう、此処は冬木の地下深く、街のライフラインである地下水道、未遠側への排水溝だ。

 

 湿気が充満するこの場所を牛歩するのは―――キャスターだ。

 件の襲撃で最良地である教会を手にしながら彼女が何故こんな所にと思うかもしれないが、その右肩、肩口が大きく抉られ、辛うじて腕が繋がっている様から推察は出来る。つまり、コレは彼女が現在進行形で敗走中という事である。

 その傷に受けた一撃は対象を枯死させる魔技によるものだが、彼女は自らの肉体、傷口のみを即座に切り落とす事によって事なきを得た。もし、これに僅かでも躊躇していたら、あの“死森の薔薇騎士”の影響下に晒されれば瞬く間に枯死していただろう。

 その点ではこの程度で済んでいるあたり行幸なのか――いや、傷口を見ると既に流血は収まっており、よく見ると傷口が内側から蠢いている。つまり、欠損した状態から、正常な状態へと細胞が戻ろうとしているのだ。 再生と言えば聞こえは良いが、こうまで来ると生き汚いというべき領域だろう。

 だが、なんと罵られようと彼女は死ぬ訳にはいかない。いいや、死ねないのだ。

 

「――ここまでくれば……ぁくっ」

 

 無事な左肩に乗せていた物、主であった龍之介を開けた空間で落ちつける為にそっと寝かせる。

 今となってはこの地での主など知った事ではないというのが彼女の正直な感想だが、それでも気になったのだ。理屈ではないのだろう。

 そう無理矢理結論づけ、自身も腰を付けると途端に痛みが彼女の意識を狩り取りにかかる。

 魔術によって、本来かかる筈の傷による制約、体の負担を最低限にして無理矢理ここまで逃走し続けたのだ。寧ろ、人一人背負ってここまで来たのが奇跡に等しい。

 

 だが、そんな痛みも、今の彼女には心底どうでもいい些末事だった。

 

「気のせいなんかじゃない――そうよおかしいのよ」

 

 なんで誰も気づかないのか。

 なんで皆が全員受け入れているのか。

 なんで自分だけその束縛から逃れられたのか。

 

 疑問はグルグルと頭を駆け巡り、思考は一点に集約されていく。だがそれこそありえないと、認められるかとキャスターはその答えを投げ捨てる。

 

「“冬木”なんて、私はしらないっ、“聖杯戦争”だってあるなら“魔女”の私が知らない筈がないのよ――なのになんでっ」

 

 何故この地で起きる事は彼女の知識に符合しないのか―――

 

 自信を“魔女”と称した彼女の言葉は、その実誇張も偽りもない事実である。嘘か真か、この童女が実際には三桁に及ぶ歴史の生き証人であるとしたら、その言葉は現実をおびはしないだろうか。

 延命に延命を重ねた人の皮を被った魔人。他人の生を糧に永らえる者。言葉は多々あれ、知識という面で、彼女を超える者などそうはいない。記憶というメモリーに限界がある人の機能、だがもし、人工的にその容量を拡大し、遥かな時を生きたのだとしたら、それは誰にも追い抜く事が出来ないという事になる。

 故に、だからこそ彼女は困惑するのだ。

 

 ―――此処はどこだと。

 

 切っ掛け、それこそ違和感は確かにあったかもしれない。だがその時自分は知らず忘却した。正確には、その事実に行き当たった瞬間に意識から抜け落ちていたのだ。

 だから、直接的な原因とは、まず間違いなくランサーの“宝具”による一撃。そして恐らくは―――

 

「は、ハハハ―――皮肉も、此処まで来ると行き過ぎてるわね。魔女が教会で処刑されるとか、今時、流行らないのよっ」

 

 自らの死に因縁深い場所で“死に触れた事”。だから、彼女はこうして否定しながらも急速に記憶を取り戻している。

 それは徹夜明けの疲れ切った頭で大量の映像を記憶野で受け止める行為だ。ハッキリいって重症の体に塩どころか塩酸を浴びせられるように感じるだろう。

 つまり、彼女に拒否権はなく、只管に映像に蹂躙される行為に等しい。

 そして、だからか、その一方的な脳内処理が終われば――彼女は捨て去ったはずの答えを手に取らざるおえなくなる。

 

「でも、そうかそうよねそれしかない―――■■■・■■■■! やっぱりアンタしかいないわよね」

 

 それこそが、その感情。黒い怨鎖こそ彼女の行動原理。

 古い古い――それこそ彼女が魔道に墜ちた最古の記憶で、その気持ちが根深かったからこそ、彼女は今日まであり続けられた。

 

 だが、その記憶、答えを得たからこそ彼女が奮い立ったかといえば、否である。

 

 もしこの記憶のノイズがキャスターの想像通りなら、その怨敵の規格外さをまざまざと見せつけられたという事なのだから。

 

「ありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえない――――なんでっ、よりにもよってなんでそんなところにアンタがいるのよ!!」

 

 錯乱した彼女は頭を抱え、長く赤いその髪を乱暴に振り乱す。

 ともすれば肌を掻き毟りかねない程に狂乱している彼女、その姿に、これまで相対したもの全てを嘲っていたあの相貌は窺い知れない。

 

 見るからに余裕が無い、一般的にも近寄りがたいヒステリックを起こしていたが――そんな場所で、退かい眠りについていた彼も、こう騒がしくては瞳を開かざるおえなかっただろう。

 

「―――んぁ……あ、姐さん?」

 

「!?」

 

 だが自己の世界に陥っていた彼女はにとって、龍之介を正確に認識したのはその時が初めてである。自身がこの場所に引きずってきた事など忘れ去ったと言わんばかりにその表情は虚を突かれた態だったが。

 その目覚めによって、彼女は現実に向き合う事を余儀なくされる。

 

 それが幸か不幸かであるかは―――まさに神のみぞ知るというやつだろう。

 

 

 

 

 






 どうもー最新話投稿しましたtontonです!
 今回のお話、如何だったでしょうか?
 伏字も施していますが、いや、解る人には効果が無いとわかっているのですがね? 物語の都合上こうなるんです。ほら、まだほかのキャラクターは忘却(ここではそう呼称)したままですからね(白目

 てなわけで、その理を垣間見たキャスターが今後どうなるか、決意を新たにしたセイバーさんがどうなるのかっ
 というか他の陣営出番まだかと机バンしたそこの方、もうしばらくですので少々お待ちください。
 この後のお話もそれほど間を空けないつもりですので、どうかそれまで今後の展開を楽しみに待っていただければ幸いです。

 では、短いですが今回はこの辺で、また感想や意見等、どんな些細な事でも構いません。頂いたご意見は一つ一つ有難く読ませて頂いておりますので、気が向かれましたら一つ頂けると作者的には嬉しいです。

 それでは今度こそこの辺りで失礼を。
 お疲れ様でした!!


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